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5.またもや、ピンチ
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理人さんとの別れから二週間後、彼から受けた心の傷が癒えて来たと感じていた頃、彼の奥さんから一通の内容証明が届いた。
そこには「不倫に対する慰謝料を三百万円請求する」とはっきり書かれていた。
三百万?
そんな…、私はただ彼が既婚者だと知らずに付き合っていただけなのに。
どうしてこんなことになるの?
元彼からもらったお金はあるけれど、とても足りる額じゃない。
どうしよう…。
ひとりでは抱えきれず、私はまた侑斗に頼ることを決めた。
SNSを開いてメッセージを送る。
ー 「忙しい?ごめん、相談ある」
ー 「何?急ぎ?」
ー 「うん、できれば」
ー 「わかった、仕事終わったら連絡する、どこに行けばいい?」
ー 「家」
ー 「了解」
その日の夜、侑斗は仕事帰りにコンビニ袋を提げて、早速家に来てくれた。
スーツ姿に整えた髪。
いつも爽やかな彼が、今日は一段とカッコ良く見える。
どうして仕事帰りなのに、こんなに一日の疲労感が出てないの?
とは言え、いつでも侑斗は颯爽と現れるし、シュッとした鼻筋や強い眼差しもすべてカッコいい。
「侑斗、急にごめん。」
「大丈夫、華からの連絡はだいたいいつも急だから。」
「そっか。」
二人で笑った後、侑斗は買って来たスイーツを私に渡し、いつもの場所に座る。
テーブルの前のソファの左側。
「で、どうした?」
「それが…、とりあえず、そのスーツ、ハンガーにかける?
疲れたでしょ?」
「ああ、サンキュ。」
侑斗のスーツを受け取り、シワにならないように窓際にかけると、冷蔵庫からビールを取り出し渡す。
すると、彼はすぐにプシュと音を立てて缶を開け、豪快に飲み干した後、満足げにひと息ついた。
「あのね…。」
「何、言いにくい感じなんだ?」
「うん。」
「男絡みだろ?
わかってるよ。」
「そっか。」
私は意を決し、彼の向かいにちょこんと座る。
「この前、元彼の件で助けてもらったばかりなのに、本当にごめん。
実はね、…これ。」
引き出しから、理人さんの妻から届いた内容証明を取り出すと、恐る恐る侑斗に差し出す。
「不倫の慰謝料請求って?
何してんの?」
呆れ顔の侑斗。
やっぱりそんな反応になるよね。
私は慌てて、誤解を解こうと説明し出す。
「ごめん。
でも、違うの。
不倫してたって、知らなかったの。
その人が既婚者だと聞かされてなくて、私も騙されてたの。」
「いやいや、そんなことあるか?」
「だって、本当に知らなかったの。
信じて。」
「そりゃあ、華が言うなら信じるよ。
でも、これが来てしまった以上、逃げられないな。」
「どうしよう?
私、本当に三百万払わないといけないの?」
「うーん、これはなかなか厄介かもしれない。
相手に既婚だと知らなかったって伝えた?」
「うん、言ったよ。
でも、相手の女性が信じてくれなくて。」
「そうか、それでも引かないなら、相当恨んでいるんだな。
この慰謝料を回避するには、知らなかったことを証明しないといけないんだ。」
「証明?」
「そう、例えば、相手が独身だと言った証拠とか、結婚する予定だと二人が第三者に話した記録とか。」
「そんなのないよ。
だって、ただ普通に付き合っていただけだから。」
「そっか、それならかなり厳しいな。
とりあえず、その男とのSNSのやり取り全部見せろ。」
「えっ?
全部?」
「全部。
どこかに証拠が残ってるかもしれないから。」
「いいけど、恥ずかしいな。」
「恥ずかしがってる場合かよ?」
「そうだね。」
私は観念して、侑斗にスマホを差し出すと、彼は無言でスクロールを始めた。
真剣な横顔を見ていると、恥ずかしさで胸が熱くなる。
元彼とのラブラブトークは、いくら侑斗が友人だとしても、見られるのが恥ずかしい。
それでも、なるべく顔が赤らまないように、真面目な顔を取り繕う。
「あー、腹立つ。」
「えっ?」
「すげー、いちゃついてる。」
「何かごめん。」
侑斗は不快になるほどのイチャつきを、スルーしてはくれなかった。
それでも彼は最後まで目を通す。
「SNSでのやり取りはこれだけ?」
「うん、そう。」
「決定的な言葉はないな。
もしかしたら、コイツ確信犯かも。」
「えっ!」
「わざと証拠を残さないようにしてるように思える。
この様子だと、きっと華が初めてじゃないな。
華、騙されたんだよ。」
「えっ、酷い。」
「多分、こいつは既婚者であることを隠して、次々と女と付き合っているんじゃないか?
だから、奥さんがブチ切れるんだよ。」
「確かに私と付き合っていることを、しっかり調べてから来てたみたいだった。」
「旦那に言い逃れされたくなかったんだろうな。」
「何かそう考えると奥さんが本当に気の毒だわ。
やっぱりお金払った方がいいのかな。」
「いや、いや、だからと言って、華のせいじゃないだろ?
悪いのはこの男だけだから。」
「…うん、そうだね。」
「華は優し過ぎて、判断が怪しくなる。
これは夫婦の問題で、華は巻き込まれただけ。
後は俺がすべてやるから。」
「うん、ありがとう。」
「でもな、現段階で証拠がない以上、この男から直接証言取るしかない。」
「そんなことができるの?」
「まだわからないけれど、あっちだって、華が既婚を知っていたっていう、証拠も出せないはずだから。」
「ごめんね、いつも。」
「本当だよ。
今回は引き受けるけれど、この件が片付くまで、新しい彼氏作るの禁止だからな。」
「うん、約束する。」
「なら、いい。
それと、もう一つ聞きたいんだけど、付き合っているのがもしその奥さんにバレてなくて、その男が自分から実は結婚してたって言ってきたとしたら、どうする?
華はその男のこと、好きだったんだろ?」
「うん、好きだったよ。
でも、結婚しているってわかったら、どんなに辛くても別れる。
だって嘘ついて付き合っていた以上、もう信用できないし、私のせいで相手の家族を犠牲にしたくないから、電柱につかまってでも、その人のところに行かない。」
「電柱?」
「電柱。
だって、ベッドの足ぐらいだったら、彼のところに行っちゃうよ。
もしかしたら、私のために奥さんと別れてくれるかもしれないって期待しちゃうの。
でも、だからって誰かを悲しませるなんて、私のしたいことじゃないから、引き止める力がいる。
だって、すごく好きなのに自分から別れないといけないんだよ。」
身を引きちぎられるような思いの中、無理矢理別れることを考えると、知らずに涙ぐんでしまう。
「わかった。
そんな時は、俺に掴まれ。
電柱よりも、俺には腕があるから離さないし、掴まりやすいぞ。」
「そうだね。
侑斗にする。」
そう言って、侑斗に抱きついた。
すると彼は優しく抱きしめ返してくれる。
侑斗は私の両親が離婚した時から、こうやって辛い時は、抱きしめてくれる。
私を変わらず受け止めてくれる人。
「侑斗はいつも優しいね。」
「そのための幼馴染だろ?」
「うん、ありがとう。
こんな時になんだけど、カレー食べる?」
「ああ。」
用意していたカレーを温め、サラダと一緒にテーブルへ並べる。
仕事帰りだから、お腹が空いてると思い、あらかじめ作っておいたのだ。
「追加のビールもあるよ。」
「いいね、うまそう。」
侑斗は一口食べて、にっこり笑った。
「美味い。
このタイミングでカレー出して来る華のそういうところが憎めない。」
そういいながら、侑斗はカレーを次々と口に運ぶ。
「良かった。
侑斗、ありがとね。
でも、どうして私、いつもダメな男に引っかかるんだろう?」
「大丈夫だ、落ち込むな。
華には俺がいるから。」
そこには「不倫に対する慰謝料を三百万円請求する」とはっきり書かれていた。
三百万?
