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1章 追放からの仲間集め編
いい話と悪い話
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「今日はいい話と悪い話があります。」
突然のリーダーからの話だった。
「じゃあ、いい方からお願いします。」
俺は、とりあえずいい方から聞いた方がいいよなと思い、いい方から聞くと伝える
「なんと、明日から新メンバーが入ります!」
「おお!!」
ってあれ?だれかパーティ抜けるようになってたっけ?
「パーティ誰か抜けるの?」
俺はそう言ってほかの6人の顔を見る、誰も俺と目を合わそうとしない。
「悪い話を伝えます。」
「タナカさん、明日からこなくていいです」
「え?」
タナカって俺だっけ?
自分の視界の左上にパーティメンバーが表示されており、一番上にはTANAKAとかかれている。
「タナカさん、DPS低すぎなんだよね、タンクだからDPS出さないってのはダメなんだよ」
リーダーの容赦ない言葉が響いた。
◇
『フロンティアゲート3』
フルダイブ型VR技術が確立されて10年が経ち、VRMMOも複数発売され、今や最新のVRMMOは第3世代型と呼ばれるようになっている。
今までのVRMMOは、TIME TO WIN と呼ばれる、時間かけて自分のキャラクターのレベル上げに励み、フィールドで定期的にポップするモンスターを狩り、レアなアイテムや装備を時間をかけて作るというもので、○△□終身刑と呼ばれる、1日1個のみ装備作成アイテムを取得すると、作るのに100年は時間を要する装備なども存在していた。
この第3世代VRMMOは、レイドと呼ばれるパーティプレイでダンジョンボス攻略することで、得られる装備が最強の装備であり、3ヶ月から半年に1度新しいレイドダンジョンが投入され、その都度、最強の装備が更新されていくシステムになっている。
最新のレイドを世界で初めてクリアすることは、このゲームにおいて最大の名誉なことであり、ワールドファーストを獲得したチームは、運営からリアルイベントに招待されるたりするなど世界中から注目される存在となる。
戦闘システムは完全ロール制で、タンク、DPS(アタッカー)、ヒーラーのジョブに分かれており、それぞれが、それぞれの役割をこなさないと、レイドクリアができないようになっている。また、生活系のジョブも実装されており、戦闘が苦手でレイドに参加しない人は生活系のジョブで、お金をひたすら稼ぐ人もいる。
◇
2時間前
俺達は1ヶ月前に実装された新レイド、『幻想の王、邂逅編』全5層のうちの3層のボス、全長10メートルはある巨大な蛇、カドゥケウスを目の前にしている。
「昨日は、残り10%まで行って時間切れみれたから、今日はクリアだね」
俺がパーティメンバーを鼓舞するように話しかける
「うん、うんいけるいける、今日こそクリア!」
パーティの紅一点、ピュアヒーラー、白魔道士のアズさんが明るく話をする。
「タナカさんスネークファングのところですけど、グレートウォール使えますか?」
バリアヒーラーの歌人、ムルさんが、敵の強攻撃に対する防御バフについて、相談してくる。
「使えなくはないけど、次のスネークテールのバフ回るかな」
メインタンクの俺が、その強攻撃を受けることになるので、敵の攻撃パターンとバフ回しを考えて答えを出す。
「そこは、応援歌を歌ってバリアを張るのでしのげるかと」
「了解、じゃあスネークファングでグレートウォールを使うわ」
メインタンクと、ヒーラーの相談を退屈そうに聞いているDPS陣。(DPSとは damege per second ダメージパーセコンドの略で1秒間あたりに、与えるダメージのことで、純粋に火力を意味する言葉であるが、最近のVRMMOではアタッカー陣の総称となっていることが多い。)
DPS陣は、ひたすら火力を出すのが仕事であり、ギミックの処理などは必要であるが、綿密な連携は必要なことは少なく、いつもタンクとヒーラーの相談を退屈そうに聞いている。
