4 / 38
第1部
ミルク
カイルside
「エミリアが、出掛けた?」
「はい、前もお伝えしたとおり、エミリア様はお忙しいので」
婚約者カイルは、久々に会うのと会話のきっかけに持ってきた疎開先の領地、パール領にて名産の焼き菓子を手に、こっそりと離れまで来た。
近日中に会おうと思い立ち、執事オーガスに時間を調整してもらおうとしたが、どうも、自分の予定とエミリアの予定が合わないので、自分の予定をあけて会いに来てみたのだがーー
(やはり、オーガスに言っておくべきだったか?いやでも、公務を勝手に取りやめて婚約者にかまけているなどと父上に思われるのも嫌だしな…)
オーガスは父の執事であり、後継者教育の進捗管理をしている。公務に影響しない事柄は報告されないが、すれば勿論報告される。
カイルは一人でこなすものを、こっそりずらして離れに直接来たのだが、タイミングの悪いことにエミリアはいなかった。
(…まだ…互いに交流する時期ではないということかもな)
「わかった。じゃあ、この手土産をエミリアに渡しておいてくれ」
近くの侍女に差し出すと、侍女は一度菓子箱に目を落とし、「かしこまりました。後ほど適切に処理いたします」とだけ答えた。
♢♢♢
エミリアside
「すみません、一瓶もやぎのミルクはあげられないと…何とかお願いして、コップ一杯分持ってきましたが」
リサは申し訳なさそうに謝りながら、ヤギのミルクが入ったコップを差し出した。
「ううん。
ありがとう、大変だったでしょ。
助かったよ」
「いえ…あの、でも沢山ミルクが必要なんですよね?」
「うん。
でも、兎に角これで大丈夫だよ」
「はい…もし、やぎのミルクが本当に必要ならなのですが、この辺りは山羊を飼っている方々が多いので、もしかしたら何方か分けてくれるかも知れません」
「山羊…よく見るあの動物達はそんな種類の動物なのね」
ふむふむと顎に手を当てながら頷いた。
その間に、リサはちらりと、エミリアの背後でモゾモゾ動いているシーツに目を馳せる。
「…何かございましたら、また遠慮なくお声がけくださいね」
「うん!ありがとう!!
足りないときは、近隣の人にあたってみるよ!」
♢♢♢
とは言ったものの…
(物々交換出来るような代物も持ってないしなぁ…)
結局ミルクは全然足りなかった。
とうとう赤ちゃんがご立腹で、先程から凄く泣いている。この辺りに基本人が来なくて良かったとこの時ほど感じた事はない。
こうして居ても仕方がないので、近くの山羊の乳を分けてくれそうな人の元へ行くことにした。
私のいる離れの近くにある外壁には、修理が追い付いていない穴があり、ぐずる赤ちゃんと私が人目につかないよう注意しながら屋敷を抜け出した。
まぁーーこれはいつも通りのことである。そこに赤ちゃんが追加されただけの話だ。
外に出ると赤ちゃんはしゃくりあげながらも、泣くのをやめて静かになった。
まるで、今置かれている状況を理解して、空気を読んでいるかのようだった。
(そんな訳ないか、外が好きなのかな…)
♢♢♢
そんなこんなで向かったのは、私が商店街で人の似顔絵を描いている傍で、たまに私が絵を描くのを見ているお爺さんがいる牧場だ。
話したことは無いけれど、近所に住んでいるし、顔は知っていた。
そんなお爺さんは今日も山羊を含めた家畜の世話をしていた。
「山羊のミルクが欲しいじゃと?」
「そうなんです。出来れば、沢山必要で…そうですね…ひとまず、二瓶くらいいただけると」
お爺さんがエミリアの抱えているものに視線を落とすと、そこには獣の赤ちゃんがいた。
(ラファエルって、こんなことも出来るんだ…あ!そう言えばーー大人になったときヒロインのピンチに格好いい狼の姿で早速と現れ、背に乗せる話があった!!
