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6.新しい生活
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ディオン様が邸を訪れると、庭園の東屋でメイベルとトムと三人でお茶をするのが、定番になっていた。
「剣術を学びたいだと?」
ディオン様がカップを置き、トムに目を向けた。
「うん。」
トムは姿勢を正し、真剣な眼差しでうなずいた。
私とトムは二人で話し合い、彼の将来に備えるために必要だとディオン様に願い出ていた。
「なるほど、メイベルの入れ知恵か?」
ディオン様の唇に、わずかに笑みが浮かぶ。
「そう思っていただいて構いません。」
「いや、悪いと言っているわけじゃない。
少しの間に随分と仲良くなったんだな。」
彼は柔らかく笑い、トムと私を見比べた。
「そんなんじゃない。」
トムは顔を背け、頬をかすかに染めた。
「まあ、いいさ、近いうちに腕の立つ者を連れて来る。」
「ありがとう。」
ディオン様はカップを傾けながら、ふと私に視線を移した。
「メイベル、君はここで困ったことはないかい?」
「いいえ、特に。
むしろ快適です。」
「そうか、それならいい。
何かあったらすぐに言うんだよ。」
「はい、ありがとうございます。」
「ディオンって本当、メイベルに甘いよね。
俺一人の時は全然訪ねて来なかったくせに。」
トムがぼそりと呟いた。
「なんだ?
来て欲しかったのか?」
「そうじゃないけど。」
私はくすりと笑った。
「来てほしいと思うのは当然です。
トムはお母様を亡くして一人きりだったんですから。」
ディオン様は少し目を伏せ、微笑を含んで頷いた。
「まあ、そうだな。
もっと来てやれば良かったな。」
「別に良いけど。」
「もう、トムったら素直じゃないわ。」
「この年なら仕方ない。」
「もう俺の話はいいから。」
「ふふ、そうね。
ディオン様、私達はなんとかうまくやっています。
だから、ご心配なく。」
「いや、心配だからではなく、僕が来たかったから来たと言ったらおかしいかい?」
「いいえ、ここは静かで落ち着ける場所ですもの、ディオン様もゆっくりなさりたい時があるでしょう。」
私はここに来てから、過去の嫌な記憶が洗い流されていくようなそんな気がしていた。
森の澄んだ空気がそうさせるのかもしれない。
「そういうわけじゃないんだけど、まあいいか。」
「メイベルって鈍感だよな。」
トムがクスッと笑いながら、ディオン様を見る。
「えっ?」
「まあ、そのくらいが気楽でいいけど。」
トムがポツリと囁く。
「私といると楽だと言いたいのね。」
「そうだよ。
俺がやな顔しても、気にしないだろ?」
「まあ、そうね。」
トムは澄ました顔で話し、ディオン様は笑みを深めた。
「ああ、ここの住人に僕もなりたいよ。」
「歓迎しますよ。」
私は自然に微笑んだ。
ディオン様はトムのために私を脅したけれど、ここに連れて来てくれた特別な人だ。
「君は酒は?」
「ワインでしたら、少しだけ。」
「良いね、夜庭を眺めながら飲むというのは?」
「はい、素敵ですね。」
「そしたら、庭を灯すような仕掛けを作るかな。
トムも手伝うよな?」
「まあ、良いけど。」
「よし、じゃあ、決まりだ。
材料を揃えて来るよ。」
軽やかにそう言い残し、ディオン様は愛馬に跨り、消えていった。
「あの人、メイベルとのことなら、すぐに動くよね?」
「えっ?