この3層のボスにおいても、途中で沸く幻想ネズミを、カドゥケウスに食べさせるギミックの処理がある程度だ。
このゲームのレイドはタンク2人DPS4人ヒーラー2人の8人構成で行われる。レイドクリアの報酬は、装備品だが、その層で得られるのは1週間で2個の装備品のみで、何週間もかけて周回をし、装備品を集めて、最強の装備を完成させていく。
自分たちのパーティは2週間前から3層で詰まっているが、装備品は1層、2層で入手できる装備を14個は入手できており、今日こそはクリアできそうという雰囲気が漂ってきていた。
ただ、タンク装備の入手ができていなかったのが気がかりだったが、先行するプレイヤーたちは、装備は殆どそろっていない状態で、現状の最難関の5層を攻略しているため、クリアはできるようにはなっている。
「よし、じゃあ行きます!」
メインタンクの俺が合図を出す。
相棒のサブタンクのブーさんが頷く。
俺のジョブはホーリーナイト、サブタンクのブーさんはブラックナイトというジョブだ
ホーリーナイトは防御バフや敵視アップ攻撃が多彩で、メインタンク位置づけのジョブになっている。
反対にブラックナイトは、攻撃力が高いが防御力もそこそこというか位置づけで、メインタンクをするには少々頼りないため、サブタンクという位置づけのジョブだ。
ここのカドゥケウスは、途中でもう1体のミラーカドゥケウスが沸くため、サブタンクのブーさんが新しく沸いたミラーカドゥケウスの敵視をとる必要がある。
秒読み用のコマンドがあり、それを10秒でセットし、開始ボタンを押す。
すると、目の前に数字が現れ、1秒ずつ減り始める。
カウントが1になった瞬間、俺は走り出し、盾を投げる。これはアビリティのシールドスルーというもので、一定の敵視をとることができるようになっている。
投げた盾は、すぐに左腕に戻ってくるため盾がなくなる心配はない。
カドゥケウスのHPが75%を切ると2体湧きフェーズに突入する。開始3分程で75%を切り、2体湧きフェーズに突入。ブーさんもミスることなく、2体目のミラーカドゥケウスの敵視をとり、1体目から引き離す。2体目のミラーカドゥケウスが近くにいると、2体共に強化バフが乗ってしまい、クリアすることが不可能になってしまう。
DPS陣が総出で2体目のミラーカドゥケウスに対して、攻撃を加えている。
ミラーカドゥケウスのHPはカドゥケウスの1/3程に設定されており、先にミラーカドゥケウスの方から倒すようになっている。
2体目のミラーカドゥケウスのHPがみるみる減っていき、ミラーカドゥケウスは倒れる。
「ナイス!」
俺はブーさんやDPS陣に対してねぎらいの言葉をかける。
「タナカさん、スネークファング注意」
バリアヒーラーで歌人のムルさんが俺に注意喚起をする。
カドゥケウスは頭を持ち上げ、口を開く。
この後に強攻撃のスネークファングがくる。
「偉大なる先人の騎士達よ、私を守り給え、グレートウォール!」
グレートウォールのアビリティを発動させると目の前に透過された、レンガの壁が現れる。
このアビリティは、敵の攻撃を10秒間40%カットするもので一度つかうと180秒間使用できなくなる。敵の強攻撃に対してよく使われるアビリティである。
カドゥケウスの牙が、俺の体を貫く。
HPが1/3程度まで減った瞬間、最大まで回復している。
白魔道士アズさんの差し込みヒールだ。敵の強攻撃に合わせて、回復魔法の詠唱を開始し、受けた瞬間に回復をさせるという、敵の行動パターンを完全に把握していないと、出来ない優秀なヒーラーの技である。
カドゥケウスのHPが半分になる。ここからは幻想ネズミフェーズだ。
DPSの1人が幻想ネズミを誘導し、カドゥケウスにネズミを食べさせる。
カドゥケウスの空腹バフが上昇すると攻撃力が高くなり、耐えることが難しくなるので、カドゥケウスのHPは回復してしまうが、ネズミを食べさせるのが一般的な攻略方法だ。
「じゃあ、俺行ってくるわ」
遠隔DPSの狩人であり、リーダーのヨッシーが持ち場を離れ、ネズミが湧くポイントに向かう。
