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第1話 深夜残業

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「だからさ、僕と一緒に寝てよ」

「何でそうなるのよ」

私は呆れてため息をついた。

「嫌ですか?」

「嫌っていうか……。別に気にしないですけど暑苦しくないですか?」

「平気だよ。僕は体温が低いから」

「そうですか……。まあ、いいですよ。どうせ他にすることもないし」

「やった!」

御手洗さんは嬉しそうにガッツポーズをした。

「篠宮さん、それじゃあ、早速寝ましょう」

「……そうですね」

私は布団の中に入る。すると、彼は私の身体を抱き寄せた。彼の腕の中で私は身を固くする。

「あの……、これじゃあ眠れないんですけど……」

「こうすればよく眠られるんですよ」

「そ、そういうものなんですか……」

「えぇ、だから安心して下さい」

「は、はい……」

確かに温かくて心地よい。心臓の鼓動が伝わってくる。

「じゃあ、おやすみなさい」

「お、おやすみな……さい」

ドキドキしながらも私は眠りについた。


***


翌朝、目が覚める。御手洗さんの固いものが自分の太ももに当たっている。朝立ちしているようだ。

「んぅ……」

彼は気持ち良さそうに眠っている。

「まったく、元気だな……」

私は苦笑しながらそれを優しく撫でる。

「んっ……」

彼は少し反応したが、まだ起きる気配はない。

「ちょっとだけなら良いよね……?」

私は好奇心に負けて、それに手を添えるとゆっくりと上下に動かし始めた。

「んっ……」

「わっ……」

彼が身じろぎしたので私は慌てて手を引っ込める。

「……」

私は恐る恐る声をかけてみる。

「お、おはようございます……」

「……おはよ」

彼は目を閉じたまま答えた。

それからしばらく沈黙が続く。私は居ても立ってもいられなくなって彼に話しかける。

「あ、あの……」

「ん?」

彼は薄らと片目を開ける。

「その……、当たっているのですが……」

私は頬を赤らめて言うと、彼はクスッと笑った。

「当ててるんだよ」

「はぁ……」

私は困ったように頬を掻く。

「篠宮さんって可愛いなぁ」

彼は私の頭をポンッと叩く。

「もう、からかわないでください……」

「ごめんごめん」

「許さないもん……」

私は彼のあそこを思いっきり握ってやる。

「痛い!ちょっ、ストップ!……本当にごめんってば……」

「ふん……」

私はそっぽを向いた。

「機嫌直してよ」

「嫌です」

「何でも一つお願い聞くからさ」

「本当ですか?」

「うん、僕にできることだったらね」

「じゃあ……」

「何?言ってみて」

「えっと……」

「遠慮しないでいいよ」

「じゃあ、今後、私のお願いを何でも聞いてもらってもいいですか?」

「……それって一つなのかな?」

「いいじゃないですか」

「……まぁ、いいか。篠宮さんにはいつも世話になってるしね」

「ありがとうございます!」

こうして奴隷を手に入れた私は、早速命令することにした。

「では、まずは……『私を着替えさせてください』」

「了解しました」

御手洗さんは恭しく頭を下げるとクローゼットから下着や服を取り出してきた。
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