うわ~、赤ちゃんだとやっぱり赤ちゃんバージョンの狼なんだ!めっちゃ可愛い~)
「これは、可愛いらしい仔犬じゃな」
「仔犬…?」
エミリアはじっと赤ちゃんを見つめた。そう言われると、確かに仔犬に見えなくもない。
「くぅん…」
つぶらな瞳に、もふもふの毛並みはどう見てもか弱い仔犬のそれで、並の人間であればイチコロで家に招き入れて庇護したくなるだろう。
(もしかして仔犬だった?…かもしれない。こんなにか弱いモフモフが狼なんて、あり得ない気がしてきた。
狼の赤ちゃんがどんなのか知らないけど)
こうして、動物好きのお爺さんと仔犬?を挟み、和やかな雰囲気中で交渉をすることが出来た。
私の絵を毎度見に来てくれていたのは、やはり絵に興味を抱いていたからだった。
平民は簡単に高名な画家などは雇えない。
そして、この世界には写真がないので、私の様に鉛筆一本で本物そっくりに描けることにいたく驚いたらしい。
そして、描いて欲しい人がいると言われた。
病の床に伏せっている奥様だ。
医師からはもう永くは無いと言われているのだとか。
私はこの世界で実物そっくりに描けることの希少性を知っていたので、お小遣い稼ぎとは言え平民からするとそれなりの値段をつけていた。お爺さんは払えなくはなかったが、お願いするか迷っていたそうだ。
なので、私の絵とミルクを交換してくれるということになった。
「一週間分でお願いします」
「いやいや!
絵を描いてもらえるんじゃ。
今後、仔犬のミルクはワシが保証する!
なぁに、家ではミルクなんぞ大して負担じゃないからのう、ほっほっほっ」
こうして、私が絵を描いてる間、気前の良いお爺さんが赤ちゃん…いや仔犬を見てくれることになりーーそして。
お爺さんは描き上げた絵を見て、優しく微笑んだ後、約束通り本日分のミルク二瓶をくれた。
「良かったー!ひとまず二瓶ずつ、毎日の新鮮なミルクは確保出来た!」
「あぶぅ!きゃはきゃは♪」
「ラファエルも嬉しいよね!私も何だか嬉しい」
肩から下げた鞄の中に、本日貰った搾りたてほやほやのミルクを下げて帰路に着き、るんるんと鼻歌まじりに壁穴を潜る。
(でもなぁ…まだ、課題が山積みというか。
私事態、この家からいつ追い出されるかもわからないし、貯金もしないとだし。赤ちゃんに必要なのはミルクだけでも無いだろうし…
どっかの個展に出して大金を得られる賞をとるのも…最近は抽象画が流行りみたいだから難しいしなぁ)
「…そもそも、隠し通せる?ミルク以外も揃えなきゃいけないものあるだろうし…」
ちらりと視線を落とすと、ラファエルはヤギミルクが余程楽しみなのか、きゃはきゃはと声をあげながら私を見返してくる。不覚にも可愛すぎて胸がきゅんとした。
ーこれ子を、後に我が国を滅ぼすほどに、心へダメージを負う仕打ちが待ち受ける場所に放り込むなどもはや想像も出来ないー
(ーーもうここまで来たら隠し通すしかない。今日だって上手くいったのだからこうやって何とか考えれば、何とかなる気がしてきた)
「それにしても、ラファエルはやっぱり賢いのね!
ちゃんとお祖父さんの前では仔犬だったしーーこれからもその調子でよろしくね!」
「あい!」
両手で脇を抱えて、高くあげると、私の言うことがわかっているのか、いないのか。兎にも角にも、屈託ない笑顔をにぱっと返して、元気に返事をしてくれた。
「今日はヤギのミルクを戦利品にしたけれど、明日からは貴方の衛生的な寝具や入浴道具、着替えの確保よ!忙しくなるけど協力して離れに快適空間を作るわよ!」
「あうぅ!」
一緒にえいえいおーのポーズをとっている赤ちゃんに、エミリアはクスリと笑みが溢れた。
(他に何が必要なのか、後でリサにでも聞こう)
「エミリア?」
びくっ。
久しぶりに聞こえてきた声に驚いて、赤ちゃんを隠すように抱き込んだ。
「カ、カイル!