ネズミの誘導は遠隔DPSの仕事であるが、もう1人の遠隔DPS、黒魔道士は呪文詠唱の関係で動くことが、難しいため、動きながら攻撃できる、狩人が最適であった。
ヨッシーは幻想ネズミに攻撃をし、幻想ネズミのターゲットになる。ターゲットになると、追いかけてくるので、ヨッシーがカドゥケウスの近くに行くとネズミもカドゥケウスに近づき、捕食するといわけだ。
ヨッシーも手馴れたもので、ネズミが湧いた瞬間に攻撃をし、ターゲットを取りカドゥケウスに弓を撃ちながら接近し、カドゥケウスはネズミを食べる。
HPは少し回復したが、カドゥケウスについていた、胃のマークがきえる。空腹デバフが無くなったということだ。
また、空腹デバフは溜まり始めるが、さっきと同じ要領で、ネズミを食べさせる。
最後の時間切れまで、このフェーズが続くことになる。時間切れは12分で、12分以内にカドゥケウスが倒せなければ、また最初からやり直しとなる。
戦闘開始から11分50秒
カドゥケウス残り6%
微妙だが、行けそうな気もするが…
ここで近接DPSで格闘家のエニくんが、究極奥義を発動させる。
究極奥義とは戦闘中に共有の奥義ゲージが溜まっていき、ここぞという場面で使うことができる。各ロールによって効果が変わり、タンクが使用すると、パーティメンバー全員に防御バフの付与、ヒーラーが使用すると、全体回復や戦闘不能状態の解除といった感じだ。
格闘家が使用した場合、単体攻撃となる上に威力が一番高いため、ここ3層では格闘家が使用している。
「究極の門よ、ここに開かれん!究極幻想破断拳!!」
エニくんから放たれた奥義によってカドゥケウスは光の柱に、包まれた。
残り3%だ!いける、いける、いけーっとカドゥケウスに必死に攻撃を加える。
辺りが、真っ白な光に包まれる
目の前にはとぐろを巻いたカドゥケウスが鎮座している。
結局その後2時間挑戦したが、クリア出来ず今日の挑戦を終えた。
リーダーのヨッシーから話があるとのことで、みなで酒場に集まる。
「いやあ、今日は惜しかったね、あと3%まで行ったから明日にはクリアだね」
みんな暗い表情をしていたので、明るく話をした。
リーダのヨッシーが口を開いた。
「今日はいい話と悪い話があります。」
突然のリーダーからの話だった。
「じゃあ、いい方からお願いします。」
俺は、とりあえずいい方から聞いた方がいいよなと思い、いい方から聞くと伝える
「なんと、明日から新メンバーが入ります!」
「おお!!」
ってあれ?だれかパーティ抜けるようになってたっけ?
「パーティ誰か抜けるの?」
俺はそう言ってほかの6人の顔を見る、誰も俺と目を合わそうとしない。
「悪い話を伝えます。」
「タナカさん、明日からこなくていいです」
「え?」
タナカって俺だっけ?
自分の視界の左上にパーティメンバーが表示されており、一番上にはTANAKAとかかれている。
「タナカさん、DPS低すぎなんだよね、タンクだからDPS出さないってのはダメなんだよ」
リーダーの容赦ない言葉が響いた。
◇
『フロンティアゲート3』
フルダイブ型VR技術が確立されて10年が経ち、VRMMOも複数発売され、今や最新のVRMMOは第3世代型と呼ばれるようになっている。
今までのVRMMOは、TIME TO WIN と呼ばれる、時間かけて自分のキャラクターのレベル上げに励み、フィールドで定期的にポップするモンスターを狩り、レアなアイテムや装備を時間をかけて作るというもので、○△□終身刑と呼ばれる、1日1個のみ装備作成アイテムを取得すると、作るのに100年は時間を要する装備なども存在していた。
この第3世代VRMMOは、レイドと呼ばれるパーティプレイでダンジョンボス攻略することで、得られる装備が最強の装備であり、3ヶ月から半年に1度新しいレイドダンジョンが投入され、その都度、最強の装備が更新されていくシステムになっている。
最新のレイドを世界で初めてクリアすることは、このゲームにおいて最大の名誉なことであり、ワールドファーストを獲得したチームは、運営からリアルイベントに招待されるたりするなど世界中から注目される存在となる。
