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回想等
呼び捨ての理由(歩み寄り5より)※BL要素若干強め、ご注意ください。
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それはライアナが即位して間もない頃のこと。
シェルミーユは皮肉を込めてライアナを国王と呼び続けた時期があった。
ライアナはシェルミーユに名で呼ぶよう散々訴え懇願したがシェルミーユは聞く耳を持たず、シェルミーユに名を呼ばれなくなったことでライアナは不機嫌になり、臣下達が怯える日々が続いていた。
シェルミーユがライアナを名前で呼ばなくなって1ヶ月が経とうとしていたある朝、ライアナは深刻そうな顔をしてシェルミーユに言った。
「シェルミーユ、俺は例え国王の身分であろうと、お前からはいつでも名前で呼んで欲しいのだ」
「なぜ? 国王なのだから国王でよいだろ?」
「どうしてもダメか?」
「断る」
シェルミーユは冷たく返した。
ライアナは一瞬口を噤み、そして深いため息をついた。
「……そう、俺はこの国の王だ」
ライアナがそう俯いて言ったとき、シェルミーユは正直勝ったと思った。気持ちがスカッとしたのだ。
しかし、ライアナは良く通る声ではっきりと言った。
「そしてシェルミーユ。お前は俺の正妻、王妃だ」
その言葉はシェルミーユの顔をひきつらせた。
ライアナはギラついた笑みをシェルミーユ向け、さらに続ける。
「王妃は国王の子を生まねばな……」
「私に子など出来る訳がないだろ」
ライアナがシェルミーユににじり寄ると、シェルミーユは間隔をとろうと後退する。
「そんなことはわかっている。だが、まぐわうことは出来る。俺を癒すことも王妃の役目――」
ライアナはシェルミーユを壁際まで追い込むと、抗うシェルミーユを抱えあげ、寝室へと向かった。
「公務は――」
「そんなこと、お前が気にすることではない」
ライアナはシェルミーユを優しくベッドに下ろし、シェルミーユの両足の間に己の体をあてがうようにして覆いかぶさる。
シェルミーユは少し震えていたが、ライアナはあえて気付かないふりをした。
ライアナは後には引けなかった。ここで許してしまっては2度と名を呼んでもらえないかもしれない……そう思うのが半分と、震えるシェルミーユに欲情して今にも理性が吹き飛びそうなのが半分だ。
ライアナの吐息がシェルミーユの首筋にかかるとシェルミーユは息をつまらせた。
ライアナはシェルミーユの心拍数が上昇していくのを感じ、堪らなく切なくなる。
(あぁ無理だ、我慢できない)
ライアナはシェルミーユの首筋を舐めあげると同時に、下肢の方へ手を忍ばせた。
「ひっ……」
シェルミーユが小さく声をあげる。まぶたをきつく閉じ、羞恥に滲む涙がまつげを濡らしている。ライアナはのどを鳴らした。
「王妃よ、俺を癒しておくれ」
ライアナはシェルミーユの首筋をきつく吸い上げ、胸元へと舌を這わせる。
「――っ」
再びシェルミーユの息がつまる。
ライアナがシェルミーユの淡い桃色の胸の飾りを舌で転がすと、シェルミーユは無意識にもぞもぞとライアナへ脚をすり寄せ始める。
(もう感じているのだな、シェルミーユ)
ライアナは即位したその日から昼夜問わず時間さえあればシェルミーユを抱き続けてきた。そのせいか、もともと敏感だったシェルミーユは、さらに快感に弱くなってしまった。
「んんっ――」
