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第2章 騎士学校
第29話 王令
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――1週間後
王都では断罪の騎士の話題で持ち切りになっていた。騎士団は極秘扱いにしていたようだが、どこからか漏れたようで街のあちらこちらで噂が飛び交っている。
ここまで噂が広まったのは、アタリア家自体がその力を背景にやりたい放題してきたということもあり、よく思っていない連中が大勢いたからとシャウラが話していた。断罪の騎士は今や世間ではヒーローの様な扱いになりつつあった。
俺達は昼休み例のごとく中庭でくつろいでいるとマーフがまたひそひそ話を持ちかけてくる。
「ここだけの話なんだけど」
こいつにだけは秘密の話をするのだけは止めておこう。
「断罪の騎士に近く王令がだされるわ」
「王令?」
「断罪の騎士を捕まえなさいっていう国王様直々の命令よ」
シャウラはそれを聞いて頷いている。
「法は王そのものだからね。断罪の騎士を許すと王制そのものが崩壊しかねない」
「まーた難しいこといってからに俺達にも分かる言葉で説明してくれ」
「あら?俺達っておかしくない?私は分かってるわよ」
「ならマーフ説明してくれー」
マーフは少し焦った様な表情をし
「と、とにかく国王様がおかんむりってことよ!」
シャウラは呆れた顔をして話し出す。
「法律をこれでいいよって最終的に決めるのが国王様なんだ。だからその法律を守らないってことは国王様に背くってことになるんだよ」
「あーそういうことね。国王様のメンツが潰れるってことか」
「そういうこと」
「それじゃ断罪の騎士が捕まると…」
「火炙りの刑は免れないだろうね…」
「火炙りか…」
「王令が出るってことは国を挙げてその消息を追うってことだから早くに捕まるとは思うけど…」
俺の命の恩人だ…なんとかしてあげたいが…
「なあ?俺達で断罪の騎士を見つけられないか?」
「どうして?逃がすの?逃したら僕たちも死罪だよ。下手したら火炙りになるかも」
「いや…俺の命の恩人を火炙りにさせるのは忍びないから…どうせ殺されるなら俺の手で楽にしてあげようかなって」
「逃がすとかいうのだったら全力で止めるつもりだったけど、君がその考えなら僕も協力するよ。彼は国のためには悪いことをしたけど僕の友達を救ってくれた恩人だからね」
「マーフは?」
「え?私?協力するに決まってるじゃない私の恩人でもあるのよ」
「なら決まりだ。放課後から集まって探そう」
こうして俺達は断罪の騎士を探すことになった。命の恩人をその手で葬るために。
放課後を迎え校門のそばで3人で集まる。
シャウラがおもむろに口を開く。
「探すって言っても当てでもあるの?」
「当てか…」
俺は腕を組み少し考える。
「んーーなんもない。こういう時はどうすればいいんだ?」
マーフは俺の姿を見ながら当然という感じでシャウラに話す。
「こいつに聞いても無駄よ。さあシャウラさっさとアイデア出しなさい」
シャウラは少し考えた後
「うーんこういう時はスタンツが攫われた現場にいってみる。今丁度同じ時間だろうし、目撃者の情報もあるかもしれない」
「なるほどねーさすがシャウラ」
「んーでもそれどこ?」
騎士団でも極秘扱いされている事件である。そういう情報は一切漏れていない…まあもう公の事実になってはいるが…
「この学校からアタリア家までの間だと思う」
「ああ、そうか」
「たぶんこうなると思ってちょっと調べたんだよね。目星はつけてあるからそこまで行こう」
そうして俺達は3人でシャウラが目星をつけたという場所に向かった。
そこは馬車がすれ違える程の広さの道から急に狭くなるところで、道に何かを置かれていたら馬車を止めてどかさなくてはいけないという場所であった。
「多分ここで馬車を止めさせられたはずだよ」
「確かにここだと止めやすいな」
周囲を見るが特に建物もなく一本の道が狭くなっているだけである。
「ここで誰か見た人とかいるのか?」
「ここを普段通る人に話をきいてみればいいんだよ」
馬車が通りかかってきており、俺とシャウラが通り過ぎる馬車の横から運転手に話しかけなんとか止めようとするもそのまま通り過ぎて行く。
「止まりもしねーのかよー話ぐらい聞いてくれてもいいのに」
「まあ、急いでるみたいだったから」
マーフが自信ありげな表情で口を開く。
「私に任せて」
そういったそばから、馬車が通りかかってくる。マーフは馬車の前にサッと飛び出す。急にマーフが飛び出したせいで、運転手は慌てて馬車止めマーフに怒鳴る。
「こらぁぁぁぁ!!あぶないだろうがぁ!!」
「すいませーん。どうしてもお話を伺いことがありまして」
「なんだよ。こっちは急いでいるんだがアタリア邸に夕食の食材を運ばなきゃならんのだが」
それを聞いていたシャウラが口を挟む。
「それじゃ1週間前もこの時間に食材を?」
「ああ。3日ぐらい前にも騎士団の連中にも同じことを聞かれたが」
「そうなんですねー自分達も騎士団のお手伝いをしていましてもう一度聞いて来いって言われましてー」
「あーあんたらも大変だな?断罪の騎士?だっけ」
「ええそうなんですよ」
運転手は何かを思い出したように話し始めた。
「そういえば騎士団の連中は偉そうに聞いて来やがったから何も見てないって言っちまったけど、そこの草むらに3人の男がいたわ」
「何か特徴とか覚えてないですか?」
「すまねーな通りがかっただけだからな」
「ありがとうございました」
そして馬車は動き始め、俺たちは手を振って見送った。
