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落ちる、堕ちる
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「リーシャ、お前に手紙じゃ」
「手紙……?あ」
侍祭のボドワールから手紙を受け取って、レイディットからの定期連絡だと思い出す。
そういえば前回は手紙を書いてなかったと思い出した。着いてそうそう手紙を書いたのに、その後から手紙がないとレイディットは不審に思ったのかもしれない。
水の王都、ルーシアからこの辺境、ヴァレンテインまでは人は一ヶ月かかるが、手紙程度の軽さなら魔法で飛ばすことが可能である。
レイディットは心配症だ。リーシャが怪我をしてないか、精神的に大丈夫か、病気はないか、虐められてないかとレイディットは育ての親とばかりに心配してくれる。
それなのに、とリーシャは己を恥じた。
レオナルドとの淫らな行為に耽ってばかりの毎日。最近はリーシャからレオナルドにキスをせがんでしまうほどだ。思い出してしまってジワジワと体の奥から湧き上がる何かを感じ、振り払うためにブンブンと首を振った。
ボドワールは一瞬、リーシャの奇行に不審がったか、すぐに目を逸らしてくれた。
「リーシャ。夜飯、行くぞ」
「あ……」
治癒も終わり、片付けもだいぶ終わった頃にレオナルドから声がかかった。レオナルドと夕ご飯に出かけ、そのままレオナルドの家に帰るのが最近のルーティンだった。
けれど今日は手紙がある。中を読んで、返事を書かなくては。いい加減レイディットを待たせるのも忍びない。
「あの……今日は、その……ごめんなさい。僕、一人で」
「は?」
「あ、えと……手紙の、返事を書かなくてはならないので…」
証拠に、と手紙を見せた。レオナルドは手紙を見て、ああ、と納得したようだった。
「別に俺の家で書けばいいだろ」
「えっ」
「テーブルくらいある。必要な物持ってこい」
「は、はい……」
持ってこい、と言われて戸惑いながらも筆記具と封筒、便箋を準備した。バックに入れて持つと、レオナルドがそのバックをヒョイと取り上げてスタスタと歩き始めてしまった。
突然無くなった荷物に戸惑ったのも一瞬だった。
「……ありがとうございます」
「いーえ」
やはりレオナルドは優しい。横に並んで歩く歩幅もリーシャに合わせてくれている。リーシャが目を細めて微笑み、レオナルドを見上げると珍しくレオナルドは照れたように頬をかいていた。
夕食を済ませてレオナルドの家に行くと、まずは手紙を読もうと開けたところでレオナルドが口を開いた。
「今更だけど俺も居ていいのか?」
「定期連絡ですから、大丈夫ですよ。内密な話でもありませんでしょうし」
リーシャがそう答えると、レオナルドの腕がリーシャの脇にするりと入り込んでベッドの端に座った。レオナルドの膝にリーシャは乗る形になっている。背中から抱え込まれるように座るが、重くないのかと不安になる。
「こ、ここで読むんですか?」
「ここで。重くないから降りようとするな」
リーシャの腰に回したレオナルドの腕が、少しだけ力を増す。離さないと言わんばかりの体勢にリーシャはくすくすと笑う。
封筒から便箋を取り出して、手紙を読み始める。レイディットの手紙の内容は、リーシャへの心配が書き綴られていた。体の心配から始まり、精神の心配、怪我の心配、パワハラの心配まで書いてあった。
「……なんだ、このレイディットって奴は。親か?」
「レイディット様は……僕の親代わりのような、育ての親のような方です」
便箋のレイディットの名前をなぞりながら、リーシャはレオナルドに説明する。
「神殿生まれ、神殿育ちの僕を幼い頃からずっと目をかけてくださったんです。神殿で子供が生まれると、親は分からないように秘匿にされて親とは離れて生活することになるんです」
だから、孤児のような、そうでないような微妙な子供でした。というと、レオナルドの腕が更に力を込めているのが分かった。
「そんな僕を侍祭まで引き上げて下さったのがレイディット様です」
「……へぇ。なるほど。それで、リーシャはここに来たんだな」
「上層部の方は……出向扱いだと」
司祭にするための、出向と聞いている。
「んな訳ねーだろ…ここがどこだか分かってんのか?辺境だぞ。侍祭から司祭に引き上げるためならもっと良いとこ飛ばすに決まってんだろ。もっとやり甲斐のある安全な所に」
「……そう、ですか」
世間を知らないリーシャは、上層部に言いくるめられていたのだと理解する。
「つーか、そのレイディットのせいだろ。ソイツがお前ばっかり贔屓してるせいでこんなとこに飛ばされたんだろ?」
「……まさか。そんな」
