地味令嬢と嘲笑された私ですが、第二王子に見初められて王妃候補になったので、元婚約者はどうぞお幸せに

「君とは釣り合わない」――そう言って、騎士団長の婚約者はわたしを捨てた。
選んだのは、美しくて派手な侯爵令嬢。社交界でも人気者の彼女に、わたしは敵うはずがない……はずだった。
けれどその直後、わたしが道で偶然助られた男性は、なんと第二王子!?
「君は特別だよ。誰よりもね」
優しく微笑む王子に、わたしの人生は一変する。
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