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第二部【5章】想定していない成功
18.失策
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次の日に出勤すると、エドヴィンと掃除道具を片づけているキティが目に入る。俺の姿を目視すると、彼女は一瞬だけ困ったように目を泳がせてから、引きつった笑顔を浮かべた。
「ハルくん、おはよ…」
「ハル、おはよう」
一段と小さくなったキティの挨拶がエドヴィンの声でかき消される。自分の声が俺に届かなかったと思ったのか、しょんぼりとキティは肩を落とし、手に持っていたデッキブラシを掃除ロッカーへとしまった。
その様子があまりに哀れで、俺はそっぽを向きながら口を開く。
「っはよ…」
「あれ?ハルが挨拶返してくれるなんて珍しい!初めてなんじゃない?もしかして担当を持ったことで一段と意欲的に…」
「テメェに言ってねえよ調子乗んなクソ虫」
勝手に喜ぶ蛾に罵声を浴びせるが、当の本人はまるで聞こえてないかのようにご満悦だ。本当は耳ついてねえんじゃねえのコイツ。
その後ろで下を向いていたキティのネズミの耳が俺の言葉に反応するように上を向いた。彼女は自分に向けての挨拶だと理解したのか、驚いたように目を開いて俺を見つめているのが目の端に映るが、俺はそれを無視して視界から外す。
この世界線に来てからコミュニケーションが格段に難しくなった。誰も目を見て話さねえじゃねえか。
「今日はちゃんとみんなが晩御飯をきちんと完食してくれてね。ケットも食べたんだよ!キティがケットも食べやすいようにって水分大目のご飯を考えてくれたんだ。普段は残すのに、凄いことだよ」
「へーへー」
今日も今日とていらない引継ぎをペラペラと話しながら、エドヴィンはロッカーに看守道具をしまう。それを聞き流しながら、俺は自分の荷物をロッカーから出す。もうすっかり使わなくなったスタンガンや警棒をベルトに装着し、帽子を被った。
「じゃあ、キティのことをよろしく頼むよ。ちゃんと仲良くしてね」
好き放題言うだけ言ってエドヴィンが待機所を出ると、気まずい沈黙が俺とキティの間に流れる。後頭部に彼女からの視線を嫌ってほど感じるが、俺は日報を読むふりをしてパイプ椅子に腰を降ろした。
「あ、あの…ハルくん…」
しばらく手持ち無沙汰に立っていたキティがついに話しかけて来る。いつも通りならここでも無視を決め込むところだが、昨日のことを思うとどうにも無視しずらい。
「…何」
あくまで目線は寄越さずに返事だけを返す。俺の視界にまるで映っていないが、キティが気まずそうにしている空気だけは伝わってきた。
「あの…前にここを出た時に、ハルくんに私の担当をお願いしちゃったけど…ごめんね」
どう転んでもやりやすい話じゃねえだろうとは思っていたが、今最も避けたい担当の話題かよ。薄々予感はしてたけど。
「そんなに私のこと、ハルくん嫌いだと思ってなくて…同じ看守になれてからも、凄く嬉しくていっぱい話しかけちゃったけど、迷惑だったよね。本当に…ごめんなさい…」
話を続けるキティの声が少しずつ震えてくる。
あー、これは泣くやつだ。直感がそう告げる。キティは頻繁に泣く女ではないが、頻繁に泣かないからこそ声色ですぐ分かる。
そして俺はあまり泣かないキティの慰め方が未だによくわかってない。だってキティは俺の前ではいつも馬鹿みたい明るくて、俺が何かしなくたって勝手に笑顔になるんだから。
「な…何で泣くんだよ!ブスになんだろ泣くな!」
「うっ、だって…ハルくん、私の担当断った後に独房入ってたって…エドが…」
思わず立ち上がって反論すると、もうキティの涙腺は決壊寸前だった。話しながらそのまま大きな瞳からボロボロと涙が落ちていく。何とか泣きやもうとはしているのか、両手で顔を覆っているが、もうしゃくり上げている。
あの蛾、本当にいらんことしか言わないな。気持ちだけが焦るが、言葉が出てこない。無駄に3つも他に口があるのに、どいつもコイツも焦ったように口をパクパクさせているだけだ。何の役にも立たねえじゃねえか。
「お出かけとか誘って、本当にごめんなさい~…もう、あまり話しかけないように…ずるからあ…」
「なんでそうなんだよ!バカか」
そのうち子供のようにキティが本格的にわんわんと泣き始めるのに対して、たまらずに本音が口をつく。
俺の当初の計画から言えば、話しかけられないことほど有難い話はない。でも、好きな女から話しかけられて嫌な気持ちになるわけがないし、嬉しくなってしまう方が当たり前の話だろう。こんな面倒な状況じゃなかったら、いくらでも話してる。
目の前で泣きながら、キティが俺の言葉に困惑した表情を浮かべる。
