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3.薬草
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休みのある日、ナイジェルは、彼の母代わりとして長年育ててくれたサネルマ叔母の元に、ご機嫌伺いに来ていた。
「ナイジェル、ようこそ。」
「お久しぶりです、サネルマ叔母さん。
なかなか伺えなくて、申し訳ない。」
「いいのよ。
ナイジェルは忙しいのだから。」
そう言って、ふくよかな女性は笑顔でお茶を飲んでいる。
「でも、最近調子が悪かったの。
食欲が減ってね。
そしたら、友人の娘さんがとても親切な人でね。
今、私が飲んでいるお茶を持って来てくれたの。
これを飲むとお腹の調子がとても良くなるわ。
ただ、もう少しでこのお茶が、無くなってしまうから、悪いけれど買って来てくれないかしら。
ごめんなさいね、この邸の者はみんなもう年老いて、遠いところは行きたがらないのよ。
王都の端の方にあるお茶の専門店なのよ。」
「わかりました。
すぐに行って来ます。」
ナイジェルはサネルマ叔母の家を出て、馬車で言われた店に着いた。
早速店の中に入り、先ほどラベルを見てきたお茶を見つけた。
そこには、気分が良くなるお茶と書いてあった。
話と違うじゃないか。
このお茶は気分が良くなるお茶で、隣にはお腹の調子が良くなるお茶が置いてあった。
買ってくれた人は、隣のお茶と間違えたのではないか?
サネルマ叔母は気分が良くなるお茶を飲んで、お腹の調子が良くなったと思い込んでいる。
誰だ。
間違って、サネルマ叔母にこのお茶を飲ませたのは?
ナイジェルは腹が立って、正しい方を買おうとするが、よく考えれば、サネルマ叔母はお腹の調子が良くなったと喜んでいた。
だったら、この気分が良くなるお茶もあった方がいいのでは?と思い直し、結局、両方とも買って、サネルマ叔母の家に戻った。
するとそこには、お客さんが来ているらしく、買って来たお茶だけを届けて、ナイジェルは帰ろうとするが、サネルマ叔母はぜひ顔を見せるようにと、執事に申し伝えたそうだ。
なら仕方ないと、ナイジェルは渋々、サネルマ叔母とお客さんがいる応接間に顔を出した。
するとそこにいたのは、コーデリアだった。
「あら、私の秘蔵っ子のナイジェルがやっと戻って来たわ。
紹介させて、こちらがナイジェル・トルクよ。
将来有望な侯爵子息なのよ。」
「いやいや、そんなことはない。
ただの文官だから、誤解しないでください。
でも、サネルマ叔母さん、僕はコーデリアさんともう知り合いです。」
「まぁ、なんて素敵なの。
これは運命ね。
コーデリア、この子はどうかしら?
あなたとナイジェルなら、とってもピッタリだと思うわ。」
「サネルマ叔母さん、そんな押し付けたら、迷惑ですよ。」
と、ナイジェルは謙遜してみる。
「そんなことはありません。
私にはもったいない方なので、遠慮させてください。」
「えー、残念ね。
だったら、しょうがないわ。」
えー、僕フラれたのか?
このやらかし女に?
はー?
コーデリアに拒否されることは、ナイジェルにとってとても屈辱だった。
「サネルマ叔母さん、この後コーデリアと二人でお話したいんだが、このまま、この部屋をお借りしても?」
「あら、積極的なのは、いいことよ、ナイジェル。
じゃあ、邪魔者は行くわね、ごゆっくり。」
サネルマ叔母は盛大な勘違いをしたまま去って行ったが、今、それはどうでもいい。
僕には思い当たることがあり、そのことをしっかりと話し合いたい。
ナイジェルはコーデリアを見つめ詰め寄った。
「ナイジェル、ようこそ。」
「お久しぶりです、サネルマ叔母さん。
なかなか伺えなくて、申し訳ない。」
「いいのよ。
ナイジェルは忙しいのだから。」
そう言って、ふくよかな女性は笑顔でお茶を飲んでいる。
「でも、最近調子が悪かったの。
食欲が減ってね。
そしたら、友人の娘さんがとても親切な人でね。
今、私が飲んでいるお茶を持って来てくれたの。
これを飲むとお腹の調子がとても良くなるわ。
ただ、もう少しでこのお茶が、無くなってしまうから、悪いけれど買って来てくれないかしら。
ごめんなさいね、この邸の者はみんなもう年老いて、遠いところは行きたがらないのよ。
王都の端の方にあるお茶の専門店なのよ。」
「わかりました。
すぐに行って来ます。」
ナイジェルはサネルマ叔母の家を出て、馬車で言われた店に着いた。
早速店の中に入り、先ほどラベルを見てきたお茶を見つけた。
そこには、気分が良くなるお茶と書いてあった。
話と違うじゃないか。
このお茶は気分が良くなるお茶で、隣にはお腹の調子が良くなるお茶が置いてあった。
買ってくれた人は、隣のお茶と間違えたのではないか?
サネルマ叔母は気分が良くなるお茶を飲んで、お腹の調子が良くなったと思い込んでいる。
誰だ。
間違って、サネルマ叔母にこのお茶を飲ませたのは?
ナイジェルは腹が立って、正しい方を買おうとするが、よく考えれば、サネルマ叔母はお腹の調子が良くなったと喜んでいた。
だったら、この気分が良くなるお茶もあった方がいいのでは?と思い直し、結局、両方とも買って、サネルマ叔母の家に戻った。
するとそこには、お客さんが来ているらしく、買って来たお茶だけを届けて、ナイジェルは帰ろうとするが、サネルマ叔母はぜひ顔を見せるようにと、執事に申し伝えたそうだ。
なら仕方ないと、ナイジェルは渋々、サネルマ叔母とお客さんがいる応接間に顔を出した。
するとそこにいたのは、コーデリアだった。
「あら、私の秘蔵っ子のナイジェルがやっと戻って来たわ。
紹介させて、こちらがナイジェル・トルクよ。
将来有望な侯爵子息なのよ。」
「いやいや、そんなことはない。
ただの文官だから、誤解しないでください。
でも、サネルマ叔母さん、僕はコーデリアさんともう知り合いです。」
「まぁ、なんて素敵なの。
これは運命ね。
コーデリア、この子はどうかしら?
あなたとナイジェルなら、とってもピッタリだと思うわ。」
「サネルマ叔母さん、そんな押し付けたら、迷惑ですよ。」
と、ナイジェルは謙遜してみる。
「そんなことはありません。
私にはもったいない方なので、遠慮させてください。」
「えー、残念ね。
だったら、しょうがないわ。」
えー、僕フラれたのか?
このやらかし女に?
はー?
コーデリアに拒否されることは、ナイジェルにとってとても屈辱だった。
「サネルマ叔母さん、この後コーデリアと二人でお話したいんだが、このまま、この部屋をお借りしても?」
「あら、積極的なのは、いいことよ、ナイジェル。
じゃあ、邪魔者は行くわね、ごゆっくり。」
サネルマ叔母は盛大な勘違いをしたまま去って行ったが、今、それはどうでもいい。
僕には思い当たることがあり、そのことをしっかりと話し合いたい。
ナイジェルはコーデリアを見つめ詰め寄った。
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