10 / 31
学園編
やってきました学園
しおりを挟む
どうやってカレン様を救うか悩んで悩んで選んだ道は、ヒロインにノーマルエンドを迎えてもらって全て平和的に解決するというものだ。
そうだよ、そもそも問題、攻略させなければ断罪イベントは起こらない。
ヒロインに直接頼むのは無理だけどそれとなく攻略させないようにしたり、攻略対象以外の人との仲を取り持てば万事うまくいくんじゃない!?
完ぺきだ、これなら今世の家族に迷惑かけないで済むはず。
カレン様を救うための策をひねり出せば後は学園入学を待つだけ。
「やだやだやだ、ねえさまと会えなくなるなんていやだ!」
ルークの私の呼び方が姉さまになって、一層可愛さが浮き彫りになったけど、今はとても大きな壁がある。
私が学園に行くことを聞いてルークが会えなくなるのは嫌だという、、、可愛い過ぎる。
「ごめんね、ルーク、姉さまは学園でいろいろやりたいことがあるから行きたいのよ。それに休みのときは絶対ルークに会いに行くから我慢して?立派なモルト家の長男でかっこいい男の子でしょ?」
頬を膨らませながらも、自分を納得させようとしているルーク。
状況も忘れて抱きしめたい衝動に負けそう。
「ん、僕、はねえさまの弟だもん、がまんする。でも、おやすみのときはぜったい、ぜったい、かえってきて?」
涙声で私に縋る弟、、、我慢ができないのはお姉ちゃんのほうでした。
「絶対絶対帰ってくるよーー私の天使!」
もう無理、私は感極まってルークを思いきり抱き締める。
「やく、やくそくだよ」
私の行動にとうとう涙腺が決壊したのか、ルークは涙を流しながら私の腕をぎゅっとする。
「ええ!」
弟との感動の別れをして、私は学園の校門についた。
ああ、やっとここまで来た。
私の学園生活が今ここから始まるの。
「えー、今日という良き日に皆入学おめでとう………………………………………………………」
入学式で学園長の長すぎる挨拶がされた。
リアは一年のベガ組に配属された。
この学園は入試成績でクラスが分けられ、上からデネブ、アルタイル、ベガとなっている。
学年は色によって分け、赤、青、黄色、今年の新一年生の色は黄色となり、この学園に決まった制服などは無いが、学年とクラス分けのために学園の校章と学年、クラスの名が刺繍されたリボンの着用が義務付けられている。
留学して頭も良いはずのリアがなぜ一番下のベガ組なのかはヒロインが原因である。
乙女ゲームのヒロインである男爵令嬢ディアナ・ヒルトンはベガ組である。
リアの目的のためには同じクラスのほうが何かと都合がいいため、わざとベガ組になるようにしたのだ。
学園での入学式は学園長のそれはもう長すぎる挨拶のせいで物凄く疲れたわ。
式が終わってそれぞれ各クラスの先生についていってクラスの教室に行く。
にしても、クラス分けの入試、簡単すぎてどう間違えるかを悩むなんて、思ってなかったわ。
勉強し過ぎるのも善し悪しね。
まあ、努力の成果としてちゃんとヒロインと同じクラスになれてよかったけど。
ヒロイン、近くで見ると爵位とか関係なく男の人が口説きたくなるのも仕方ない美人ね。
透き通るような銀色の髪に全てを受け入れる大海のような水色の瞳。
攻略対象を骨抜きにするのも頷けるわ。
でも、この世界では攻略対象以外の人と幸せになってもらうわ。
カレン様のために、ひいては私のために。
「今日からこのベガクラスの担任になる、ティーシェン・ライブラーです。皆さんよろしくお願いします」
ゲームと同じようにベガクラスの先生はティーシェン先生ね。
大昔に星の名前を貰ったのに悪徳貴族の謀略のせいで没落しかけてて、そのせいで一番下のクラス担当になったんだっけ。
ゲームの設定を思い出していたら、授業の説明をしてるティーシェン先生と目があって一瞬びっくりしたような顔をされた。
あ、そういえばティーシェン先生の前でめっちゃ勉強漬けな毎日を送ってたからなんでこのクラスなんだって思われたのかも。
まあ、二人きりのときがくればその時説明すればいいか。
留学の疲れで文字が見えなかったって言い訳しよう。
先生の説明が終わったら、次はみんなの自己紹介になった。
「では、出席番号順に自己紹介をお願いします」
この出席番号はテスト成績が悪い順っぽい、私が一番だから。
「はい、リア・モルトと申します、宜しくお願い致します」
机から立ち上がって、できるだけ先生の方向を見ないように、礼をして着席する。
どんどん自己紹介がされていって、このクラスにいる一人目の攻略対象の自己紹介が始まった。
「次は俺だな。俺の名前はラファー・サジタリウス。サジタリウス侯爵家のものだ」
ラファー・サジタリウス。武門の名門サジタリウス家の三男で勉強のできない脳筋単細胞で、攻略のやり方は褒めて褒めて褒めまくることから始めるやつだ。
