嫌われすぎると死ぬそうです ~雑魚悪女は夏休みを生きのびたい~

星名こころ

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本編

22.無意味に突っかかってくる人はどこにでもいます

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「……あなた、もしかしてセレナ嬢……なの?」

 夏休み終了まであと五日と迫った今日。
 センラの実もとれて無事宿題をすべて終えた記念に街にスイーツを買いに来てみたけれど、会いたくない人に会ってしまった。
 通りまで行列がはみ出ている人気スイーツ店の前のベンチに座る私に話しかけたのは、同級生のマリエル嬢。
 私を見下していて、ちくちく嫌味を言ったり嫌がらせをしたりする人だから、学園が休みの時にまで会いたくはなかった。ちなみに姫香にも陰でこそこそ嫌味を言ったりしてる。そこはかつてのセレナと同じか。
 貴族街でもないのに、どうして面倒くさい人に会っちゃうかなー。
 もともと長かった彼女の黒い棒が、さらに伸びるし。もう。

「ごきげんよう、マリエル嬢」

 面倒だなと思いながら立ち上がって、にっこりと笑顔を向ける。
 そうすると、さらに黒い棒が伸びた。まあ伸び放題ですこと。別に彼女に殺されるわけじゃないから上限まで伸びようがどうでもいいんだけど。
 彼女の後ろに立つそこそこ美形の金髪の騎士が、まじまじと私を見た。ちょっと不躾。

「へ、へぇ……少しお痩せになったのね? 夏休みだから減量を頑張ってみたのかしら」

「ええ。体も軽くて快適ですわ」

「まさか、今さら男性の視線を集めようなどと考えて頑張ってしまったのかしら? 少し痩せはしたものの、まだまだ華奢とは言い難いですわね」

 ふふっと馬鹿にしたように彼女が笑う。
 私が嫌いならさっさとどこかに行ってくれればいいのに、面倒くさいタイプだわー。
 そういえば陰で私の外見を馬鹿にしてたんだよね、この人。

「男性の視線だなんて。なぜそんな風にお考えになるのかわかりません。もちろん健康のためですわ」

「そうですわよね、ちょっと痩せて見た目も……多少良くなっても、あなたの悪評は消えませんものね。今さらあなたを相手にする男性はいませんわよね」

 それには答えず、ただにっこりと笑う。
 だんだん心の中身が駄々洩れになってるのが面白い。
 見下してた相手の容姿が良くなったりするとつっかかってくる人っているよね、どこにでも。
 だから褒められているのだと受け取っておこう。

「そういえば街にいらしたのに相変わらず護衛もつけていらっしゃらないのね。貴族の女性が不用心ではありませんこと? やはり貴族ならこうして見目の良い護衛騎士を連れて歩きませんと。相変わらず貴家の騎士とは仲がお悪いのかしら?」

 マウントするポイントを変えてきたな。
 とりあえずあなたの後ろの「見目の良い護衛騎士」が私にウインクとかしてくるのを止めてもらっていいでしょうか。
 ナンパな護衛騎士もいたものだな、とげんなりする。
 さてどう答えたものかと思案していると。

「お嬢様」

 振り返ると、わが伯爵家の騎士の制服に身を包んだジードが店から出てきたところだった。
 黒い制服が長身と逞しい体に映えて、黒ヒョウのよう。あージードってばほんとかっこいい。かっこよくてありがとう。

「無事に買えたかしら? 並ばせてしまって悪かったわね」

「お嬢様を並ばせるわけにはまいりません。それよりお側を離れるべきではありませんでしたね」

 言いながら、ジードが「見目の良い護衛騎士」を冷めた目で見据える。
 見目の良い(以下略)は気まずそうに視線をそらした。

「問題ないわ、ジード。危険はないから。私が危険になったら、あなたはすぐに飛んできてくれるのでしょう?」

「もちろんです」

 そんなやりとりを、マリエル嬢はぽかんと見ていた。
 そしてさらに黒い棒が伸びる。もう上限が近い。
 彼女はスイーツが入った箱を抱えるジードの手を見て目を見開き、そして勝ち誇ったように笑った。

「護衛騎士をお連れでしたのね」

「ええ、私の専属です」

「でもその誓約の指輪。その石の色は、元奴隷ということですわね」

 言うと思った。
 そして、これからもこういうことを言う人は出てくるだろう。

「仰る通りですわ。何か問題でも?」

「何かって……元奴隷でしょう。そんな卑しい人間を。恥ずかしくないのかしら」

「彼は卑しくありませんし私は恥ずかしくありません。戦争に参加したわけでもない、生まれた国が戦勝国になっただけという私たちが、戦争に関して偉そうに何かを言える立場でもないでしょう。そもそも戦争奴隷の忠誠を得るのは貴族にとって名誉なことですわ」

 挑発的にほほ笑むと、彼女は悔しそうな顔をした。

「令嬢が元戦争奴隷を連れ歩くなど前代未聞ですわ!」

「マリエル嬢、人目がありますわ。大声で話すことではありませんし、これで失礼しますわね」

 近くには行列もあるし、じろじろ見られている中で話すことでもない。
 歩き出すと、ジードが私のすぐ後ろをついてくる。
 そして彼女もついてきた。ストーカーか!