それでも自尊心から強がるシェルミーユは、己を律し乱れまいとする。その痴態が余計艶かしいのだが本人は自覚していない。ライアナは自分しか見ることのないシェルミーユのその姿を言及するまでもなく、そのままに楽しんでいた。
(いやらしく可愛いシェルミーユ、此度はもっと乱れてもらうぞ。理性など消し去ってやる。故に覚悟しろ)
ライアナは悪い笑みを浮かべるとシェルミーユの胸の飾りをきつく吸い上げた。
「ひぁっ――」
シェルミーユが固まる。己の出した声に恥じているのだ。
「王妃よ、魅力的な声で鳴くではないか。もっともっと鳴いて聴かせておくれ」
ライアナは少し意地悪に囁いた。
シェルミーユは小刻みに震えながら涙目でライアナを睨むしか出来なかった。今声を発してしまえばおそらく嬌声しかでない。
「いい目だ」
ライアナは目を細めて口端を上げる。下肢にのびた手はシェルミーユの秘部にあてがわれ、焦らすように、円を描くようになぞっている。秘部に咲く花の蕾はシェルミーユの思いとは裏腹にヒクヒクと疼き、ライアナの指をくわえようとしている。
シェルミーユが口端を噛み耐えようとすると、ライアナは中指をズブッと奥まで挿入した。シェルミーユがその衝撃で口が弛んだのを確認し、指先を曲げ、シェルミーユの敏感なところを的確に攻めながら激しく抜き挿しを繰り返す。
「ひっ、やっはぁっ――あぁっ」
ガクガクと体が痙攣し脚を閉じようにもライアナに押さえ込まれてどうにもならないシェルミーユは、抗う間も無く快感だけが下腹部から全身に広がっていき、喘ぎ声を抑えることが出来ない。
そして、シェルミーユはあっけなく果ててしまった。
「……うぅ……っ」
悔しくて恥ずかしくて、シェルミーユの瞳から涙が溢れる。ライアナはシェルミーユから指を抜き、涙に舌を這わせながら赤黒く猛り凶器と化した己自身をシェルミーユにあてがい、優しく囁く。
「王妃よ、存分に鳴け」
ライアナの熱を秘部に感じとったシェルミーユが硬直するもライアナはお構いなしに一気に挿入し、抜き挿しを繰り返す。
毎度ながらシェルミーユはライアナのその嵩に全てを持ってかれそうになる。
初めこそ痛みも感じていたが、抱かれ続けたこの体では苦しいほどの抗いがたい快感だけがシェルミーユを追い詰めていく。
「やだっ、やだやだっ……やめっあっあぁっ――っ」
1度精を放ってしまったシェルミーユの体はさらに感度を増し、なんの防御力も持たない。
ただただ無防備に快感に耐え、喘ぐしかなくなる。シェルミーユの口から蜜が零れる。ライアナが一層動きを激しくし、人一倍奥に叩きつけると、シェルミーユは弓なりに反り2度目の精を吐いた。
「いやらしい身体だな。2度も精を吐いたというのに、まだ俺をくわえて離そうとしない」
「ちがっ、……違う、私は――」
「違わないだろ?」
再びライアナが動き出す。
「ひっ、あっ……やめて、やめっ」
「やめない、自覚しろ。お前は俺の王妃だ」
「やっ……んんっ、ゆるっ許し…」
許してくれ、シェルミーユがそう言おうとしたところをライアナは噛みつくような口付けで口を塞ぐ。
シェルミーユが息も絶え絶えにライアナを見上げるとライアナは嗜虐心の炎と情欲の炎を宿した眼でシェルミーユに微笑んで言った。
「許さない」
シェルミーユは終わりの見えない快楽地獄に絶望した。このままでは廃人になってしまうかもしれないと恐怖したその時、ライアナがシェルミーユの耳元で囁いた。
「俺の名は?」
シェルミーユは呆気にとられた。
(名? 名を呼べば許してくれるのか?)