自尊心は高いけど三男なので爵位を継げない立場。
でも武芸のみであれば兄達よりも強いので虎視眈々と下克上を狙っているやつで、それでは意味がないと諭して学園主催の武芸大会で優勝させて自分は弱くないとわからせて、勝てたのはお前のおかげって告らせるのがラファーのルートだったけ。
確かハッピーエンドは、兄達が駆け落ちしたから繰り上がりでサジタリウス家を継ぐことになってヒロインと一緒に
頑張るだったような。
バットは優勝できなくて下克上しようと捕まるだった。
そんでラファーのときのカレン様は武芸大会を邪魔した罪で断罪される。
一応、男爵家のくせに侯爵家のものと結ばれようとするヒロインをよく思ってなくて、そこを理由に他の人がやった罪もまとめて被ってただよね。
カレン様はまともな意見しか言ってないのに周りの人間が曲解したりして首謀者にされてて、ほんと意味わからんって思ったな。
そうだよ、そもそも問題、攻略させなければ断罪イベントは起こらない。
ヒロインに直接頼むのは無理だけどそれとなく攻略させないようにしたり、攻略対象以外の人との仲を取り持てば万事うまくいくんじゃない!?
完ぺきだ、これなら今世の家族に迷惑かけないで済むはず。
カレン様を救うための策をひねり出せば後は学園入学を待つだけ。
「やだやだやだ、ねえさまと会えなくなるなんていやだ!」
ルークの私の呼び方が姉さまになって、一層可愛さが浮き彫りになったけど、今はとても大きな壁がある。
私が学園に行くことを聞いてルークが会えなくなるのは嫌だという、、、可愛い過ぎる。
「ごめんね、ルーク、姉さまは学園でいろいろやりたいことがあるから行きたいのよ。それに休みのときは絶対ルークに会いに行くから我慢して?立派なモルト家の長男でかっこいい男の子でしょ?」
頬を膨らませながらも、自分を納得させようとしているルーク。
状況も忘れて抱きしめたい衝動に負けそう。
「ん、僕、はねえさまの弟だもん、がまんする。でも、おやすみのときはぜったい、ぜったい、かえってきて?」
涙声で私に縋る弟、、、我慢ができないのはお姉ちゃんのほうでした。
「絶対絶対帰ってくるよーー私の天使!」
もう無理、私は感極まってルークを思いきり抱き締める。
「やく、やくそくだよ」
私の行動にとうとう涙腺が決壊したのか、ルークは涙を流しながら私の腕をぎゅっとする。
「ええ!」
弟との感動の別れをして、私は学園の校門についた。
ああ、やっとここまで来た。
私の学園生活が今ここから始まるの。
「えー、今日という良き日に皆入学おめでとう………………………………………………………」
入学式で学園長の長すぎる挨拶がされた。
リアは一年のベガ組に配属された。
この学園は入試成績でクラスが分けられ、上からデネブ、アルタイル、ベガとなっている。
学年は色によって分け、赤、青、黄色、今年の新一年生の色は黄色となり、この学園に決まった制服などは無いが、学年とクラス分けのために学園の校章と学年、クラスの名が刺繍されたリボンの着用が義務付けられている。
留学して頭も良いはずのリアがなぜ一番下のベガ組なのかはヒロインが原因である。
乙女ゲームのヒロインである男爵令嬢ディアナ・ヒルトンはベガ組である。
リアの目的のためには同じクラスのほうが何かと都合がいいため、わざとベガ組になるようにしたのだ。
学園での入学式は学園長のそれはもう長すぎる挨拶のせいで物凄く疲れたわ。
式が終わってそれぞれ各クラスの先生についていってクラスの教室に行く。
にしても、クラス分けの入試、簡単すぎてどう間違えるかを悩むなんて、思ってなかったわ。
勉強し過ぎるのも善し悪しね。
まあ、努力の成果としてちゃんとヒロインと同じクラスになれてよかったけど。
ヒロイン、近くで見ると爵位とか関係なく男の人が口説きたくなるのも仕方ない美人ね。
透き通るような銀色の髪に全てを受け入れる大海のような水色の瞳。
攻略対象を骨抜きにするのも頷けるわ。
でも、この世界では攻略対象以外の人と幸せになってもらうわ。
カレン様のために、ひいては私のために。
「今日からこのベガクラスの担任になる、ティーシェン・ライブラーです。皆さんよろしくお願いします」
ゲームと同じようにベガクラスの先生はティーシェン先生ね。
大昔に星の名前を貰ったのに悪徳貴族の謀略のせいで没落しかけてて、そのせいで一番下のクラス担当になったんだっけ。
ゲームの設定を思い出していたら、授業の説明をしてるティーシェン先生と目があって一瞬びっくりしたような顔をされた。
あ、そういえばティーシェン先生の前でめっちゃ勉強漬けな毎日を送ってたからなんでこのクラスなんだって思われたのかも。
まあ、二人きりのときがくればその時説明すればいいか。
