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第2章 新たな学園生活
(11)初恋相手の好きな人
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――お昼休み――
「星空さんお昼行こう」
「ごめん。今日はちょっと用事があって…」
「そうか。じゃあまた明日ね」
風岡が星空さんをいつものようにお昼に誘ったのだが、断られたみたいだった。
その為、俺と風岡は2人でいつものように中庭のベンチに座ってお昼を食べていた。
「星空さんにしては珍しいよね。何かあったのかな?ねぇー聞いてるの~?おい。こら、この柿沢め」
俺の髪の毛を弄りながら話す風岡。
「なぁさ。俺…未来に戻るのかな?」
髪の毛を弄っていた風岡の手が止まった。
「突然何を言い出すの?何か気になる事でもあった?」
「いや、風岡が前に言ったじゃん。過去に来たなら未来に戻る可能性もあるんじゃないかみたいなの」
「あぁ…。まぁ可能性としては1度不思議な経験をした柿沢なら、またその身に何か起きても不思議なことではないかなぁって思ったんだけど…。柿沢が子供の頃に戻ったのってやっぱり星空さんの影響なんだよね?」
「そうそう。星空さんのお別れ会が小学校の教室で行われていてそこで机に項垂れていたらいつの間にか…って感じで」
「そう考えるとやっぱり星空さんの運命を変えるとか、そう言うことがあったら柿沢にも何かまた変化が起きたりするのかも。でも最終的には柿沢がどうしたいのかじゃない?」
「俺がどうしたいか?」
「そう。柿沢はこの世界にやって来て2度目の人生を歩んでいるわけでしょ?めっちゃ羨ましい話だけど。そんなボーナスステージ的なあんたが一番何をどうしたいのか?これからもっと真剣に考えて行動した方が良いと思うけどね」
「俺は…俺は…星空さんが好きだ。星空さんと付き合いたい」
「そ…そう。何て言うか学校内で堂々と宣言しちゃったね…しかも異性の私の前で。まぁあんたに私は女にも見られてないのかもだけど」
「そんなことないよ。風岡は可愛くて素敵な俺の恩人だ。本当に感謝してもしきれない。だから思ってるんだ。風岡に好きな人が出来たら俺は全力で応援しようって」
「そっか。まぁ期待しないで応援してもらう事にするよ」
遠くを見て少し寂しそうな表情を見せながら話す風岡だった。
「何それ?俺が本気のアシスト出したらあっという間に恋愛成就するんだから」
「よく言うね~自分の恋愛すら叶えられないくせに」
そう話しながら俺と美波は教室で戻っている途中だった。
「あれって…星空さんだよね…」
そう美波が言うと俺は衝撃で固まってしまった。
「っておい!大丈夫?柿沢~?柿沢~?」
数秒固まった後、正気を取り戻した俺は再び教室に向かうことに。
「もう本当に。星空さんがイケメンと話してるだけで固まるとかどれだけ打たれ弱いんだか」
「だって。あんな身長高くてスラッとしててカッコいいのに…俺なんて勝てっこ――」
「確かにあんなカッコいい人私でもフラッと行っちゃうかもね!そんなウダウダ言ってるあんたなんかよりもずっと魅力的だし~」
「そこまで言わなくても…」
「本当に仕方ないなぁ。私が聞いてあげる。星空さんに好きな人が居るかどうか」
落ち込んだ俺を見て呆れた表情で話す風岡だった。
「星空さん。ちょっと話しあるんだけど言いかな?」
風岡は教室に戻るなり席に座っていた星空さんにすぐに話し掛けにいった。
そんな事が出来るのは、度胸がある風岡だから出来ることなのかも知れない。
「ねぇ…前から気になってたんだけど…星空さんって」
そう言って風岡は星空さんの耳元に向かってこうささやいた。
「好きな人居てる?」
