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成長編
今は何年前!?
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方針が決まったので、私はまたまた父に頼んで貴族名鑑的なものがないか聞こうと思ったけれど、流石に変に思われるかもしれないから、自分の家のことを聞いてそこから貴族についてのことや王族のことを聞いていくことにした。
いきなり勉強熱心になった私を不思議に思ってはいても、悪いことではないと思ってちゃんと教えてくえる父に感謝したい。
順番で教えてもらった結果からいうと、やはり私の家は商売で成り上がった新興貴族であった。
まあ、伯爵位なのに星の名前を持っていなかったし。
この世界、というかこの国の貴族は古い家系であれば星の名前を冠していて、星の祝福を利用している。
魔法みたいなものはこのゲームにはないけど、この、星の祝福という不思議な力で建国されてる。
星の祝福を使用できるのが王族の血に連なるもので、代々王族が降嫁、あるいは婿養子に入る等をした家に星の名を与える仕組みになってて、だから歴史が古い貴族には大体星の名がついている。
でも、近年では国に貢献したものに褒美として爵位を与える仕組みができてきて、武芸や商売で名を上げた家が新興貴族として存在するようになってきて、まあでも、それを快く思わないものもいるわけで、そこらへんの話がゲームの方で出てたから貴族のことにちょっと詳しかったりする。
かなり脱線したけど、ゲームの攻略対象には王族や名のある貴族、新興貴族から計12名出てきて、私の最推しであるカレン様の家もその攻略対象がいるんだけどそこ繋がりでカレン様は悪役令嬢として立ちはだかる。
もうほんっとこのカレン様がめちゃくちゃかっこいいんだよねぇ。
まあ、どうやらメイン攻略対象のレオン・レグルス・スターレインは今5歳ってことらしいから、つまり今はゲーム開始から13年前になるとわかった。
そうと決まれば、私は勉強をしよう。
メインの攻略対象がいるってことは、ゲームと同じ物語が展開されるのは確定っぽい、つまりはカレン様も登場する、でも何もなければ100%カレン様はゲームの通りに悪役令嬢として断罪されるのは必至。
このゲーム、どの攻略対象を選んでもカレン様が悪役令嬢として登場して断罪される仕組みになってて、どんな攻略方法にしてもカレン様が助かる道がなくて私泣いたんだよなぁ。
制作会社はカレン様になんか恨みでもあるのかってくらい徹底されてて。
おかげで私はワク学を極めたと言ってもいいくらいになっちゃったけど、今はその知識を駆使してカレン様を助けられる方法を考えられるし、前世の私えらい。
そう、リアは思っていた。
リアが前世の記憶を思い出して、一年が経過した。
結果、彼女が思い描ていたよりも現実は無常であることがわかった。
リアはヒロインと同い年になるので同じ学園に入れると高を括っていたが、どうやら父である伯爵は娘を他国に留学させる計画を練っていたようで、4歳の誕生日に留学先となる国ヒオウギの王子、トウヤ・タイヨオを招待していた。
トウヤ王子は祝いの言葉とともに、リアに自分の国に留学することになるんだよと教え、それだけでなく、もしかしたら僕のお嫁さんになるかもしれないという言葉も付け加えた。
私は4歳になるまでに色々なことを勉強した。
国のこと、貴族のこと、政治のこと、ありとあらゆる面でカレン様を助けられる道を作るため、父の書斎にあった本をこっそり読んで、文字や歴史、算数などの学校で習う勉強は引き続きティーシェンに教えてもらって、たまに本の中でわからない言葉を聞いたりしながら知識を増やしていった。
幸いなことに、やり手の商人である父の書斎にはあらゆる国の本が所狭しとあり、勉強にはうってつけだった。
外国語で書かれている本はティーシェンに教わることでクリアした。
攻略対象まじでハイスペック。
すべて順調にいくと思っていた矢先、前世の記憶を思い出して丁度一年になる、私の誕生日。
パーティー会場である我が家のダンスホールでこの国ではおそらく一生お目にかかれない色彩である黒髪に黒目の、10歳くらいの少年が私に話しかける。
「リア・モルトさん、初めまして、僕は隣国ヒオウギ国第三王子、トウヤ・タイヨオです、今日は貴方のお誕生日のお祝いと僕の国で未来の同級生になる君を見に来ました」
・・・はい?
今彼は何と言った?未来の同級生?こんな人ゲームに出てたっけ?え?私憶えてないことあった?
