無窮の騎士

KEC

文字の大きさ
10 / 27
第一章

第九話〜新人との出会い②〜

しおりを挟む
「……最初から依頼を受けるんですか?それも素人なら泣き出しそうなレベルの採集依頼を?」

 翌日、冒険院の受注窓口に朝から訪れていたアヤトであったが、アカネに要件を伝えると明らかな困り顔を浮かべられてしまった。仕事中、そして周りの目があるので敬語だが、言葉の端々に刺々しさが感じられる。

「教導方針に口を挟むつもりはありませんが、普通は基礎訓練から入るのでは?」

 アカネの意見は何ら間違っていない。身体作りから始まり、技術を磨き、心を磨き、実力をつけてからようやく実戦に挑むのがセオリーだ。
 実際に学園では一年間みっちり基礎を鍛え、二年生になってからようやく戦闘訓練に入る堅実なやり方を採用している。学園だけでなく冒険院の常識でもあり、だからこそアカネも驚いたのだ。
 ただし、隠そうともしない不満の原因はそこではない。アヤトはあくまでも訓練校所属でありやり方が異なるのは理解しているが、確保していた訓練場の使用許可が無駄になることにあった。
 当然、そのような裏事情などアヤトが知っているわけもなく、逆にアヤトはアヤトで自分の考えを告げる。

「基礎訓練ってのはつまらないだろ?同じことの繰り返しで途中で挫けるやつも出てくるんだよ。だからまずは目指すところを見つけてもらう。それが強くなるための第一歩だと思ってるんだ。それに街の外で一日中過ごすことの現実を見せとかなきゃいけないだろ」

「なるほど一理ありますね」

「とりあえず今日は顔合わせと準備ってことで行くのは明日だな。まぁ何にしても諦めるやつは出てくるだろうけど」

「危険な職業ですし諦めるなら早めが良いと思います。それに目標の設定がモチベーションの維持に繋がるのは間違いないでしょう。ただし……」

「どうした?」

「初めてでレウィス鋼の採集はいくらなんでも酷では?」

「あいつら登竜門みたいな扱いだし、そもそも新人に戦わせるわけじゃないんだから大丈夫だろ」

 鋼の中でも軽く頑丈な事で有名なレウィス鋼は、武具の素材として重宝され非常に高い需要を持っている。そのため冒険院が常に求めており依頼が常設されているが、ある程度の実力と経験が必要となるため供給は少ない。
 依頼の難易度を上げているのはレウィス鋼の正体が魔物の外殻だということにある。つまり、ただの採集依頼ではなく、場合によっては討伐の必要性もあるということだ。
 自らの手で集めたレウィス鋼を使った武具で武装する事、それが冒険者として大成する為の一歩と言われている。

「ああそうだ、この依頼が終わったらアカネの組んでくれた流れで訓練するからよろしく。それと、たまに俺宛に指名依頼が入るよう手配してるんだけど、ある程度見通しがたったら生徒連れて行ってくるんで気にしないで放置しといてくれ」

 昨日、やすらぎへ戻るまでにアヤトがマクリカと交渉したのは錬金術で使用する素材の採集を指名依頼して欲しいというものであった。
 段階を踏んで徐々に難しい依頼を受けさせようと考えていたが、そうそう都合よく依頼が転がっているわけもない。そこでマクリカには遅くなることを了承してもらった上で、本当に必要とする素材の採集依頼を出してもらうことにした。
 訓練の一環という面から報酬は最低限と打ち合わせている。マクリカにしてみれば安く済むのだから断る理由もない。得た報酬は生徒達へそのまま渡すつもりだ。

「そんなわけで手続き頼む。もうすぐ新人達も来る頃だろうし、忙しくなる時間だろ?」

 冒険院に着いたのはまだ薄暗い早朝だったが、今はだいぶ日が昇り人の出入りも多くなってきた。つまり、これから多くの冒険者が受注窓口になだれ込むことになる。
 それをわかっているからこそ好意で急かすアヤトであったが、アカネは首を横に振り呆れた様子で見てきた。

「窓口で担当がつくという意味をわかっていないようね」

「ははっ、喋り方崩れてるぞ」

「……そういうツッコミはいりません。いいですか、担当がついたということは冒険院にとってのアヤト様の評価は非常に高いということです。多くの案件で優遇され融通も効きますので、急ぐ必要はありません」