シェルミーユは瞬時希望を見いだした。しかし、ここでまた自尊心が邪魔をする。ライアナのいいようにされるのは悔しい。
「国王よ、お前の名など忘れたわ」
ライアナは一瞬目を見開き、傷ついた顔をしたが、自虐的な笑みをシェルミーユに向けた。
「そうか、忘れたか……。では思い出させてやろう」
ライアナがゆるゆると動かしていた腰を再び激しく動かし始める。
「あっあっ……ひぅっ」
「いつまで……、その虚勢が持つか、楽しみだ。王妃よ、時間はたっぷりある。俺を楽しませてくれ」
ライアナは食事の時でさえシェルミーユを放さず、シェルミーユをほぼ不眠不休で執拗に攻め続けた。
そしてとうとう理性の限界を迎え頭の中が真っ白になったシェルミーユが、呂律の回らない舌でライアナの名を呼んだような声を出したところで、ようやくライアナは攻めることをやめた。
「シェルミーユ、如何なる時もお前は俺を呼ぶ時は名で呼べ。称号で呼ぶことは許さん、敬称も不要だ。よいな?」
ライアナは、攻め苦ともいえる快感に疲労困憊のシェルミーユの頬を撫でながら、ツヤツヤとした顔で微笑んで言った。
一時的に全身が性感帯と化したシェルミーユは、呼吸もままならず、ライアナが頬を撫でるだけでも敏感に感じてしまい、頭を振ることすら出来なかった。
時は1週間ほど過ぎていた。
ライアナに解放された瞬間、シェルミーユは意識を手放す。
ライアナは情事の後始末をし、シェルミーユを湯殿に連れて行き全て綺麗にした後、上機嫌で公務に出掛けていった。
シェルミーユは先程までの乱れ具合が嘘のように綺麗に整えられたベッドで、1日中死んだように眠り続けた。
今回の出来事以来シェルミーユはライアナの目の前で彼のことを名以外で呼ぶことは無くなった。
2人が王宮に引き籠った1週間の間、王宮付近では前屈みになった兵士や臣下が多数目撃されているが、その間のことは誰も語ろうとしなかった。
ただ暫くの間、「雲雀様が……」「鳴き声が……」と、宮殿内で譫言のように呟く者が後を断たなかったという。
シェルミーユは皮肉を込めてライアナを国王と呼び続けた時期があった。
ライアナはシェルミーユに名で呼ぶよう散々訴え懇願したがシェルミーユは聞く耳を持たず、シェルミーユに名を呼ばれなくなったことでライアナは不機嫌になり、臣下達が怯える日々が続いていた。
シェルミーユがライアナを名前で呼ばなくなって1ヶ月が経とうとしていたある朝、ライアナは深刻そうな顔をしてシェルミーユに言った。
「シェルミーユ、俺は例え国王の身分であろうと、お前からはいつでも名前で呼んで欲しいのだ」
「なぜ? 国王なのだから国王でよいだろ?」
「どうしてもダメか?」
「断る」
シェルミーユは冷たく返した。
ライアナは一瞬口を噤み、そして深いため息をついた。
「……そう、俺はこの国の王だ」
ライアナがそう俯いて言ったとき、シェルミーユは正直勝ったと思った。気持ちがスカッとしたのだ。
しかし、ライアナは良く通る声ではっきりと言った。
「そしてシェルミーユ。お前は俺の正妻、王妃だ」
その言葉はシェルミーユの顔をひきつらせた。
ライアナはギラついた笑みをシェルミーユ向け、さらに続ける。
「王妃は国王の子を生まねばな……」
「私に子など出来る訳がないだろ」
ライアナがシェルミーユににじり寄ると、シェルミーユは間隔をとろうと後退する。
「そんなことはわかっている。だが、まぐわうことは出来る。俺を癒すことも王妃の役目――」
ライアナはシェルミーユを壁際まで追い込むと、抗うシェルミーユを抱えあげ、寝室へと向かった。
「公務は――」