シャウラは腕を組み
「断罪の騎士は複数なのか…」
難しい顔で呟いた。
王都では断罪の騎士の話題で持ち切りになっていた。騎士団は極秘扱いにしていたようだが、どこからか漏れたようで街のあちらこちらで噂が飛び交っている。
ここまで噂が広まったのは、アタリア家自体がその力を背景にやりたい放題してきたということもあり、よく思っていない連中が大勢いたからとシャウラが話していた。断罪の騎士は今や世間ではヒーローの様な扱いになりつつあった。
俺達は昼休み例のごとく中庭でくつろいでいるとマーフがまたひそひそ話を持ちかけてくる。
「ここだけの話なんだけど」
こいつにだけは秘密の話をするのだけは止めておこう。
「断罪の騎士に近く王令がだされるわ」
「王令?」
「断罪の騎士を捕まえなさいっていう国王様直々の命令よ」
シャウラはそれを聞いて頷いている。
「法は王そのものだからね。断罪の騎士を許すと王制そのものが崩壊しかねない」
「まーた難しいこといってからに俺達にも分かる言葉で説明してくれ」
「あら?俺達っておかしくない?私は分かってるわよ」
「ならマーフ説明してくれー」
マーフは少し焦った様な表情をし
「と、とにかく国王様がおかんむりってことよ!」
シャウラは呆れた顔をして話し出す。
「法律をこれでいいよって最終的に決めるのが国王様なんだ。だからその法律を守らないってことは国王様に背くってことになるんだよ」
「あーそういうことね。国王様のメンツが潰れるってことか」
「そういうこと」
「それじゃ断罪の騎士が捕まると…」
「火炙りの刑は免れないだろうね…」
「火炙りか…」
「王令が出るってことは国を挙げてその消息を追うってことだから早くに捕まるとは思うけど…」
俺の命の恩人だ…なんとかしてあげたいが…
「なあ?俺達で断罪の騎士を見つけられないか?」
「どうして?逃がすの?逃したら僕たちも死罪だよ。下手したら火炙りになるかも」
「いや…俺の命の恩人を火炙りにさせるのは忍びないから…どうせ殺されるなら俺の手で楽にしてあげようかなって」
「逃がすとかいうのだったら全力で止めるつもりだったけど、君がその考えなら僕も協力するよ。彼は国のためには悪いことをしたけど僕の友達を救ってくれた恩人だからね」
「マーフは?」
「え?私?協力するに決まってるじゃない私の恩人でもあるのよ」
「なら決まりだ。放課後から集まって探そう」
こうして俺達は断罪の騎士を探すことになった。命の恩人をその手で葬るために。
放課後を迎え校門のそばで3人で集まる。
シャウラがおもむろに口を開く。
「探すって言っても当てでもあるの?」
「当てか…」
俺は腕を組み少し考える。
「んーーなんもない。こういう時はどうすればいいんだ?」
マーフは俺の姿を見ながら当然という感じでシャウラに話す。
「こいつに聞いても無駄よ。さあシャウラさっさとアイデア出しなさい」
シャウラは少し考えた後
「うーんこういう時はスタンツが攫われた現場にいってみる。今丁度同じ時間だろうし、目撃者の情報もあるかもしれない」
「なるほどねーさすがシャウラ」
「んーでもそれどこ?」
騎士団でも極秘扱いされている事件である。そういう情報は一切漏れていない…まあもう公の事実になってはいるが…
「この学校からアタリア家までの間だと思う」
「ああ、そうか」
「たぶんこうなると思ってちょっと調べたんだよね。目星はつけてあるからそこまで行こう」
そうして俺達は3人でシャウラが目星をつけたという場所に向かった。
そこは馬車がすれ違える程の広さの道から急に狭くなるところで、道に何かを置かれていたら馬車を止めてどかさなくてはいけないという場所であった。
「多分ここで馬車を止めさせられたはずだよ」
「確かにここだと止めやすいな」
周囲を見るが特に建物もなく一本の道が狭くなっているだけである。
「ここで誰か見た人とかいるのか?」
「ここを普段通る人に話をきいてみればいいんだよ」
馬車が通りかかってきており、俺とシャウラが通り過ぎる馬車の横から運転手に話しかけなんとか止めようとするもそのまま通り過ぎて行く。
「止まりもしねーのかよー話ぐらい聞いてくれてもいいのに」
「まあ、急いでるみたいだったから」
マーフが自信ありげな表情で口を開く。
「私に任せて」
そういったそばから、馬車が通りかかってくる。マーフは馬車の前にサッと飛び出す。急にマーフが飛び出したせいで、運転手は慌てて馬車止めマーフに怒鳴る。
「こらぁぁぁぁ!!あぶないだろうがぁ!!」
「すいませーん。どうしてもお話を伺いことがありまして」
「なんだよ。こっちは急いでいるんだがアタリア邸に夕食の食材を運ばなきゃならんのだが」
それを聞いていたシャウラが口を挟む。
「それじゃ1週間前もこの時間に食材を?」
「ああ。3日ぐらい前にも騎士団の連中にも同じことを聞かれたが」
「そうなんですねー自分達も騎士団のお手伝いをしていましてもう一度聞いて来いって言われましてー」
「あーあんたらも大変だな?断罪の騎士?だっけ」
「ええそうなんですよ」
運転手は何かを思い出したように話し始めた。
「そういえば騎士団の連中は偉そうに聞いて来やがったから何も見てないって言っちまったけど、そこの草むらに3人の男がいたわ」
「何か特徴とか覚えてないですか?」
「すまねーな通りがかっただけだからな」
「ありがとうございました」
そして馬車は動き始め、俺たちは手を振って見送った。
シャウラは腕を組み
「断罪の騎士は複数なのか…」
難しい顔で呟いた。
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