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第1話・人間の性奴隷
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賑やかな村に1人の男の子が産まれた。名はクレア。
人間の父と母を持ち、周りの人達にも恵まれた環境で生まれた。
しかし、今彼は性奴隷として売りに出されていた。
「あ、お兄さんどーです?綺麗な少年でしょう。
見た目は良いんですけど何分喋らなくてですね、
この値段なんですよ。」
「おい貴様,アドナ様に向かって性奴隷などを勧めるなど!」
「別に良いよ。それに屋敷に1人くらい……。」
「……!性奴隷などが屋敷に居れば風紀が乱れます。」
「じゃあ、俺の部屋で暮らさせよう。おじさんこの子頂戴。」
「おぉ、ありがとうございます。」
「アドナ様!」
「ほら、挨拶しろ!新しいご主人様だ。」
売人はアドナと呼ばれる男の前にクレアを連れ出し
挨拶を求めた。クレアはそれに答えるように砂利道に
膝と手を付き土下座をするようにして地面に頭をつけた。
「そんなことしなくていいから、ほらおいで。」
アドナはクレアに手を差し伸べたがクレアは首を振って断った。
「んー、ほんとに喋らないね、あ、おじさんお金どーぞ。」
「まいど。返品は受け付けてないんで、飽きたら
好きなようにして下さい。」
「はーい。」
アドナは呑気に返事をするとクレアを姫抱きにして歩き出した。
クレアは勿論ジタバタと暴れ離すように目で訴えた。
「足。そんなんで歩かせられないよ。」
クレアの足は青アザだらけで見るに絶えなかった。
「アドナ様、また、お父様に怒られますよ」
「知らなーい。俺なりに期待に応えてるしつもりだし。」
「確かにアドナ様は優秀ですが……。」
たわいもない会話を続けながらしばらく歩いていると大きな屋敷
に着いた。
「今はこっちに出向いててこの小さな別邸だけど本邸は
もっと大きいよ~。」
キョロキョロするクレアにアドナは笑いながら話した。
「アドナ様、先にその子お風呂に入れましょう。
さすがにそのままでは、」
「そうだね。先にお風呂行こっか。」
「私が入れてきましょう。アドナ様はお茶でも飲みながら
お待ちください。
アドナ様、この前おねぇ様の子供手を滑らせて浴槽に
落としたでしょ。心配なので私が入れてきます。」
「えー、怪我させてないのにぃ!お湯張ってたし!」
「そう言う問題じゃないです。ほら、お貸しになって下さい。」
ムッとするアドナを説得しクレアを姫抱きで
浴槽に連れていった。
浴槽に着くまで執事兼護衛のロトは一言もクレアと
言葉を交わさなかった。
「服。脱がしますので腕上げて貰えますか?」
クレアは指示通り腕を上げボロ布の服を脱いだ。
クレアの服を脱がし終えると再び抱き上げ風呂場にある
小さな椅子に座らせた。そこから1時間程頭や身体を洗い
湯船に浸からせ髪を乾かし
小綺麗な格好をさせてアドナの元に連れていった。
「おかえり。あ、綺麗になったね。
改めて見ると本当に綺麗だね!」
暫くアドナはクレアを見つめた。
「……!」
クレアは突然驚いたようにロトの腕から抜け、部屋の隅へ走り
再び土下座の格好で小さく蹲った。
「何してるの?おいで。」
「アドナ様、性奴隷はこう言うものです。
易々と懐へ呼ぶものではありません。」
「うん。でも、俺の前でこう言う態度は
とって欲しくないからさ。
ご主人様の言うことは絶対なんでしょ?」
アドナがクレアに向かって言うとクレアは顔を上げ
アドナの方へ歩き出した。
しかし、痣だらけの足は思うように動かず途中で転んでしまった。
「大丈夫?今日は疲れているだろうし寝てようか。
ご飯の時間になったら持っていくから」
アドナはクレアを抱き上げ自身の寝室へ連れていった。
「基本俺の部屋が君の部屋になるから、
ゆっくりくつろいでて良いからね」
そう言いながらアドナはクレアをベッドに降ろし足に
