あるじ神社

虎 正規

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潜伏

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 スピリットの姉と殺したやつらは人目を避け、山奥の穴に隠れ住んでいた。
 風呂や洗濯は川で行い、食べ物は自給自足だった。
 「この木の実は食べられるかな?」
 「まったく、親にばれないように殺したのに姉に頼まれたなんていうから・・・これじゃばれたほうがましだったじゃない」
 「確かに、サツから逃げる羽目になったからな」
 
 亜呂宇はあのスピリットの相方に聞き込み調査していた。
 「スピリットに姉がいることは知っていたか?」
 「ああ、知っていたとも」 
 「行きそうなところとかは?」
 「弓ちゃんを差し出すなら教えるよ」
 「諦めが悪いやつめ、あの時俺が勝ったろうが(主神社最終回)」
 「スピリットに弓ちゃんと・・・二股がけで弓ちゃんもかわいそうにな」
 「スピリットにはBL,弓には兄妹愛だ。まったくの別物だよ」
 「どうかね、本当に弓ちゃんに愛があるのかね」
 「何イ?」
 「聞いたところによっちゃあ弓ちゃんをえらいひどい眼にあわせているそうじゃないか」
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