世界を救った勇者は迫害され、獣人と空中領地で都市を築く。

文字の大きさ
11 / 14

昔の友、今も友

しおりを挟む

グロスを連れて領地に戻ったリリー「報告よりデカくない?」グロスはメガネをかけ直して書類と街並みを見比べる。「空間いじってるからさ。でもそこまで法整備されてないし申告義務ないかなって」住居区画はリリーが見るたびに変わっているため先に教育区画に赴いた。「こっちが教育施設、私たちが通った帝国魔導学園式の教育に加えていろいろな職業も教えてる」ショギィースがやってきてグロスに一礼をした。グロスも手を差し出して互いに握手を交わした「これはこれはグロス王、私この領地で教育施設を管轄してますショギィース・パリティ。以後お見知り置きを」「今は領主リリーの友人グロスなのでグロスで構いませんよ。ショギィースさんよろしくです」少しずつカタコトになり最後はリリーの後ろへと隠れるグロス「ごめんよシャイでさ」
訓練は順調に進んでいるようだった。人型の藁に剣を当て戻りまた当ててを繰り返す反復練習「懐かしいですね、私たちいつも落第ギリギリでしたから」グロスと帝国魔導学園を思い出す。魔王の襲撃で今は休講しているらしいが、世界最高峰と謳われる巨大な教育施設でいろいろな人種からなる生徒が述べ6300人もいる。教職員も全て学術書を書いたりSE級はある冒険者しかいない。別にそこを出たからと言って将来が約束されるはずもないのに来る若者は絶えない。「それは言うなよ。今は普通に強いし」その言葉にグロスの眼鏡が光り、リリーもニヤける。殺気ならぬ闘気が溢れ案内役のショギィースはやれやれとため息をつく「ショギィース、実践訓練を見せるいい機会だ。一旦止めてくれるか?」ショギィースが指示を出し生徒達は一度武器を収めた「こちら領主リリー様とそのご友人であるグロス様だ。両名あの名高い帝国魔導学園を卒業されている」好奇の目が集まる。獣人の子達は皆好奇心と向上心が高い。実戦が観れるとなれば落ち着いてなどいられない「どんな技が見れるかな!」「しょー先生より強いんだって」「僕も戦ってみたい」ざわざわと楽しそうに話す子供達を見てリリーもウキウキとしだす。人間でさえ実践を見る機会は少ない、獣人ともなると未知の世界なのだ。「ルールは帝国式、参ったと鳴くまで終わらない」両者とも円形の端に書かれた赤い線の上に立つ。審判台にショギィースが乗り両者に構えるよう合図を出す。リリーの構えは左手に持った剣を手前に構え、体をなるべく細く見せるように立つスタイル。直線的な攻撃がウリの構えだ「マラキアは相変わらずの左構えのようね」「そう言うグロスはカウンター狙いの構えじゃない」「では、はじめ!」始まりの合図でリリーは踏み出す。帝国式は綺麗で早いのが教えである「これが帝国式剣術の初歩、一段!」子供達に教えるようにリリーが剣を振るう。上から単純に振り下ろされた剣をグロスは受け流し剣を回転させ鳩尾を突く「帝国式剣術回式っと」鳩尾を突かれる寸前にリリーは地面へ伏せて足で剣を持った手に絡める。「これが帝国式剣術、と噂されているけど実際は不明な組み技」そのまま回転して地面へグロスを倒す「っとここまでは読んで短剣で相手の首を刺す」ぐるんと手が組まれたままグロスは回り抜け出した後リリーの上に馬乗りになった「どう?」「跳ねて抜け出して即中段を守ること」体をうねらせグロスの下から抜け出し低めに構えるリリー、抜けられてすぐに突っ込んできたグロスの剣を構えた剣が受け止めていた。「こんな感じね、速攻で構えないと次の攻撃が止めれない」「この小競り合いを解消するには剣先を回転させながら一点を突くのが普通だけど、熟練者相手なら蹴り」リリーの腹に足を当てグロスは蹴りながら後ろへ転がる「よく剣術に剣以外を使うのは良くないとか習うけど」体制を整えながらリリーはしゃべる「別にそんな細かい縛りはない、蹴り殴り上手く取り入れて戦えてこそ帝国紳士ってものさ」リリーは2本目の剣を取り出した。二刀流は使いにくさと実際の戦争時などでは盾を片手につけることから推奨されない戦術である「グロスが短剣を出したんだ、追加講習で私も二刀」盾が使えない代わりに片剣で上段を片手で下段を守る。左手を逆手に持つのは盾のように使う為だ。「はぁ!」左手で剣を受け止め右手の剣で一文字をなぞる「短剣を攻め手の時にしまうのはこう言う時に守る為だ」裂けた服の下から鞘が顔を出す。早いスパンで進む斬り合いを子供達はしっかりと見ていた。中には後ろで動きを真似る子もいる「帝国式剣術、戒凌」下から上へ上から下へ目にも止まらぬ速度でグロスがリリーに迫る。繊細でしなやかなグロスの剣がついにリリーが右手に持った剣を弾き飛ばした「まだもう片手残ってること忘れてない?」飛ばしたことで慢心したのか勢いが止まったグロス、そこにリリーの重い斬撃が当たった「逆手でこんなっ!」剣がへし曲がるほどの重みを受けてグロスは倒れた「参ったよ」「勝者リリー!」子供達の拍手に包まれる「いやー、やっぱリリーには勝てないな」「ほら手を貸すから」グロスを立たせて抱き合う「どう?みんなも参考になった?」「なった!」「グロスさんとやりたい!」「俺も俺も!」わちゃわちゃと群がる子供にグロスは耐えれずリリーの後ろに隠れた「ごめんね、普段はしっかりしてるんだけどオフの時は人見知りで」「ちょっとならいいよ、でも一人一人来てね」リリーとグロスは軽く構えて順番に来る子供達と剣を合わせる「てあー」振られた剣を受け止めながすだけ「君は力が強いけどそれに振り回されているからこうして、こういうふうに」リリーが教えるのを見てグロスもツギハギながら言葉を発していく。「おねーさんはしょーせんせーより強いの?」「え、さすがにやりませんよ?!」時々子供の期待の目に晒されながらも指南を続けた。
