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出会い
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夜空を眺めていた。
この少年は主人公の琴月琉衣(ことづきるい)。
星空が好きでたまにこうして
一人この広いベランダに出ては星空を見つめている。
「あれは、なに?」
空からカラスの羽のようなものが
2~3枚ヒラヒラと落ちて来た。
そして大きな影もゆっくりと舞い降りてくる。ボロボロの黒い羽を必死で操作し、今にも落下しそうだ。
えっと、どうしよ
「こっちだ!」
琉衣は見兼ねて声をかけてしまった。
不思議と怖くはなかったようだ。
声に気づいたそれは、意識もうろうと琉衣の声の方へ降り力尽きた。
「凄い怪我だ・・・」
琉衣は彼を必死で部屋の中に入れて出来る限りの手当をした。
羽の長さが元々なのか少し違うようだ。
体を吹いてベッドに寝かせてやった。
必死で動き回っていた琉衣は包帯を巻き終えるとそのまま横で眠ってしまった。
朝の光が琉衣の顔に差し込んで来た。
「あれ?あいつは??」
見渡すとキッチンを荒らしているやつがいた。
「あ。」
琉衣に気づいた。
琉衣は少し息を呑んだが、何故だか若干嬉しかった。
相手は柔らかい表情をしている。
トーストとハムを置きこちらに近づいてきた。
「おまえ人間だよな?」
「え?そ、そうだよ。君は誰?悪魔、とか?」
琉衣の顔をまじまじと見終わると答えた。
「おお!俺は悪魔族のティル。宜しくな!えっと」
「琉衣です。」
「琉衣か、助けてくれてありがとうな。意識なくてあんま覚えてないんだけど」
「いえ。なんだかほっとけなくって」
「でもお前変わった奴だよなー?怖がるだろ普通!人間ってのはこういうのの存在信じて無いって聞いてたのに」
ティルはキッチンに戻りまた食べ始めた。
「そうだよね。自分でも意外だった。でも、俺はそういうものの存在、信じてないことは無かったんだけどね。」
「ふーん。」
ティルは少し聞き返そうとしてやめた。
「けど安心しろ!俺はいい奴だからな!」
ティルは誇った顔で胸を叩いて言った。
「ま、悪魔族のことなんか信じれないのもわかるけど、一ついうとだな、俺は他の悪魔族とは違うところがある!」
「違うところ?」
「ああ、違うところだ。」
「それは?」
「それは、人間になるためにここに来たからだ!」
「人間に?ここにくれば悪魔の君が人間になれるの?」
「なれない!」
「えw」
「けど、なる為のヒントがあるはずなんだ。俺はそれを探しに来た。」
「なんで?悪魔の君が人間を望むの?」
「琉衣は自分が好きか?」
「ん、あまり好きじゃないかな。」
「俺もだ、自分が大嫌いだ。悪の為にしか働かないこの頭が嫌いだ。天使も嫌いだ。正しいことしかしない奴らはつまらない。」
「けど、人間は自由だ!神に等しい考えを持っている。」
「俺は、自由に生きたい。」
ティルは初めて一瞬冷たい目をした。
「ティル・・・」
何か言葉をかけてやりたかったが、何も言葉は見つからなかった。
この少年は主人公の琴月琉衣(ことづきるい)。
星空が好きでたまにこうして
一人この広いベランダに出ては星空を見つめている。
「あれは、なに?」
空からカラスの羽のようなものが
2~3枚ヒラヒラと落ちて来た。
そして大きな影もゆっくりと舞い降りてくる。ボロボロの黒い羽を必死で操作し、今にも落下しそうだ。
えっと、どうしよ
「こっちだ!」
琉衣は見兼ねて声をかけてしまった。
不思議と怖くはなかったようだ。
声に気づいたそれは、意識もうろうと琉衣の声の方へ降り力尽きた。
「凄い怪我だ・・・」
琉衣は彼を必死で部屋の中に入れて出来る限りの手当をした。
羽の長さが元々なのか少し違うようだ。
体を吹いてベッドに寝かせてやった。
必死で動き回っていた琉衣は包帯を巻き終えるとそのまま横で眠ってしまった。
朝の光が琉衣の顔に差し込んで来た。
「あれ?あいつは??」
見渡すとキッチンを荒らしているやつがいた。
「あ。」
琉衣に気づいた。
琉衣は少し息を呑んだが、何故だか若干嬉しかった。
相手は柔らかい表情をしている。
トーストとハムを置きこちらに近づいてきた。
「おまえ人間だよな?」
「え?そ、そうだよ。君は誰?悪魔、とか?」
琉衣の顔をまじまじと見終わると答えた。
「おお!俺は悪魔族のティル。宜しくな!えっと」
「琉衣です。」
「琉衣か、助けてくれてありがとうな。意識なくてあんま覚えてないんだけど」
「いえ。なんだかほっとけなくって」
「でもお前変わった奴だよなー?怖がるだろ普通!人間ってのはこういうのの存在信じて無いって聞いてたのに」
ティルはキッチンに戻りまた食べ始めた。
「そうだよね。自分でも意外だった。でも、俺はそういうものの存在、信じてないことは無かったんだけどね。」
「ふーん。」
ティルは少し聞き返そうとしてやめた。
「けど安心しろ!俺はいい奴だからな!」
ティルは誇った顔で胸を叩いて言った。
「ま、悪魔族のことなんか信じれないのもわかるけど、一ついうとだな、俺は他の悪魔族とは違うところがある!」
「違うところ?」
「ああ、違うところだ。」
「それは?」
「それは、人間になるためにここに来たからだ!」
「人間に?ここにくれば悪魔の君が人間になれるの?」
「なれない!」
「えw」
「けど、なる為のヒントがあるはずなんだ。俺はそれを探しに来た。」
「なんで?悪魔の君が人間を望むの?」
「琉衣は自分が好きか?」
「ん、あまり好きじゃないかな。」
「俺もだ、自分が大嫌いだ。悪の為にしか働かないこの頭が嫌いだ。天使も嫌いだ。正しいことしかしない奴らはつまらない。」
「けど、人間は自由だ!神に等しい考えを持っている。」
「俺は、自由に生きたい。」
ティルは初めて一瞬冷たい目をした。
「ティル・・・」
何か言葉をかけてやりたかったが、何も言葉は見つからなかった。
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