戦闘システムは完全ロール制で、タンク、DPS(アタッカー)、ヒーラーのジョブに分かれており、それぞれが、それぞれの役割をこなさないと、レイドクリアができないようになっている。また、生活系のジョブも実装されており、戦闘が苦手でレイドに参加しない人は生活系のジョブで、お金をひたすら稼ぐ人もいる。
◇
2時間前
俺達は1ヶ月前に実装された新レイド、『幻想の王、邂逅編』全5層のうちの3層のボス、全長10メートルはある巨大な蛇、カドゥケウスを目の前にしている。
「昨日は、残り10%まで行って時間切れみれたから、今日はクリアだね」
俺がパーティメンバーを鼓舞するように話しかける
「うん、うんいけるいける、今日こそクリア!」
パーティの紅一点、ピュアヒーラー、白魔道士のアズさんが明るく話をする。
「タナカさんスネークファングのところですけど、グレートウォール使えますか?」
バリアヒーラーの歌人、ムルさんが、敵の強攻撃に対する防御バフについて、相談してくる。
「使えなくはないけど、次のスネークテールのバフ回るかな」
メインタンクの俺が、その強攻撃を受けることになるので、敵の攻撃パターンとバフ回しを考えて答えを出す。
「そこは、応援歌を歌ってバリアを張るのでしのげるかと」
「了解、じゃあスネークファングでグレートウォールを使うわ」
メインタンクと、ヒーラーの相談を退屈そうに聞いているDPS陣。(DPSとは damege per second ダメージパーセコンドの略で1秒間あたりに、与えるダメージのことで、純粋に火力を意味する言葉であるが、最近のVRMMOではアタッカー陣の総称となっていることが多い。)
DPS陣は、ひたすら火力を出すのが仕事であり、ギミックの処理などは必要であるが、綿密な連携は必要なことは少なく、いつもタンクとヒーラーの相談を退屈そうに聞いている。
この3層のボスにおいても、途中で沸く幻想ネズミを、カドゥケウスに食べさせるギミックの処理がある程度だ。
このゲームのレイドはタンク2人DPS4人ヒーラー2人の8人構成で行われる。レイドクリアの報酬は、装備品だが、その層で得られるのは1週間で2個の装備品のみで、何週間もかけて周回をし、装備品を集めて、最強の装備を完成させていく。
自分たちのパーティは2週間前から3層で詰まっているが、装備品は1層、2層で入手できる装備を14個は入手できており、今日こそはクリアできそうという雰囲気が漂ってきていた。
ただ、タンク装備の入手ができていなかったのが気がかりだったが、先行するプレイヤーたちは、装備は殆どそろっていない状態で、現状の最難関の5層を攻略しているため、クリアはできるようにはなっている。
「よし、じゃあ行きます!」
メインタンクの俺が合図を出す。
相棒のサブタンクのブーさんが頷く。
俺のジョブはホーリーナイト、サブタンクのブーさんはブラックナイトというジョブだ
ホーリーナイトは防御バフや敵視アップ攻撃が多彩で、メインタンク位置づけのジョブになっている。
反対にブラックナイトは、攻撃力が高いが防御力もそこそこというか位置づけで、メインタンクをするには少々頼りないため、サブタンクという位置づけのジョブだ。
ここのカドゥケウスは、途中でもう1体のミラーカドゥケウスが沸くため、サブタンクのブーさんが新しく沸いたミラーカドゥケウスの敵視をとる必要がある。
秒読み用のコマンドがあり、それを10秒でセットし、開始ボタンを押す。
すると、目の前に数字が現れ、1秒ずつ減り始める。
カウントが1になった瞬間、俺は走り出し、盾を投げる。これはアビリティのシールドスルーというもので、一定の敵視をとることができるようになっている。
投げた盾は、すぐに左腕に戻ってくるため盾がなくなる心配はない。
カドゥケウスのHPが75%を切ると2体湧きフェーズに突入する。開始3分程で75%を切り、2体湧きフェーズに突入。ブーさんもミスることなく、2体目のミラーカドゥケウスの敵視をとり、1体目から引き離す。2体目のミラーカドゥケウスが近くにいると、2体共に強化バフが乗ってしまい、クリアすることが不可能になってしまう。
DPS陣が総出で2体目のミラーカドゥケウスに対して、攻撃を加えている。