「そんなこと、お前が気にすることではない」
ライアナはシェルミーユを優しくベッドに下ろし、シェルミーユの両足の間に己の体をあてがうようにして覆いかぶさる。
シェルミーユは少し震えていたが、ライアナはあえて気付かないふりをした。
ライアナは後には引けなかった。ここで許してしまっては2度と名を呼んでもらえないかもしれない……そう思うのが半分と、震えるシェルミーユに欲情して今にも理性が吹き飛びそうなのが半分だ。
ライアナの吐息がシェルミーユの首筋にかかるとシェルミーユは息をつまらせた。
ライアナはシェルミーユの心拍数が上昇していくのを感じ、堪らなく切なくなる。
(あぁ無理だ、我慢できない)
ライアナはシェルミーユの首筋を舐めあげると同時に、下肢の方へ手を忍ばせた。
「ひっ……」
シェルミーユが小さく声をあげる。まぶたをきつく閉じ、羞恥に滲む涙がまつげを濡らしている。ライアナはのどを鳴らした。
「王妃よ、俺を癒しておくれ」
ライアナはシェルミーユの首筋をきつく吸い上げ、胸元へと舌を這わせる。
「――っ」
再びシェルミーユの息がつまる。
ライアナがシェルミーユの淡い桃色の胸の飾りを舌で転がすと、シェルミーユは無意識にもぞもぞとライアナへ脚をすり寄せ始める。
(もう感じているのだな、シェルミーユ)
ライアナは即位したその日から昼夜問わず時間さえあればシェルミーユを抱き続けてきた。そのせいか、もともと敏感だったシェルミーユは、さらに快感に弱くなってしまった。
「んんっ――」
それでも自尊心から強がるシェルミーユは、己を律し乱れまいとする。その痴態が余計艶かしいのだが本人は自覚していない。ライアナは自分しか見ることのないシェルミーユのその姿を言及するまでもなく、そのままに楽しんでいた。
(いやらしく可愛いシェルミーユ、此度はもっと乱れてもらうぞ。理性など消し去ってやる。故に覚悟しろ)
ライアナは悪い笑みを浮かべるとシェルミーユの胸の飾りをきつく吸い上げた。
「ひぁっ――」
シェルミーユが固まる。己の出した声に恥じているのだ。
「王妃よ、魅力的な声で鳴くではないか。もっともっと鳴いて聴かせておくれ」
ライアナは少し意地悪に囁いた。
シェルミーユは小刻みに震えながら涙目でライアナを睨むしか出来なかった。今声を発してしまえばおそらく嬌声しかでない。
「いい目だ」
ライアナは目を細めて口端を上げる。下肢にのびた手はシェルミーユの秘部にあてがわれ、焦らすように、円を描くようになぞっている。秘部に咲く花の蕾はシェルミーユの思いとは裏腹にヒクヒクと疼き、ライアナの指をくわえようとしている。
シェルミーユが口端を噛み耐えようとすると、ライアナは中指をズブッと奥まで挿入した。シェルミーユがその衝撃で口が弛んだのを確認し、指先を曲げ、シェルミーユの敏感なところを的確に攻めながら激しく抜き挿しを繰り返す。
「ひっ、やっはぁっ――あぁっ」
ガクガクと体が痙攣し脚を閉じようにもライアナに押さえ込まれてどうにもならないシェルミーユは、抗う間も無く快感だけが下腹部から全身に広がっていき、喘ぎ声を抑えることが出来ない。
そして、シェルミーユはあっけなく果ててしまった。
「……うぅ……っ」
悔しくて恥ずかしくて、シェルミーユの瞳から涙が溢れる。ライアナはシェルミーユから指を抜き、涙に舌を這わせながら赤黒く猛り凶器と化した己自身をシェルミーユにあてがい、優しく囁く。
「王妃よ、存分に鳴け」
ライアナの熱を秘部に感じとったシェルミーユが硬直するもライアナはお構いなしに一気に挿入し、抜き挿しを繰り返す。