「へぇ、そりゃ知らなかった。もしかして一般常識だったりするのか?」

「一般常識とは言えませんが、冒険者として活動していれば自ずと知ることです。ただ……アヤト様が冒険者として活動したのは極短い期間だったので知らなかったのも仕方ないのかもしれませんね」

 担当が早くついてほしい。そんな愚痴を溢す訓練生が何人もいたが、大して気にもとめていなかったアヤトはようやく言葉の意味を理解できた。
 だが同時に疑問も浮かぶ。

「メリットはわかったけど、ならなんで俺の評価が高いんだ?訓練校に引き抜かれるまでに特別目立ってた訳でもないし、その後も似たようなもんだぞ」

「詳しくは私も存じ上げませんが守護者ガーディアンを育てあげたことが要員だと思います。ランクも暫定的にですが上級ゴールド相応、それも権利を与えるとのことですし、破格の条件かと」

「あいつらのせいってことか」

「せいなんて言うんじゃないわよ。それと、支部長から目をつけられてるってこと忘れてないわよね?守護者ガーディアンから始まったのは間違い無いでしょうけど、決定的だったのはその後の貴方の行動よ。自業自得は言い過ぎかもしれないけど、自重しなきゃ国が囲い込みかねないわよ」

「充分自重してるつもりなんだけどな……」

 真顔で注意されたアヤトであったが納得いかないものは納得いかない。駄々をこねたところで現状が変わるわけでもないが、上級ゴールドの権利というのはありがたかった。
 下から初級ブロンズ中級シルバー上級ゴールド特級プラチナ超級ホワイトの順でランク分けされている冒険者だが、ランクごとに受注できる依頼に制限が設けられている。
 新人には依頼に同行できる今のうちに様々な経験をさせてあげたかった為当初はアカネに無茶を通してもらうつもりであったが、ある程度の依頼を受注できる上級ゴールド相応の権利が発行されたのであればその心配をする必要もない。
 そして、依頼を通しての冒険院への貢献、即ち義務が免除されるのは非常にありがたい。

——たかだか六人相手にここまで高待遇ってことは王族に気を使ってるってことだよな。あくまでも補佐でしかない俺を上級ゴールド待遇にしてまで何をさせようってんだ。あいつら並に鍛えろとか?……まぁいいや。

 疑問は尽きないがかつての教え子達が関係しているとして頭を切り替えたアヤトは、新人が来る時間が迫っていることにはかわりないため依頼受注の手続きをアカネに進めてもらうこととした。
 当然、依頼内容は当初の予定通りレウィス鋼の採集だ。
 アヤトの教導方針について理解したからか、アカネの表情は先程までのような困り顔ではなく凛々しさが感じられる。文句ひとつ言わずに手慣れた様子で作業を進めていき、一つの用紙をアヤトへ渡した。