久しぶりね、どうしたの?」
「エミリアが、出掛けた?」
「はい、前もお伝えしたとおり、エミリア様はお忙しいので」
婚約者カイルは、久々に会うのと会話のきっかけに持ってきた疎開先の領地、パール領にて名産の焼き菓子を手に、こっそりと離れまで来た。
近日中に会おうと思い立ち、執事オーガスに時間を調整してもらおうとしたが、どうも、自分の予定とエミリアの予定が合わないので、自分の予定をあけて会いに来てみたのだがーー
(やはり、オーガスに言っておくべきだったか?いやでも、公務を勝手に取りやめて婚約者にかまけているなどと父上に思われるのも嫌だしな…)
オーガスは父の執事であり、後継者教育の進捗管理をしている。公務に影響しない事柄は報告されないが、すれば勿論報告される。
カイルは一人でこなすものを、こっそりずらして離れに直接来たのだが、タイミングの悪いことにエミリアはいなかった。
(…まだ…互いに交流する時期ではないということかもな)
「わかった。じゃあ、この手土産をエミリアに渡しておいてくれ」
近くの侍女に差し出すと、侍女は一度菓子箱に目を落とし、「かしこまりました。後ほど適切に処理いたします」とだけ答えた。
♢♢♢
エミリアside
「すみません、一瓶もやぎのミルクはあげられないと…何とかお願いして、コップ一杯分持ってきましたが」
リサは申し訳なさそうに謝りながら、ヤギのミルクが入ったコップを差し出した。
「ううん。
ありがとう、大変だったでしょ。
助かったよ」
「いえ…あの、でも沢山ミルクが必要なんですよね?」
「うん。
でも、兎に角これで大丈夫だよ」
「はい…もし、やぎのミルクが本当に必要ならなのですが、この辺りは山羊を飼っている方々が多いので、もしかしたら何方か分けてくれるかも知れません」
「山羊…よく見るあの動物達はそんな種類の動物なのね」
ふむふむと顎に手を当てながら頷いた。
その間に、リサはちらりと、エミリアの背後でモゾモゾ動いているシーツに目を馳せる。
「…何かございましたら、また遠慮なくお声がけくださいね」
「うん!ありがとう!!
足りないときは、近隣の人にあたってみるよ!」
♢♢♢
とは言ったものの…
(物々交換出来るような代物も持ってないしなぁ…)
結局ミルクは全然足りなかった。
とうとう赤ちゃんがご立腹で、先程から凄く泣いている。この辺りに基本人が来なくて良かったとこの時ほど感じた事はない。
こうして居ても仕方がないので、近くの山羊の乳を分けてくれそうな人の元へ行くことにした。
私のいる離れの近くにある外壁には、修理が追い付いていない穴があり、ぐずる赤ちゃんと私が人目につかないよう注意しながら屋敷を抜け出した。
まぁーーこれはいつも通りのことである。そこに赤ちゃんが追加されただけの話だ。
外に出ると赤ちゃんはしゃくりあげながらも、泣くのをやめて静かになった。
まるで、今置かれている状況を理解して、空気を読んでいるかのようだった。
(そんな訳ないか、外が好きなのかな…)
♢♢♢
そんなこんなで向かったのは、私が商店街で人の似顔絵を描いている傍で、たまに私が絵を描くのを見ているお爺さんがいる牧場だ。
話したことは無いけれど、近所に住んでいるし、顔は知っていた。
そんなお爺さんは今日も山羊を含めた家畜の世話をしていた。
「山羊のミルクが欲しいじゃと?」
「そうなんです。出来れば、沢山必要で…そうですね…ひとまず、二瓶くらいいただけると」
お爺さんがエミリアの抱えているものに視線を落とすと、そこには獣の赤ちゃんがいた。
(ラファエルって、こんなことも出来るんだ…あ!そう言えばーー大人になったときヒロインのピンチに格好いい狼の姿で早速と現れ、背に乗せる話があった!!
うわ~、赤ちゃんだとやっぱり赤ちゃんバージョンの狼なんだ!めっちゃ可愛い~)
「これは、可愛いらしい仔犬じゃな」
「仔犬…?」
エミリアはじっと赤ちゃんを見つめた。そう言われると、確かに仔犬に見えなくもない。
「くぅん…」
つぶらな瞳に、もふもふの毛並みはどう見てもか弱い仔犬のそれで、並の人間であればイチコロで家に招き入れて庇護したくなるだろう。
(もしかして仔犬だった?…かもしれない。こんなにか弱いモフモフが狼なんて、あり得ない気がしてきた。
狼の赤ちゃんがどんなのか知らないけど)
こうして、動物好きのお爺さんと仔犬?を挟み、和やかな雰囲気中で交渉をすることが出来た。
私の絵を毎度見に来てくれていたのは、やはり絵に興味を抱いていたからだった。
平民は簡単に高名な画家などは雇えない。
そして、この世界には写真がないので、私の様に鉛筆一本で本物そっくりに描けることにいたく驚いたらしい。
そして、描いて欲しい人がいると言われた。
病の床に伏せっている奥様だ。
医師からはもう永くは無いと言われているのだとか。
私はこの世界で実物そっくりに描けることの希少性を知っていたので、お小遣い稼ぎとは言え平民からするとそれなりの値段をつけていた。お爺さんは払えなくはなかったが、お願いするか迷っていたそうだ。
なので、私の絵とミルクを交換してくれるということになった。
「一週間分でお願いします」
「いやいや!
絵を描いてもらえるんじゃ。
今後、仔犬のミルクはワシが保証する!
なぁに、家ではミルクなんぞ大して負担じゃないからのう、ほっほっほっ」
こうして、私が絵を描いてる間、気前の良いお爺さんが赤ちゃん…いや仔犬を見てくれることになりーーそして。
お爺さんは描き上げた絵を見て、優しく微笑んだ後、約束通り本日分のミルク二瓶をくれた。
「良かったー!ひとまず二瓶ずつ、毎日の新鮮なミルクは確保出来た!」
「あぶぅ!きゃはきゃは♪」
「ラファエルも嬉しいよね!私も何だか嬉しい」
肩から下げた鞄の中に、本日貰った搾りたてほやほやのミルクを下げて帰路に着き、るんるんと鼻歌まじりに壁穴を潜る。
(でもなぁ…まだ、課題が山積みというか。
私事態、この家からいつ追い出されるかもわからないし、貯金もしないとだし。赤ちゃんに必要なのはミルクだけでも無いだろうし…
どっかの個展に出して大金を得られる賞をとるのも…最近は抽象画が流行りみたいだから難しいしなぁ)
「…そもそも、隠し通せる?ミルク以外も揃えなきゃいけないものあるだろうし…」
ちらりと視線を落とすと、ラファエルはヤギミルクが余程楽しみなのか、きゃはきゃはと声をあげながら私を見返してくる。不覚にも可愛すぎて胸がきゅんとした。
ーこれ子を、後に我が国を滅ぼすほどに、心へダメージを負う仕打ちが待ち受ける場所に放り込むなどもはや想像も出来ないー
(ーーもうここまで来たら隠し通すしかない。今日だって上手くいったのだからこうやって何とか考えれば、何とかなる気がしてきた)
「それにしても、ラファエルはやっぱり賢いのね!
ちゃんとお祖父さんの前では仔犬だったしーーこれからもその調子でよろしくね!」
「あい!」
両手で脇を抱えて、高くあげると、私の言うことがわかっているのか、いないのか。兎にも角にも、屈託ない笑顔をにぱっと返して、元気に返事をしてくれた。
「今日はヤギのミルクを戦利品にしたけれど、明日からは貴方の衛生的な寝具や入浴道具、着替えの確保よ!忙しくなるけど協力して離れに快適空間を作るわよ!」
「あうぅ!」
一緒にえいえいおーのポーズをとっている赤ちゃんに、エミリアはクスリと笑みが溢れた。
(他に何が必要なのか、後でリサにでも聞こう)
「エミリア?」
びくっ。
久しぶりに聞こえてきた声に驚いて、赤ちゃんを隠すように抱き込んだ。
「カ、カイル!
