アラシとナギの料理店

くさなぎ秋良

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アラシが駆け寄って、妹を優しく抱き起こしてあげました。

「痛かったでしょう? 大丈夫?」

すると、ナギがもっと泣き出しました。

「大丈夫じゃないわ。だって、卵を全部割っちゃったもの。クッキー作れなくなっちゃった!」

そんなナギの頭を撫で、アラシがヒゲを揺らしました。

「じゃあ、卵を使わなきゃいいんだよ」

「ええ? だって、クッキーなのに?」

「見ててね」

そう言ってアラシが取り出したのは、アーモンドパウダーとくるみでした。
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