「内情を知らない俺でも何となく想像出来る。……孤児に近い、後ろ盾のないお前を上層部は司祭にはしたくねぇんだろ」
リーシャに遠慮してか、語尾になるにつれてレオナルドの声が小さくなってゆく。全部を把握した訳では無いけれど、リーシャはレオナルドの言葉が真実に近い気がしてならなかった。
レオナルドは優しい。優しいから、ちゃんと遠回しに傷つけないように、しっかりと正面から言葉を尽くしてくれたのだ。
「なら…それはそれで、良かったのかも知れません」
「レイディットから離れてか?」
「はい。僕は…レイディット様の求める完璧な姿を、ずっと、ずっと作らなくてはならなかったのです。きっといつか……レイディット様を失望させてしまう、その時まで」
だからきっと。これで良かったのだ。そうリーシャは胸の奥で飲み込んだ。
レオナルドの読みが正しければ、きっと水の王都に戻ることは無い。レイディットもいつかリーシャのことを記憶の隅に薄れさせていくことだろう。
ふと、レオナルドの腕の拘束が緩んだことに気づき、レオナルドの方へ振り返った。
「……返事を書くんだろ」
そう言われ、便箋に目を落とす。レイディットの書き綴られた丁寧な文字を見て、突然その便箋が重いものに感じた。持っているのが重い。けれど手を離すことも上手く出来ない。
「レオナルド様……今日は…、良い文章が、書けそうにないです」
レオナルドは何も言わず、ジッとリーシャを見下ろす。哀れんでいるわけでも、怒っているわけでも、呆れている訳でもない。
リーシャが何をするのか、何を選択するのか見ているだけだ。
「だから、今日は……」
リーシャはレオナルドの背に腕を回した。座っていた腰を浮かせ、身体を向かい合わせて、許可なくレオナルドの唇を奪った。
「ん…ん、んん…ちゅ、ん、ぅ」
レオナルドは拒否をせず、身を任せるようにリーシャのキスを受け入れた。胸が痛くなるほど嬉しくて堪らなかった。
「レオナルド様…お願いです…、僕を、んっ……!」
最後まで言わなくとも、レオナルドはリーシャの願いを叶えてくれる。受け入れるだけのキスじゃなくて、リーシャの唇を貪るようにキスをされ、歓喜に脳内が支配されていく。
目頭が熱くなって、いつの間にかリーシャは泣いていた。なのに、どうしてか口は微笑んでいた。レオナルドはそんなリーシャを優しく包み、ゆっくりとベッドに押し倒した。
いつの間にか、便箋はベッドの床に落ちてしまっていた。
「手紙……?あ」
侍祭のボドワールから手紙を受け取って、レイディットからの定期連絡だと思い出す。
そういえば前回は手紙を書いてなかったと思い出した。着いてそうそう手紙を書いたのに、その後から手紙がないとレイディットは不審に思ったのかもしれない。
水の王都、ルーシアからこの辺境、ヴァレンテインまでは人は一ヶ月かかるが、手紙程度の軽さなら魔法で飛ばすことが可能である。
レイディットは心配症だ。リーシャが怪我をしてないか、精神的に大丈夫か、病気はないか、虐められてないかとレイディットは育ての親とばかりに心配してくれる。
それなのに、とリーシャは己を恥じた。
レオナルドとの淫らな行為に耽ってばかりの毎日。最近はリーシャからレオナルドにキスをせがんでしまうほどだ。思い出してしまってジワジワと体の奥から湧き上がる何かを感じ、振り払うためにブンブンと首を振った。
ボドワールは一瞬、リーシャの奇行に不審がったか、すぐに目を逸らしてくれた。
「リーシャ。夜飯、行くぞ」
「あ……」
治癒も終わり、片付けもだいぶ終わった頃にレオナルドから声がかかった。レオナルドと夕ご飯に出かけ、そのままレオナルドの家に帰るのが最近のルーティンだった。
けれど今日は手紙がある。中を読んで、返事を書かなくては。いい加減レイディットを待たせるのも忍びない。
「あの……今日は、その……ごめんなさい。僕、一人で」
「は?」
「あ、えと……手紙の、返事を書かなくてはならないので…」
証拠に、と手紙を見せた。レオナルドは手紙を見て、ああ、と納得したようだった。
「別に俺の家で書けばいいだろ」
「えっ」
「テーブルくらいある。必要な物持ってこい」
「は、はい……」
持ってこい、と言われて戸惑いながらも筆記具と封筒、便箋を準備した。バックに入れて持つと、レオナルドがそのバックをヒョイと取り上げてスタスタと歩き始めてしまった。
突然無くなった荷物に戸惑ったのも一瞬だった。
「……ありがとうございます」
「いーえ」
やはりレオナルドは優しい。横に並んで歩く歩幅もリーシャに合わせてくれている。リーシャが目を細めて微笑み、レオナルドを見上げると珍しくレオナルドは照れたように頬をかいていた。