薬を塗ってから部屋を出た。
その後すぐ疲れたクレアは意識を手放した。
人間の父と母を持ち、周りの人達にも恵まれた環境で生まれた。
しかし、今彼は性奴隷として売りに出されていた。
「あ、お兄さんどーです?綺麗な少年でしょう。
見た目は良いんですけど何分喋らなくてですね、
この値段なんですよ。」
「おい貴様,アドナ様に向かって性奴隷などを勧めるなど!」
「別に良いよ。それに屋敷に1人くらい……。」
「……!性奴隷などが屋敷に居れば風紀が乱れます。」
「じゃあ、俺の部屋で暮らさせよう。おじさんこの子頂戴。」
「おぉ、ありがとうございます。」
「アドナ様!」
「ほら、挨拶しろ!新しいご主人様だ。」
売人はアドナと呼ばれる男の前にクレアを連れ出し
挨拶を求めた。クレアはそれに答えるように砂利道に
膝と手を付き土下座をするようにして地面に頭をつけた。
「そんなことしなくていいから、ほらおいで。」
アドナはクレアに手を差し伸べたがクレアは首を振って断った。
「んー、ほんとに喋らないね、あ、おじさんお金どーぞ。」
「まいど。返品は受け付けてないんで、飽きたら
好きなようにして下さい。」
「はーい。」
アドナは呑気に返事をするとクレアを姫抱きにして歩き出した。
クレアは勿論ジタバタと暴れ離すように目で訴えた。
「足。そんなんで歩かせられないよ。」
クレアの足は青アザだらけで見るに絶えなかった。
「アドナ様、また、お父様に怒られますよ」
「知らなーい。俺なりに期待に応えてるしつもりだし。」
「確かにアドナ様は優秀ですが……。」
たわいもない会話を続けながらしばらく歩いていると大きな屋敷
に着いた。
「今はこっちに出向いててこの小さな別邸だけど本邸は
もっと大きいよ~。」
キョロキョロするクレアにアドナは笑いながら話した。
「アドナ様、先にその子お風呂に入れましょう。
さすがにそのままでは、」
「そうだね。先にお風呂行こっか。」
「私が入れてきましょう。アドナ様はお茶でも飲みながら
お待ちください。
アドナ様、この前おねぇ様の子供手を滑らせて浴槽に
落としたでしょ。心配なので私が入れてきます。」
「えー、怪我させてないのにぃ!お湯張ってたし!」
「そう言う問題じゃないです。ほら、お貸しになって下さい。」
ムッとするアドナを説得しクレアを姫抱きで
浴槽に連れていった。
浴槽に着くまで執事兼護衛のロトは一言もクレアと
言葉を交わさなかった。
「服。脱がしますので腕上げて貰えますか?」
クレアは指示通り腕を上げボロ布の服を脱いだ。
クレアの服を脱がし終えると再び抱き上げ風呂場にある
小さな椅子に座らせた。そこから1時間程頭や身体を洗い
湯船に浸からせ髪を乾かし
小綺麗な格好をさせてアドナの元に連れていった。
「おかえり。あ、綺麗になったね。
改めて見ると本当に綺麗だね!」
暫くアドナはクレアを見つめた。
「……!」
クレアは突然驚いたようにロトの腕から抜け、部屋の隅へ走り
再び土下座の格好で小さく蹲った。
「何してるの?おいで。」
「アドナ様、性奴隷はこう言うものです。
易々と懐へ呼ぶものではありません。」
「うん。でも、俺の前でこう言う態度は
とって欲しくないからさ。
ご主人様の言うことは絶対なんでしょ?」
アドナがクレアに向かって言うとクレアは顔を上げ
アドナの方へ歩き出した。
しかし、痣だらけの足は思うように動かず途中で転んでしまった。
「大丈夫?今日は疲れているだろうし寝てようか。
ご飯の時間になったら持っていくから」
アドナはクレアを抱き上げ自身の寝室へ連れていった。
「基本俺の部屋が君の部屋になるから、
ゆっくりくつろいでて良いからね」
そう言いながらアドナはクレアをベッドに降ろし足に
薬を塗ってから部屋を出た。
その後すぐ疲れたクレアは意識を手放した。
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