そんな…、私はただ彼が既婚者だと知らずに付き合っていただけなのに。
どうしてこんなことになるの?
元彼からもらったお金はあるけれど、とても足りる額じゃない。
どうしよう…。
ひとりでは抱えきれず、私はまた侑斗に頼ることを決めた。
SNSを開いてメッセージを送る。
ー 「忙しい?ごめん、相談ある」
ー 「何?急ぎ?」
ー 「うん、できれば」
ー 「わかった、仕事終わったら連絡する、どこに行けばいい?」
ー 「家」
ー 「了解」
その日の夜、侑斗は仕事帰りにコンビニ袋を提げて、早速家に来てくれた。
スーツ姿に整えた髪。
いつも爽やかな彼が、今日は一段とカッコ良く見える。
どうして仕事帰りなのに、こんなに一日の疲労感が出てないの?
とは言え、いつでも侑斗は颯爽と現れるし、シュッとした鼻筋や強い眼差しもすべてカッコいい。
「侑斗、急にごめん。」
「大丈夫、華からの連絡はだいたいいつも急だから。」
「そっか。」
二人で笑った後、侑斗は買って来たスイーツを私に渡し、いつもの場所に座る。
テーブルの前のソファの左側。
「で、どうした?」
「それが…、とりあえず、そのスーツ、ハンガーにかける?
疲れたでしょ?」
「ああ、サンキュ。」
侑斗のスーツを受け取り、シワにならないように窓際にかけると、冷蔵庫からビールを取り出し渡す。
すると、彼はすぐにプシュと音を立てて缶を開け、豪快に飲み干した後、満足げにひと息ついた。
「あのね…。」
「何、言いにくい感じなんだ?」
「うん。」
「男絡みだろ?
わかってるよ。」
「そっか。」
私は意を決し、彼の向かいにちょこんと座る。
「この前、元彼の件で助けてもらったばかりなのに、本当にごめん。
実はね、…これ。」
引き出しから、理人さんの妻から届いた内容証明を取り出すと、恐る恐る侑斗に差し出す。
「不倫の慰謝料請求って?
何してんの?」
呆れ顔の侑斗。
やっぱりそんな反応になるよね。
私は慌てて、誤解を解こうと説明し出す。
「ごめん。
でも、違うの。
不倫してたって、知らなかったの。
その人が既婚者だと聞かされてなくて、私も騙されてたの。」
「いやいや、そんなことあるか?」
「だって、本当に知らなかったの。
信じて。」
「そりゃあ、華が言うなら信じるよ。
でも、これが来てしまった以上、逃げられないな。」
「どうしよう?
私、本当に三百万払わないといけないの?」
「うーん、これはなかなか厄介かもしれない。
相手に既婚だと知らなかったって伝えた?」
「うん、言ったよ。
でも、相手の女性が信じてくれなくて。」
「そうか、それでも引かないなら、相当恨んでいるんだな。
この慰謝料を回避するには、知らなかったことを証明しないといけないんだ。」
「証明?」
「そう、例えば、相手が独身だと言った証拠とか、結婚する予定だと二人が第三者に話した記録とか。」
「そんなのないよ。
だって、ただ普通に付き合っていただけだから。」
「そっか、それならかなり厳しいな。
とりあえず、その男とのSNSのやり取り全部見せろ。」
「えっ?
