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死者の迷宮編
第8話 新しい武器が必要
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6層のボスはデスサイズという死神だ。
ボス部屋の扉を開くと真っ黒な頭まですっぽりと隠れるボロ布を纏い、顔は白い骸骨が見え、手には大きな鎌を持った典型的な死神が空中を漂っている。
「よくぞ。ここまで辿り着いた。だがここから先へは行かせん!」
そうこの6層のボスから喋るようになるとサルザエアの歩き方に書いてあった。
強そう……即死攻撃とか絶対してくるよな……
「とりあえず俺は奴の攻撃を全部受けてみる! デバフがあれば使ってみるよ」
俺がそう言うとホムホムさんは頷いて
「うん。回復は任せて」
それを聞いたアランはリューネくんに話しかける
「んじゃ俺達はエイジが攻撃を受けてる間にあいつを攻撃してみて、弱点を探す」
リューネくんは力強く頷く。
なんかチームとして纏まってきてる。なんかいい感じだ。
しかし奴は空中を漂っているだけで攻撃もなにもしてこない。
アランが漂っているデスサイズに弓を放つがその弓が体に通り過ぎダメージは与えられない。
「あはははは。我にそのような攻撃など無意味!! 喰らえぇぇぇ死の告知!!」
デスサイズがそう叫ぶと、頭の上に矢印がでてルーレットのように回りだす。
「その矢印が止まったものは1分後に死ぬ!」
え? どうすれば……
ピタッと矢印は俺の上に止まる。
「お主じゃな! お主は一分後に死ぬ!!」
矢印が止まった瞬間、いつもの様に死の告知と視界の真ん中に表示がされ、右上に鎌のアイコンととももに60と言う数字が表示される。
そしてSPスキルがアクティブになる。
……はい。勝ちました……
みんなが緊張の面持ちで俺のことを見ている。
「勝利確定しました!」
「それじゃ使っちゃて」
ホムホムさんはニコッと笑ってそう言った。
デスサイズに感染を使いますか?
YES
「さて次は誰じゃ?」
デスサイズがそういうと頭の上に矢印が回りだす。
そうか……これって4分以内に奴を倒せる方法を見つけろってことなんだな……
デスサイズさん……あと30秒ぐらいで死ぬんだけどな……
右上の鎌のアイコンが0になると、俺の目の前に大鎌が現れ身体を貫く。そして視界が暗転をする。
数十秒待つと、パーティのもとに戻りますか?という字幕が現れ、戻るを選択する。
シュンという転移の音ともにボス部屋に戻る。
俺が戻るとすぐにホムホムさんが声を掛けてくれた。
「おつかれー」
「ただいま」
「エイジくんのそのスキル凄いね……普通ボスに即死デバフなんて入らないよ」
「ホムちゃんのサポートも素晴らしい……」
「アランくん……私何もしてないよ」
ホムホムさんは苦笑いをする。
「リセマラしなくて良かった。みんなからはハズレだハズレって言われてね……」
「でも、ハズレって思いますよぉ。デバフに罹らないと使えないスキルなんて」
リューネくんも頷きながら会話に参加する。
「そうっすね。俺ならリセマラしてるっす」
「みんなにもそう言われた」
みんなと和気あいあいと話をして別れると、俺は噴水広場に戻ってくる。
みんなは何にも言わなかったが、6層のボスに辿り着く前の雑魚戦で雑魚のターゲットが俺に向かわずDPSやヒーラーに向かうことがあった。
できるタンクはタゲを安定しているぞとサルザエアの歩き方にも書いてあったし、俺のスキルの特性上タゲはずっと俺に向けていたおいたほうがいい。
タゲはヘイトの量によって決まり、ヘイトは攻撃力と回復量よって決まるらしい。
一応タンクスタンスはヘイト量が通常攻撃の倍近くになるのだが、俺はずっと鉄の剣を使用していた、その所為でみんなの攻撃力と回復量のヘイトが俺のタンクスタンスの攻撃より多くなりつつあるのだろう。
つまり武器を変えなくてはいけないってこと。
今より強い武器をNPCから買ってもいいけど……どうせなら役に立つ特殊効果が欲しい。
まっロジャーさんに聞いてみるか……武器も作れたらいいんだけど……
噴水広場に転移するとロジャーさんが作った鎧を並べている露店に向かう。
ロジャーさんは売れもしない鎧を並べて暇そうにしている。
「ロジャーさん。こんばんはー」
「おっエイジか。何しにきた? もう新しい鎧がいるのか? 」
「鎧はすっごくいいです。問題ないです……ただ武器が……」
そう言うとロジャーさんは無精髭の生えた顎を撫でながら
「俺は武器、作れんぞ」
と言った。
「え? ロジャーさんって武器作れないんですか? 」
「すまんな。鍛冶師のジョブレベルまだ上げてないんだ」
「え……武器って鍛冶師のジョブなんですか? 」
「ったくお前なんもしらねーのかよ」
「す、すいません……生産職興味ないもんで……」
