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2.バイアット王国
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バイアット王国に着いて、馬車を降り立ち、王宮を見上げた私は、その大きさと、華やかで美しい造りであることに驚いた。
ニクラス公爵子息達の話によると、バイアット王国はイワノフ王国より、貧しいということだった。
しかし、目の前にそびえ立つバイアット王国の王宮はイワノフ王国のそれより明らかに大きく、素人目から見ても、豪華な造りに思える。
バイアット王国の王は、国が貧しいのに、王宮だけは大きくする方なの?
見栄を張るために?
それとも、自分達のために?
私は、これから始まる生活に不穏なものを感じた。
王宮内では、近衛騎士が待ち構えており、王宮の一室に案内してくれた。
「陛下に拝謁するのは、こちらでしばらくお待ちください。
お迎えに上がります。」
「ありがとうございます。」
そうして見渡した居室には、侍女が待っており、椅子に腰掛けると、すぐさまお茶を入れてくれる。
「私は、オードラと申します。
この度、レオナ王女担当となりました。
他の者もおりますが、私が筆頭になりますので、何なりとお申し付けください。」
「ありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。
私のことは、レオナと呼んで。」
オードラは、偽りの王女である私に、笑顔で迎えてくれた。
以前私は、カサンドラ王女に支える立場だったので、今のオードラと似たようなものだった。
それが今、全く逆の立場になってしまっていた。
本当はこの王宮について、オードラに色々と聞きたいけれど、それよりも今私はこれから会うであろう王が怖くて、仕方がない。
早く性格を掴んで、彼の怒りに触れないようにしなくては。
でなければ、ここを脱走する半年まで、生きられないかもしれないからだ。
しばらくすると、先ほどこの部屋に案内してくれた近衛騎士が、挨拶してくれた。
「私は、ミゲルと申します。
レオナ王女担当になりましたので、よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
ミゲルは、爽やかな美丈夫で、優しそうな眼差しは頼れる男性に思え、少し安心した。
「では、陛下の元にご案内します。」
「はい、よろしくお願いします。」
そう言ったものの王に会うのが、本当に怖い。
でも、避けられないのだから、私は囚人になったような気持ちで、ミゲルの後をついて行く。
すると、私の後ろにも、サッと近衛騎士がついた。
私には前後に近衛騎士がついて、いよいよ逃げ出すことは許されないのだと、諦めた。
「セオドロス陛下、レオナ王女がおいでになりました。」
「入れ。」
ついにこの時が。
私は足がすくみながらも、陛下の執務室と思われる部屋に入った。
「まず、座って。」
部屋に入るとすぐに目に入る王座に王が座っている。
初めて見るそのお顔は、強い赤い瞳が印象的だ。
その瞳で、真っ直ぐ私をとらえており、私はどのように足が動いているかも分からずに、崩れるように座った。
私は、怖くて震えながら俯いた。
でも、挨拶せねば。
「陛下におかれましては、」
私は、何度も練習した挨拶をしようと話し出した。
すると、セオドロス陛下は聞いてられないとすぐに遮る。
「そう言うのいらないよ。
私達は、夫婦になるんだから。
私は、セオドロスだ。」
「はい。
私はレオナです。」
「わかった。」
セオドロス陛下は、赤眼に黒髪で、一度見たら忘れられない程に特徴的だが、とても整った顔をしており、よく見ると美しい。
最初は、赤眼の印象が強くて怖いが、決して睨んでいるわけでも、見下しているわけでもない。
身体つきも、筋肉隆々と言うわけでもなく、すらっとした印象だ。
威厳がある高貴な姿は、残酷なことをするような方と言う気はしない。
もしかしたら、突然キレるタイプの方かもしれないけれど。
「私達の結婚は、一年後だ。
それまでは、こちらの生活にゆっくり慣れてくれ、以上だ。」
それだけ言うと、セオドロス陛下は立ち上がり、奥の机に向かい、執務を始め出した。
「レオナ王女、こちらへ。」
あっけなく終わった初めての対面に驚いていると、ミゲルが、部屋の外に導いてくれた。
どうやら、私は今日は無事に生きれそうだ。
「セオドロス様、レオナ王女は意外でしたね。」
レオナ王女が去った執務室では、セオドロスと側近のモーガンが残って執務を続けている。
「ああ、あれじゃどう見ても、普通の貴族令嬢だ。
よっぽど王に甘やかされて育ったんだな。」
「まあ、王女なだけあって、美しいですけどね。」
「話では、イワノフの王女は、常に男達を侍らせて、我儘放題と言うことだったのに、目を合わせても、私を睨み返すこともせずに俯いてしまった。
元々は気が弱いんだな。
内輪にだけ、偉そうにする女か?