「えっ?急にどうして??」
急な質問に驚いた様子の星空さんだった。
「実はね…さっきチョーカッコいい人と2人で話してたからもしかして?とか思ったり」
「あぁそれで。見られてたんだ――」
星空さんと話し終わった風岡は席に戻ってきた。
「どうだった?」
「あっ…うん。あんたの勘違いだった。ただの杞憂ってこと」
「どういうこと?」
「あのカッコいい人は3年生の先輩で星空さんと同じスケートリンクで練習する仲間なんだって。それでスケートについてアドバイスをもらってたって言ってたよ」
「なんだ。そうだったんだ。でもさ、同じスケートリンクにあんなカッコいい人が居るなら好きになったりしてもおかしくないよね?てか、星空さんと結婚した相手ってもしかして――」
「もう!そこまで私は知らないわよ!そんな未来の事なんてさすがの私でも聞けるわけないじゃない。気になるなら自分で聞いたら?」
「そんな急にキレなくても…」
風岡はその後、その日は一言も口を聞いてくれなかった。
2人の会話の中にどんな内容があったのか、今の俺にはまだ知る由もなかった。
――その日の夜――
「はあっっ!!?」
星空さんからメッセージが入った。
『突然なんですけど、今度の日曜日練習もお休みなので
良かったら私とお出掛けしてもらえませんか?』
まさかの星空さんからの急なお誘いだった。
「(お出掛けってどういうこと?それってもしかしてデート?いやいや俺たちはまだ付き合ってもないんだし告白も――)」
そう悶々と俺は1人で考えていた。
「こういう時こそ風岡に相談したいのに…」
どうせ連絡しても返って来ないだろうと思い、風岡に伝えず星空さんに返信することに。
『ぜひ!!お願いします』
と、よろしくねと星空さん愛用のスタンプを使って返事を送った。
『うわっ!そのスタンプ!私の好きなスタンプだ~(*^^*)』
そうやって喜んでくれた星空さんとのやり取りを、俺はいつまでもニヤニヤと眺めながらその日の夜は更けていった。
「星空さんお昼行こう」
「ごめん。今日はちょっと用事があって…」
「そうか。じゃあまた明日ね」
風岡が星空さんをいつものようにお昼に誘ったのだが、断られたみたいだった。
その為、俺と風岡は2人でいつものように中庭のベンチに座ってお昼を食べていた。
「星空さんにしては珍しいよね。何かあったのかな?ねぇー聞いてるの~?おい。こら、この柿沢め」
俺の髪の毛を弄りながら話す風岡。
「なぁさ。俺…未来に戻るのかな?」
髪の毛を弄っていた風岡の手が止まった。
「突然何を言い出すの?何か気になる事でもあった?」
「いや、風岡が前に言ったじゃん。過去に来たなら未来に戻る可能性もあるんじゃないかみたいなの」
「あぁ…。まぁ可能性としては1度不思議な経験をした柿沢なら、またその身に何か起きても不思議なことではないかなぁって思ったんだけど…。柿沢が子供の頃に戻ったのってやっぱり星空さんの影響なんだよね?」
「そうそう。星空さんのお別れ会が小学校の教室で行われていてそこで机に項垂れていたらいつの間にか…って感じで」
「そう考えるとやっぱり星空さんの運命を変えるとか、そう言うことがあったら柿沢にも何かまた変化が起きたりするのかも。でも最終的には柿沢がどうしたいのかじゃない?」
「俺がどうしたいか?」
「そう。柿沢はこの世界にやって来て2度目の人生を歩んでいるわけでしょ?めっちゃ羨ましい話だけど。そんなボーナスステージ的なあんたが一番何をどうしたいのか?これからもっと真剣に考えて行動した方が良いと思うけどね」
「俺は…俺は…星空さんが好きだ。星空さんと付き合いたい」
「そ…そう。何て言うか学校内で堂々と宣言しちゃったね…しかも異性の私の前で。まぁあんたに私は女にも見られてないのかもだけど」
