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第17話 ちゃんとついてる
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修道院の敷地に入るとMission失敗と表示される。
あ! リヤカー置いてきちゃった……
クレアさんもすぐに気がついたのか、失敗したーというような表情。
「リヤカー置いてきちゃったね……」
「ですねーあの状況だったら仕方ないですよ……」
「まあ、結果的にはお互い大成功の買い出しだったし、良かったんじゃない?」
クレアさんはニコッと笑って私にウインクをする。
私はその顔を見てユージンへの告白を思い出してしまい、顔がカーっと熱くなり慌てて顔を隠す。
「アレクシアちゃんってからかいがいあるわぁ」
クレアさんはそういって私の背中を軽く叩いた。
脳内に突然、声が響く。
「タケシ! 風呂!! 」
あ! お母様……もうそんな時間なんだわ……あの人を怒らせたら色々とめんどくさいから落ちなくちゃ。
「あ! 私、落ちますね。」
「もう10時半かぁ私も落ちるよ。明日仕事で朝早いんだよねぇ」
そういうと先にクレアさんの体がスーッと消えいていく。私もそのままログアウトをする。目を開くと部屋の天井が目に飛び込んでくる。
「タケシ!!! 」
お母様の声が怒ったような口調になっている。
やべ! お母さま……じゃねぇぇ母ちゃんが怒ってるわ……
「お風呂でしょ!! 今から行くわ!!! 」
あ……
まあ……聞こえてないだろう……とりあえず風呂に行こう……Tシャツとパンツとジャージをバスタオルを用意して風呂に行く。
リビングでは風呂上がりの大学生の姉ちゃんが親父と一緒にビールを飲みながらテレビを見てギャハハハと笑っている。
その姿をみて、今まで何にも思ったことなかったのに、今はまあなんとはしたないと思う自分がいる。
風呂で服を脱いで自分の体を見ると少し気恥ずかしい気分になりかけ……ブンブンと首を横に振り、改めて自分に付いてるものを確認する。
うん。ついてる!! 俺は男だ!!!
そう認識をして風呂に入る。
一通り体を洗って湯船にダイブをして、今日あったことを振り返る。
メアリーさんにあってメアリーさんが居なく騎士選定に選ばれて居なくなって、クレアさんと出会って、……ユージンと……
あああああああああああなんでリアルで思い出してもドキドキしちゃってるの私……いやいや脳内の言葉遣いが駄目……
と、とにかく頭を冷やさないと……わた……俺はそのまま湯船に頭まで浸かる。
なにも考えずに息が苦しくなるまでそのままでいる。
一分ほどで息が苦しくなって湯船から頭を出す。
「よし! 」
こうすることによって気持ちがなんかリセットされたような気がする。そして風呂を上がる。リビングに行くと姉ちゃんが話しかけてくる。
「タケシ、母さんが様子がおかしいって心配してたわよ」
「なんにもねぇぇよ! 」
「おー怖! まだ反抗期?」
人を茶化すように笑う姉。
俺はコップに水を入れながら姉に話しかける。
「姉貴は彼氏とは上手くいってんの? 」
それを聞いて親父の顔の顔がしかめる。
慌てたような感じで姉が俺に言う。
「は? あんた何言ってんのよ!」
コップの水を飲み干した俺は姉の言葉を無視して部屋に戻る。
ベッドの上に転がってるヘルメット見る。
いつもだったらここから明け方までゲームするんだけど、今日はなんか疲れちゃったからもう寝よ……ヘルメットを机の上に置いて俺は布団の上で横になる……
っとその前にトイレ行ってこよ……
トイレは立って用を足す……まあ意識しなくてもそんなことはできるはず……便座を上げて、用を足して部屋に戻る俺……
うん。普通にできた。ごく自然にできた……もう今日はそのまま寝よ……布団に横になった俺はスマホ取り出す。適当にアニメを見ているとユージンに似た人が現れる。
ドキン……
え……なんでよ……わた……俺は男だしスイッチも切り替えたはず!