タチが悪い。」
「そう思うのなら、何故受け入れたのですか?」
「どんな女だって同じだし、もし、周りの男達に手を出したら、すぐに送り返す算段になっているから、結婚まで行かないだろう。
まだ、一年もあるんだぞ。
その間に本性を出すさ。」
「わかっていて、そのようにするのですから、酷い人です。」
「王女が問題を起こして追い出せば、イワノフ王国もしばらくは黙るだろう。
そのために、レオナには女性人気の高い近衛騎士二人をあえて、つけたからな。
男好きなら、黙っていてもすぐに手を出すさ。」
「でも、先ほどの雰囲気では、とても男達を誑かす王女には見えませんね。
どちらかと言うと、白い肌と青色の瞳でほっそりとしているところなど、儚い美人って感じじゃなかったですか?」
「そうかもな。」
セオドロスは、ビクビクしながらも自分を見ていたレオナを思い出す。
「だとしたら、セオドロス様のタイプでしょ?」
「性格もあのままならな。」
「楽しみですね。
どうなるか。」
「そうだな。」
セオドロスにとっては、結婚とはどの道政略結婚なのだから、全く興味が無かった。
もし、万が一結婚まで漕ぎ着けても、それはそれでいい。
子供さえできれば、周りに男達を侍らせ、自分に手間をかけさせないそんな女王なら、気にせず国を守ることに専念できるから、好都合だと思っている。
生まれた子供の中で、赤眼の者を次期王にすればいいだけのことである。
この赤眼は、バイアットである証だから。
ニクラス公爵子息達の話によると、バイアット王国はイワノフ王国より、貧しいということだった。
しかし、目の前にそびえ立つバイアット王国の王宮はイワノフ王国のそれより明らかに大きく、素人目から見ても、豪華な造りに思える。
バイアット王国の王は、国が貧しいのに、王宮だけは大きくする方なの?
見栄を張るために?
それとも、自分達のために?
私は、これから始まる生活に不穏なものを感じた。
王宮内では、近衛騎士が待ち構えており、王宮の一室に案内してくれた。
「陛下に拝謁するのは、こちらでしばらくお待ちください。
お迎えに上がります。」
「ありがとうございます。」
そうして見渡した居室には、侍女が待っており、椅子に腰掛けると、すぐさまお茶を入れてくれる。
「私は、オードラと申します。
この度、レオナ王女担当となりました。
他の者もおりますが、私が筆頭になりますので、何なりとお申し付けください。」
「ありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。
私のことは、レオナと呼んで。」
オードラは、偽りの王女である私に、笑顔で迎えてくれた。
以前私は、カサンドラ王女に支える立場だったので、今のオードラと似たようなものだった。
それが今、全く逆の立場になってしまっていた。
本当はこの王宮について、オードラに色々と聞きたいけれど、それよりも今私はこれから会うであろう王が怖くて、仕方がない。
早く性格を掴んで、彼の怒りに触れないようにしなくては。
でなければ、ここを脱走する半年まで、生きられないかもしれないからだ。
しばらくすると、先ほどこの部屋に案内してくれた近衛騎士が、挨拶してくれた。
「私は、ミゲルと申します。
レオナ王女担当になりましたので、よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
ミゲルは、爽やかな美丈夫で、優しそうな眼差しは頼れる男性に思え、少し安心した。
「では、陛下の元にご案内します。」
「はい、よろしくお願いします。」
そう言ったものの王に会うのが、本当に怖い。
でも、避けられないのだから、私は囚人になったような気持ちで、ミゲルの後をついて行く。
すると、私の後ろにも、サッと近衛騎士がついた。