「え、でも、ハルくん…え?話しかけていいの…?」
良いわけがない。無視しつづけるのも楽じゃねえんだぞ。
しかしここで「話しかけんな!」と言うのもますます意味がわからない。我ながら支離滅裂すぎるだろ。どこのメンヘラだよ。
「て…テメェが声を出そうがどうしようが俺に関係ねえし…」
「え…ええ…?じゃあ、迷惑じゃないの…?一緒にお出かけとか、誘っても嫌じゃないの…?」
「なんでそうなんだよ…」
俺が言っていることがそもそも変だからキティが混乱するのも分かるが、コイツのポジティブ思考も大概ぶっ飛んでいる。混沌とした空気の中でキティは涙が止まらない目を丸くして、疑問符をいっぱい浮かべている。
「私、ハルくんと沢山お喋りしたくて…お仕事中だと、全然お喋りできないから…」
「仕事中は仕事してろよ」
一体どの口がそんな偉そうなことを言えるのか。自覚はあるが今ここにそれを咎めるやつは居ないから、使える言い訳は存分に使っていく。
「じゃあ、やっぱりお外でお話したい~!ハルくんと少しだけでもいいから、お喋りしたいの~!」
もう涙腺のブレーキが壊れてしまっているのか、何故かキティがまた泣き出す。
もうここまできたら、どう泣きやませたらいいか分からない。そもそもこんなに泣かせたことがない。キティにも色々我慢を強いてきていた自覚はあるから、仕方ないと言えば仕方ないような気もする。
「わぁ~かったから泣くなっての!」
ギャン泣きするキティへの罪悪感と普段使わねえ思考回路の酷使で頭が痛くなってきた。今ここで適当に会話に付き合ってやることで満足すんなら、もうその方が早いような気もする。
渋々と俺は開いていた日報を閉じて、椅子に座りなおす。一回だけだ。
キティは俺の様子に泣きぬれた瞳を向けると、一気に笑顔になる。感情の上がり下がりが激しすぎて、まだ涙は止まっていないが、手で涙を拭いながら嬉しそうにその場で手を叩いた。
「ほ、本当に?やったー!じゃあ、お仕事中はあまり喋らないようにするね?」
「は?」
「私、配膳用の朝ごはん用意するね!お仕事上がったら、ハルくんの定時にロビーで待ってる!」
頬を昂揚させて彼女はその場で口元を押さえて笑うと、そのままウキウキとした様子でキッチンへと向かって行った。
閉じた日報と、喋る体勢のまま取り残された俺は彼女のその背中を見送るしなかった。
「…アイツ、勘違いしてんじゃね?」
「デートのつもりだな、あれは」
放心しすぎて自制心を失った首と頬の口が喋る。俺は大きな溜息を吐きながら、俺は顔面から机につっぷした。
「久しぶりのデートだ!」
手の甲が呑気に笑っていた。頭が痛い。
「ハルくん、おはよ…」
「ハル、おはよう」
一段と小さくなったキティの挨拶がエドヴィンの声でかき消される。自分の声が俺に届かなかったと思ったのか、しょんぼりとキティは肩を落とし、手に持っていたデッキブラシを掃除ロッカーへとしまった。
その様子があまりに哀れで、俺はそっぽを向きながら口を開く。
「っはよ…」
「あれ?ハルが挨拶返してくれるなんて珍しい!初めてなんじゃない?もしかして担当を持ったことで一段と意欲的に…」
「テメェに言ってねえよ調子乗んなクソ虫」
勝手に喜ぶ蛾に罵声を浴びせるが、当の本人はまるで聞こえてないかのようにご満悦だ。本当は耳ついてねえんじゃねえのコイツ。
その後ろで下を向いていたキティのネズミの耳が俺の言葉に反応するように上を向いた。彼女は自分に向けての挨拶だと理解したのか、驚いたように目を開いて俺を見つめているのが目の端に映るが、俺はそれを無視して視界から外す。
この世界線に来てからコミュニケーションが格段に難しくなった。誰も目を見て話さねえじゃねえか。
「今日はちゃんとみんなが晩御飯をきちんと完食してくれてね。ケットも食べたんだよ!キティがケットも食べやすいようにって水分大目のご飯を考えてくれたんだ。普段は残すのに、凄いことだよ」
「へーへー」
今日も今日とていらない引継ぎをペラペラと話しながら、エドヴィンはロッカーに看守道具をしまう。それを聞き流しながら、俺は自分の荷物をロッカーから出す。もうすっかり使わなくなったスタンガンや警棒をベルトに装着し、帽子を被った。
「じゃあ、キティのことをよろしく頼むよ。ちゃんと仲良くしてね」
好き放題言うだけ言ってエドヴィンが待機所を出ると、気まずい沈黙が俺とキティの間に流れる。後頭部に彼女からの視線を嫌ってほど感じるが、俺は日報を読むふりをしてパイプ椅子に腰を降ろした。
「あ、あの…ハルくん…」
しばらく手持ち無沙汰に立っていたキティがついに話しかけて来る。いつも通りならここでも無視を決め込むところだが、昨日のことを思うとどうにも無視しずらい。
「…何」
あくまで目線は寄越さずに返事だけを返す。俺の視界にまるで映っていないが、キティが気まずそうにしている空気だけは伝わってきた。