あれーと考えていても無言でいるのは怪しいし、リア・モルトという、伯爵家で培った令嬢スキルというものが一応はあったので、なんとか当たり障りのない挨拶を返す。
「初めまして、リア・モルトともうします。お祝いの言葉、ありがとうございます。えと、タイヨオさま」
まだまだ舌足らずな幼児の口なので、多少のつっかえは許してほしい。
「ふふ、タイヨオなんて堅苦しくなくていいよ、僕のことはトウヤって呼んで。僕の国ではファミリーネームよりも名前呼びが主流だし、それにもしかしたら僕のお嫁さんになるかもしれないからね」
王子はそう言って私の前に跪き、幼児の小さな手をとって、口づけをする。
「王子殿下、まだ娘は幼いので、それくらいにして、パーティーに戻りましょう。リアもほかの招待客に挨拶に行くよ」
放心状態で動けない私を見かねた父はそう言って私の手を引いてこの場を去る。
私はというと、王子が同級生と言った時の衝撃以上のものが頭を駆け巡っていて混乱の極致にいた。
今の私の心は、何がなんだがわからない。いやほんとに。
まじでほんとに説明を求めたい。
いきなり勉強熱心になった私を不思議に思ってはいても、悪いことではないと思ってちゃんと教えてくえる父に感謝したい。
順番で教えてもらった結果からいうと、やはり私の家は商売で成り上がった新興貴族であった。
まあ、伯爵位なのに星の名前を持っていなかったし。
この世界、というかこの国の貴族は古い家系であれば星の名前を冠していて、星の祝福を利用している。
魔法みたいなものはこのゲームにはないけど、この、星の祝福という不思議な力で建国されてる。
星の祝福を使用できるのが王族の血に連なるもので、代々王族が降嫁、あるいは婿養子に入る等をした家に星の名を与える仕組みになってて、だから歴史が古い貴族には大体星の名がついている。
でも、近年では国に貢献したものに褒美として爵位を与える仕組みができてきて、武芸や商売で名を上げた家が新興貴族として存在するようになってきて、まあでも、それを快く思わないものもいるわけで、そこらへんの話がゲームの方で出てたから貴族のことにちょっと詳しかったりする。
かなり脱線したけど、ゲームの攻略対象には王族や名のある貴族、新興貴族から計12名出てきて、私の最推しであるカレン様の家もその攻略対象がいるんだけどそこ繋がりでカレン様は悪役令嬢として立ちはだかる。
もうほんっとこのカレン様がめちゃくちゃかっこいいんだよねぇ。
まあ、どうやらメイン攻略対象のレオン・レグルス・スターレインは今5歳ってことらしいから、つまり今はゲーム開始から13年前になるとわかった。
そうと決まれば、私は勉強をしよう。
メインの攻略対象がいるってことは、ゲームと同じ物語が展開されるのは確定っぽい、つまりはカレン様も登場する、でも何もなければ100%カレン様はゲームの通りに悪役令嬢として断罪されるのは必至。
このゲーム、どの攻略対象を選んでもカレン様が悪役令嬢として登場して断罪される仕組みになってて、どんな攻略方法にしてもカレン様が助かる道がなくて私泣いたんだよなぁ。
制作会社はカレン様になんか恨みでもあるのかってくらい徹底されてて。
おかげで私はワク学を極めたと言ってもいいくらいになっちゃったけど、今はその知識を駆使してカレン様を助けられる方法を考えられるし、前世の私えらい。
そう、リアは思っていた。
リアが前世の記憶を思い出して、一年が経過した。
結果、彼女が思い描ていたよりも現実は無常であることがわかった。
リアはヒロインと同い年になるので同じ学園に入れると高を括っていたが、どうやら父である伯爵は娘を他国に留学させる計画を練っていたようで、4歳の誕生日に留学先となる国ヒオウギの王子、トウヤ・タイヨオを招待していた。
トウヤ王子は祝いの言葉とともに、リアに自分の国に留学することになるんだよと教え、それだけでなく、もしかしたら僕のお嫁さんになるかもしれないという言葉も付け加えた。
私は4歳になるまでに色々なことを勉強した。
国のこと、貴族のこと、政治のこと、ありとあらゆる面でカレン様を助けられる道を作るため、父の書斎にあった本をこっそり読んで、文字や歴史、算数などの学校で習う勉強は引き続きティーシェンに教えてもらって、たまに本の中でわからない言葉を聞いたりしながら知識を増やしていった。
幸いなことに、やり手の商人である父の書斎にはあらゆる国の本が所狭しとあり、勉強にはうってつけだった。
外国語で書かれている本はティーシェンに教わることでクリアした。
攻略対象まじでハイスペック。
すべて順調にいくと思っていた矢先、前世の記憶を思い出して丁度一年になる、私の誕生日。
パーティー会場である我が家のダンスホールでこの国ではおそらく一生お目にかかれない色彩である黒髪に黒目の、10歳くらいの少年が私に話しかける。
「リア・モルトさん、初めまして、僕は隣国ヒオウギ国第三王子、トウヤ・タイヨオです、今日は貴方のお誕生日のお祝いと僕の国で未来の同級生になる君を見に来ました」
・・・はい?
今彼は何と言った?未来の同級生?こんな人ゲームに出てたっけ?え?私憶えてないことあった?
あれーと考えていても無言でいるのは怪しいし、リア・モルトという、伯爵家で培った令嬢スキルというものが一応はあったので、なんとか当たり障りのない挨拶を返す。
「初めまして、リア・モルトともうします。お祝いの言葉、ありがとうございます。えと、タイヨオさま」
まだまだ舌足らずな幼児の口なので、多少のつっかえは許してほしい。
「ふふ、タイヨオなんて堅苦しくなくていいよ、僕のことはトウヤって呼んで。僕の国ではファミリーネームよりも名前呼びが主流だし、それにもしかしたら僕のお嫁さんになるかもしれないからね」
王子はそう言って私の前に跪き、幼児の小さな手をとって、口づけをする。
「王子殿下、まだ娘は幼いので、それくらいにして、パーティーに戻りましょう。リアもほかの招待客に挨拶に行くよ」
放心状態で動けない私を見かねた父はそう言って私の手を引いてこの場を去る。
私はというと、王子が同級生と言った時の衝撃以上のものが頭を駆け巡っていて混乱の極致にいた。
今の私の心は、何がなんだがわからない。いやほんとに。
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