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友達
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「行ってくるよ!」
琉衣はティルに安静にしておくようにと言い残し学校へ向かった。
今日は引っ越したての琉衣の転入初日。
学校に着くとすぐに新しい担任の先生に連れられ教室に向かった。
この高校はクラスが少なく、校舎も小さい。少し歩くと2年1組の札が見えた。
2学期からの編入ということで少し緊張しながら教室の門をくぐる。
「静かに!今日からこのクラスに転入する琴月琉衣だ。学園は勿論、この町も初めてで、おまけに一人暮らしだそうだ。色々教えてあげるように。」
何人かの生徒は「宜しく」と明るく声をかけてくれた。
しかし全く興味を示していない人もいる。
一番前で堂々とイヤホンで音楽を聞いているもの。
斜め右端には本を読んでいるもの。
ーこの人、なんでジャージなんだろ?ー
そして左端には、いかにもいじめられっ子って感じのメガネな男の子。
それぞれ列は男女に別れている。
「琴月くん!私、このクラスの委員長の楠田並華(クスダ ナミカ)。宜しくねー!」
メガネの男の子の横の席から元気な女の子が立ち上がり言った。
「あ、ありがとう。」
優しそうな人がいて少しほっとした。
「琴月、お前の席は楠田の斜め左だ!」
「はい。」
「ではホームルームは終了だ。」
先生は出席棒を書きながら出て行った。
今日の欠席は一人。
琉衣は残りの空いている席に向かう。
ーメガネ君の後ろか。ー
「宜しく!俺は春山拓也(ハルヤマ タクヤ)ってんだ!」
後ろの席の男が話しかけて来た。
「宜しく。」
またまた賑やかそうな男が声をかけてくれた。
「お前のこと琉衣って呼んでいいか?俺は拓也でいいぜ!」
拓也は子供のようにウキウキしている。
「あ、うん、宜しくね拓也。」
鞄を置いて前を向こうとすると拓也が肩に手を置いた。
「なぁ、お前なんで一人暮らしなんだ?どんな家なんだ??いーなー一人暮らしー!」
本当に賑やかだ。
「どんなって言われたら普通のマンションなんだけど、あ、よかったら今度遊びにおいでよ。段ボール片付いたら招待するよ!」
「まじでか?!いやな、俺んち家族多くてさー。だから憧れんだよねー一人暮らしとかさー」
拓也の家は一軒家で
祖母、祖父、父、母、兄、姉、妹2人が
住んでいるらしい。
拓也は1限目が始まるまでずっと一人で喋っていた。
それが凄く有り難く感じた。
きっと俺は最近ずっと一人で寂しかったのだろう。
ーそうか、そういえば今日は朝ティブが、いた事が嬉しかったようなー
俺はそんな事を考えていた。
琉衣はティルに安静にしておくようにと言い残し学校へ向かった。
今日は引っ越したての琉衣の転入初日。
学校に着くとすぐに新しい担任の先生に連れられ教室に向かった。
この高校はクラスが少なく、校舎も小さい。少し歩くと2年1組の札が見えた。
2学期からの編入ということで少し緊張しながら教室の門をくぐる。
「静かに!今日からこのクラスに転入する琴月琉衣だ。学園は勿論、この町も初めてで、おまけに一人暮らしだそうだ。色々教えてあげるように。」
何人かの生徒は「宜しく」と明るく声をかけてくれた。
しかし全く興味を示していない人もいる。
一番前で堂々とイヤホンで音楽を聞いているもの。
斜め右端には本を読んでいるもの。
ーこの人、なんでジャージなんだろ?ー
そして左端には、いかにもいじめられっ子って感じのメガネな男の子。
それぞれ列は男女に別れている。
「琴月くん!私、このクラスの委員長の楠田並華(クスダ ナミカ)。宜しくねー!」
メガネの男の子の横の席から元気な女の子が立ち上がり言った。
「あ、ありがとう。」
優しそうな人がいて少しほっとした。
「琴月、お前の席は楠田の斜め左だ!」
「はい。」
「ではホームルームは終了だ。」
先生は出席棒を書きながら出て行った。
今日の欠席は一人。
琉衣は残りの空いている席に向かう。
ーメガネ君の後ろか。ー
「宜しく!俺は春山拓也(ハルヤマ タクヤ)ってんだ!」
後ろの席の男が話しかけて来た。
「宜しく。」
またまた賑やかそうな男が声をかけてくれた。
「お前のこと琉衣って呼んでいいか?俺は拓也でいいぜ!」
拓也は子供のようにウキウキしている。
「あ、うん、宜しくね拓也。」
鞄を置いて前を向こうとすると拓也が肩に手を置いた。
「なぁ、お前なんで一人暮らしなんだ?どんな家なんだ??いーなー一人暮らしー!」
本当に賑やかだ。
「どんなって言われたら普通のマンションなんだけど、あ、よかったら今度遊びにおいでよ。段ボール片付いたら招待するよ!」
「まじでか?!いやな、俺んち家族多くてさー。だから憧れんだよねー一人暮らしとかさー」
拓也の家は一軒家で
祖母、祖父、父、母、兄、姉、妹2人が
住んでいるらしい。
拓也は1限目が始まるまでずっと一人で喋っていた。
それが凄く有り難く感じた。
きっと俺は最近ずっと一人で寂しかったのだろう。
ーそうか、そういえば今日は朝ティブが、いた事が嬉しかったようなー
俺はそんな事を考えていた。
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