一頻り子供達と練習をしたリリーとグロスは一度大衆浴場へ向かった。グロスは終始大衆と言うことに怯えていた「今は人いなんだね、良かった。でもリリーの家でもいいじゃない」お湯に浸かりながらグロスは呟いた「いや普通は家に置けないからこんな設備」「え、そうなの」リリー達は完全に生産する側であるがグロスは仕事と立場上消費する側にあたる。多少の出費も厭わない彼女からすれば異質な光景なのだろう「ここの大衆浴場立てるだけで金貨1200枚は見積もりされてたんだぞ」材料費高騰、水道設備、熱源といろいろ算出した結果は相当な額だった「イスール家が定期的に投資してくれてるからってそんな」グロスはジト目でリリーを見る。裁判の時に国の財政を確認したのだろう。他国へお金を出す時はかならず税がかかる。その記録から計算すれば年間どれほど外に出ているかわかる、特にアービアシア国内はイスール家以外外交をしない傾向にある。税が安くなるからと商会経由でしかやり取りをしない「アクラムから支援は受けてるけど、見積もりの九割を占めてた材料と設備は私が用意したから0だし。そもそもあのお金は領民に月単位で分配してるからさ」「それも問題では、外貨だけ入ってきて配られれば使い道がなくて経済が破綻します」「そこら辺は考えているよ。だから定期的に別の国の人たちを呼んで買い物をさせたり逆にウチの領民をアクラム達のところに送って買い物をさせてるってわけさ」エアとヒスイ含む数人が大使として他の国に赴き村の必要な物資や面白そうな物を買ってきては販売をしている。また署名国から偉い人を招いては色々なところでお金を落とさせている「うちの領地は金貨から半銅貨まで全部使えるからね」「そういえば独自通貨の話は進んだの?」グロスの言葉にリリーは苦い顔をした「通貨の価値を説明するところから始まって、今ようやく金貨とかに馴染んだ所かな」人のお金を使える者もいれば見るのが初めてな者もいる。物々交換でコミニュティが成り立つほど生活楽を求めない種だからだろう「そっか。なら作るってなったら教えて。助力はするからさ」
大衆浴場を出てレストランへ来た二人「いらっしゃっいませ。お待ちしておりましたグロス王。それから領主様、先月の窯ですがとても加減が良く一同感謝しております」ウェイターに案内されて席に着いた「日替わり残ってる?」「2人分でよろしいですか?」「大丈夫だよ」別のウェイターが水を2人分運んできた「選びたかったんだけど」ムスーとするグロスだがリリーはメニューを見せるとグロスは納得した「まだ出来たばっかだし人間と獣人では調理法が違うんだ、少ない人より多い獣人に合わせた物がメインってわけ」生肉や生き血といった生々しいメニューがちらほらとあるわけだ「日替わりはまだ村群だけど今後都市へと発展した時の観光客向けで開発中ってわけね」「マラキアらしいですね」
食事を終えて今度はファームと呼ばれるミュルシアの区画に向かった。ファームの変化もかなりのもので案内していたはずのリリーも混乱し始めている「待ってねグロス、確かこっちなんだけど」「結構広いですね。これどれくらいの土地幅ですか?」沢山立ち並ぶ小さな工場群と一向に近くならないファーム「申請だと教育居住生産開発それから秘匿エリアを含めた五分割。8万イクザートくらいで割り振ってるからね。奥の方まで行くと私もわからない」国で見るなら王であるリリーから領地の統括を命じられ公爵位として動いているのが魔族達なのだ。「魔族達は魔王の産物ってのもあって簡単に土地を広げれるし。今はイラリンナの上空にいるけど何かあれば移動もできる」「信用してないとは言わないけど魔族にそこまで主権を渡しても良いの?」この世界は人族を基点に様々な人型の別種族がいる。たまたま人族が優位で多かった為に幅を利かせているが個々で見るなら劣りようは目に余る「それ言ったら私いま魔王だよ…それにグロスだってエルフじゃん?」ここには人族なんて存在しないのだ「私は私を受け入れてくれる者達を統べるだけでそこに強制力もない。だから魔族だし信用しない、獣人だから従属させる、エルフだから信仰するなんてこともない。最高の友人で最高の民で、最高の部下なんだ」「悪かったよぉマラキア~」抱きつくグロスの締め付ける力でリリーは卒倒しかける「ちょっ、死ぬほんと死ぬ!」

