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プロローグ
思い出
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「あれから、もう11年経つのか…」
引き出しの中から出てきたクマのキーホルダーを見つめながら、ポツリと独り言がこぼれた。
ピンク色のボディーに水色の大きなリボンが付いている可愛いクマのキーホルダー。
「まだ、渡せてないな…」
11年前によく遊んでいた女の子から渡されたものだ。
『コレ持ってたら、何年かかるか分からないけど、どこにいようと絶対に会いにいくから!』
『うん、ずっと待ってる!』
叶うかなんて分からない曖昧な約束を僕らはあの日に交わした。
あの子のことはよく覚えている。
髪は、白のショート、目は澄んだ青色の瞳。笑顔が素敵な可愛い女の子…一目惚れだった。
だから仲良くなれて、再開の約束みたいに、このキーホルダーを渡された時嬉しくて仕方なかった。
その時はすぐ、会えるものだと思ってたけど、現実はそう上手くは行かず、未だに会えていない。
「はぁー、会いたいなぁ…」
ため息混じりにそう呟く。
今はどこにいるのかも分からないし、名前ももう随分と前でハッキリとは覚えていなし、それ以前に向こうは僕のことなんて忘れているかもしれない。
「はぁー」
また、ため息が出る。
会える可能性なんて限りなく0に近いのに、これを捨てることが出来ないのはきっと心のどこかでその僅かな希望を信じているからだ。今だってそうだ。
ゴミ箱は目の前にあるというのに、捨てられずに引き出しの中にしまった。
なんだか嫌になって、大好きなスマホ版の乙女ゲーム『恋色ファンタジア!』を開いた。
引き出しの中から出てきたクマのキーホルダーを見つめながら、ポツリと独り言がこぼれた。
ピンク色のボディーに水色の大きなリボンが付いている可愛いクマのキーホルダー。
「まだ、渡せてないな…」
11年前によく遊んでいた女の子から渡されたものだ。
『コレ持ってたら、何年かかるか分からないけど、どこにいようと絶対に会いにいくから!』
『うん、ずっと待ってる!』
叶うかなんて分からない曖昧な約束を僕らはあの日に交わした。
あの子のことはよく覚えている。
髪は、白のショート、目は澄んだ青色の瞳。笑顔が素敵な可愛い女の子…一目惚れだった。
だから仲良くなれて、再開の約束みたいに、このキーホルダーを渡された時嬉しくて仕方なかった。
その時はすぐ、会えるものだと思ってたけど、現実はそう上手くは行かず、未だに会えていない。
「はぁー、会いたいなぁ…」
ため息混じりにそう呟く。
今はどこにいるのかも分からないし、名前ももう随分と前でハッキリとは覚えていなし、それ以前に向こうは僕のことなんて忘れているかもしれない。
「はぁー」
また、ため息が出る。
会える可能性なんて限りなく0に近いのに、これを捨てることが出来ないのはきっと心のどこかでその僅かな希望を信じているからだ。今だってそうだ。
ゴミ箱は目の前にあるというのに、捨てられずに引き出しの中にしまった。
なんだか嫌になって、大好きなスマホ版の乙女ゲーム『恋色ファンタジア!』を開いた。
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