久しぶりね、どうしたの?」
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした
きゅちゃん
ファンタジー
帝国随一の名門、ロゼンクロイツ家の令嬢ベルティア・フォン・ロゼンクロイツは、突如として公の場で婚約者であるクレイン王太子から一方的に婚約破棄を宣告される。その理由は、彼女が平民出身の少女エリーゼをいじめていたという濡れ衣。真実はエリーゼこそが王太子の心を奪うために画策した罠だったにも関わらず、ベルティアは悪役令嬢として断罪され、社交界からの追放と学院退学の処分を受ける。
全てを失ったベルティアだが、彼女は諦めない。これまで家の期待に応えるため「完璧な令嬢」として生きてきた彼女だが、今度は自分自身のために生きると決意する。軍事貴族の嫡男ヴァルター・フォン・クリムゾンをはじめとする協力者たちと共に、彼女は自らの名誉回復と真実の解明に挑む。
その過程で、ベルティアは王太子の裏の顔や、エリーゼの正体、そして帝国に忍び寄る陰謀に気づいていく。かつては社交界のスキルだけを磨いてきた彼女だが、今度は魔法や剣術など実戦的な力も身につけながら、自らの道を切り開いていく。
失われた名誉、隠された真実、そして予期せぬ恋。断罪された「悪役令嬢」が、自分の物語を自らの手で紡いでいく、爽快復讐ファンタジー。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
【完結】令嬢は売られ、捨てられ、治療師として頑張ります。
まるねこ
ファンタジー
魔法が使えなかったせいで落ちこぼれ街道を突っ走り、伯爵家から売られたソフィ。
泣きっ面に蜂とはこの事、売られた先で魔物と出くわし、置いて逃げられる。
それでも挫けず平民として仕事を頑張るわ!
【手直しての再掲載です】
いつも通り、ふんわり設定です。
いつも悩んでおりますが、カテ変更しました。ファンタジーカップには参加しておりません。のんびりです。(*´꒳`*)
Copyright©︎2022-まるねこ
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
婚約破棄のその場で転生前の記憶が戻り、悪役令嬢として反撃開始いたします
タマ マコト
ファンタジー
革命前夜の王国で、公爵令嬢レティシアは盛大な舞踏会の場で王太子アルマンから一方的に婚約を破棄され、社交界の嘲笑の的になる。その瞬間、彼女は“日本の歴史オタク女子大生”だった前世の記憶を思い出し、この国が数年後に血塗れの革命で滅びる未来を知ってしまう。
悪役令嬢として嫌われ、切り捨てられた自分の立場と、公爵家の権力・財力を「運命改変の武器」にすると決めたレティシアは、貧民街への支援や貴族の不正調査をひそかに始める。その過程で、冷静で改革派の第二王子シャルルと出会い、互いに利害と興味を抱きながら、“歴史に逆らう悪役令嬢”として静かな反撃をスタートさせていく。
追放された悪役令嬢、農業チートと“もふもふ”で国を救い、いつの間にか騎士団長と宰相に溺愛されていました
黒崎隼人
ファンタジー
公爵令嬢のエリナは、婚約者である第一王子から「とんでもない悪役令嬢だ!」と罵られ、婚約破棄されてしまう。しかも、見知らぬ辺境の地に追放されることに。
絶望の淵に立たされたエリナだったが、彼女には誰にも知られていない秘密のスキルがあった。それは、植物を育て、その成長を何倍にも加速させる規格外の「農業チート」!
畑を耕し、作物を育て始めたエリナの周りには、なぜか不思議な生き物たちが集まってきて……。もふもふな魔物たちに囲まれ、マイペースに農業に勤しむエリナ。
はじめは彼女を蔑んでいた辺境の人々も、彼女が作る美味しくて不思議な作物に魅了されていく。そして、彼女を追放したはずの元婚約者や、彼女の力を狙う者たちも現れて……。
これは、追放された悪役令嬢が、農業の力と少しのもふもふに助けられ、世界の常識をひっくり返していく、痛快でハートフルな成り上がりストーリー!
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。