エルフ-
人型の中で最も美しいと言われる種族。
力は人間より強く、魔導具無しでも連発可能な魔力を保持している。
長年生き厳格さを重んじる者がほとんどで魔王討伐に向けた大規模な遠征までは姿すら見ないほど接点がなかったとされる。

その騒がしさにようやく気付いた作業者の1人がやって来た。「来客の方とリリー様っけか?今幅広げる修正工程なんだわ、来るなら伝えてくれりゃ使いを呼べたんだがな。まぁすぐにミュルシア様が来ますわ」そのまま作業に戻る男「うちの職人腕は良いんですが些か無愛想で…」いつの間にかいたミュルシアにグロスは驚いた「ひっ」尻餅をつき後退りをする「おーい、前回のメイドさんだぞ」「グロス王、さすがの私もその対応は傷つきますよ」くるっと身を翻しミュルシアは前回のメイド服に着替えた。「あのたきの」まだビビっていたがだいぶ落ち着きを取り戻した。「ごめんねグロスも悪気はないからさ」
ファームから加工品を直接作れるように配備された工場、人間に従事していた現在職がない人たちはみんなここで働いている。「人件費って頭計算?それとも個別?」「私のところは歩合と基本の二つですね。みんなもらえる額がありますが、それでは効率が悪いので追加で頑張った分を配ります。帝国魔導具製作所の"いかに効率と士気を上げるか"に書いてありましたので」ファームは作物の方も特産と言えるものが育ってきてあと数日で試験的に売り出すそうだ。「労働環境は大丈夫そうですね…私もこっちに転職しようかな」グロスは所長と王の業務がある。マニュアル化されており基本的にはやる事がないとされているが実際は誰にもわからないほど細かい調整や寝る時間を削るほどの課業外で成り立っている。「うちの部下は優秀だし楽だけど、私もまた楽をさせるために苦労をしなければならない」が口癖になっているほどだ。「グロス王、うちの採れたて野菜食べますか?高所にしか生えない物もたくさんあるんですよ」空中にあるが基本は特殊な力で空にて掛かる力を全て遮断している。ファームは性質上一部それを弱めている為、普通の場所では育成不可能な食材が簡単に作れる「ポーニュウエン?」

ポーニュウエン-
ポーニュ・ウェンが見つけた高山に生息する物で、山特有の力に対抗するために茎は太く栄養が少ない大地で育つためにとてもさっぱりしている。
地域によってはドラゴンが棲みついていたりと貴族の間では一本20銀貨で取引されるほど高級食材である

「それです、だいたいの生産コストは100本銀貨一枚といったところでしょうか」「良いですね、うちの国でも是非仕入れをしたい」美容や健康に良いと噂もされているだけあってグロスはこれでもかと食い付く「グロスの所って商会持ってた?」「持ってないですね。自国で問題を抱えるのは良くないのでギルドもありません」チューレア国は世界の中枢とも言われている為、大商会本部やギルドの総合統括組織レギオン本部といったメイン基盤しか無い。「仕入れ方法が結構ややこしくなりそう?」「私個人の名義でどこか取引出来る場所があればそれでも良いのですが」迷う2人にミュルシアが料理を数品運んできた「お昼は食べたと伺ったので少なめに用意しましたが」
食べ終えたリリーとグロス王はお茶を飲みながら考えていた。「シィゾグ商会は支店を各国に置いているけどそれはどう?」「今まで事例がないので許してしまうと他の国からも続々と契約の打診が来るでしょうね」実際、チューレア国では年間30件ほど商会支部の打診が来る。だがあのイスール家ですら蹴られるほどである為、一度許可を出せば取り返しがつかないことになるだろう。「個人輸入ってチューレアの法律だと品630、重2400だったよね?」「そうですね、あっ!なるほど個人輸入という手がありした。こちらで購入し持ち込めば」だがここでまた問題が出てくる。持ち込める物は認可の降りている地域、認可の降りた印、またその他いろいろな証明が必要になる。「さすがにひと月とかでも不可能ですね」「しばらくは通い続けます」ドヤ顔のグロスは懐から苗を取り出した。「はいはい、世界樹の種ね……」これが育てば簡単に出入りができる「都市として認められるか輸入等の規制が定められるまではこれで勝手に来ます」「法律の王様がそんなんで良いのかよ」リリーは頭を抱える。グロスの世界樹はファームに置かれることが決定した。
「いやー、たまには公務投げ捨てて遊ぶのもありですね。マラキアまた来ますよ。それから海上都市の方ですが、イーヴがチャンダに宣戦布告してかなり魔境になっているので行く際は注意ですよ」「あいよ、また来てよグロス」秒で成長した世界樹の中に消えるグロスを見送るリリー。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...