「こちらが最近確認されているソリッドタイプの出没地域です。教導で行くのは理解しましたが、どうせ行くならしっかりレウィス鋼の採集もお願いします」

「わかってるよ。最近持ち込んでくるやつが少ないんだろ?」

「よくご存知で。上は見向きもせず、下はまだ未熟で手に負えず、適切な方々はもっと実入りの良い依頼に目が行きソリッドタイプは放置され増えつつあります」

「増えつつあるって、もう結構な数になってんじゃねえか」

「それは否定できません」

 レウィス鋼を外殻として纏っている魔物は一種類ではない。代表的な魔物であるゴブリンやスライム、オークやトレントなど多くの種族でその存在は確認され通称でソリッドタイプと呼ばれている。
 種族の違いはあれど共通しているのは通常の個体が進化した先の上位個体の一種であることと、種そのものが強い魔物には確認されていないことだ。
 弱きものが生き残るためのすべとして新たな進化を確立したのだとする学説と、複数の種で同様の進化が起きることが不自然だと唱え何者かによる介入があったとする学説とで対立し、正確なことはわかっていない。
 ただ一つ間違いないのは上位個体と呼ぶに相応しい強さを得たことだろう。新人冒険者でも倒せないことはない最弱候補筆頭のスライムが、ソリッドスライムに進化すれば巨大な岩を軽々両断できる中級シルバー冒険者と対等に戦える程の力を得るといえばわかりやすい。
 当然種族により強化の幅は様々であり、レウィス鋼の採集の際にソリッドタイプの見極めは必須となる。そこで際立つのが冒険院の、正確には受付嬢の情報収集能力だ。
 受付嬢は給与こそ良いもののそれ相応の高い能力が求められ、誰でも就くことができるわけではない。
 まずは依頼の発注において冒険者の要望や経験を考慮する必要があるため観察眼が必須となる。分相応の依頼ならば良いが明らかに能力が足りなければ断ることも珍しくない。冒険者の安全を守るためにも致し方ないことだ。
 同じ理由で、情報収集も必須と言える。討伐、採集、護衛、中には解体作業や掃除まで様々な依頼が混在する中で、その成否に関わらず依頼遂行中にあった出来事を可能な限り聞き出し次に繋げるのだ。
 魔物の目撃情報や不自然な生態系の変化など、危険に直結する可能性があるものを読み解きまとめ全窓口で共有。そんな地道な活動が結果として冒険院全体の安全性を高めているのだから、受付嬢の仕事の重要性が見えてくる。
 アカネに渡された用紙にも彼女らのおかげで判明したソリッドタイプの分布図が種族ごとに詳細に記されていた。能力に見合った相手を選別できるように、それは同時に危険を回避できるようにしているというわけだ。

「一応、教導終わってから間引いておこうか?」

「ありがたい申し出ですが、あくまでもこれは冒険院の怠慢が原因ですのでこちらで解決致します。近々指名依頼をかけるようなので、それまでは危険地帯として未熟な方々へ注意喚起しているところです」

「なら、とりあえず見つけたやつらだけ始末しときますかね」

「その方針でお願いします。あぁ、忘れていましたこちらをどうぞ」

 渡されたのはアヤトの名前が刻まれた金色のプレートであった。上級ゴールド冒険者の証である本物の金で作られたゴールドプレートだ。

「今後は窓口での提示をお願いします」

「了解、無くさないように気をつけなきゃな」

「ものがものなので盗難もあり得ます。紛失の際もそうなのですが、届出が必要となりますので連絡をお忘れなきようお願い致します。ではいってらっしゃいませ」

「はいよ、行ってきます」

 大きく頭を下げるアカネに見送られながらアヤトは受付窓口を後にした、わけではなくプレートを首にかけ上着の中へ隠すようにしまうと待合所のテーブルへと腰掛ける。
 新人冒険者との集合場所がここなのだから仕方ないが、丁寧に見送られた側としてはさすがに居心地が悪い。
 周りには同じように仲間と待ち合わせしていたり、窓口が空くのを待っていたり、依頼を探していたりと、だいぶ人も増えてきた。
 残念ながらまだ新人達が来る様子はない為、何と無しにアカネに視線を向ければ既に別の冒険者を対応していた。受付嬢に恋をして張り切る輩も多く、冒険者間でアカネの人気は高いらしい。本人の預かり知らぬところでファンクラブまでできる始末だ。

——せめてそわそわしないでどんと構えてりゃ良いのに

 今対応されている男も顔がにやけているのでその内の一人なのは間違い無い。肝心のアカネは好意を完全に無視して事務的に作った笑顔で仕事をこなしているのが悲しいところだ。
 恋愛に疎いアヤトですら脈がないことは明らかだが、懸命にアピールする姿を笑うほど冷淡ではない。かといって応援するわけでもなく、せいぜいが邪魔をしないように配慮する程度だろう。
 どんな形で色恋沙汰に巻き込まれるかわからないが、その時の面倒さと比べれば多少気を使うなど苦にもなりはしない。
 もっとも既に手遅れの可能性も高く、複数人の男から視線が注がれている。普段見かけないアヤトが上級ゴールド冒険者であることへの興味の視線もあるのだろうが、大半はアカネに好意を抱いている者達からの嫉妬によるものだ。妙な圧力がそれを予想ではなく事実なのだと思わせてくる。
 舌打ちまで聞こえる辺り、もはや面倒事に片足突っ込んでいることに変わりない。それが自覚できているのがアヤトの辛いところだ。

「これからは集合場所考えないといけないかもな……」

 喜ばしい事に新人達が集まったのはそのすぐ後の事。明らかに不慣れな様子で辺りを見回していたのですぐにわかった。だが不思議なことに六人ではなく三人のみ。

「何かあったのかねぇ」

 初対面のアヤトに心当たりなどあるはずもない。なんにせよお互いに顔がわからないのだから教導側のこちらから動くべきだろう、とゆっくり重い腰をあげるのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

処理中です...