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「よう、ショウマ。探してたんだぜ」
道頓堀川にかかる戎橋で、ショウマは自分を呼ぶ声に振り向いた。風俗店にスカウトするための女を物色していたのだろう。
「よう、あんたか。元気だったか?」
そう言って、胸からラッキーストライクを取り出して火をつけた。
「何か用か?」
ショウマは武藤を見ながら口から煙を吐いた。
「この前の話の続きだ。女を風俗に売りたいんだけど、どこか紹介して欲しくってさ」
武藤が身体を揺すりながらにやりと笑った。
「こっちは商売だから大歓迎だけど。女は?」
「近くのマンションに囲ってるんだが、少々訳ありなんだ」
「シャブ中か?」
ショウマの言葉に武藤が鋭い目を光らせた。ショウマがにやりと笑った。
「紹介料は高いぜ。それに、女が稼げばその五パーセントが手に入るんだが、その取り分は半々だ」
「それでいい」と武藤が言った。
「紹介するのはブツを拝んでからだ。今から見れるか?」
ああ、と武藤が言った。二人はタクシーで武藤が女を囲っているというウィークリーマンションに向かった。
「入れよ」
ワンルームマンションの六階でエレベータを降り、廊下の突き当りの部屋のドアを開けた。少女が全裸でソファーに座ってマリファナを吸っていた。以前、神戸の町で知り合って、シャブを売りつけていた中村友紀子という女子高生だ。友紀子と一緒に全裸になった佐川憲一もいた。セックスを終えたばかりらしい。
「この女だ」
「まだ未成年だろ?」
そう言って、ショウマは友紀子に近寄っていった。佐川はバツが悪そうにパンツを履いたが、友紀子はとろんとした目をショウマに向けるだけだった。目が完全にイっていたが、マリファナのせいじゃない。シャブも使ったのだ。
「名前は」
ショウマが少女の頬に手をやった。
「ユキコ」
「あそこも見てみろよ。特上品だ」
武藤がにやりと笑った。ショウマは友紀子の脛を両手でつかみ、股間を開いた。そこはまだぐっしょり濡れていた。シャブを決めながらマリファナもやっているからだ。友紀子が恥ずかしそうに声を上げた。ショウマは人差し指を膣の中に挿入した。
「いやん、恥ずかしい」
「ちょっと締めてみろよ」
ショウマがそう言うと、友紀子が股間に力をいれた。少女の膣襞がショウマの指に食いつく様子が目に浮かぶ。
「締りはいいな」
「な、上もんだろ?」
武藤はにやつきながら言った。ショウマは友紀子の膣から抜いた指を鼻に近付けて匂いを嗅いだ。性病のチェックをしているのだ。
「匂いはないな。でも、こいつ、女子高生だろ?」
少女の粘液の付いた指をシャツで拭いながらショウマが武藤を見た。
「学校なんて、ろくに行っちゃいねえよ」
「そのうえシャブ中か」
「でも、ポンプの後はついてないぜ」
服を着た佐川が友紀子の腕を取ってショウマに見せた。腕に注射跡は見当たらなかった。
「シャブはケツの穴から入れてんのか?」
ショウマがそう言うと、武藤が「前の穴からもだ」といって、にやりと笑った。
「まあ、まっとうな風俗店じゃ、取り扱ってもらえないな」
「裏風俗っていうのがあるじゃねえか。お前、詳しいんだろ、そういう店」
SM、スカトロ、アナルセックス、コンドームなしの生セックス。看板も出さず、主にマンションで金持ち相手の男に変態的なサービスを提供する店だ。中には女の首を絞めて楽しむ客もいて、女が死ぬ場合もある。ショウマは、アングラで営業しているこのような違法な風俗店をいくつも知っていた。
「なあ、頼むよ、ショウマ」
武藤がショウマの肩を叩いた。ショウマは頷いた。
「まあ、何とか探してみるけどな」
武藤が缶ビールをショウマに渡した。
「なあ、噂で聞いたんだが、バージンの女子高生って、高く売れるのか?」
ビールを一口飲んだショウマが武藤を見た。先日、黒崎からバージンを探すよう指示されたので、それがどれほど価値のあるものなのか、武藤は興味があったのだ。
「そりゃ、可愛いバージンなら高く売れるさ。でも、今時の女子高生でバージンなんてブスしかいないだろ。男好きしそうな可愛い女子高生は、すぐに何本も男くわえ込んじまうからな」
「いったい、いくらくらいで売れるもんなんだ?」
「色白の美人なら、希少価値も高いな。軽く二千万は超えるぜ。まあ、商品になるようなバージンの女子高生なんて、ほとんどいねえけどな」
二千万と聞いて、武藤が息を呑んだ。黒崎が夢中になるわけだ。
「バージンは風俗店じゃなくって、マニアに売るんだ。女子高生のバージンマニアって、医者とか会社の社長とか、金持ってる奴が多いんだ。でも、処女膜再生手術なんてしたって無駄だぜ。マニアをだますことは出来ねえよ。まあ、女のほうもうまくいけば金持ち親父の妾になれるかも知れねえんだから、悲惨なことばかりじゃないぜ。最近はバージンのネットオークションまであるんだぜ。中国人が主催するサイトだが、これが変態親父たちに大人気なんだよ」
「それ、俺たちも使えるのか?」
「IDを取得して出品の権利を買うのに二百万かかる」
「二百万か……」
