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第一章 転生者、ルーク・グランバート
6 城下町ぶらり旅
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清らかな風に押されて門をくぐり抜けた先には、人々でにぎわい出店が立ち並ぶ、活気ある町の姿があった。
「ついに来たよ、城下町」
今こうしてフード付きの大きいマントを着て城下町にやって来たわけは、一ヶ月前まで遡る。
あの時ルイス兄様の足を治癒魔法で治した際に、「とにかく何かお礼をさせてくれ」
と兄様に土下座されたので
「えっと、城下町にお忍びでいいので行ってみたいので、一緒に父様にお願いしてもらえますか?」
と頼んだところ、翌日の朝食時の父様はものすごく疲れた様子で十歳老けて見えた。
昨日何があったのか聞くのが怖い。
そもそも兄様はなんで一人で談判しに行ったんだろう。
父様からの条件として、今は調理法の改革がまだ出来ていないから一ヶ月待てと言われ、さらに今回は護衛として私服王兵を五名とキーン先生を付けることになったらしい。
なんでも、「ルイスの奴がしつこくて敵わん」かったらしいのだがそれはさておき。
今は町を満喫するのみ!
んー、と伸びをしてみると城の中とはまた違った空気に心地良さを感じた。
「ルーク様、相当楽しみにされてたのですね」
と微笑み、尻尾を左右にクネクネさせるキーン先生も、久し振りの城下町に期待を隠しきれないみたいだ。
ここ最近ずっと泊まり込みで僕の勉強に付き合ってくれていたからね。
「先生、早く行きましょう」
先生は、はい、と笑ってくれた。
「うわぁー」
立ち並ぶいろんな店はまるで中世ヨーロッパみたいで、華やかで活気があった。
前世では体験したことのないまちの様子に感動すら覚えた。
果物売ってる店もでっかい肉が売ってる店もある。
「あのー、この肉いくらですか」
大きな後ろ姿に声をかけると、そのおじさんは振り返って
「おう!中くらいの大きさは五百六十リブだ。坊主、おつかいかい?」
と笑いかけてくれた。
リブ?っていう通貨だよね、多分。
なんか、そんな名前の料理あった気がするけど。
『通貨補正中━━━━━完了しました』
おろ?これは知識補正の効果かな?
じゃあ、この肉はだいたい二百円!
安っ!
これはもう、買うしかない!
「その中くらいを二つ下さい」
「はいよ。えーと?二つだから···」
「はい、ちょうど四百リブね」
兄様から貰った小さいけど高そうな財布から百リブ硬貨四枚出す(これも補正がかかったらしい)と、そのおじさんは驚いた顔をしていた。
「坊主、計算早いんだな。いやー、びっくりした。大したもんだ」
がはは、と笑い出すおじさん。言ってることが正直よく分かんないんだけど・・・
二百リブが二つで四百リブの何が驚くことだろう?
「ルーク様、町では半分以上の人が学舎で学んではいないんです。学費が高く生活費がなくなってしまうことが理由だと聞きます」
キーン先生が小声で教えてくれると僕は納得した。
確かにこの歳で計算出来たら驚くことだろう。じゃあ皆はどうやって計算するんだろうか。
僕が同じように小声で聞くと「珠算です」と教えてくれた。
珠算? あ、そろばんね。前世でも習う人がいたっけ。へぇー、こっちにもあるんだ。
先生と話してるうちに、おじさんが手に肉のついた串を二つ持ってきた。
「ほんじゃ、中の肉二つね」
「わぁー、美味しそう!」
僕の素直な感想におじさんが嬉しそうに笑う。
「そうだろうとも。なんせこないだから新しい調理法で作ったかんな!前のと比べると、もう比べ物になんないさ。あ、比べんのかどっちだよってな。あははは!」
なんか一人コント始めたけど···
調理法の改革はうまく進んでるみたいだ。食べるのが楽しみだ。
「はい。先生の分」
片方を手渡すと先生は尻尾をブンブンふって嬉しそうに受け取った。
「ありがとうございます。実は、以前お話した新しい調理法の料理を一刻も早く食べてみたかったんですよ」
そっか、じゃあ立ち寄って良かったな。
そして僕達は肉をパクリ。
じゅわ。
「「うまっ!」」
何これ。凄くジューシーで噛みごたえがあるよ、これ。思わず子どもらしくない「うまっ!」が出てしまった。
「はは!うめぇだろ?うちじゃあボアの肉の中でも一段と柔けえとこを使ってるのさ」
前まではそれすら台無しにする料理だったがな、と店主は笑う。
ホントに美味しいです、と僕が言うと、その店主はさらに笑った。
「まさか、ここまで美味しいとは···」
キーン先生も大満足だったみたいだ。ちなみに、私服王兵の人も個々で買っては「うまっ!」と言っていた。
いつか、世界中の料理がこれくらい美味しくなったら外国に旅行に行くのも悪くないかもしれない。