美味しいワインが飲みたいだけだと思うけど。」
「そう思うなら、まあいいや。」
その夜、ディオン様とトムの手で作られた庭の灯りが、夜気の中に浮かび上がった。
光が風に揺れ、まるで星が地上に降りてきたように輝いている。
「素敵、ディオン様って、器用なんですね。」
「ここにはなるべく人は入れたくないからね、自分達でやれることはするよ。」
「トムのためですものね。」
「ああ、できることはしようと思ってる。
けれど僕達は男同士で、本音を交わすのが難しくてね。
だから、君の存在に助けられてる。
彼一人なら決して剣術を習いたいなどと言わなかっただろう。
過去を受け止め、前を向くということだからね。」
ワインの赤がグラスの中で揺れ、月明かりがその表面に淡い光を落とす。
「僕自身、彼を思えば勉学や武術が必要だとわかっていた。
だが、唯一であった母を亡くし、生きる気力を無くした彼に、意欲をわかせることが出来なかった。
決して学びは簡単なことばかりではないからね。
自分からやりたいと本当に思わなければ、身につかないものだ。
それに第三者である君から見ても、必要だという意見は貴重だ。
だから、君には感謝しているよ。」
「余計なことをしているのではないかと不安だったので、そう言ってもらえてホッとしました。」
「いや、君に助けられてる。」
「私はただ、トムが自分の望む生き方ができるようにと願っているだけです。
いつか彼がここを出ていく時の準備が、整っているように。
きっと彼に待ち受ける未来は、平坦なものばかりではないでしょう。
その時のために、今できることを精一杯させたいと考えています。
そのことを話したら、トムも理解してくれました。」
「現段階で彼に約束してやれるものは何もない。
だが、君の考えに心から同意するよ。
ありがとう。」
「いいえ、こちらこそ、ありがとうございます。」
風に揺れる灯りが、二人の間の空気をゆっくりと温めていく。
「あの日、君と出会えて本当に良かった。」
ディオン様は静かにグラスを傾けながら言った。
「最初はただの不幸な令嬢だと思っていたけれど、自分のことよりもお父君や家を思う姿を見て、この人なら僕が抱えるトムの問題を分かち合うことができるんじゃないかと、思ったんだ。」
「そんな私は立派な人間ではありません。
ただの臆病者です。」
「いや違う。
現にトムの置かれている状況を理解し、正しい方向へ導いている。
母を失い傷つき、生きる意味を失った彼に、どう接したら良いのか分からなかった。
だからと言って、覚悟のない者を傍に置くわけにもいかなくて、彼をひとりぼっちにさせていたんだ。
気になってはいても、何もできない無力感は僕を苦しめた。
それが、君が現れることで、こんなに解放されたんだ。
頼れる者がいるっていいな。
こんなに心が晴れやかになるとは、思わなかったよ。」
「ディオン様はトムの命や未来を、たった一人で背負って来られたのですから、それは気苦労も多かったと思います。
大切な御子ですもの。」
ディオン様は、少しだけ目を伏せた。
「ありがとう。
僕はきっと誰かにわかって欲しかったし、そう言って欲しかったんだよ。」
「私で良ければ、いつでもお話しを伺いますので、こちらにまたいらしてください。」
「ああ、そうするよ。」
私達はワイン片手に夜更けまで語り合った。
最初は貴族同士というぐらいの共通点しかなかったのに、トムを通してまるで互いの心の支えを見つけたように話が弾み、思わぬ絆が結ばれていく。
「剣術を学びたいだと?」
ディオン様がカップを置き、トムに目を向けた。
「うん。」
トムは姿勢を正し、真剣な眼差しでうなずいた。
私とトムは二人で話し合い、彼の将来に備えるために必要だとディオン様に願い出ていた。
「なるほど、メイベルの入れ知恵か?」
ディオン様の唇に、わずかに笑みが浮かぶ。
「そう思っていただいて構いません。」
「いや、悪いと言っているわけじゃない。
少しの間に随分と仲良くなったんだな。」
彼は柔らかく笑い、トムと私を見比べた。
「そんなんじゃない。」
トムは顔を背け、頬をかすかに染めた。
「まあ、いいさ、近いうちに腕の立つ者を連れて来る。」
「ありがとう。」
ディオン様はカップを傾けながら、ふと私に視線を移した。
「メイベル、君はここで困ったことはないかい?」
「いいえ、特に。
むしろ快適です。」
「そうか、それならいい。
何かあったらすぐに言うんだよ。」
「はい、ありがとうございます。」
「ディオンって本当、メイベルに甘いよね。
俺一人の時は全然訪ねて来なかったくせに。」
トムがぼそりと呟いた。
「なんだ?