「さらに売値の5パーセントはサイトに取られる。だが、一人売りゃ元が取れるんだ。もっとも、そんな綺麗どころのバージンを見つけられればの話だけどな」
道頓堀川にかかる戎橋で、ショウマは自分を呼ぶ声に振り向いた。風俗店にスカウトするための女を物色していたのだろう。
「よう、あんたか。元気だったか?」
そう言って、胸からラッキーストライクを取り出して火をつけた。
「何か用か?」
ショウマは武藤を見ながら口から煙を吐いた。
「この前の話の続きだ。女を風俗に売りたいんだけど、どこか紹介して欲しくってさ」
武藤が身体を揺すりながらにやりと笑った。
「こっちは商売だから大歓迎だけど。女は?」
「近くのマンションに囲ってるんだが、少々訳ありなんだ」
「シャブ中か?」
ショウマの言葉に武藤が鋭い目を光らせた。ショウマがにやりと笑った。
「紹介料は高いぜ。それに、女が稼げばその五パーセントが手に入るんだが、その取り分は半々だ」
「それでいい」と武藤が言った。
「紹介するのはブツを拝んでからだ。今から見れるか?」
ああ、と武藤が言った。二人はタクシーで武藤が女を囲っているというウィークリーマンションに向かった。
「入れよ」
ワンルームマンションの六階でエレベータを降り、廊下の突き当りの部屋のドアを開けた。少女が全裸でソファーに座ってマリファナを吸っていた。以前、神戸の町で知り合って、シャブを売りつけていた中村友紀子という女子高生だ。友紀子と一緒に全裸になった佐川憲一もいた。セックスを終えたばかりらしい。
「この女だ」
「まだ未成年だろ?」
そう言って、ショウマは友紀子に近寄っていった。佐川はバツが悪そうにパンツを履いたが、友紀子はとろんとした目をショウマに向けるだけだった。目が完全にイっていたが、マリファナのせいじゃない。シャブも使ったのだ。
「名前は」
ショウマが少女の頬に手をやった。
「ユキコ」
「あそこも見てみろよ。特上品だ」
武藤がにやりと笑った。ショウマは友紀子の脛を両手でつかみ、股間を開いた。そこはまだぐっしょり濡れていた。シャブを決めながらマリファナもやっているからだ。友紀子が恥ずかしそうに声を上げた。ショウマは人差し指を膣の中に挿入した。
「いやん、恥ずかしい」
「ちょっと締めてみろよ」
ショウマがそう言うと、友紀子が股間に力をいれた。少女の膣襞がショウマの指に食いつく様子が目に浮かぶ。
「締りはいいな」
「な、上もんだろ?」
武藤はにやつきながら言った。ショウマは友紀子の膣から抜いた指を鼻に近付けて匂いを嗅いだ。性病のチェックをしているのだ。
「匂いはないな。でも、こいつ、女子高生だろ?」
少女の粘液の付いた指をシャツで拭いながらショウマが武藤を見た。
「学校なんて、ろくに行っちゃいねえよ」
「そのうえシャブ中か」
「でも、ポンプの後はついてないぜ」
服を着た佐川が友紀子の腕を取ってショウマに見せた。腕に注射跡は見当たらなかった。
「シャブはケツの穴から入れてんのか?」
ショウマがそう言うと、武藤が「前の穴からもだ」といって、にやりと笑った。
「まあ、まっとうな風俗店じゃ、取り扱ってもらえないな」
「裏風俗っていうのがあるじゃねえか。お前、詳しいんだろ、そういう店」
SM、スカトロ、アナルセックス、コンドームなしの生セックス。看板も出さず、主にマンションで金持ち相手の男に変態的なサービスを提供する店だ。中には女の首を絞めて楽しむ客もいて、女が死ぬ場合もある。ショウマは、アングラで営業しているこのような違法な風俗店をいくつも知っていた。
「なあ、頼むよ、ショウマ」
武藤がショウマの肩を叩いた。ショウマは頷いた。
「まあ、何とか探してみるけどな」
武藤が缶ビールをショウマに渡した。
「なあ、噂で聞いたんだが、バージンの女子高生って、高く売れるのか?」
ビールを一口飲んだショウマが武藤を見た。先日、黒崎からバージンを探すよう指示されたので、それがどれほど価値のあるものなのか、武藤は興味があったのだ。
「そりゃ、可愛いバージンなら高く売れるさ。でも、今時の女子高生でバージンなんてブスしかいないだろ。男好きしそうな可愛い女子高生は、すぐに何本も男くわえ込んじまうからな」
「いったい、いくらくらいで売れるもんなんだ?」
「色白の美人なら、希少価値も高いな。軽く二千万は超えるぜ。まあ、商品になるようなバージンの女子高生なんて、ほとんどいねえけどな」
二千万と聞いて、武藤が息を呑んだ。黒崎が夢中になるわけだ。
「バージンは風俗店じゃなくって、マニアに売るんだ。女子高生のバージンマニアって、医者とか会社の社長とか、金持ってる奴が多いんだ。でも、処女膜再生手術なんてしたって無駄だぜ。マニアをだますことは出来ねえよ。まあ、女のほうもうまくいけば金持ち親父の妾になれるかも知れねえんだから、悲惨なことばかりじゃないぜ。最近はバージンのネットオークションまであるんだぜ。中国人が主催するサイトだが、これが変態親父たちに大人気なんだよ」
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