全部?」
「全部。
どこかに証拠が残ってるかもしれないから。」
「いいけど、恥ずかしいな。」
「恥ずかしがってる場合かよ?」
「そうだね。」
私は観念して、侑斗にスマホを差し出すと、彼は無言でスクロールを始めた。
真剣な横顔を見ていると、恥ずかしさで胸が熱くなる。
元彼とのラブラブトークは、いくら侑斗が友人だとしても、見られるのが恥ずかしい。
それでも、なるべく顔が赤らまないように、真面目な顔を取り繕う。
「あー、腹立つ。」
「えっ?」
「すげー、いちゃついてる。」
「何かごめん。」
侑斗は不快になるほどのイチャつきを、スルーしてはくれなかった。
それでも彼は最後まで目を通す。
「SNSでのやり取りはこれだけ?」
「うん、そう。」
「決定的な言葉はないな。
もしかしたら、コイツ確信犯かも。」
「えっ!」
「わざと証拠を残さないようにしてるように思える。
この様子だと、きっと華が初めてじゃないな。
華、騙されたんだよ。」
「えっ、酷い。」
「多分、こいつは既婚者であることを隠して、次々と女と付き合っているんじゃないか?
だから、奥さんがブチ切れるんだよ。」
「確かに私と付き合っていることを、しっかり調べてから来てたみたいだった。」
「旦那に言い逃れされたくなかったんだろうな。」
「何かそう考えると奥さんが本当に気の毒だわ。
やっぱりお金払った方がいいのかな。」
「いや、いや、だからと言って、華のせいじゃないだろ?
悪いのはこの男だけだから。」
「…うん、そうだね。」
「華は優し過ぎて、判断が怪しくなる。
これは夫婦の問題で、華は巻き込まれただけ。
後は俺がすべてやるから。」
「うん、ありがとう。」
「でもな、現段階で証拠がない以上、この男から直接証言取るしかない。」
「そんなことができるの?」
「まだわからないけれど、あっちだって、華が既婚を知っていたっていう、証拠も出せないはずだから。」
「ごめんね、いつも。」
「本当だよ。
今回は引き受けるけれど、この件が片付くまで、新しい彼氏作るの禁止だからな。」
「うん、約束する。」
「なら、いい。
それと、もう一つ聞きたいんだけど、付き合っているのがもしその奥さんにバレてなくて、その男が自分から実は結婚してたって言ってきたとしたら、どうする?
華はその男のこと、好きだったんだろ?」
「うん、好きだったよ。
でも、結婚しているってわかったら、どんなに辛くても別れる。
だって嘘ついて付き合っていた以上、もう信用できないし、私のせいで相手の家族を犠牲にしたくないから、電柱につかまってでも、その人のところに行かない。」
「電柱?」
「電柱。
だって、ベッドの足ぐらいだったら、彼のところに行っちゃうよ。
もしかしたら、私のために奥さんと別れてくれるかもしれないって期待しちゃうの。
でも、だからって誰かを悲しませるなんて、私のしたいことじゃないから、引き止める力がいる。
だって、すごく好きなのに自分から別れないといけないんだよ。」
身を引きちぎられるような思いの中、無理矢理別れることを考えると、知らずに涙ぐんでしまう。
「わかった。
そんな時は、俺に掴まれ。
電柱よりも、俺には腕があるから離さないし、掴まりやすいぞ。」
「そうだね。
侑斗にする。」
そう言って、侑斗に抱きついた。
すると彼は優しく抱きしめ返してくれる。
侑斗は私の両親が離婚した時から、こうやって辛い時は、抱きしめてくれる。
私を変わらず受け止めてくれる人。
「侑斗はいつも優しいね。」
「そのための幼馴染だろ?」
「うん、ありがとう。
こんな時になんだけど、カレー食べる?」
「ああ。」
用意していたカレーを温め、サラダと一緒にテーブルへ並べる。
仕事帰りだから、お腹が空いてると思い、あらかじめ作っておいたのだ。
「追加のビールもあるよ。」
「いいね、うまそう。」
侑斗は一口食べて、にっこり笑った。
「美味い。
このタイミングでカレー出して来る華のそういうところが憎めない。」
そういいながら、侑斗はカレーを次々と口に運ぶ。
「良かった。
侑斗、ありがとね。
でも、どうして私、いつもダメな男に引っかかるんだろう?」
「大丈夫だ、落ち込むな。
華には俺がいるから。」
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