その後、僕達は服の店や装飾店を見て回った。これは、町に出かけると知ったシータ姉様が、おみやげが欲しい、と懇願してきたからである。
シータ姉様こそずっと城から出ていないから仕方ないかもしれない。
「よし、これにしよう」
結局、装飾が綺麗な、髪を梳くクシを買った。肉の五倍の値段だったが。
「先生は他に行きたいところとかあるの?」
僕の目的はほとんど達成されたのでキーン先生に聞いてみると
「人通りが多くなってきましたので私の行きつけの店にでも」
先生が言葉を止めた。なぜなら僕らの行く先には大きな人だかりがあったからである。
どうしたんだろう。
そう思っていると、人だかりの中心から男の怒声が聞こえてきた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(この先は視点が変わります)
「はい。五百リブちょうどね。嬢ちゃんおつかいかい?」
私は頷く。
「そうか、なら、嬢ちゃん可愛いから二個おまけしとくよ」
ありがとう、と笑って店を出る。
「おまたせ」
周りを見渡して彼の姿を見つけると、その後ろ姿に声をかけた。
私の名前はシャルル、七歳です。ただいま兄のクロロと一緒にお使いの最中です。
この城下町のすぐ近くの小さな、でも店がたくさん並ぶ村に、母と兄妹で住んでます。
兄は十歳でありながら、もともと病弱だった母に代わって、いつも私を気遣ってくれる、とても優しい人です。
今日も、兄妹仲良くおつかいです。
といっても、買うものはいつも同じです。
えっと、まず、母の病気は風邪ではなく、そもそも名前もわからない病気なのです。
まだベッドから起きてご飯は食べられるけど、仕事はもちろん、家事もできない状態です。そんな母の病気を治す薬や食べ物を今、城下町まで買いに来てるというわけです。
「ちゃんと生姜買えた?」
兄が優しく声を掛けてくれます。
私が頷くと、じゃあ帰ろうか、といい歩き出す。私は兄を追いかけた。
少しして歩き出したところで兄が
「あ、薬草買うの忘れた。ちょっとまってて。すぐ買ってくるから」
と、私に言って走っていってしまった。
私は待ってる間、他の店にでも行こうかな、と思って歩き出した。
その時━━━━
ドスン、
「きゃっ!あ、あの···すみません」
私は、大きな男の人とぶつかってしまいました。
実はこの人、悪質な『当たり屋』だったのです。
「いってぇーな。おう、嬢ちゃん。どこ見て歩いてんだ?」
こ、怖い!そんなに睨まないでー!
「あー、こりゃダメだわ。すごーく高い服が汚れちまった。···どうしてくれんの?」
「うぅ、ご、ごめんな···さぁい」
お兄ちゃん助けてー!
◀▶◀▶◀▶◀▶◀▶◀▶◀▶◀▶◀▶◀
(おまけのラフスケッチ~ルーク編~)
「ついに来たよ、城下町」
今こうしてフード付きの大きいマントを着て城下町にやって来たわけは、一ヶ月前まで遡る。
あの時ルイス兄様の足を治癒魔法で治した際に、「とにかく何かお礼をさせてくれ」
と兄様に土下座されたので
「えっと、城下町にお忍びでいいので行ってみたいので、一緒に父様にお願いしてもらえますか?」
と頼んだところ、翌日の朝食時の父様はものすごく疲れた様子で十歳老けて見えた。
昨日何があったのか聞くのが怖い。
そもそも兄様はなんで一人で談判しに行ったんだろう。
父様からの条件として、今は調理法の改革がまだ出来ていないから一ヶ月待てと言われ、さらに今回は護衛として私服王兵を五名とキーン先生を付けることになったらしい。
なんでも、「ルイスの奴がしつこくて敵わん」かったらしいのだがそれはさておき。
今は町を満喫するのみ!
んー、と伸びをしてみると城の中とはまた違った空気に心地良さを感じた。
「ルーク様、相当楽しみにされてたのですね」
と微笑み、尻尾を左右にクネクネさせるキーン先生も、久し振りの城下町に期待を隠しきれないみたいだ。
ここ最近ずっと泊まり込みで僕の勉強に付き合ってくれていたからね。
「先生、早く行きましょう」
先生は、はい、と笑ってくれた。
「うわぁー」
立ち並ぶいろんな店はまるで中世ヨーロッパみたいで、華やかで活気があった。
前世では体験したことのないまちの様子に感動すら覚えた。
果物売ってる店もでっかい肉が売ってる店もある。
「あのー、この肉いくらですか」
大きな後ろ姿に声をかけると、そのおじさんは振り返って
「おう!中くらいの大きさは五百六十リブだ。坊主、おつかいかい?」
と笑いかけてくれた。
リブ?っていう通貨だよね、多分。
なんか、そんな名前の料理あった気がするけど。
『通貨補正中━━━━━完了しました』
おろ?これは知識補正の効果かな?
じゃあ、この肉はだいたい二百円!
安っ!
これはもう、買うしかない!