「そんなことないよ。風岡は可愛くて素敵な俺の恩人だ。本当に感謝してもしきれない。だから思ってるんだ。風岡に好きな人が出来たら俺は全力で応援しようって」
「そっか。まぁ期待しないで応援してもらう事にするよ」
遠くを見て少し寂しそうな表情を見せながら話す風岡だった。
「何それ?俺が本気のアシスト出したらあっという間に恋愛成就するんだから」
「よく言うね~自分の恋愛すら叶えられないくせに」
そう話しながら俺と美波は教室で戻っている途中だった。
「あれって…星空さんだよね…」
そう美波が言うと俺は衝撃で固まってしまった。
「っておい!大丈夫?柿沢~?柿沢~?」
数秒固まった後、正気を取り戻した俺は再び教室に向かうことに。
「もう本当に。星空さんがイケメンと話してるだけで固まるとかどれだけ打たれ弱いんだか」
「だって。あんな身長高くてスラッとしててカッコいいのに…俺なんて勝てっこ――」
「確かにあんなカッコいい人私でもフラッと行っちゃうかもね!そんなウダウダ言ってるあんたなんかよりもずっと魅力的だし~」
「そこまで言わなくても…」
「本当に仕方ないなぁ。私が聞いてあげる。星空さんに好きな人が居るかどうか」
落ち込んだ俺を見て呆れた表情で話す風岡だった。
「星空さん。ちょっと話しあるんだけど言いかな?」
風岡は教室に戻るなり席に座っていた星空さんにすぐに話し掛けにいった。
そんな事が出来るのは、度胸がある風岡だから出来ることなのかも知れない。
「ねぇ…前から気になってたんだけど…星空さんって」
そう言って風岡は星空さんの耳元に向かってこうささやいた。
「好きな人居てる?」
「えっ?急にどうして??」
急な質問に驚いた様子の星空さんだった。
「実はね…さっきチョーカッコいい人と2人で話してたからもしかして?とか思ったり」
「あぁそれで。見られてたんだ――」
星空さんと話し終わった風岡は席に戻ってきた。
「どうだった?」
「あっ…うん。あんたの勘違いだった。ただの杞憂ってこと」
「どういうこと?」
「あのカッコいい人は3年生の先輩で星空さんと同じスケートリンクで練習する仲間なんだって。それでスケートについてアドバイスをもらってたって言ってたよ」
「なんだ。そうだったんだ。でもさ、同じスケートリンクにあんなカッコいい人が居るなら好きになったりしてもおかしくないよね?てか、星空さんと結婚した相手ってもしかして――」
「もう!そこまで私は知らないわよ!そんな未来の事なんてさすがの私でも聞けるわけないじゃない。気になるなら自分で聞いたら?」
「そんな急にキレなくても…」
風岡はその後、その日は一言も口を聞いてくれなかった。
2人の会話の中にどんな内容があったのか、今の俺にはまだ知る由もなかった。
――その日の夜――
「はあっっ!!?」
星空さんからメッセージが入った。
『突然なんですけど、今度の日曜日練習もお休みなので
良かったら私とお出掛けしてもらえませんか?』
まさかの星空さんからの急なお誘いだった。
「(お出掛けってどういうこと?それってもしかしてデート?いやいや俺たちはまだ付き合ってもないんだし告白も――)」
そう悶々と俺は1人で考えていた。
「こういう時こそ風岡に相談したいのに…」
どうせ連絡しても返って来ないだろうと思い、風岡に伝えず星空さんに返信することに。
『ぜひ!!お願いします』
と、よろしくねと星空さん愛用のスタンプを使って返事を送った。
『うわっ!そのスタンプ!私の好きなスタンプだ~(*^^*)』
そうやって喜んでくれた星空さんとのやり取りを、俺はいつまでもニヤニヤと眺めながらその日の夜は更けていった。
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