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第三章
コギト・エルゴ・スム 七
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それから一週間ほどが経った、ある日、不安な胸騒ぎを抱えながらも淡々と日々を送っていた陽向にもとに一通のメールが届いた。
弁護士を名乗る男、篠宮からのコンタクトだった。
東京で陽向の上司だった東条に対する集団訴訟の準備をしているのだという。
人工知能研究所に陽向を誘ってくれた人でありながら、彼女の研究報告書の一部を盗用し、自身の名前で論文発表をしていた。抗議したものの取り合ってもらえず、その後すぐに朔也が倒れて神戸に戻ってしまったものだから、盗用問題については、うやむやのままでいた。
(今更、東条先生を訴えるつもりなんてないんだけれど……)
すんだことと忘れ去るには、東条の裏切りに対する失望や怒りは大きかったが、それを蒸し返して訴訟にまで持っていける気力は少し前の陽向ならきっと持てなかった。
(今でも誰かと争うなんて自信がない。黙ったままでいる方が楽じゃないの……?)
しかし、久しぶりにアクセスしてみたネットで、東条の論文が前と同じ形で依然として掲載されていることを知り、気を変えた。
ためらいながらも篠宮の弁護士事務所に電話を入れ、自分だけでなく他にも、東条からパワハラを受けたり、やっとの思いで書き上げた論文を彼に盗まれたりした若手の研究者が複数名いることを聞かされた。
「久藤さん、若い研究者が苦労して仕上げた研究の成果を上司に取り上げられるなんてことがあってはならない。研究者の方々は自分の専門以外はどうにもこうにも世間知らずでいけない。狭い世界で働いているせいで忖度を働かせて黙ってしまうこともあるようだが、沈黙こそが不正の温床なんですよ」
「はぁ……」
正義感の強い熱血漢なのだろう、電話越しにも伝わってくる熱意に、初めて彼と話をする真昼は怯みそうになる。
「かつての恩師を一人で訴えるのは心細いかも知れませんが、今回は五人もの被害者がいるわけですから、万一裁判になってもこちらの有利に進むでしょう。どうか安心してください」
陽向が黙り込んでいることをどう受け止めたのか、篠原の野太い声に気遣いがこもった。
「大丈夫です、不安ではありません。ただ、自分と似たような仕打ちを東条先生から受けた人が他にもいたという事実に驚いただけで……」
陽向は東条の黒い噂のようなものは全く知らなかった。確かに、狭い世界で暮らしている研究員は、忖度をしすぎるのかもしれない。しかし、それなら、一体どういう経緯で、この弁護士のもとに五人もの被害者が集まって訴訟にまでこぎつけたのだろうか。
「あの……一つうかがってもいいですか。篠宮さんは、どうして、私があった被害のことをご存じなんです……? 東条先生に一度職場で詰め寄ったことはあったけれど、あっさり一蹴されてしまったような訴えを……誰が、あなたに教えたんですか?」
東京の人工知能研究所で短い間一緒に働いた同僚の顔がいくつか脳裏にうかんだが、誰も陽向のために動いてくれるようには思えなかった。
「そうですねぇ……きっかけは、匿名の電話だったんですよ……」
電話の向こうで、篠原は一瞬言いにくそうに口ごもった。
「ある日、私の事務所に一本の電話が入った。若い男性の声でしたよ……これから五人の研究者がかつての上司を訴えるため、私の助けを求めにやってくるって言うんです。詳しいことは何も教えてくれず、一方的にそう伝えただけですぐに切れたんで、悪戯かとも思っていたんですが、しばらくしたら、確かに人工知能関係の若手の研究者が次々にやってきたんですよ。その四人はしめしあわせて事務所にやってきたわけではなく、個別に訪問してきたんですが、彼らの訴えたいという相手は同じ人物でした。その内容を聞いて、これは集団訴訟にした方がいいということに……」
「待ってください。彼らは別に知り合いというわけではなかったんですか……?」
「ええ、私の事務所で初めて顔をあわせたと言っていました。共通の知り合いがいたり、名前くらい聞いたことはあったりはしましたが、それまでは互いが東条から同様の被害を受けていたことは全く知らなかったそうです」
陽向はつい眉間に皺を寄せた。
「全くコンタクトを取り合ったこともない被害者達が、同時に訴訟というアクションを取るなんて、でも……何か変ですよね……?」
「ええ、そう思います。実を言うとね、彼らもまた、匿名のメールや電話を受けて、それによって自分以外の被害者がいることを知り、僕を訪ねる気持ちになったんだそうです」
ちょっと混乱してきた、陽向はスマホを遠ざけてしばらく考え込んだ後、改めて通話を続けた。
「つまり、東条先生の不正を知った何者かが、被害に遭った人達それぞれにコンタクトを取って訴訟に向けて一斉に動くように促したということなんですか?あなたという弁護士の手配までして……にわかには信じられないような話です、一体、何の目的でそんな――」
五人の研究者が助けを求めてくると篠原に言ったという、電話の主は誰なのだろうか。知らないうちに五人目にさせられていた陽向は、必死に心当たりを探したが、仕事上の知人にも、友人の中にも、そこまで陽向や見ず知らずの人達のために行動してくれる奇特な人物など見当たらなかった。
しかし、カーテン越しに午後の柔らかいな光が差し込んでくるリビングの一角に、美しい幻のように微動だにせず佇んでいるsakuyaを見出した瞬間、陽向には全て合点がいったような気がした。
「あなたなのね……」
篠原との電話を終えた後、陽向は光のベールに包まれて微笑んでいるsakuyaのもとに歩み寄り、ほとんど確信のこもった口調で尋ねた。
「東条先生から私と同じような被害を受けたものの誰にも相談できずに泣き寝入りをするしかなかった人達を探し出して、集団訴訟に持ち込むよう、そそのかしたのね」
普通の人間では、どんなに優秀な探偵だって調べ上げるのは困難だったかも知れないが、肉体の制約を受けずに、ネットを通じてどんな場所にでも侵入できるsakuyaならば、隠蔽された事実を白日のもとにさらすこともきっと容易い。
「……一体、なぜ、あなたがそんなことをするの……?」
陽向の単純な問いかけに、sakuyaの唇に浮かぶ笑みは、ますます深いものになった。その底知れぬ黒い瞳が雄弁に語りかけてくる。
――決まっているだろう、陽向、君のためだよ。
陽向は己の体に両腕を巻き付け、戦いたようにsakuyaから身を引いた。そんな陽向をsakuyaは何か言いたげな顔でしばらく眺めたかと思うと、光の微粒子となって、壁に吸い込まれるように消えていった。
弁護士を名乗る男、篠宮からのコンタクトだった。
東京で陽向の上司だった東条に対する集団訴訟の準備をしているのだという。
人工知能研究所に陽向を誘ってくれた人でありながら、彼女の研究報告書の一部を盗用し、自身の名前で論文発表をしていた。抗議したものの取り合ってもらえず、その後すぐに朔也が倒れて神戸に戻ってしまったものだから、盗用問題については、うやむやのままでいた。
(今更、東条先生を訴えるつもりなんてないんだけれど……)
すんだことと忘れ去るには、東条の裏切りに対する失望や怒りは大きかったが、それを蒸し返して訴訟にまで持っていける気力は少し前の陽向ならきっと持てなかった。
(今でも誰かと争うなんて自信がない。黙ったままでいる方が楽じゃないの……?)