フーフーと深呼吸をする。
そうだ! 俺はとある事を思いついて、スマホのブックマークからPopHubというムフフなサイトを開く。
適当に動画を開いてみるとたちまち息子さんは元気になる。
良かった……元気一杯だ……
なんか安心した俺はそのまま眠りに寝落ちしてしまった……
あ! リヤカー置いてきちゃった……
クレアさんもすぐに気がついたのか、失敗したーというような表情。
「リヤカー置いてきちゃったね……」
「ですねーあの状況だったら仕方ないですよ……」
「まあ、結果的にはお互い大成功の買い出しだったし、良かったんじゃない?」
クレアさんはニコッと笑って私にウインクをする。
私はその顔を見てユージンへの告白を思い出してしまい、顔がカーっと熱くなり慌てて顔を隠す。
「アレクシアちゃんってからかいがいあるわぁ」
クレアさんはそういって私の背中を軽く叩いた。
脳内に突然、声が響く。
「タケシ! 風呂!! 」
あ! お母様……もうそんな時間なんだわ……あの人を怒らせたら色々とめんどくさいから落ちなくちゃ。
「あ! 私、落ちますね。」
「もう10時半かぁ私も落ちるよ。明日仕事で朝早いんだよねぇ」
そういうと先にクレアさんの体がスーッと消えいていく。私もそのままログアウトをする。目を開くと部屋の天井が目に飛び込んでくる。
「タケシ!!! 」
お母様の声が怒ったような口調になっている。
やべ! お母さま……じゃねぇぇ母ちゃんが怒ってるわ……
「お風呂でしょ!! 今から行くわ!!! 」
あ……
まあ……聞こえてないだろう……とりあえず風呂に行こう……Tシャツとパンツとジャージをバスタオルを用意して風呂に行く。
リビングでは風呂上がりの大学生の姉ちゃんが親父と一緒にビールを飲みながらテレビを見てギャハハハと笑っている。
その姿をみて、今まで何にも思ったことなかったのに、今はまあなんとはしたないと思う自分がいる。
風呂で服を脱いで自分の体を見ると少し気恥ずかしい気分になりかけ……ブンブンと首を横に振り、改めて自分に付いてるものを確認する。
うん。ついてる!! 俺は男だ!!!
そう認識をして風呂に入る。
一通り体を洗って湯船にダイブをして、今日あったことを振り返る。
メアリーさんにあってメアリーさんが居なく騎士選定に選ばれて居なくなって、クレアさんと出会って、……ユージンと……
あああああああああああなんでリアルで思い出してもドキドキしちゃってるの私……いやいや脳内の言葉遣いが駄目……
と、とにかく頭を冷やさないと……わた……俺はそのまま湯船に頭まで浸かる。
なにも考えずに息が苦しくなるまでそのままでいる。
一分ほどで息が苦しくなって湯船から頭を出す。
「よし! 」
こうすることによって気持ちがなんかリセットされたような気がする。そして風呂を上がる。リビングに行くと姉ちゃんが話しかけてくる。
「タケシ、母さんが様子がおかしいって心配してたわよ」
「なんにもねぇぇよ! 」
「おー怖! まだ反抗期?」
人を茶化すように笑う姉。
俺はコップに水を入れながら姉に話しかける。
「姉貴は彼氏とは上手くいってんの? 」
それを聞いて親父の顔の顔がしかめる。
慌てたような感じで姉が俺に言う。
「は? あんた何言ってんのよ!」
コップの水を飲み干した俺は姉の言葉を無視して部屋に戻る。
ベッドの上に転がってるヘルメット見る。
いつもだったらここから明け方までゲームするんだけど、今日はなんか疲れちゃったからもう寝よ……ヘルメットを机の上に置いて俺は布団の上で横になる……
っとその前にトイレ行ってこよ……
トイレは立って用を足す……まあ意識しなくてもそんなことはできるはず……便座を上げて、用を足して部屋に戻る俺……
うん。普通にできた。ごく自然にできた……もう今日はそのまま寝よ……布団に横になった俺はスマホ取り出す。適当にアニメを見ているとユージンに似た人が現れる。
ドキン……
え……なんでよ……わた……俺は男だしスイッチも切り替えたはず!
フーフーと深呼吸をする。
そうだ! 俺はとある事を思いついて、スマホのブックマークからPopHubというムフフなサイトを開く。
適当に動画を開いてみるとたちまち息子さんは元気になる。
良かった……元気一杯だ……
なんか安心した俺はそのまま眠りに寝落ちしてしまった……
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