来て欲しかったのか?」
「そうじゃないけど。」
私はくすりと笑った。
「来てほしいと思うのは当然です。
トムはお母様を亡くして一人きりだったんですから。」
ディオン様は少し目を伏せ、微笑を含んで頷いた。
「まあ、そうだな。
もっと来てやれば良かったな。」
「別に良いけど。」
「もう、トムったら素直じゃないわ。」
「この年なら仕方ない。」
「もう俺の話はいいから。」
「ふふ、そうね。
ディオン様、私達はなんとかうまくやっています。
だから、ご心配なく。」
「いや、心配だからではなく、僕が来たかったから来たと言ったらおかしいかい?」
「いいえ、ここは静かで落ち着ける場所ですもの、ディオン様もゆっくりなさりたい時があるでしょう。」
私はここに来てから、過去の嫌な記憶が洗い流されていくようなそんな気がしていた。
森の澄んだ空気がそうさせるのかもしれない。
「そういうわけじゃないんだけど、まあいいか。」
「メイベルって鈍感だよな。」
トムがクスッと笑いながら、ディオン様を見る。
「えっ?」
「まあ、そのくらいが気楽でいいけど。」
トムがポツリと囁く。
「私といると楽だと言いたいのね。」
「そうだよ。
俺がやな顔しても、気にしないだろ?」
「まあ、そうね。」
トムは澄ました顔で話し、ディオン様は笑みを深めた。
「ああ、ここの住人に僕もなりたいよ。」
「歓迎しますよ。」
私は自然に微笑んだ。
ディオン様はトムのために私を脅したけれど、ここに連れて来てくれた特別な人だ。
「君は酒は?」
「ワインでしたら、少しだけ。」
「良いね、夜庭を眺めながら飲むというのは?」
「はい、素敵ですね。」
「そしたら、庭を灯すような仕掛けを作るかな。
トムも手伝うよな?」
「まあ、良いけど。」
「よし、じゃあ、決まりだ。
材料を揃えて来るよ。」
軽やかにそう言い残し、ディオン様は愛馬に跨り、消えていった。
「あの人、メイベルとのことなら、すぐに動くよね?」
「えっ?
美味しいワインが飲みたいだけだと思うけど。」
「そう思うなら、まあいいや。」
その夜、ディオン様とトムの手で作られた庭の灯りが、夜気の中に浮かび上がった。
光が風に揺れ、まるで星が地上に降りてきたように輝いている。
「素敵、ディオン様って、器用なんですね。」
「ここにはなるべく人は入れたくないからね、自分達でやれることはするよ。」
「トムのためですものね。」
「ああ、できることはしようと思ってる。
けれど僕達は男同士で、本音を交わすのが難しくてね。
だから、君の存在に助けられてる。
彼一人なら決して剣術を習いたいなどと言わなかっただろう。
過去を受け止め、前を向くということだからね。」
ワインの赤がグラスの中で揺れ、月明かりがその表面に淡い光を落とす。
「僕自身、彼を思えば勉学や武術が必要だとわかっていた。
だが、唯一であった母を亡くし、生きる気力を無くした彼に、意欲をわかせることが出来なかった。
決して学びは簡単なことばかりではないからね。
自分からやりたいと本当に思わなければ、身につかないものだ。
それに第三者である君から見ても、必要だという意見は貴重だ。
だから、君には感謝しているよ。」
「余計なことをしているのではないかと不安だったので、そう言ってもらえてホッとしました。」
「いや、君に助けられてる。」
「私はただ、トムが自分の望む生き方ができるようにと願っているだけです。
いつか彼がここを出ていく時の準備が、整っているように。
きっと彼に待ち受ける未来は、平坦なものばかりではないでしょう。
その時のために、今できることを精一杯させたいと考えています。
そのことを話したら、トムも理解してくれました。」
「現段階で彼に約束してやれるものは何もない。
だが、君の考えに心から同意するよ。
ありがとう。」
「いいえ、こちらこそ、ありがとうございます。」
風に揺れる灯りが、二人の間の空気をゆっくりと温めていく。
「あの日、君と出会えて本当に良かった。」
ディオン様は静かにグラスを傾けながら言った。
「最初はただの不幸な令嬢だと思っていたけれど、自分のことよりもお父君や家を思う姿を見て、この人なら僕が抱えるトムの問題を分かち合うことができるんじゃないかと、思ったんだ。」
「そんな私は立派な人間ではありません。
ただの臆病者です。」
「いや違う。
現にトムの置かれている状況を理解し、正しい方向へ導いている。
母を失い傷つき、生きる意味を失った彼に、どう接したら良いのか分からなかった。
だからと言って、覚悟のない者を傍に置くわけにもいかなくて、彼をひとりぼっちにさせていたんだ。
気になってはいても、何もできない無力感は僕を苦しめた。
それが、君が現れることで、こんなに解放されたんだ。
頼れる者がいるっていいな。
こんなに心が晴れやかになるとは、思わなかったよ。」
「ディオン様はトムの命や未来を、たった一人で背負って来られたのですから、それは気苦労も多かったと思います。
大切な御子ですもの。」
ディオン様は、少しだけ目を伏せた。
「ありがとう。
僕はきっと誰かにわかって欲しかったし、そう言って欲しかったんだよ。」
「私で良ければ、いつでもお話しを伺いますので、こちらにまたいらしてください。」
「ああ、そうするよ。」
私達はワイン片手に夜更けまで語り合った。
最初は貴族同士というぐらいの共通点しかなかったのに、トムを通してまるで互いの心の支えを見つけたように話が弾み、思わぬ絆が結ばれていく。
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