「剣が作れるジョブは鍛冶師だよ」
「は、はい……鍛冶師の知り合いなんていませんよ……」
「ったくしょうがねぇな。フレの鍛冶師紹介してやるよ」
「マジっすか! 助かります!!」
ボス部屋の扉を開くと真っ黒な頭まですっぽりと隠れるボロ布を纏い、顔は白い骸骨が見え、手には大きな鎌を持った典型的な死神が空中を漂っている。
「よくぞ。ここまで辿り着いた。だがここから先へは行かせん!」
そうこの6層のボスから喋るようになるとサルザエアの歩き方に書いてあった。
強そう……即死攻撃とか絶対してくるよな……
「とりあえず俺は奴の攻撃を全部受けてみる! デバフがあれば使ってみるよ」
俺がそう言うとホムホムさんは頷いて
「うん。回復は任せて」
それを聞いたアランはリューネくんに話しかける
「んじゃ俺達はエイジが攻撃を受けてる間にあいつを攻撃してみて、弱点を探す」
リューネくんは力強く頷く。
なんかチームとして纏まってきてる。なんかいい感じだ。
しかし奴は空中を漂っているだけで攻撃もなにもしてこない。
アランが漂っているデスサイズに弓を放つがその弓が体に通り過ぎダメージは与えられない。
「あはははは。我にそのような攻撃など無意味!! 喰らえぇぇぇ死の告知!!」
デスサイズがそう叫ぶと、頭の上に矢印がでてルーレットのように回りだす。
「その矢印が止まったものは1分後に死ぬ!」
え? どうすれば……
ピタッと矢印は俺の上に止まる。
「お主じゃな! お主は一分後に死ぬ!!」
矢印が止まった瞬間、いつもの様に死の告知と視界の真ん中に表示がされ、右上に鎌のアイコンととももに60と言う数字が表示される。
そしてSPスキルがアクティブになる。
……はい。勝ちました……
みんなが緊張の面持ちで俺のことを見ている。
「勝利確定しました!」
「それじゃ使っちゃて」
ホムホムさんはニコッと笑ってそう言った。
デスサイズに感染を使いますか?
YES
「さて次は誰じゃ?」
デスサイズがそういうと頭の上に矢印が回りだす。
そうか……これって4分以内に奴を倒せる方法を見つけろってことなんだな……
デスサイズさん……あと30秒ぐらいで死ぬんだけどな……
右上の鎌のアイコンが0になると、俺の目の前に大鎌が現れ身体を貫く。そして視界が暗転をする。
数十秒待つと、パーティのもとに戻りますか?という字幕が現れ、戻るを選択する。
シュンという転移の音ともにボス部屋に戻る。
俺が戻るとすぐにホムホムさんが声を掛けてくれた。
「おつかれー」
「ただいま」
「エイジくんのそのスキル凄いね……普通ボスに即死デバフなんて入らないよ」
「ホムちゃんのサポートも素晴らしい……」
「アランくん……私何もしてないよ」
ホムホムさんは苦笑いをする。
「リセマラしなくて良かった。みんなからはハズレだハズレって言われてね……」
「でも、ハズレって思いますよぉ。デバフに罹らないと使えないスキルなんて」
リューネくんも頷きながら会話に参加する。
「そうっすね。俺ならリセマラしてるっす」
「みんなにもそう言われた」
みんなと和気あいあいと話をして別れると、俺は噴水広場に戻ってくる。
みんなは何にも言わなかったが、6層のボスに辿り着く前の雑魚戦で雑魚のターゲットが俺に向かわずDPSやヒーラーに向かうことがあった。
できるタンクはタゲを安定しているぞとサルザエアの歩き方にも書いてあったし、俺のスキルの特性上タゲはずっと俺に向けていたおいたほうがいい。
タゲはヘイトの量によって決まり、ヘイトは攻撃力と回復量よって決まるらしい。
一応タンクスタンスはヘイト量が通常攻撃の倍近くになるのだが、俺はずっと鉄の剣を使用していた、その所為でみんなの攻撃力と回復量のヘイトが俺のタンクスタンスの攻撃より多くなりつつあるのだろう。
つまり武器を変えなくてはいけないってこと。
今より強い武器をNPCから買ってもいいけど……どうせなら役に立つ特殊効果が欲しい。
まっロジャーさんに聞いてみるか……武器も作れたらいいんだけど……
噴水広場に転移するとロジャーさんが作った鎧を並べている露店に向かう。
ロジャーさんは売れもしない鎧を並べて暇そうにしている。
「ロジャーさん。こんばんはー」
「おっエイジか。何しにきた? もう新しい鎧がいるのか? 」
「鎧はすっごくいいです。問題ないです……ただ武器が……」
そう言うとロジャーさんは無精髭の生えた顎を撫でながら
「俺は武器、作れんぞ」
と言った。
「え? ロジャーさんって武器作れないんですか? 」
「すまんな。鍛冶師のジョブレベルまだ上げてないんだ」
「え……武器って鍛冶師のジョブなんですか? 」
「ったくお前なんもしらねーのかよ」
「す、すいません……生産職興味ないもんで……」
「剣が作れるジョブは鍛冶師だよ」
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