40 / 120
第2章 騎士学校
第40話 笑顔
しおりを挟む
ある程度、部屋が片付き穴の開いた屋根から空を見る。大分陽が高くなってきている。
あいつは俺の名前と顔を知っている…迂闊に出歩くわけには行かないよな…
屋根の上に真っ黒なカラスが止まり、カラスと目があったような気がした。まさかな…あのカラスが…まああるわけないか…
することもないので、剣を抜き素振りしてみたり、腕立て伏せをしてみたり一通り体を動かす。カラスはその場から離れず俺のことを見ている。
やはりあのカラス…相手は魔法使いだ…念のために…
俺がナイフを手に取りカラスめがけて投げようとした瞬間、カラスが飛び上がる。俺はそれに違和感を感じ、小屋の外へ飛び出す。
ドーーーン
俺が飛び出した瞬間、小屋が爆発を起こし、家の外に昨日とおなじ格好をしたエリンの姿がある。そして肩にカラスが止まり、カラスの頭をエリンが撫でるとキョロキョロとしだしそのまま飛んでいく。
「なんでもありかよ」
「あなた達がなにもできないだけ」
エリンはその表情変えずにブツブツと詠唱を自身の体の周囲に火の玉を大量に出す。
「このフレイムボールはあなたを捉えたわ。もう逃げられない」
その無数の火の玉が俺にめがけて飛んでくる。
俺は剣を抜きその剣で火の玉を斬る。
シュンシュンと空気を斬る音が響く。10個20個…途中から俺は火の玉を斬った回数を数えるのを止める。それほどの数の火の玉が俺にめがけて飛んできているのだ。
そして最後の1個を斬った。
エリンはその表情を全く変えずに話しかけてくる。
「驚いた…100個以上のフレイムボール全て切り落とすとは」
俺は肩で息をしながら答える。
「ハァハァ…俺を倒すには1000個必要だ!」
「ふふふ、面白いことを言うわね…あなた達は私に指一本触れることはできない。つまり私は負けない」
「えらく饒舌じゃないか…勝ったと思ってんじゃねーよ」
確かに…あいつの言っていることは本当だ…このままあいつの攻撃を避け続けることはできない…
今度は石畳から木の根が出てくる。
「これは昨日見た!」
さっとその木の根かわし、そのまま叩き斬る。
これまで戦ってきて大体のことは分かってきた。あいつの攻撃は単調で戦い慣れしていない。その攻撃に詠唱が必要だから攻撃のタイミングが分かる。そしてその攻撃自体も火の球や木の根、氷柱であり、それらは容易に斬ることができる。
恐らく昨日の衝撃波は、接近しないと効果がないのだろう。
俺はエリンの攻撃避け続け、逃亡のタイミングを図る。しかしあいつから目を離すことができない。そうか…昨日の衝撃波を喰らってここの荒屋と一緒になれば…昨日のように逃げることができるかも…
「うおおおおおお」
俺は敢えて雄叫びをあげ、エリンの懐に突っ込む。
「無駄なことを…」
エリンの周囲を飛んでいた氷柱が俺にめげけて飛んでくる。それらを斬り落としながら、接近をする。そしいて剣を振り下ろす。
剣が魔法障壁に当たる。
その時だ…剣身が眩い光を放ちだしたのだ。
エリンが初めて驚きの表情を見せる。
「そ、それはまさか…」
俺も初めての経験に驚きながら剣を振り抜く。
ガラスが割れるような音とともに、魔法障壁が砕け散る。
そのまま剣先はエリンの身体をかすめ足元に刺さる。エリンは唖然とし驚きの表情をのまま
「ま、まさか、なぜそれがここに…絶対防御魔法の魔法障壁が…」
俺は目の前にいるエリンにニヤッと笑いかけ
「これで互角だな」
エリンは魔法障壁が破れたのが信じられないのか俺の言葉も耳に届かない様子。
「なぜ?なんで?なぜ?野蛮人に負けるの私が?このペンタグラムのエリートであるこの私が?この野蛮人を殺して国に帰るの…私はそう帰るの…」
半ば錯乱状態のようになりブツブツと爪を噛みながら呟く。
俺は彼女の後頭部に当身をし彼女は昏倒した。そしてその体を縄で縛り付ける。
小屋は粉々になったしな…とりあえず、どうしよう…
もう一度剣を見るがさっきの輝きは失われ、いつものように虹色に光を反射させるシリウス鋼がそこにあるだけであった。