「その中くらいを二つ下さい」
「はいよ。えーと?二つだから···」
「はい、ちょうど四百リブね」
兄様から貰った小さいけど高そうな財布から百リブ硬貨四枚出す(これも補正がかかったらしい)と、そのおじさんは驚いた顔をしていた。
「坊主、計算早いんだな。いやー、びっくりした。大したもんだ」
がはは、と笑い出すおじさん。言ってることが正直よく分かんないんだけど・・・
二百リブが二つで四百リブの何が驚くことだろう?
「ルーク様、町では半分以上の人が学舎で学んではいないんです。学費が高く生活費がなくなってしまうことが理由だと聞きます」
キーン先生が小声で教えてくれると僕は納得した。
確かにこの歳で計算出来たら驚くことだろう。じゃあ皆はどうやって計算するんだろうか。
僕が同じように小声で聞くと「珠算です」と教えてくれた。
珠算? あ、そろばんね。前世でも習う人がいたっけ。へぇー、こっちにもあるんだ。
先生と話してるうちに、おじさんが手に肉のついた串を二つ持ってきた。
「ほんじゃ、中の肉二つね」
「わぁー、美味しそう!」
僕の素直な感想におじさんが嬉しそうに笑う。
「そうだろうとも。なんせこないだから新しい調理法で作ったかんな!前のと比べると、もう比べ物になんないさ。あ、比べんのかどっちだよってな。あははは!」
なんか一人コント始めたけど···
調理法の改革はうまく進んでるみたいだ。食べるのが楽しみだ。
「はい。先生の分」
片方を手渡すと先生は尻尾をブンブンふって嬉しそうに受け取った。
「ありがとうございます。実は、以前お話した新しい調理法の料理を一刻も早く食べてみたかったんですよ」
そっか、じゃあ立ち寄って良かったな。
そして僕達は肉をパクリ。
じゅわ。
「「うまっ!」」
何これ。凄くジューシーで噛みごたえがあるよ、これ。思わず子どもらしくない「うまっ!」が出てしまった。
「はは!うめぇだろ?うちじゃあボアの肉の中でも一段と柔けえとこを使ってるのさ」
前まではそれすら台無しにする料理だったがな、と店主は笑う。
ホントに美味しいです、と僕が言うと、その店主はさらに笑った。
「まさか、ここまで美味しいとは···」
キーン先生も大満足だったみたいだ。ちなみに、私服王兵の人も個々で買っては「うまっ!」と言っていた。
いつか、世界中の料理がこれくらい美味しくなったら外国に旅行に行くのも悪くないかもしれない。
その後、僕達は服の店や装飾店を見て回った。これは、町に出かけると知ったシータ姉様が、おみやげが欲しい、と懇願してきたからである。
シータ姉様こそずっと城から出ていないから仕方ないかもしれない。
「よし、これにしよう」
結局、装飾が綺麗な、髪を梳くクシを買った。肉の五倍の値段だったが。
「先生は他に行きたいところとかあるの?」
僕の目的はほとんど達成されたのでキーン先生に聞いてみると
「人通りが多くなってきましたので私の行きつけの店にでも」
先生が言葉を止めた。なぜなら僕らの行く先には大きな人だかりがあったからである。
どうしたんだろう。
そう思っていると、人だかりの中心から男の怒声が聞こえてきた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(この先は視点が変わります)
「はい。五百リブちょうどね。嬢ちゃんおつかいかい?」
私は頷く。
「そうか、なら、嬢ちゃん可愛いから二個おまけしとくよ」
ありがとう、と笑って店を出る。
「おまたせ」
周りを見渡して彼の姿を見つけると、その後ろ姿に声をかけた。
私の名前はシャルル、七歳です。ただいま兄のクロロと一緒にお使いの最中です。
この城下町のすぐ近くの小さな、でも店がたくさん並ぶ村に、母と兄妹で住んでます。
兄は十歳でありながら、もともと病弱だった母に代わって、いつも私を気遣ってくれる、とても優しい人です。
今日も、兄妹仲良くおつかいです。
といっても、買うものはいつも同じです。
えっと、まず、母の病気は風邪ではなく、そもそも名前もわからない病気なのです。
まだベッドから起きてご飯は食べられるけど、仕事はもちろん、家事もできない状態です。そんな母の病気を治す薬や食べ物を今、城下町まで買いに来てるというわけです。
「ちゃんと生姜買えた?」
兄が優しく声を掛けてくれます。
私が頷くと、じゃあ帰ろうか、といい歩き出す。私は兄を追いかけた。
少しして歩き出したところで兄が
「あ、薬草買うの忘れた。ちょっとまってて。すぐ買ってくるから」
と、私に言って走っていってしまった。
私は待ってる間、他の店にでも行こうかな、と思って歩き出した。
その時━━━━
ドスン、
「きゃっ!あ、あの···すみません」
私は、大きな男の人とぶつかってしまいました。
実はこの人、悪質な『当たり屋』だったのです。
「いってぇーな。おう、嬢ちゃん。どこ見て歩いてんだ?」
こ、怖い!そんなに睨まないでー!
「あー、こりゃダメだわ。すごーく高い服が汚れちまった。···どうしてくれんの?」
「うぅ、ご、ごめんな···さぁい」
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