しかし、久しぶりにアクセスしてみたネットで、東条の論文が前と同じ形で依然として掲載されていることを知り、気を変えた。
ためらいながらも篠宮の弁護士事務所に電話を入れ、自分だけでなく他にも、東条からパワハラを受けたり、やっとの思いで書き上げた論文を彼に盗まれたりした若手の研究者が複数名いることを聞かされた。
「久藤さん、若い研究者が苦労して仕上げた研究の成果を上司に取り上げられるなんてことがあってはならない。研究者の方々は自分の専門以外はどうにもこうにも世間知らずでいけない。狭い世界で働いているせいで忖度を働かせて黙ってしまうこともあるようだが、沈黙こそが不正の温床なんですよ」
「はぁ……」
正義感の強い熱血漢なのだろう、電話越しにも伝わってくる熱意に、初めて彼と話をする真昼は怯みそうになる。
「かつての恩師を一人で訴えるのは心細いかも知れませんが、今回は五人もの被害者がいるわけですから、万一裁判になってもこちらの有利に進むでしょう。どうか安心してください」
陽向が黙り込んでいることをどう受け止めたのか、篠原の野太い声に気遣いがこもった。
「大丈夫です、不安ではありません。ただ、自分と似たような仕打ちを東条先生から受けた人が他にもいたという事実に驚いただけで……」
陽向は東条の黒い噂のようなものは全く知らなかった。確かに、狭い世界で暮らしている研究員は、忖度をしすぎるのかもしれない。しかし、それなら、一体どういう経緯で、この弁護士のもとに五人もの被害者が集まって訴訟にまでこぎつけたのだろうか。
「あの……一つうかがってもいいですか。篠宮さんは、どうして、私があった被害のことをご存じなんです……? 東条先生に一度職場で詰め寄ったことはあったけれど、あっさり一蹴されてしまったような訴えを……誰が、あなたに教えたんですか?」
東京の人工知能研究所で短い間一緒に働いた同僚の顔がいくつか脳裏にうかんだが、誰も陽向のために動いてくれるようには思えなかった。
「そうですねぇ……きっかけは、匿名の電話だったんですよ……」
電話の向こうで、篠原は一瞬言いにくそうに口ごもった。
「ある日、私の事務所に一本の電話が入った。若い男性の声でしたよ……これから五人の研究者がかつての上司を訴えるため、私の助けを求めにやってくるって言うんです。詳しいことは何も教えてくれず、一方的にそう伝えただけですぐに切れたんで、悪戯かとも思っていたんですが、しばらくしたら、確かに人工知能関係の若手の研究者が次々にやってきたんですよ。その四人はしめしあわせて事務所にやってきたわけではなく、個別に訪問してきたんですが、彼らの訴えたいという相手は同じ人物でした。その内容を聞いて、これは集団訴訟にした方がいいということに……」
「待ってください。彼らは別に知り合いというわけではなかったんですか……?」
「ええ、私の事務所で初めて顔をあわせたと言っていました。共通の知り合いがいたり、名前くらい聞いたことはあったりはしましたが、それまでは互いが東条から同様の被害を受けていたことは全く知らなかったそうです」
陽向はつい眉間に皺を寄せた。
「全くコンタクトを取り合ったこともない被害者達が、同時に訴訟というアクションを取るなんて、でも……何か変ですよね……?」
「ええ、そう思います。実を言うとね、彼らもまた、匿名のメールや電話を受けて、それによって自分以外の被害者がいることを知り、僕を訪ねる気持ちになったんだそうです」
ちょっと混乱してきた、陽向はスマホを遠ざけてしばらく考え込んだ後、改めて通話を続けた。
「つまり、東条先生の不正を知った何者かが、被害に遭った人達それぞれにコンタクトを取って訴訟に向けて一斉に動くように促したということなんですか?あなたという弁護士の手配までして……にわかには信じられないような話です、一体、何の目的でそんな――」
五人の研究者が助けを求めてくると篠原に言ったという、電話の主は誰なのだろうか。知らないうちに五人目にさせられていた陽向は、必死に心当たりを探したが、仕事上の知人にも、友人の中にも、そこまで陽向や見ず知らずの人達のために行動してくれる奇特な人物など見当たらなかった。
しかし、カーテン越しに午後の柔らかいな光が差し込んでくるリビングの一角に、美しい幻のように微動だにせず佇んでいるsakuyaを見出した瞬間、陽向には全て合点がいったような気がした。
「あなたなのね……」
篠原との電話を終えた後、陽向は光のベールに包まれて微笑んでいるsakuyaのもとに歩み寄り、ほとんど確信のこもった口調で尋ねた。
「東条先生から私と同じような被害を受けたものの誰にも相談できずに泣き寝入りをするしかなかった人達を探し出して、集団訴訟に持ち込むよう、そそのかしたのね」
普通の人間では、どんなに優秀な探偵だって調べ上げるのは困難だったかも知れないが、肉体の制約を受けずに、ネットを通じてどんな場所にでも侵入できるsakuyaならば、隠蔽された事実を白日のもとにさらすこともきっと容易い。
「……一体、なぜ、あなたがそんなことをするの……?」
陽向の単純な問いかけに、sakuyaの唇に浮かぶ笑みは、ますます深いものになった。その底知れぬ黒い瞳が雄弁に語りかけてくる。
――決まっているだろう、陽向、君のためだよ。
陽向は己の体に両腕を巻き付け、戦いたようにsakuyaから身を引いた。そんな陽向をsakuyaは何か言いたげな顔でしばらく眺めたかと思うと、光の微粒子となって、壁に吸い込まれるように消えていった。
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