この剣に何かの秘密が?そういえば父さんはなぜこの剣を俺に託したのか…
貧民街の人通りが少ない路地裏にエリンを連れて行き下ろす。
頬をペチペチと叩くと
「う、うーん」
エリンは目を覚まし、俺の顔を見てハッとする。
「なぜ殺さない…」
俺はエリンの目の前に座り込み話しかける。
「殺しちゃダメでしょいろいろと聞きたいことあるし」
エリンはその目を逸しボソッと話す。
「私は話さない」
「そう、なら国に帰ってよ。俺も女の人なんて殺したくないし」
「…私は国には帰れない」
「あんたは俺には勝てないよ。何が有ったから知らないけど、知ってること話して俺の目の前から消えるあんたに選択の余地はない」
「私は任務を終え…国に帰る…私の選択肢はこれだけだ」
「そう…でももうあんたの魔法じゃもう俺は殺せないよ」
「…そうね…私の勝ち目はなさそうね」
ポツリと寂しそうにそう呟く。
俺はエリンの目を見つめ話しかける。
「なんで国に帰れないんだ?俺ができることがあれば、国に帰れるように協力する」
エリンは自嘲気味に笑う。
「あははは…命を狙ったものを助けるというのか?お前はバカなのか?」
俺はニコッと笑いエリンの顔をみて
「うん、バカだってよく言われる」
そういうとエリンは俺に始めて笑顔を見せた。
あいつは俺の名前と顔を知っている…迂闊に出歩くわけには行かないよな…
屋根の上に真っ黒なカラスが止まり、カラスと目があったような気がした。まさかな…あのカラスが…まああるわけないか…
することもないので、剣を抜き素振りしてみたり、腕立て伏せをしてみたり一通り体を動かす。カラスはその場から離れず俺のことを見ている。
やはりあのカラス…相手は魔法使いだ…念のために…
俺がナイフを手に取りカラスめがけて投げようとした瞬間、カラスが飛び上がる。俺はそれに違和感を感じ、小屋の外へ飛び出す。
ドーーーン
俺が飛び出した瞬間、小屋が爆発を起こし、家の外に昨日とおなじ格好をしたエリンの姿がある。そして肩にカラスが止まり、カラスの頭をエリンが撫でるとキョロキョロとしだしそのまま飛んでいく。
「なんでもありかよ」
「あなた達がなにもできないだけ」
エリンはその表情変えずにブツブツと詠唱を自身の体の周囲に火の玉を大量に出す。
「このフレイムボールはあなたを捉えたわ。もう逃げられない」
その無数の火の玉が俺にめがけて飛んでくる。
俺は剣を抜きその剣で火の玉を斬る。
シュンシュンと空気を斬る音が響く。10個20個…途中から俺は火の玉を斬った回数を数えるのを止める。それほどの数の火の玉が俺にめがけて飛んできているのだ。
そして最後の1個を斬った。
エリンはその表情を全く変えずに話しかけてくる。
「驚いた…100個以上のフレイムボール全て切り落とすとは」
俺は肩で息をしながら答える。
「ハァハァ…俺を倒すには1000個必要だ!」
「ふふふ、面白いことを言うわね…あなた達は私に指一本触れることはできない。つまり私は負けない」
「えらく饒舌じゃないか…勝ったと思ってんじゃねーよ」
確かに…あいつの言っていることは本当だ…このままあいつの攻撃を避け続けることはできない…
今度は石畳から木の根が出てくる。
「これは昨日見た!」
さっとその木の根かわし、そのまま叩き斬る。
これまで戦ってきて大体のことは分かってきた。あいつの攻撃は単調で戦い慣れしていない。その攻撃に詠唱が必要だから攻撃のタイミングが分かる。そしてその攻撃自体も火の球や木の根、氷柱であり、それらは容易に斬ることができる。
恐らく昨日の衝撃波は、接近しないと効果がないのだろう。
俺はエリンの攻撃避け続け、逃亡のタイミングを図る。しかしあいつから目を離すことができない。そうか…昨日の衝撃波を喰らってここの荒屋と一緒になれば…昨日のように逃げることができるかも…
「うおおおおおお」
俺は敢えて雄叫びをあげ、エリンの懐に突っ込む。
「無駄なことを…」
エリンの周囲を飛んでいた氷柱が俺にめげけて飛んでくる。それらを斬り落としながら、接近をする。そしいて剣を振り下ろす。
剣が魔法障壁に当たる。
その時だ…剣身が眩い光を放ちだしたのだ。
エリンが初めて驚きの表情を見せる。
「そ、それはまさか…」
俺も初めての経験に驚きながら剣を振り抜く。
ガラスが割れるような音とともに、魔法障壁が砕け散る。
そのまま剣先はエリンの身体をかすめ足元に刺さる。エリンは唖然とし驚きの表情をのまま
「ま、まさか、なぜそれがここに…絶対防御魔法の魔法障壁が…」
俺は目の前にいるエリンにニヤッと笑いかけ
「これで互角だな」
エリンは魔法障壁が破れたのが信じられないのか俺の言葉も耳に届かない様子。
「なぜ?なんで?なぜ?野蛮人に負けるの私が?このペンタグラムのエリートであるこの私が?この野蛮人を殺して国に帰るの…私はそう帰るの…」
半ば錯乱状態のようになりブツブツと爪を噛みながら呟く。
俺は彼女の後頭部に当身をし彼女は昏倒した。そしてその体を縄で縛り付ける。
小屋は粉々になったしな…とりあえず、どうしよう…
もう一度剣を見るがさっきの輝きは失われ、いつものように虹色に光を反射させるシリウス鋼がそこにあるだけであった。
この剣に何かの秘密が?そういえば父さんはなぜこの剣を俺に託したのか…
貧民街の人通りが少ない路地裏にエリンを連れて行き下ろす。
頬をペチペチと叩くと
「う、うーん」
エリンは目を覚まし、俺の顔を見てハッとする。
「なぜ殺さない…」
俺はエリンの目の前に座り込み話しかける。
「殺しちゃダメでしょいろいろと聞きたいことあるし」
エリンはその目を逸しボソッと話す。
「私は話さない」
「そう、なら国に帰ってよ。俺も女の人なんて殺したくないし」
「…私は国には帰れない」
「あんたは俺には勝てないよ。何が有ったから知らないけど、知ってること話して俺の目の前から消えるあんたに選択の余地はない」
「私は任務を終え…国に帰る…私の選択肢はこれだけだ」
「そう…でももうあんたの魔法じゃもう俺は殺せないよ」
「…そうね…私の勝ち目はなさそうね」
ポツリと寂しそうにそう呟く。
俺はエリンの目を見つめ話しかける。
「なんで国に帰れないんだ?俺ができることがあれば、国に帰れるように協力する」
エリンは自嘲気味に笑う。
「あははは…命を狙ったものを助けるというのか?お前はバカなのか?」
俺はニコッと笑いエリンの顔をみて
「うん、バカだってよく言われる」
そういうとエリンは俺に始めて笑顔を見せた。
0
あなたにおすすめの小説
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。
死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった!
呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。
「もう手遅れだ」
これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
Sランクパーティを追放されたヒーラーの俺、禁忌スキル【完全蘇生】に覚醒する。俺を捨てたパーティがボスに全滅させられ泣きついてきたが、もう遅い
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティ【熾天の剣】で《ヒール》しか使えないアレンは、「無能」と蔑まれ追放された。絶望の淵で彼が覚醒したのは、死者さえ完全に蘇らせる禁忌のユニークスキル【完全蘇生】だった。
故郷の辺境で、心に傷を負ったエルフの少女や元女騎士といった“真の仲間”と出会ったアレンは、新パーティ【黎明の翼】を結成。回復魔法の常識を覆す戦術で「死なないパーティ」として名を馳せていく。
一方、アレンを失った元パーティは急速に凋落し、高難易度ダンジョンで全滅。泣きながら戻ってきてくれと懇願する彼らに、アレンは冷たく言い放つ。
「もう遅い」と。
これは、無能と蔑まれたヒーラーが最強の英雄となる、痛快な逆転ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる