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第1章 表
3 三度目は偶然
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先ほどの声の主であると思われるイベルノ・ラセジェス公爵令息を先頭に、生徒会役員と護衛、一番後ろにレックス・センエンティ第一王子殿下が立っていた。
これまでとは違い冷たい印象を受けるレックスにカイエはドキリとした。
急な生徒会役員の登場に令嬢たちは慌ててカーテシーをして「少し話していただけですわ。それではカイエ・リーエング男爵令嬢、ごきげんよう」と言って立ち去ろうとしたところ、逃がさないとばかりにイベルノの叱責が飛んだ。
「まて。少し話していたというには不自然だろう、我々は何を騒いでいた内容を聞いているのであって、何をしていたのかを聞いているわけではない」
視線の鋭さから、カイエが何を言われていたのかをある程度知っている様だった。
「わ、私たちは皆さまの婚約者様のことを思って・・・」
令嬢たちの口からは歯切れの悪い言葉が紡がれる。
みんなまるでカイエが悪であるかのように同じことを言い募ってくるので、余程自分が悪いことをしているのかと思っていた。しかし、この様子から察するに令嬢たちの言い分は全てが正しいわけではないようだとカイエはほっと胸を撫で下ろした。
「──ならば、我々の婚約者に確認することにしよう」
掛けている眼鏡をクイと上げイベルノが令嬢たちを一瞥すると、令嬢たちは逃げるように立ち去って行った。
「このようなことが何度かあったの?」
不快に思っている様子を隠そうともせずジャザ・フォレスト辺境伯令息がカイエに尋ねた。男性の容姿をこのように表現しては失礼かもしれないが、カイエを取り囲んでいたどの令嬢よりも可愛らしく、口を尖らせて不快感を表現する彼は年上に見えない。
しかし、彼女たちの言い分がどこまで正しいのかわからない以上不確かなことを口にするわけにはいかない。カイエは学園在学中に学園の蔵書を読み漁りたいし、気心の知れた友人が出来ればいいなと思ってはいるが、誰かを困らせたり、陥れたいわけではないのだ。
「いいえ、ただお話をしていただけですよ」
「君は優しいんだな」
ジャザの問いにそう答えるカイエに、騎士を目指しているだけあって体格が良く寡黙で男らしいフリンツが目を細めて言った。
──そこへ、ふとレックスが口を開く。
「何かあれば相談に乗るから遠慮なく言ってくれ」
思わず出てしまった言葉なのか、その直後レックスが自身の口元を押さえて自分の発言に驚いているような表情を見せた。その人間味あふれる表情と先ほど見た冷たい表情との落差にカイエは肩の力が抜けたのを感じた。
その様子がうれしくて、カイエは満面の笑みで「ありがとうございます」と答えた。
ある日カイエは担任の講師に図書館に行くついでに何冊かの本と書類を持って行ってくれないかと頼まれた。
日頃から大量の本を持ち運んでいるカイエにとってそんなに重いものでもないので快諾したのだが、本の上に乗った書類というのは意外と滑る。
両手で抱えた本の上に乗った書類の束を落とさないように集中して歩いていたカイエは、曲がり角で前方を確認するのが疎かになってしまった。
角から現れた人影に気付かずぶつかってしまったのだ。
(落としたら本が傷付いてしまう!)
カイエはぎゅっ目を閉じ落とさないように本と書類を抱き込み衝撃に備えた。しかしその時はなかなかやってこなかった。
「本が好きなのはわかったが、令嬢が怪我をしては人生を左右してしまう事態になりかねないよ」
カイエが恐る恐る目を開けると男子生徒の制服が視界に入った。
ぶつかった生徒が転倒しそうなカイエを抱きとめてくれたのだと理解すると同時に、羞恥に顔を染めた。男爵領では主に図書館で過ごしていたカイエは、ここまで男性と接近したことがなかったのだ。
恐る恐る顔を上げると呆れ顔のエディ・トレノ公爵令息と目が合った。
生徒会の書記をしているエディは自分と同じ文系なのだと思っていたが、意外と逞しい・・・いやいや、自分は何を考えているんだ。カイエは赤く染まった顔を更に紅潮させた。
「あ、失礼。令嬢の身体に許可なく触れて申し訳なかったね」
カイエの様子に気付いたエディがカイエを支えていた手をパッと離してそう言った。
カイエはハッとしてお礼とお詫びを伝えた。
「い、いえ、私こそ前をよく見ていなくてすみません・・・助けていただいてありがとうございます」
頭を下げて、再び上げた時、カイエの前にはエディの後ろにいたと思われるレックスが立っていた。
「その本と書類は?」
「先生に頼まれて図書室まで・・・」
レックスはカイエの腕の中の本に視線を移すとそれに手を伸ばしてきた。
「手伝おう・・・」
レックスの手に渡った本は他の生徒会メンバーによって図書室に運ばれたが、手の中に書類が残ったカイエは必然的に彼らと共に図書館に向かうこととなってしまった。
困った人がいたら助ける──彼らの行いがカイエの思いを肯定してくれているようで、とても嬉しかった。
その反面、これはまた令嬢に絡まれることになるかもしれないなとも思い、明日からどうなるんだろうとウンザリもした。
しかし、令嬢たちから逃げるようにテイクアウトのランチを中庭で摂るカイエのそばに、生徒会役員の姿を見かけるようになったのはその後すぐのことだった。
彼らがいれば令嬢に絡まれることはない。はじめは申し訳なく思い体を小さくして食事を摂っていたカイエだったが、回数を重ねるごとにそれは当然のこととなっていった。
昼休憩の中庭、定位置となったサクラの木の下のベンチで堂々と談笑をするカイエと生徒会役員の姿が見られるようになるのは、それからしばらくしてからのことだった。
これまでとは違い冷たい印象を受けるレックスにカイエはドキリとした。
急な生徒会役員の登場に令嬢たちは慌ててカーテシーをして「少し話していただけですわ。それではカイエ・リーエング男爵令嬢、ごきげんよう」と言って立ち去ろうとしたところ、逃がさないとばかりにイベルノの叱責が飛んだ。
「まて。少し話していたというには不自然だろう、我々は何を騒いでいた内容を聞いているのであって、何をしていたのかを聞いているわけではない」
視線の鋭さから、カイエが何を言われていたのかをある程度知っている様だった。
「わ、私たちは皆さまの婚約者様のことを思って・・・」
令嬢たちの口からは歯切れの悪い言葉が紡がれる。
みんなまるでカイエが悪であるかのように同じことを言い募ってくるので、余程自分が悪いことをしているのかと思っていた。しかし、この様子から察するに令嬢たちの言い分は全てが正しいわけではないようだとカイエはほっと胸を撫で下ろした。
「──ならば、我々の婚約者に確認することにしよう」
掛けている眼鏡をクイと上げイベルノが令嬢たちを一瞥すると、令嬢たちは逃げるように立ち去って行った。
「このようなことが何度かあったの?」
不快に思っている様子を隠そうともせずジャザ・フォレスト辺境伯令息がカイエに尋ねた。男性の容姿をこのように表現しては失礼かもしれないが、カイエを取り囲んでいたどの令嬢よりも可愛らしく、口を尖らせて不快感を表現する彼は年上に見えない。
しかし、彼女たちの言い分がどこまで正しいのかわからない以上不確かなことを口にするわけにはいかない。カイエは学園在学中に学園の蔵書を読み漁りたいし、気心の知れた友人が出来ればいいなと思ってはいるが、誰かを困らせたり、陥れたいわけではないのだ。
「いいえ、ただお話をしていただけですよ」
「君は優しいんだな」
ジャザの問いにそう答えるカイエに、騎士を目指しているだけあって体格が良く寡黙で男らしいフリンツが目を細めて言った。
──そこへ、ふとレックスが口を開く。
「何かあれば相談に乗るから遠慮なく言ってくれ」
思わず出てしまった言葉なのか、その直後レックスが自身の口元を押さえて自分の発言に驚いているような表情を見せた。その人間味あふれる表情と先ほど見た冷たい表情との落差にカイエは肩の力が抜けたのを感じた。
その様子がうれしくて、カイエは満面の笑みで「ありがとうございます」と答えた。
ある日カイエは担任の講師に図書館に行くついでに何冊かの本と書類を持って行ってくれないかと頼まれた。
日頃から大量の本を持ち運んでいるカイエにとってそんなに重いものでもないので快諾したのだが、本の上に乗った書類というのは意外と滑る。
両手で抱えた本の上に乗った書類の束を落とさないように集中して歩いていたカイエは、曲がり角で前方を確認するのが疎かになってしまった。
角から現れた人影に気付かずぶつかってしまったのだ。
(落としたら本が傷付いてしまう!)
カイエはぎゅっ目を閉じ落とさないように本と書類を抱き込み衝撃に備えた。しかしその時はなかなかやってこなかった。
「本が好きなのはわかったが、令嬢が怪我をしては人生を左右してしまう事態になりかねないよ」
カイエが恐る恐る目を開けると男子生徒の制服が視界に入った。
ぶつかった生徒が転倒しそうなカイエを抱きとめてくれたのだと理解すると同時に、羞恥に顔を染めた。男爵領では主に図書館で過ごしていたカイエは、ここまで男性と接近したことがなかったのだ。
恐る恐る顔を上げると呆れ顔のエディ・トレノ公爵令息と目が合った。
生徒会の書記をしているエディは自分と同じ文系なのだと思っていたが、意外と逞しい・・・いやいや、自分は何を考えているんだ。カイエは赤く染まった顔を更に紅潮させた。
「あ、失礼。令嬢の身体に許可なく触れて申し訳なかったね」
カイエの様子に気付いたエディがカイエを支えていた手をパッと離してそう言った。
カイエはハッとしてお礼とお詫びを伝えた。
「い、いえ、私こそ前をよく見ていなくてすみません・・・助けていただいてありがとうございます」
頭を下げて、再び上げた時、カイエの前にはエディの後ろにいたと思われるレックスが立っていた。
「その本と書類は?」
「先生に頼まれて図書室まで・・・」
レックスはカイエの腕の中の本に視線を移すとそれに手を伸ばしてきた。
「手伝おう・・・」
レックスの手に渡った本は他の生徒会メンバーによって図書室に運ばれたが、手の中に書類が残ったカイエは必然的に彼らと共に図書館に向かうこととなってしまった。
困った人がいたら助ける──彼らの行いがカイエの思いを肯定してくれているようで、とても嬉しかった。
その反面、これはまた令嬢に絡まれることになるかもしれないなとも思い、明日からどうなるんだろうとウンザリもした。
しかし、令嬢たちから逃げるようにテイクアウトのランチを中庭で摂るカイエのそばに、生徒会役員の姿を見かけるようになったのはその後すぐのことだった。
彼らがいれば令嬢に絡まれることはない。はじめは申し訳なく思い体を小さくして食事を摂っていたカイエだったが、回数を重ねるごとにそれは当然のこととなっていった。
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