ミラーカドゥケウスのHPはカドゥケウスの1/3程に設定されており、先にミラーカドゥケウスの方から倒すようになっている。
2体目のミラーカドゥケウスのHPがみるみる減っていき、ミラーカドゥケウスは倒れる。
「ナイス!」
俺はブーさんやDPS陣に対してねぎらいの言葉をかける。
「タナカさん、スネークファング注意」
バリアヒーラーで歌人のムルさんが俺に注意喚起をする。
カドゥケウスは頭を持ち上げ、口を開く。
この後に強攻撃のスネークファングがくる。
「偉大なる先人の騎士達よ、私を守り給え、グレートウォール!」
グレートウォールのアビリティを発動させると目の前に透過された、レンガの壁が現れる。
このアビリティは、敵の攻撃を10秒間40%カットするもので一度つかうと180秒間使用できなくなる。敵の強攻撃に対してよく使われるアビリティである。
カドゥケウスの牙が、俺の体を貫く。
HPが1/3程度まで減った瞬間、最大まで回復している。
白魔道士アズさんの差し込みヒールだ。敵の強攻撃に合わせて、回復魔法の詠唱を開始し、受けた瞬間に回復をさせるという、敵の行動パターンを完全に把握していないと、出来ない優秀なヒーラーの技である。
カドゥケウスのHPが半分になる。ここからは幻想ネズミフェーズだ。
DPSの1人が幻想ネズミを誘導し、カドゥケウスにネズミを食べさせる。
カドゥケウスの空腹バフが上昇すると攻撃力が高くなり、耐えることが難しくなるので、カドゥケウスのHPは回復してしまうが、ネズミを食べさせるのが一般的な攻略方法だ。
「じゃあ、俺行ってくるわ」
遠隔DPSの狩人であり、リーダーのヨッシーが持ち場を離れ、ネズミが湧くポイントに向かう。
ネズミの誘導は遠隔DPSの仕事であるが、もう1人の遠隔DPS、黒魔道士は呪文詠唱の関係で動くことが、難しいため、動きながら攻撃できる、狩人が最適であった。
ヨッシーは幻想ネズミに攻撃をし、幻想ネズミのターゲットになる。ターゲットになると、追いかけてくるので、ヨッシーがカドゥケウスの近くに行くとネズミもカドゥケウスに近づき、捕食するといわけだ。
ヨッシーも手馴れたもので、ネズミが湧いた瞬間に攻撃をし、ターゲットを取りカドゥケウスに弓を撃ちながら接近し、カドゥケウスはネズミを食べる。
HPは少し回復したが、カドゥケウスについていた、胃のマークがきえる。空腹デバフが無くなったということだ。
また、空腹デバフは溜まり始めるが、さっきと同じ要領で、ネズミを食べさせる。
最後の時間切れまで、このフェーズが続くことになる。時間切れは12分で、12分以内にカドゥケウスが倒せなければ、また最初からやり直しとなる。
戦闘開始から11分50秒
カドゥケウス残り6%
微妙だが、行けそうな気もするが…
ここで近接DPSで格闘家のエニくんが、究極奥義を発動させる。
究極奥義とは戦闘中に共有の奥義ゲージが溜まっていき、ここぞという場面で使うことができる。各ロールによって効果が変わり、タンクが使用すると、パーティメンバー全員に防御バフの付与、ヒーラーが使用すると、全体回復や戦闘不能状態の解除といった感じだ。
格闘家が使用した場合、単体攻撃となる上に威力が一番高いため、ここ3層では格闘家が使用している。
「究極の門よ、ここに開かれん!究極幻想破断拳!!」
エニくんから放たれた奥義によってカドゥケウスは光の柱に、包まれた。
残り3%だ!いける、いける、いけーっとカドゥケウスに必死に攻撃を加える。
辺りが、真っ白な光に包まれる
目の前にはとぐろを巻いたカドゥケウスが鎮座している。
結局その後2時間挑戦したが、クリア出来ず今日の挑戦を終えた。
リーダーのヨッシーから話があるとのことで、みなで酒場に集まる。
「いやあ、今日は惜しかったね、あと3%まで行ったから明日にはクリアだね」
みんな暗い表情をしていたので、明るく話をした。
リーダのヨッシーが口を開いた。
「今日はいい話と悪い話があります。」
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