毎度ながらシェルミーユはライアナのその嵩に全てを持ってかれそうになる。
初めこそ痛みも感じていたが、抱かれ続けたこの体では苦しいほどの抗いがたい快感だけがシェルミーユを追い詰めていく。
「やだっ、やだやだっ……やめっあっあぁっ――っ」
1度精を放ってしまったシェルミーユの体はさらに感度を増し、なんの防御力も持たない。
ただただ無防備に快感に耐え、喘ぐしかなくなる。シェルミーユの口から蜜が零れる。ライアナが一層動きを激しくし、人一倍奥に叩きつけると、シェルミーユは弓なりに反り2度目の精を吐いた。
「いやらしい身体だな。2度も精を吐いたというのに、まだ俺をくわえて離そうとしない」
「ちがっ、……違う、私は――」
「違わないだろ?」
再びライアナが動き出す。
「ひっ、あっ……やめて、やめっ」
「やめない、自覚しろ。お前は俺の王妃だ」
「やっ……んんっ、ゆるっ許し…」
許してくれ、シェルミーユがそう言おうとしたところをライアナは噛みつくような口付けで口を塞ぐ。
シェルミーユが息も絶え絶えにライアナを見上げるとライアナは嗜虐心の炎と情欲の炎を宿した眼でシェルミーユに微笑んで言った。
「許さない」
シェルミーユは終わりの見えない快楽地獄に絶望した。このままでは廃人になってしまうかもしれないと恐怖したその時、ライアナがシェルミーユの耳元で囁いた。
「俺の名は?」
シェルミーユは呆気にとられた。
(名? 名を呼べば許してくれるのか?)
シェルミーユは瞬時希望を見いだした。しかし、ここでまた自尊心が邪魔をする。ライアナのいいようにされるのは悔しい。
「国王よ、お前の名など忘れたわ」
ライアナは一瞬目を見開き、傷ついた顔をしたが、自虐的な笑みをシェルミーユに向けた。
「そうか、忘れたか……。では思い出させてやろう」
ライアナがゆるゆると動かしていた腰を再び激しく動かし始める。
「あっあっ……ひぅっ」
「いつまで……、その虚勢が持つか、楽しみだ。王妃よ、時間はたっぷりある。俺を楽しませてくれ」
ライアナは食事の時でさえシェルミーユを放さず、シェルミーユをほぼ不眠不休で執拗に攻め続けた。
そしてとうとう理性の限界を迎え頭の中が真っ白になったシェルミーユが、呂律の回らない舌でライアナの名を呼んだような声を出したところで、ようやくライアナは攻めることをやめた。
「シェルミーユ、如何なる時もお前は俺を呼ぶ時は名で呼べ。称号で呼ぶことは許さん、敬称も不要だ。よいな?」
ライアナは、攻め苦ともいえる快感に疲労困憊のシェルミーユの頬を撫でながら、ツヤツヤとした顔で微笑んで言った。
一時的に全身が性感帯と化したシェルミーユは、呼吸もままならず、ライアナが頬を撫でるだけでも敏感に感じてしまい、頭を振ることすら出来なかった。
時は1週間ほど過ぎていた。
ライアナに解放された瞬間、シェルミーユは意識を手放す。
ライアナは情事の後始末をし、シェルミーユを湯殿に連れて行き全て綺麗にした後、上機嫌で公務に出掛けていった。
シェルミーユは先程までの乱れ具合が嘘のように綺麗に整えられたベッドで、1日中死んだように眠り続けた。
今回の出来事以来シェルミーユはライアナの目の前で彼のことを名以外で呼ぶことは無くなった。
2人が王宮に引き籠った1週間の間、王宮付近では前屈みになった兵士や臣下が多数目撃されているが、その間のことは誰も語ろうとしなかった。
ただ暫くの間、「雲雀様が……」「鳴き声が……」と、宮殿内で譫言のように呟く者が後を断たなかったという。
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