私には前後に近衛騎士がついて、いよいよ逃げ出すことは許されないのだと、諦めた。
「セオドロス陛下、レオナ王女がおいでになりました。」
「入れ。」
ついにこの時が。
私は足がすくみながらも、陛下の執務室と思われる部屋に入った。
「まず、座って。」
部屋に入るとすぐに目に入る王座に王が座っている。
初めて見るそのお顔は、強い赤い瞳が印象的だ。
その瞳で、真っ直ぐ私をとらえており、私はどのように足が動いているかも分からずに、崩れるように座った。
私は、怖くて震えながら俯いた。
でも、挨拶せねば。
「陛下におかれましては、」
私は、何度も練習した挨拶をしようと話し出した。
すると、セオドロス陛下は聞いてられないとすぐに遮る。
「そう言うのいらないよ。
私達は、夫婦になるんだから。
私は、セオドロスだ。」
「はい。
私はレオナです。」
「わかった。」
セオドロス陛下は、赤眼に黒髪で、一度見たら忘れられない程に特徴的だが、とても整った顔をしており、よく見ると美しい。
最初は、赤眼の印象が強くて怖いが、決して睨んでいるわけでも、見下しているわけでもない。
身体つきも、筋肉隆々と言うわけでもなく、すらっとした印象だ。
威厳がある高貴な姿は、残酷なことをするような方と言う気はしない。
もしかしたら、突然キレるタイプの方かもしれないけれど。
「私達の結婚は、一年後だ。
それまでは、こちらの生活にゆっくり慣れてくれ、以上だ。」
それだけ言うと、セオドロス陛下は立ち上がり、奥の机に向かい、執務を始め出した。
「レオナ王女、こちらへ。」
あっけなく終わった初めての対面に驚いていると、ミゲルが、部屋の外に導いてくれた。
どうやら、私は今日は無事に生きれそうだ。
「セオドロス様、レオナ王女は意外でしたね。」
レオナ王女が去った執務室では、セオドロスと側近のモーガンが残って執務を続けている。
「ああ、あれじゃどう見ても、普通の貴族令嬢だ。
よっぽど王に甘やかされて育ったんだな。」
「まあ、王女なだけあって、美しいですけどね。」
「話では、イワノフの王女は、常に男達を侍らせて、我儘放題と言うことだったのに、目を合わせても、私を睨み返すこともせずに俯いてしまった。
元々は気が弱いんだな。
内輪にだけ、偉そうにする女か?
タチが悪い。」
「そう思うのなら、何故受け入れたのですか?」
「どんな女だって同じだし、もし、周りの男達に手を出したら、すぐに送り返す算段になっているから、結婚まで行かないだろう。
まだ、一年もあるんだぞ。
その間に本性を出すさ。」
「わかっていて、そのようにするのですから、酷い人です。」
「王女が問題を起こして追い出せば、イワノフ王国もしばらくは黙るだろう。
そのために、レオナには女性人気の高い近衛騎士二人をあえて、つけたからな。
男好きなら、黙っていてもすぐに手を出すさ。」
「でも、先ほどの雰囲気では、とても男達を誑かす王女には見えませんね。
どちらかと言うと、白い肌と青色の瞳でほっそりとしているところなど、儚い美人って感じじゃなかったですか?」
「そうかもな。」
セオドロスは、ビクビクしながらも自分を見ていたレオナを思い出す。
「だとしたら、セオドロス様のタイプでしょ?」
「性格もあのままならな。」
「楽しみですね。
どうなるか。」
「そうだな。」
セオドロスにとっては、結婚とはどの道政略結婚なのだから、全く興味が無かった。
もし、万が一結婚まで漕ぎ着けても、それはそれでいい。
子供さえできれば、周りに男達を侍らせ、自分に手間をかけさせないそんな女王なら、気にせず国を守ることに専念できるから、好都合だと思っている。
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