真夜中の柑橘系

艾凪 來

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それぞれの

新学期は波乱の学期?

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新学期が始まった。俺は夏休みのアレコレがまだ終わっていない事も気にしないで、教室に入る
宿題や勉強とか全く終わってない中でも、やはりいつもの教室に入れるのはどこか落ち着く。教室にて1番最初に目に付くのは、やっぱり柚紀だ。女子に囲まれ、何なら話し込んでる様子

HRが始まり、そして終わり、午前中までのカリキュラムを十分に満喫した後に仲間と騒ぎ、なんの問題無いと思ってた。そんな時携帯の着信に気がついた、相手は柚紀

「もしもし?どうしたの?」
「ねぇ深弥、今日凛恵見なかった?」
「皺さん?そういえば見てない気がする」
「実はちょっと前から連絡がつかないんだよね。なんか知ってる?」
「俺もここ最近見てないから…ごめんね。」
「そっか、あ、今日いつもの駄菓子屋来てよね」

駄菓子屋に向かうと、駄菓子を頬張る柚紀を見たら、ちょっと安心する

「遅い!なんか奢ってよね!」
「はいはい、何がいい?」

今はこの生活で、満足だ

「そういえばあんた宿題終わった?提出明日だよ?大丈夫?」

「ゔぇ。」

いや、明日からの生活に満足したいな。
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