「忠誠を得た? そのいやらしい体で男を篭絡した、の間違いでしょう」

「体で……?」

 どこかで聞いたことがあるようなセリフ。
 あ、弟か。

「そうですわ。そのようにいかにも夜の生活の強そうな男」

「お、お嬢様!」

 かぶせ気味に見目(略)が止めに入る。
 さすがに令嬢の発言としては度を越している。ていうか夜の生活の強そうな男(笑)
 私は足を止め、振り返った。

「少々品に欠ける発言で驚きましたわ。私では考えもつかない発想です。大衆向け小説などにはそういったことが書かれているのでしょうか」

 マリエル嬢の頬に朱がさす。
 図星か。
 ハーレクイン小説みたいなのが好きなのかな、この人。
 ジードは一見無表情を装っているけど、笑いをこらえている。

「侮辱は……」

「侮辱したのはそちらでしょう。私の護衛騎士を侮辱し、私をみだらな女だと侮辱しました」

「そうでないと本当に言えるのかしら?」

 私は一歩、マリエル嬢に近づく。
 彼女がたじろいだ。

「ならば神殿での処女判定を受けましょう。私にやましいところはありませんから。ただし、令嬢に判定を求めた人間は、令嬢が処女であると証明された場合、その場に膝と手をついて謝罪をしなければならない決まりです。それはご存じですよね?」

「……それは」

「処女判定を希望されますか?」

「何も、そこまで……。わ、わたくしも少しだけ言いすぎましたわ」

 そこで、私は再度にっこりと笑う。

「誤解が解けたようで嬉しいですわ」

 相手を完膚なきまでに叩き潰す必要はない。それは新たに負の感情を生み出すだけだから。
 一歩、ジードが前に出た。

「私のような者がお嬢様に不埒な真似をできるはずもございません。私ごときが美しいご令嬢お二人のお心を煩わせてしまったこと、大変申し訳なく思います」

 そうして切ない視線をマリエル嬢に向ける。
 ジードの色気にあてられて、彼女は真っ赤になった。

「い、いいえ……わたくしが立派な騎士である貴方を侮辱したのがいけなかったのよ」

「恐れ多いお言葉です」

「さあ帰りましょう、ジード。ごきげんよう、マリエル嬢」

「ご、ごきげんよう」

 二人で歩き出すと、今度こそ彼女はついてこなかった。
 完全に距離が離れたところで、「チョロいな」とジードがつぶやいたのを聞き逃さなかった。


 家に着き、ジードに玄関まで送ってもらってそこで別れた。
 ジードは地下から出て、今は騎士が住む別棟に住んでいる。
 一人のほうが気楽なんだけどな、と彼はぼやいたけれど、騎士になったからにはそれが規則なので仕方がない。
 自室の前に着くと、アンが控室から出てきた。
   
「おかえりなさいませ、お嬢様」

「ただいま」

「すぐにお茶をご用意しますね」

 部屋で待っていると、アンがお茶を運んできてくれた。
 もうアンの胸の黒い棒はほとんど見えないほど。
 本当に優しい人。私ならあんな暴力的な主人なんてたとえ改心してもここまで許す気にはなれないわ。

「ありがとう」

「もったいないお言葉です」

 アンに今買ってきたばかりのいちばん小さなケーキをひとつお皿に出してもらう。

「私はこれ一つでじゅうぶんだから、あとはメイドのみんなで食べてね」
   
「ええっそんな! こんな有名店のものを」

「遠慮しないで。私はまだ減量中だからこれ以上は食べないし、みんなに食べてほしくてたくさん買ってきたんだから」

「お嬢様……ありがとうございます……」

 うっすらと涙を浮かべるアン。
 ケーキでこんなに喜んでもらえるなんて。今度お小遣いでもっと色々買ってこよう。


 夜、お父様に呼び出されて部屋を訪れた。
 セレナになってから初めてお父様と話したときはひどく緊張したけど、今はそうでもない。
 お父様の黒い棒もかなり短くなったし、だんだんと距離が縮まっているように感じる。

