拾った犬は、魔神様でした。

墨尽(ぼくじん)

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18 待て、ができない ※※

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「んんっ……クリオっ、もういいよぉ……」
「……まだ駄目」

 香油を追加され、エリトの後孔に指が差し込まれる。先ほどとは違う圧迫感に、エリトの腰が跳ねた。

「っ?! な、な……あっ、きつ、い……」
「エリト、やっと3本入った。……動かすぞ?」

 「待って」の言葉を待つことなく、クラーリオは指を抜き差しする。香油で濡れたそこから、ぐぷくぷと湿った音が響く。時間を掛けて慣らされたそこは、快感しか拾わない。
 エリトの良いところを知り尽くしている指は、そこばかりを擦り上げる。その度にエリトの腰が跳ねて、嬌声が漏れた。

「っひっ! ……あ、だ、め……ぁああ! もうとめて、とめてっ」
「駄目。エリトに少しも痛みは与えられない」
「あ、だめッ! いくっ……! いくからぁ……」

 達しそうになるエリトに笑顔を向け、クラーリオは唇でエリトの口を塞いだ。まるで嬌声を奪うかのように、深く唇を重ねる。
 
 嬌声を奪われたエリトは、緑色の双眸を見開いた。そこからぼろぼろと涙が溢れ出し、身体が痙攣を繰り返す。

 エリトの放ったもので、腹部がどろりと濡れている。クラーリオはそれを掬って、エリトの胸へと塗りつけた。
 胸の尖りを指で押すと、エリトが頭をいやいやと振った。先ほど散々弄った後で、敏感になっているのだろう。
 ぷくりと膨れた尖りを押すたびに、エリトは泣きそうな顔でクラーリオを見るのだ。

「そんな顔をしても、俺は煽られるだけだぞ?」
「っ、ふ……はやく……クリオ……」

 真っ赤に上気した顔で、エリトが呟く。腹がぞくりと熱を持ったクラーリオは、肺にたまった空気を吐き切った。

 クラーリオが前を寛げると、エリトがこくりと喉を鳴らす。その物欲しそうな瞳に、クラーリオは更に煽られた。

「エリト。俺は『待て』ができないぞ。特に、今からは」
「……ふ、ふ、ノウリはできてたのに、クリオはできないの?」
「出来ない」

 エリトの額に優しく唇を落とし、クラーリオは後孔へ昂りを押し付けた。ゆっくり腰を進めると、エリトがクラーリオの腕へと縋る。その手が震えていることに、クラーリオは眉を顰めた。

「っ……エリト? 痛い?」
「い、いたく……ないっ……うれ……しい」

 涙を零しながら、エリトはクラーリオを見上げた。その幸せそうな表情に、愛おしさが込み上げてくる。

「ぼくの、中に……クリオが、いる」
「エリト……もう待てない」
「っえ? っ! あぁあッ!!」

 一気に腰を進めると、エリトが仰け反り嬌声を上げる。ゆっくり抜き差しすると、エリトはシーツを握りしめて悶えた。
 クラーリオが動くたびに、エリトがそれに応える。全てが受け入れられて、溶けだしてしまうようだった。

「あぁ……っ、クリオっ、すき、すきぃ……!」
「エリト……! あんまり煽るなッ」
「きもち、いい……いいよぉ……」

 腰をくねらせて、エリトはクラーリオの背中に手を回す。声に仕草に煽られて、クラーリオは喉を鳴らした。
 抑えようと思っていた律動も、勢いを止められない。腰を何度も打ち付けると、エリトはガクガクと痙攣した。
 掠れた声と共に、エリトの昂りから液体がこぷりと漏れる。エリトが達した後も、クラーリオは容赦なく腰を打ち付けた。

「あぁッ! もうだめっ、いったっ! いったからぁ! まってぇッ」
「待てないっ」

 クラーリオはエリトの枕の横に、手を付いた。唇でエリトの口を塞ぎ、腰を押し付ける。
 エリトの最奥で、塗りつけるように精を注ぐ。熱いものが体内を駆け巡るのを感じ、エリトはクラーリオの背中へと縋る。

 熱くて、胸が痛いほど焦がれる。多幸感が一気に押し寄せてきて、クラーリオは更に深く口付けた。
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