モブ令嬢と敵国赤ちゃんの育児日記〜婚約破棄寸前ですが後の皇帝に国が滅ぼされないよう頑張ります〜

マロン株式

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第2部

隣国皇帝の崩御

「ラファエル殿下の生存反応を確認いたしました」
「場所は特定可能か!?」
「直ぐに反応が消えてしまいましたので、特定までは・・」
「くそ・・っ。よりにもよって、敵国に転移されてしまうなど・・なんたる悲劇だ」
「いずれにせよ、殿下は危機的状況に置かれている可能性がある。早急に見つけにゆかねば」
「では、私が敵国に潜入しよう」

「少佐!!正気ですか!?」



♢♢♢
エミリアsid
「フェレ助!ラファエル!これ見て!!

私の新連載第一話だよ!」

「きゃーい♪」
「凄いんだフェレ!」

 離れから本邸に拠点を移して幾つ月か経った。
 伯爵家の婚約者としての教育の合間に、私はイザベラとやり取りを重ねながら漫画を描いていた。
 赤ちゃんの世話は、信頼できる侍女のリサさんとフェレ助が支えてくれている。

 そして先日ーーレオンの商会であるレオニード商会所有のキルト新聞社から、発売された新聞の裏面に、エミリアの漫画が掲載されることになった。

 イザベラ曰く、「子供ではなくまずは大人が見て面白いものを最初から連載した方が効率が良い」、とのことで、四コマではなく、裏面すべてを使った本格的な物語を描くことになった。

 今のご時世に漫画など受け入れられるかひやひやしたけれど、これまたイザベラが「戦争末期程、人は娯楽を欲するのです。それは数々の歴史が証明しております」と言っていたとおり、大反響を受けてキルト新聞社の売りあげが格段にあがり、即連載が確定した。

 今世ではそんな歴史はないので、恐らくイザベラが言っているのは前世のことだろうと思いつつも、エミリアは自信を持って赤ちゃんとフェレ助に見せると、赤ちゃんはにこにこしながら新聞を掴み、翳してみてくれている。

(もしかして、ラファエルは文字読めるのかな?いや、絵で何となく物語がわかるのかしら?)

 そんな疑問を抱きつつ、新聞の漫画欄を読んでいる?赤ちゃんに視線をおとすと、新聞の表面が視界にはいる。

 大まかには国内の事柄だったが、紙面の隅にミシウス帝国の名がーーつまり、赤ちゃんの母国の名前が書かれていた。漫画に夢中な赤ちゃんに気付かれないよう、紙面に書かれている文章へ目をやる。


(えっと、なになに?ミシウス帝国のラモス皇帝が・・・ラファエルのお父さんね)

「ーー」




(崩御・・した)



※※※
作者からのコメント
書き切れてなかった部分と、アルファポリスにてコメントをいただけて嬉しかったので、もう少し連載することにしました。良ければ見てください。
感想 6

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