留学の疲れで文字が見えなかったって言い訳しよう。
先生の説明が終わったら、次はみんなの自己紹介になった。
「では、出席番号順に自己紹介をお願いします」
この出席番号はテスト成績が悪い順っぽい、私が一番だから。
「はい、リア・モルトと申します、宜しくお願い致します」
机から立ち上がって、できるだけ先生の方向を見ないように、礼をして着席する。
どんどん自己紹介がされていって、このクラスにいる一人目の攻略対象の自己紹介が始まった。
「次は俺だな。俺の名前はラファー・サジタリウス。サジタリウス侯爵家のものだ」
ラファー・サジタリウス。武門の名門サジタリウス家の三男で勉強のできない脳筋単細胞で、攻略のやり方は褒めて褒めて褒めまくることから始めるやつだ。
自尊心は高いけど三男なので爵位を継げない立場。
でも武芸のみであれば兄達よりも強いので虎視眈々と下克上を狙っているやつで、それでは意味がないと諭して学園主催の武芸大会で優勝させて自分は弱くないとわからせて、勝てたのはお前のおかげって告らせるのがラファーのルートだったけ。
確かハッピーエンドは、兄達が駆け落ちしたから繰り上がりでサジタリウス家を継ぐことになってヒロインと一緒に
頑張るだったような。
バットは優勝できなくて下克上しようと捕まるだった。
そんでラファーのときのカレン様は武芸大会を邪魔した罪で断罪される。
一応、男爵家のくせに侯爵家のものと結ばれようとするヒロインをよく思ってなくて、そこを理由に他の人がやった罪もまとめて被ってただよね。
カレン様はまともな意見しか言ってないのに周りの人間が曲解したりして首謀者にされてて、ほんと意味わからんって思ったな。
0
あなたにおすすめの小説
え?わたくしは通りすがりの元病弱令嬢ですので修羅場に巻き込まないでくたさい。
ネコフク
恋愛
わたくしリィナ=ユグノアは小さな頃から病弱でしたが今は健康になり学園に通えるほどになりました。しかし殆ど屋敷で過ごしていたわたくしには学園は迷路のような場所。入学して半年、未だに迷子になってしまいます。今日も侍従のハルにニヤニヤされながら遠回り(迷子)して出た場所では何やら不穏な集団が・・・
強制的に修羅場に巻き込まれたリィナがちょっとだけざまぁするお話です。そして修羅場とは関係ないトコで婚約者に溺愛されています。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
乙女ゲームのヒロインに転生したのに、ストーリーが始まる前になぜかウチの従者が全部終わらせてたんですが
侑子
恋愛
十歳の時、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していたと気づいたアリス。幼なじみで従者のジェイドと準備をしながら、ハッピーエンドを目指してゲームスタートの魔法学園入学までの日々を過ごす。
しかし、いざ入学してみれば、攻略対象たちはなぜか皆他の令嬢たちとラブラブで、アリスの入る隙間はこれっぽっちもない。
「どうして!? 一体どうしてなの~!?」
いつの間にか従者に外堀を埋められ、乙女ゲームが始まらないようにされていたヒロインのお話。
モブ転生とはこんなもの
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。
乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。
今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。
いったいどうしたらいいのかしら……。
現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
他サイトでも公開しています。
モブが乙女ゲームの世界に生まれてどうするの?【完結】
いつき
恋愛
リアラは貧しい男爵家に生まれた容姿も普通の女の子だった。
陰険な意地悪をする義母と義妹が来てから家族仲も悪くなり実の父にも煙たがられる日々
だが、彼女は気にも止めず使用人扱いされても挫ける事は無い
何故なら彼女は前世の記憶が有るからだ
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた
夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。
そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。
婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる