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死者の迷宮編
第7話 追放の危機
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「は? 消えない炎を使った?」
タケシは目を丸くして、俺の顔を見る。目の前にいるのはハイエルフのタケシではなく、ブレザーの学生服を着た加川タケシだ。
翌日、学校に行きタケシに5層クリアを報告。どうやってクリアしたのかと聞かれたので消えない炎を使ってクリアしたと話した。
タケシは俺の肩にポンッと手を置いて
「それは勿体ないぞ……あれは紅蓮装備が作れるレア素材だし、売りに出せば100万Gは硬いぞ」
「え? またスルトを倒せば落とすんでしょ?」
「はぁ……これだから素人は……今までどうやっても倒せなかったスルトが1回倒せたからと言って又倒せるとは限らない。しかも確率ドロップだからな。俺は持ってないし」
「じゃ俺って……」
「相当勿体ないことしたな」
やっちゃった……
「……べ、別にき、気にしない。く、クリアできたし。そ、装備ならロジャーさんにつ、作っても、もらえば、い、いいだけだし」
「お前、相当動揺してんな……そういやスキルのことメンバーに話したのか?」
「いやまだだけど……」
5層クリア後ホムホムさんにどうやってクリアしたのかって聞かれた、けど適当に濁したらホムホムさんはそれをあっさりと信じている。
「隠せっていった俺もあれだけど、ここまでお前のスキルに依存してクリアしきてるなら本当のことを言ったほうがいいんじゃない? 自分の実力と勘違いしてたら相当痛いぞ」
……ホムホムさんは自分の実力でクリアできていると多分勘違いしている。半分はアランのおべっかのせいだけど、やっぱり本当のことを言ったほうがいいかな……
「分かったよ。考えとく」
アルターにINする。迷宮攻略まで少し時間があるので薬草を調達したりと6層攻略の準備を整える。
やっぱり言ったほうがいいのかな……でもどうやって? 「今まで自分のスキルでクリアしてました。嘘ついててすいません!」とか言うのか? そんなこと言って信じてもらえるのか?
多分、無理だろうな……
「こんばんわー」
ホムホムさんとアランが一緒にやってくる。
「こんばんは!」
リューネくんもすぐに現れ
「どうもっす!」
と挨拶をする。
ホムホムさんは真剣な顔で俺を見つめ
「エイジくんに話があるんだけどいいかな?」
あっ! もしかして……バレた?
「あのさ、エイジくん。エイジくんってさデバフ喰らいすぎじゃない?」
へ? バレてなかった……
「5層だってエイジくんがゾンビから毒喰らってなかったら、私のMPだって余裕があってクリアできたんだよ? ねアランくん」
「そうだ!ホムちゃんの言う通りだ!」
「……」
「私気がついたの、エイジくんさえ居なかったらもっと楽にクリアできるんじゃないかなって」
「へ?」
「だから、エイジくんには抜けてもらおうかなって……それが嫌ならもっと上手くなって私のレベルに追いついて欲しいの」
え?ええええええええ……ホムホムさん勘違いが過ぎて、タケシの言ってた痛い人になってる……
「はぁ……」
リューネくんが大きなため息をつく。
「リューネくんもそう思うわよね」
「そんなことあるわけ無いでしょ……ここまでクリアできたのはエイジさんのおかげですよ」
「は? 何いってん? 私の話聞いてたでしょ? オツムも獣人になってんの?」
「だれがどう見たってエイジさんのおかげでクリアしてるんです。エイジさんのスキルは多分自身のデバフを敵に付与する……ですね?」
俺はコクリと頷く。
リューネくん……無関心で何の興味もないと思ってたのにちゃんと見てたのね……
「アランさんだって分かってると思いますよ。エイジさんの力でクリアできてるって」
ホムホムさんはアランの方を見る。
アランは狼狽しながら答える。
「そ、そんなことはなぁい!! 断じて無い!! ホムちゃんの力だよ」
「ぶっちゃけて言いますね。一番足引っ張ってんのはホムホムさんです。ヒールのタイミングも遅いしオーバーヒールばっか。ホムホムさんがもっと上手ければエイジさんのスキルに頼らずクリアできてたと思いますね」
「リューネくん流石にそれは言いすぎ! 俺もデバフ喰らってるからヒールが多くなるのは仕方ないよ」
ホムホムさんは怒りで肩を震わせている。
「エイジさんもエイジさんだ。なんでスキルを隠して嘘つくんです? 最初から言ってたらこんなことにはならなかったんじゃないですかね?」
「ごめん。ワザとデバフを喰らうなんていったらヒーラーは誰も来ないんじゃないかなって思って嘘ついてました」
「じゃあなによ!! あんたらが私が上手いっておだてられて、勘違いして喜んでたのを心の中で笑ってたってわけ? ひどい!!」
ホムホムさんは今にも泣き出しそうな顔をしている。
「そういう訳じゃ……」
フンッと首を横に振り、ホムホムさんの体がすーっと薄くなって消える。
どうやらログアウトをしたようだ。
「おまえらの所為だぞ!!」
アランはそう叫ぶとすーっと薄くなって消える。
「リューネくんごめんね。俺の所為で嫌な役回りさせちゃって」
「いえ、いいっすよ別に本当のことだし、エイジさんいないとクリアできてないのは本当のことっす」
口調が元に戻ってる良かった……覚醒リューネくんは怖い……
「これからどうしようか……」
「取り敢えずヒーラーとDPSの募集っすかね」
「そうだよなぁ。もう一緒にできないよなぁ」
「それじゃ、俺は行くっす。取り敢えず明日この時間にここに来るっすね」
「……はい」
リューネくんとも別れ、一人になる。
はぁ……やっちゃったなぁぁぁ……勘違いさせるような真似しなきゃ良かったなぁ……
――翌日
タケシに相談すると、そうなるわな。普通は途中で気づきそうなもんだけどなと言い、もうそりゃ無理だから募集し直しだなとも言われた。
全く期待もせずアルターにINし待ち合わせ場所に向かう。ライオンの顔をしたリューネくんの姿が見え、他の二人の姿はない。
リューネくんに話しかける。
「やっぱり二人は着てないよね?」
うんと頷き
「普通は来ないっす」
「だよねぇ」
などと話をしていると、シュンシュンっと転移してくる音が2つ。
そちらに目をやると、おさげの銀髪幼女とイケメンエルフ……ホムホムさんとアランだ!
二人は俺達の方に歩いて来る。緊張した面持ちでホムホムさんが俺に話しかけてくる。
「私……本当は自分の力じゃないと思ってた。それをアランくんに乗せられて調子に乗ってエイジくんにあんな酷いことを……私、下手だけど……エイジくんがどんなデバフに罹ろうが一生懸命支える。だからまた一緒にやりたい……」
そういって頭を下げる。
「俺の方こそ勘違いさせるようなことしてごめんね……俺もホムホムさんやみんなと一緒にクリアしたい! 」
そう言うとホムホムさんは顔上げ、その顔はとても嬉しそうな表情に見えた。
タケシは目を丸くして、俺の顔を見る。目の前にいるのはハイエルフのタケシではなく、ブレザーの学生服を着た加川タケシだ。
翌日、学校に行きタケシに5層クリアを報告。どうやってクリアしたのかと聞かれたので消えない炎を使ってクリアしたと話した。
タケシは俺の肩にポンッと手を置いて
「それは勿体ないぞ……あれは紅蓮装備が作れるレア素材だし、売りに出せば100万Gは硬いぞ」
「え? またスルトを倒せば落とすんでしょ?」
「はぁ……これだから素人は……今までどうやっても倒せなかったスルトが1回倒せたからと言って又倒せるとは限らない。しかも確率ドロップだからな。俺は持ってないし」
「じゃ俺って……」
「相当勿体ないことしたな」
やっちゃった……
「……べ、別にき、気にしない。く、クリアできたし。そ、装備ならロジャーさんにつ、作っても、もらえば、い、いいだけだし」
「お前、相当動揺してんな……そういやスキルのことメンバーに話したのか?」
「いやまだだけど……」
5層クリア後ホムホムさんにどうやってクリアしたのかって聞かれた、けど適当に濁したらホムホムさんはそれをあっさりと信じている。
「隠せっていった俺もあれだけど、ここまでお前のスキルに依存してクリアしきてるなら本当のことを言ったほうがいいんじゃない? 自分の実力と勘違いしてたら相当痛いぞ」
……ホムホムさんは自分の実力でクリアできていると多分勘違いしている。半分はアランのおべっかのせいだけど、やっぱり本当のことを言ったほうがいいかな……
「分かったよ。考えとく」
アルターにINする。迷宮攻略まで少し時間があるので薬草を調達したりと6層攻略の準備を整える。
やっぱり言ったほうがいいのかな……でもどうやって? 「今まで自分のスキルでクリアしてました。嘘ついててすいません!」とか言うのか? そんなこと言って信じてもらえるのか?
多分、無理だろうな……
「こんばんわー」
ホムホムさんとアランが一緒にやってくる。
「こんばんは!」
リューネくんもすぐに現れ
「どうもっす!」
と挨拶をする。
ホムホムさんは真剣な顔で俺を見つめ
「エイジくんに話があるんだけどいいかな?」
あっ! もしかして……バレた?
「あのさ、エイジくん。エイジくんってさデバフ喰らいすぎじゃない?」
へ? バレてなかった……
「5層だってエイジくんがゾンビから毒喰らってなかったら、私のMPだって余裕があってクリアできたんだよ? ねアランくん」
「そうだ!ホムちゃんの言う通りだ!」
「……」
「私気がついたの、エイジくんさえ居なかったらもっと楽にクリアできるんじゃないかなって」
「へ?」
「だから、エイジくんには抜けてもらおうかなって……それが嫌ならもっと上手くなって私のレベルに追いついて欲しいの」
え?ええええええええ……ホムホムさん勘違いが過ぎて、タケシの言ってた痛い人になってる……
「はぁ……」
リューネくんが大きなため息をつく。
「リューネくんもそう思うわよね」
「そんなことあるわけ無いでしょ……ここまでクリアできたのはエイジさんのおかげですよ」
「は? 何いってん? 私の話聞いてたでしょ? オツムも獣人になってんの?」
「だれがどう見たってエイジさんのおかげでクリアしてるんです。エイジさんのスキルは多分自身のデバフを敵に付与する……ですね?」
俺はコクリと頷く。
リューネくん……無関心で何の興味もないと思ってたのにちゃんと見てたのね……
「アランさんだって分かってると思いますよ。エイジさんの力でクリアできてるって」
ホムホムさんはアランの方を見る。
アランは狼狽しながら答える。
「そ、そんなことはなぁい!! 断じて無い!! ホムちゃんの力だよ」
「ぶっちゃけて言いますね。一番足引っ張ってんのはホムホムさんです。ヒールのタイミングも遅いしオーバーヒールばっか。ホムホムさんがもっと上手ければエイジさんのスキルに頼らずクリアできてたと思いますね」
「リューネくん流石にそれは言いすぎ! 俺もデバフ喰らってるからヒールが多くなるのは仕方ないよ」
ホムホムさんは怒りで肩を震わせている。
「エイジさんもエイジさんだ。なんでスキルを隠して嘘つくんです? 最初から言ってたらこんなことにはならなかったんじゃないですかね?」
「ごめん。ワザとデバフを喰らうなんていったらヒーラーは誰も来ないんじゃないかなって思って嘘ついてました」
「じゃあなによ!! あんたらが私が上手いっておだてられて、勘違いして喜んでたのを心の中で笑ってたってわけ? ひどい!!」
ホムホムさんは今にも泣き出しそうな顔をしている。
「そういう訳じゃ……」
フンッと首を横に振り、ホムホムさんの体がすーっと薄くなって消える。
どうやらログアウトをしたようだ。
「おまえらの所為だぞ!!」
アランはそう叫ぶとすーっと薄くなって消える。
「リューネくんごめんね。俺の所為で嫌な役回りさせちゃって」
「いえ、いいっすよ別に本当のことだし、エイジさんいないとクリアできてないのは本当のことっす」
口調が元に戻ってる良かった……覚醒リューネくんは怖い……
「これからどうしようか……」
「取り敢えずヒーラーとDPSの募集っすかね」
「そうだよなぁ。もう一緒にできないよなぁ」
「それじゃ、俺は行くっす。取り敢えず明日この時間にここに来るっすね」
「……はい」
リューネくんとも別れ、一人になる。
はぁ……やっちゃったなぁぁぁ……勘違いさせるような真似しなきゃ良かったなぁ……
――翌日
タケシに相談すると、そうなるわな。普通は途中で気づきそうなもんだけどなと言い、もうそりゃ無理だから募集し直しだなとも言われた。
全く期待もせずアルターにINし待ち合わせ場所に向かう。ライオンの顔をしたリューネくんの姿が見え、他の二人の姿はない。
リューネくんに話しかける。
「やっぱり二人は着てないよね?」
うんと頷き
「普通は来ないっす」
「だよねぇ」
などと話をしていると、シュンシュンっと転移してくる音が2つ。
そちらに目をやると、おさげの銀髪幼女とイケメンエルフ……ホムホムさんとアランだ!
二人は俺達の方に歩いて来る。緊張した面持ちでホムホムさんが俺に話しかけてくる。
「私……本当は自分の力じゃないと思ってた。それをアランくんに乗せられて調子に乗ってエイジくんにあんな酷いことを……私、下手だけど……エイジくんがどんなデバフに罹ろうが一生懸命支える。だからまた一緒にやりたい……」
そういって頭を下げる。
「俺の方こそ勘違いさせるようなことしてごめんね……俺もホムホムさんやみんなと一緒にクリアしたい! 」
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