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牢屋って快適なんですね。
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手錠を嵌められ、お城?の地下に入れられた。いわゆる牢屋だ
嫌われ所だと認識したのはいいが、智樹くんはどこなんだろう?なんてささやかな疑問を抱きながら、牢屋で生活していた。
入れ代わり立ち代わり、知らない人が来るけど、その人たちに何をしに来た、どうしてここにいた、なぜお前は、と質問攻めにあうので、ほんとにこの時間は消えていいと思う
そんなこんなあって、生きてるの辛い
でも、あの時、あの時の生活に比べたら牢屋って快適なんですね。と麻痺するほど快適だった
だって、少し腐っているけど、食べ物は出てくるし、水も出てくる
あの時は、まともに職にありつけず、適当な理由をつけて友人たちからご飯を貰っていた。
あの頃に比べたら、快適すぎて怖い
このあと何かしら、されるんじゃないか、こんなに、こんなに、ご飯を貰えるのは、快適すぎる
裏があるのでは、とすら思う
※
※
「おまえが、不法侵入した、異邦人か」
目を覚ますと、目の前にはかなりかっこいい男の人がいました
でも、見間違いかなと、もう一度寝ようとすると、おい!と声をかけられてしまいました
「お前、名前は?」
「、、千鶴です。あなたは誰?」
「ルグラン。カリファス・ルグランだ。ここ、魔国の3代公爵が1家、カリファス家の長男だ。この国のものなら知っているはずだが?」
「俺はこの国の人じゃない」
反論すると、そうだったな、と鼻で笑われる
「貴様はここが嫌では無いのか?」
「ここは快適だ。ご飯も水も、ちゃんと出てくる。布団だってある、ここは俺の天国だ」
にこっと、笑って言うと、彼の顔は顰め面になった
「、、、腐ったものしか出てこない上に、汚い布団か幸せだと?」
「俺のいたところでの俺の生活は、家があるだけ幸せだったから。ここは天国だよ」
それを言うと、彼は怪訝そうな顔をこちらへ向けた。
さっき国の第3家系って言ってたもんな。金持ちか。
金持ちは分からないだろう、こんな、気持ち。
「、、、あの方とは真逆なのか?」
「あの方?」
嗚呼、と彼は言う。
「聖国者様の智樹様とは」
「、、、智樹?」
智樹くんの名前が出てきて、びっくりした。智樹くんはここで大切にされてるの?それは良かった!
智樹くんがこちら側にいたら、どんだけ、友人にくどく言われてたか、、
よかった、、。
「、、、もうすぐで智樹様が来られる。だから私が先ず来たのだ。」
そうなんだ。
「、、、貴様は奴隷落ちとなった。その商品をみさだめるために智樹様はいらっしゃる。くれぐれも勘違いは起こすなよ」
そう言って彼は俺を牢屋からだす。
下のものだろうか?体を吹いてやれ、とめいするのだが、嫌そうな顔をされる
当たり前だよ、知らない男の体拭きなんて
それに、、
「い、いえ、じ、じぶんでできます」
俺の体には異常にアザがある。骨が折れて、もう二度と使い物にならないところだってある。だから見られたくない
「、、、では吹き終わったらこちらへ報告しろ。後ろを向いていてやるから」
彼は、優しいな。友人のようだ。
ありがとう、と言葉を発し、俺は後ろを向いて吹き始める。
久しぶりに触るのは痛かったけど、青いのは少しづつ引いていた。
「、、、15年、たかが、11年、、耐えた意味ってあるのかな」
そんなことを言っていたなんて知らないだろう
だって言葉は、俺の言葉は闇に消えるのだから
嫌われ所だと認識したのはいいが、智樹くんはどこなんだろう?なんてささやかな疑問を抱きながら、牢屋で生活していた。
入れ代わり立ち代わり、知らない人が来るけど、その人たちに何をしに来た、どうしてここにいた、なぜお前は、と質問攻めにあうので、ほんとにこの時間は消えていいと思う
そんなこんなあって、生きてるの辛い
でも、あの時、あの時の生活に比べたら牢屋って快適なんですね。と麻痺するほど快適だった
だって、少し腐っているけど、食べ物は出てくるし、水も出てくる
あの時は、まともに職にありつけず、適当な理由をつけて友人たちからご飯を貰っていた。
あの頃に比べたら、快適すぎて怖い
このあと何かしら、されるんじゃないか、こんなに、こんなに、ご飯を貰えるのは、快適すぎる
裏があるのでは、とすら思う
※
※
「おまえが、不法侵入した、異邦人か」
目を覚ますと、目の前にはかなりかっこいい男の人がいました
でも、見間違いかなと、もう一度寝ようとすると、おい!と声をかけられてしまいました
「お前、名前は?」
「、、千鶴です。あなたは誰?」
「ルグラン。カリファス・ルグランだ。ここ、魔国の3代公爵が1家、カリファス家の長男だ。この国のものなら知っているはずだが?」
「俺はこの国の人じゃない」
反論すると、そうだったな、と鼻で笑われる
「貴様はここが嫌では無いのか?」
「ここは快適だ。ご飯も水も、ちゃんと出てくる。布団だってある、ここは俺の天国だ」
にこっと、笑って言うと、彼の顔は顰め面になった
「、、、腐ったものしか出てこない上に、汚い布団か幸せだと?」
「俺のいたところでの俺の生活は、家があるだけ幸せだったから。ここは天国だよ」
それを言うと、彼は怪訝そうな顔をこちらへ向けた。
さっき国の第3家系って言ってたもんな。金持ちか。
金持ちは分からないだろう、こんな、気持ち。
「、、、あの方とは真逆なのか?」
「あの方?」
嗚呼、と彼は言う。
「聖国者様の智樹様とは」
「、、、智樹?」
智樹くんの名前が出てきて、びっくりした。智樹くんはここで大切にされてるの?それは良かった!
智樹くんがこちら側にいたら、どんだけ、友人にくどく言われてたか、、
よかった、、。
「、、、もうすぐで智樹様が来られる。だから私が先ず来たのだ。」
そうなんだ。
「、、、貴様は奴隷落ちとなった。その商品をみさだめるために智樹様はいらっしゃる。くれぐれも勘違いは起こすなよ」
そう言って彼は俺を牢屋からだす。
下のものだろうか?体を吹いてやれ、とめいするのだが、嫌そうな顔をされる
当たり前だよ、知らない男の体拭きなんて
それに、、
「い、いえ、じ、じぶんでできます」
俺の体には異常にアザがある。骨が折れて、もう二度と使い物にならないところだってある。だから見られたくない
「、、、では吹き終わったらこちらへ報告しろ。後ろを向いていてやるから」
彼は、優しいな。友人のようだ。
ありがとう、と言葉を発し、俺は後ろを向いて吹き始める。
久しぶりに触るのは痛かったけど、青いのは少しづつ引いていた。
「、、、15年、たかが、11年、、耐えた意味ってあるのかな」
そんなことを言っていたなんて知らないだろう
だって言葉は、俺の言葉は闇に消えるのだから
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