夕食を済ませてレオナルドの家に行くと、まずは手紙を読もうと開けたところでレオナルドが口を開いた。
「今更だけど俺も居ていいのか?」
「定期連絡ですから、大丈夫ですよ。内密な話でもありませんでしょうし」
リーシャがそう答えると、レオナルドの腕がリーシャの脇にするりと入り込んでベッドの端に座った。レオナルドの膝にリーシャは乗る形になっている。背中から抱え込まれるように座るが、重くないのかと不安になる。
「こ、ここで読むんですか?」
「ここで。重くないから降りようとするな」
リーシャの腰に回したレオナルドの腕が、少しだけ力を増す。離さないと言わんばかりの体勢にリーシャはくすくすと笑う。
封筒から便箋を取り出して、手紙を読み始める。レイディットの手紙の内容は、リーシャへの心配が書き綴られていた。体の心配から始まり、精神の心配、怪我の心配、パワハラの心配まで書いてあった。
「……なんだ、このレイディットって奴は。親か?」
「レイディット様は……僕の親代わりのような、育ての親のような方です」
便箋のレイディットの名前をなぞりながら、リーシャはレオナルドに説明する。
「神殿生まれ、神殿育ちの僕を幼い頃からずっと目をかけてくださったんです。神殿で子供が生まれると、親は分からないように秘匿にされて親とは離れて生活することになるんです」
だから、孤児のような、そうでないような微妙な子供でした。というと、レオナルドの腕が更に力を込めているのが分かった。
「そんな僕を侍祭まで引き上げて下さったのがレイディット様です」
「……へぇ。なるほど。それで、リーシャはここに来たんだな」
「上層部の方は……出向扱いだと」
司祭にするための、出向と聞いている。
「んな訳ねーだろ…ここがどこだか分かってんのか?辺境だぞ。侍祭から司祭に引き上げるためならもっと良いとこ飛ばすに決まってんだろ。もっとやり甲斐のある安全な所に」
「……そう、ですか」
世間を知らないリーシャは、上層部に言いくるめられていたのだと理解する。
「つーか、そのレイディットのせいだろ。ソイツがお前ばっかり贔屓してるせいでこんなとこに飛ばされたんだろ?」
「……まさか。そんな」
「内情を知らない俺でも何となく想像出来る。……孤児に近い、後ろ盾のないお前を上層部は司祭にはしたくねぇんだろ」
リーシャに遠慮してか、語尾になるにつれてレオナルドの声が小さくなってゆく。全部を把握した訳では無いけれど、リーシャはレオナルドの言葉が真実に近い気がしてならなかった。
レオナルドは優しい。優しいから、ちゃんと遠回しに傷つけないように、しっかりと正面から言葉を尽くしてくれたのだ。
「なら…それはそれで、良かったのかも知れません」
「レイディットから離れてか?」
「はい。僕は…レイディット様の求める完璧な姿を、ずっと、ずっと作らなくてはならなかったのです。きっといつか……レイディット様を失望させてしまう、その時まで」
だからきっと。これで良かったのだ。そうリーシャは胸の奥で飲み込んだ。
レオナルドの読みが正しければ、きっと水の王都に戻ることは無い。レイディットもいつかリーシャのことを記憶の隅に薄れさせていくことだろう。
ふと、レオナルドの腕の拘束が緩んだことに気づき、レオナルドの方へ振り返った。
「……返事を書くんだろ」
そう言われ、便箋に目を落とす。レイディットの書き綴られた丁寧な文字を見て、突然その便箋が重いものに感じた。持っているのが重い。けれど手を離すことも上手く出来ない。
「レオナルド様……今日は…、良い文章が、書けそうにないです」
レオナルドは何も言わず、ジッとリーシャを見下ろす。哀れんでいるわけでも、怒っているわけでも、呆れている訳でもない。
リーシャが何をするのか、何を選択するのか見ているだけだ。
「だから、今日は……」
リーシャはレオナルドの背に腕を回した。座っていた腰を浮かせ、身体を向かい合わせて、許可なくレオナルドの唇を奪った。
「ん…ん、んん…ちゅ、ん、ぅ」
レオナルドは拒否をせず、身を任せるようにリーシャのキスを受け入れた。胸が痛くなるほど嬉しくて堪らなかった。
「レオナルド様…お願いです…、僕を、んっ……!」
最後まで言わなくとも、レオナルドはリーシャの願いを叶えてくれる。受け入れるだけのキスじゃなくて、リーシャの唇を貪るようにキスをされ、歓喜に脳内が支配されていく。
目頭が熱くなって、いつの間にかリーシャは泣いていた。なのに、どうしてか口は微笑んでいた。レオナルドはそんなリーシャを優しく包み、ゆっくりとベッドに押し倒した。
いつの間にか、便箋はベッドの床に落ちてしまっていた。
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