「どうだった、護衛騎士との初の外出は」

「楽しかったです」

「そうか……」

 そこでお父様が黙り込む。

「ジードのことで何か?」

「……お前は、あの男を好いているのだろう。いやわかっている、みなまで言うな」

 じゃあ聞かなきゃいいのにと思ったけれど、お父様なりに気にかけてくれているんだろう。
 私がそういう気持ちなのを知っていてジードが護衛騎士になることを後押ししてくれたのだから。

「だが、茨の道だぞ。お前も当然わかっていると思うが、今のままでは結婚どころか恋人にすらなれない」

「はい」

「最低でも、準貴族である騎士爵にならなければならない。だが騎士爵という身分を与えられるのは陛下のみ。どれほど大きな手柄を立てても、……こう言ってはなんだが今の陛下がエドゥア出身の者を取り立てることはないだろう。考えられるチャンスは魔獣討伐くらいだが、そもそもエドゥア出身の伯爵家所属の騎士には手柄を立てる機会すら与えられまい」

「……はい」

「身分に関係なく才能ある人間を側に置いているという王太子殿下ならあるいは、とも思うが、陛下がご存命のまま王位を退くのはまだ十五年も先のこと」

「そうですね……」

 気が遠くなるような話。
 でも、それは覚悟の上。

「お父様。少し話は変わりますが、あと二年、学園に残ることをお許しいただけないでしょうか」

「専門科に行くつもりか? 何の?」

「財務科へ。財務府出納部の事務官を目指したいと思っています」

 前世で経理をやってはいたけど、その経験を生かせる部分なんて、ほんのわずかなんじゃないかと思う。
 でも、自分で生きていく術を探していく中で、自分に合っているのはこれじゃないかと考えた。
 なんだかんだ、転職して営業になった後も経理のほうが向いてたかな、なんて思ってたし。

「部門まで決めているのか。貴族なら多少有利ではあるが有能な平民も受験するし、かなり狭き門だぞ」

「部門は必ずしもではありません。希望は一応出せますが希望通りの部門に配属されるとは限りませんし。ひとまずは事務官全体の試験と財務府の試験に受かることが目標です」

「事務官になったとて女性は少ない環境だから居心地はよくないだろうし、そもそも専門科に残った時点で縁談も来なくなるぞ。今はあの男しか目に入らないのかもしれないが、恋心が冷めたときにあの男を待ったことを後悔するかもしれない。まあ、お前は……美しいから言い寄る事務官の男も多く出てくるだろうが」

 お父様の言葉に苦笑してしまう。
 絶世の美女じゃあるまいし、そんなにモテないでしょう。
 なんだかんだで事務官は男社会だと聞くから、「生意気な女」扱いされるだろうし。
 でも親バカなことを言ってくれるお父様がうれしいし、かわいいと感じてしまった。

「ジードが身分を手に入れるのを待つ場合でも彼を諦めて新しい男性を探す場合でも、何年かかるかわからないのにこの家のお荷物にはなりたくないのです。学費が余計にかかってしまうこと、伯爵家の娘なのに縁談一つ結べないことはお父様に申し訳なく思います。学費は無事事務官になれましたら……」

「たかが二年分の学費などたいしたものではないから気にするな。縁談も、お前がしたくないというのなら勧めはしない。縁談で結びつきを強めたいと思えるような家も特にないし、そもそも縁談を考えているならあの男が傍にいることは許さなかった」

「ありがとうございます。ここまでお話ししたのでご承知とは思いますが、後継者の座はギルに譲り、一切家のことには口を出しません」

「そうか……」

「もともとお父様がギルを跡継ぎにと考えているところに割って入ったのが間違っていたのです。色々とご苦労をおかけしてしまいました」

「そんなことはない。それに、お前が嫌いだから後継者から外すつもりだったわけではない。女性も爵位を継げるとはいえそれは余程の事情がある場合だし、爵位を持つ女性というのはこの国において決して一般的ではない。差別や侮蔑を受ける場合もあるし、男が継ぐよりも苦労は多いだろう。そういう苦労をお前に背負わせたくなかった」

 特に貴族社会においては、結婚が女性の幸せと考えられているもんね。
 多少変わり始めているとはいえ、男尊女卑の風習も根強い。

「私のことを考えてくださってのことだと理解しています。ありがとうございます」

「うむ。それで、事務官になって自立するという話だが」

 お父様が膝の上で手を組む。
 その指がもぞもぞと動いた。

「せめて結婚するまではこの家にいなさい。迷惑だなんて少しも思わないから」

「はい、ありがとうございます」

 心がふわりと温かくなる。
 とはいえ、遅くてもギルの結婚が決まるまでには家を出る算段をつけなきゃな、と思う。
 新婚夫婦を邪魔する小姑にはなりたくない。
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