「あの…前にここを出た時に、ハルくんに私の担当をお願いしちゃったけど…ごめんね」
どう転んでもやりやすい話じゃねえだろうとは思っていたが、今最も避けたい担当の話題かよ。薄々予感はしてたけど。
「そんなに私のこと、ハルくん嫌いだと思ってなくて…同じ看守になれてからも、凄く嬉しくていっぱい話しかけちゃったけど、迷惑だったよね。本当に…ごめんなさい…」
話を続けるキティの声が少しずつ震えてくる。
あー、これは泣くやつだ。直感がそう告げる。キティは頻繁に泣く女ではないが、頻繁に泣かないからこそ声色ですぐ分かる。
そして俺はあまり泣かないキティの慰め方が未だによくわかってない。だってキティは俺の前ではいつも馬鹿みたい明るくて、俺が何かしなくたって勝手に笑顔になるんだから。
「な…何で泣くんだよ!ブスになんだろ泣くな!」
「うっ、だって…ハルくん、私の担当断った後に独房入ってたって…エドが…」
思わず立ち上がって反論すると、もうキティの涙腺は決壊寸前だった。話しながらそのまま大きな瞳からボロボロと涙が落ちていく。何とか泣きやもうとはしているのか、両手で顔を覆っているが、もうしゃくり上げている。
あの蛾、本当にいらんことしか言わないな。気持ちだけが焦るが、言葉が出てこない。無駄に3つも他に口があるのに、どいつもコイツも焦ったように口をパクパクさせているだけだ。何の役にも立たねえじゃねえか。
「お出かけとか誘って、本当にごめんなさい~…もう、あまり話しかけないように…ずるからあ…」
「なんでそうなんだよ!バカか」
そのうち子供のようにキティが本格的にわんわんと泣き始めるのに対して、たまらずに本音が口をつく。
俺の当初の計画から言えば、話しかけられないことほど有難い話はない。でも、好きな女から話しかけられて嫌な気持ちになるわけがないし、嬉しくなってしまう方が当たり前の話だろう。こんな面倒な状況じゃなかったら、いくらでも話してる。
目の前で泣きながら、キティが俺の言葉に困惑した表情を浮かべる。
「え、でも、ハルくん…え?話しかけていいの…?」
良いわけがない。無視しつづけるのも楽じゃねえんだぞ。
しかしここで「話しかけんな!」と言うのもますます意味がわからない。我ながら支離滅裂すぎるだろ。どこのメンヘラだよ。
「て…テメェが声を出そうがどうしようが俺に関係ねえし…」
「え…ええ…?じゃあ、迷惑じゃないの…?一緒にお出かけとか、誘っても嫌じゃないの…?」
「なんでそうなんだよ…」
俺が言っていることがそもそも変だからキティが混乱するのも分かるが、コイツのポジティブ思考も大概ぶっ飛んでいる。混沌とした空気の中でキティは涙が止まらない目を丸くして、疑問符をいっぱい浮かべている。
「私、ハルくんと沢山お喋りしたくて…お仕事中だと、全然お喋りできないから…」
「仕事中は仕事してろよ」
一体どの口がそんな偉そうなことを言えるのか。自覚はあるが今ここにそれを咎めるやつは居ないから、使える言い訳は存分に使っていく。
「じゃあ、やっぱりお外でお話したい~!ハルくんと少しだけでもいいから、お喋りしたいの~!」
もう涙腺のブレーキが壊れてしまっているのか、何故かキティがまた泣き出す。
もうここまできたら、どう泣きやませたらいいか分からない。そもそもこんなに泣かせたことがない。キティにも色々我慢を強いてきていた自覚はあるから、仕方ないと言えば仕方ないような気もする。
「わぁ~かったから泣くなっての!」
ギャン泣きするキティへの罪悪感と普段使わねえ思考回路の酷使で頭が痛くなってきた。今ここで適当に会話に付き合ってやることで満足すんなら、もうその方が早いような気もする。
渋々と俺は開いていた日報を閉じて、椅子に座りなおす。一回だけだ。
キティは俺の様子に泣きぬれた瞳を向けると、一気に笑顔になる。感情の上がり下がりが激しすぎて、まだ涙は止まっていないが、手で涙を拭いながら嬉しそうにその場で手を叩いた。
「ほ、本当に?やったー!じゃあ、お仕事中はあまり喋らないようにするね?」
「は?」
「私、配膳用の朝ごはん用意するね!お仕事上がったら、ハルくんの定時にロビーで待ってる!」
頬を昂揚させて彼女はその場で口元を押さえて笑うと、そのままウキウキとした様子でキッチンへと向かって行った。
閉じた日報と、喋る体勢のまま取り残された俺は彼女のその背中を見送るしなかった。
「…アイツ、勘違いしてんじゃね?」
「デートのつもりだな、あれは」
放心しすぎて自制心を失った首と頬の口が喋る。俺は大きな溜息を吐きながら、俺は顔面から机につっぷした。
「久しぶりのデートだ!」
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