酒池肉林王と7番目の天使

日向かなた

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第52話ー1 前日

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 ――1496年9月半ばのカプリコルノ国。

 フラヴィオが40歳になったのは先月のことで、ベルが23歳の誕生日を迎えたのは約一週間前のこと。

「まだですよー、まだいきんでは駄目ですよー女王陛下」

「スィー、リンリー先生」

 現在、ベルのお産中。

 宮廷オルキデーア城をベルの女官リエンと、カンクロ国の内閣大学士の首輔マー・ルイの妻リンリーが訪れていた。

 オルキデーア城で誰かが出産する場合、いつもは家政婦長ピエトラが赤ん坊が取り上げるのだが、此度はカンクロ国にとっても大切で重要な女王のお産。

 その初産のときにも世話になって信頼があり、カンクロ国の列記とした医者であるリンリーが、リエンのテレトラスポルトで飛んできた。

 4階のベルの自室で、いつも通り家政婦長ピエトラや治癒魔法担当のルフィーナも一緒に、またフラヴィオも立ち会いながらだった。

「陣痛の方は平気なのかい、ベル?」

「前回よりは少しマシという程度ですが大丈夫です、ピエトラ様」

「今回は余裕だネー、女王陛下。トーレ殿下のときハ、あーんなに大騒ぎしてたのニ」

 とリエンが言うと、フラヴィオとリンリーが哄笑した。

「此度はちゃんと素直に産まなきゃ駄目だぞ、アモーレ? トーレのときみたいに、腹に「入ってなさい!」とか叱っちゃいけない」

「刃物でお腹切って取り出すのもいけませんよ、女王陛下?」

 と再び笑う2人の傍ら、ルフィーナが「意外」と言いながらベルを見た。

「なんだか凄い初産だったんですねぇ? 人間の初産が大変なのは当然ですけど、ベルさん強いから騒いだりしないと思ってたのに」

「あ、あのときは色々と余裕が無かったのですっ……!」

 とベルが赤面して口を尖らせると、フラヴィオが「そうだな」と栗色の髪を撫でて宥めた。

 あのときのベルは精神的支えが無く、どれだけ心細い中での出産だったかは容易に想像できる。

 当時から強かった記憶があるが、それでもまだ18の少女だったことを考えると尚のこと。

「でも」とベルが、栗色の瞳を煌めかせた。

「今回は楽しみしかないのです。陣痛は痛いですが、楽しみで胸がドキドキするのです」

「そうだな、楽しみだな」

「それは本当ですかフラヴィオ様?」

 フラヴィオが「うん?」と首を傾げると、ルフィーナがベルに代わって「だって」と話を続けた。

「ベルさん似の超絶可愛い女の子かもしれないんですよ? そしたら陛下、将来お嫁にやるとき泣いちゃうでしょう?」

「大丈夫だ、男が生まれる」

「分かりませんよ?」

「男なのだ」

「分かりませんて」

「オートーコーなーのーだっ!」

「何です、その根拠の無い自信」

 頬を膨らませたフラヴィオの碧眼に涙が浮かぶ。

「聞いてくれアモーレ! 最近ルフィーナがそういうことを言って余を虐めるのだ!」

「別に虐めてません。わたしは現実を言っているだけで」

「余がこんなに不安がっているのだから、きっと男だと言ってくれても良いでないか!」

「だって、それで女の子だったら落胆が大きいでしょう」

「うぅ、頼むアモーレ! 絶対男を出してくれ!」

「と、言われましてもねぇ……」

 とベルが苦笑する傍ら、リンリーがピエトラに「そろそろです」と言った。

 それは「はいよ」と承知して戸口へと向かって行くと、扉を開けて顔を出し、声高に「テンテン」と呼んだ。

「はいはーい、家政婦長?」

 とテレトラスポルトで現れたテンテンが、ワクワクとした様子で犬の尻尾を振る。

「そろそろ? そろそろ生まれるの?」

「ああ、そろそろだ。アラブ将軍にもお願いして、友好国に知らせに行っておくれ。特にティーナ殿下や、ベルの親友のハナちゃんはとても楽しみにしてたからね」

 テンテンは「了解!」と承知すると、まずは『中の中庭』で午前の鍛錬中――走り込み中――のアラブの下へ飛んでいった。

「女王陛下、そろそろだって! アラブさんはサジッターリオとヴィルジネに知らせに行ってくれる? オレはレオーネとアクアーリオに行ってくるよ!」

 とテンテンは先にどちらの国へ飛ぼうか考えて、まずはとても遠いレオーネ国まで10回テレトラスポルトを繰り返して飛ぶ。

「あー、疲れた。カーネ・ロッソは純血でも魔力が低くて大変だよ。コニッリョの方が平均して魔力が高いし、光属性で治癒が大得意なんだろうし、早く仲間なってくれないかなぁ」

 すっかりテレトラスポルト送迎や、治癒・補助の役割が定着しているテンテンの一日は朝から晩まで忙しく、休日なんてあったものではない。

 軍事訓練をしている将兵に怪我は多いし、使用人もよく小さな怪我をする。

 兵士が怪我をした妻子を連れて来ることも少なくないし、忘れ物を取りに行かされるときだってあるし、さらには珠の湯送迎をお願いされることだってある。

 今朝も起きるなりそんな感じで、一度も魔法を使っていなかったなら兎も角、先にアクアーリオまで飛んでいたら、レオーネ国まで辿り着かずに海に落ちていただろうと思う。

 なので帰りは当然、マサムネの猫4匹のテレトラスポルトを借りるしかなかった。

「そうか、ベルが2人目を。ほな、ハナ先にカプリコルノに行ってろや。ベルが心配やろ? ワイはまだ仕事やから、後からタロウたちと行くわ」

 と、レオーネ国王マサムネが言うと、ハナが承知した。

「待ってろ、ベル! 今あたいが行くぞ!」

 テンテンが「待って」と言うと、ハナが「分かってるって」と返した。

「ここまで偉い距離があるのにご苦労な、テンテン。あたいのテレトラスポルトでカプリコルノに戻ろう」

「うん、それもお願いするけどさ、先にアクアーリオまで行ってくれる? ティーナ殿下の迎えもあるんだ」

 承知したハナがテンテンを連れてアクアーリオ国の宮廷前へとテレトラスポルトした。





 ――アクアーリオ国の宮廷に、王太子妃が男を産んだとの声が響いたのは3ヶ月前の6月のこと。

「この部屋はボクの息子の部屋にしたい。君は別の部屋に移ってくれ」

 元夫であるアクアーリオ王太子にそう言われ、ヴァレンティーナがアクアーリオ国の宮廷内で二度目の引っ越しをしたのは先月――8月のこと。

 母国カプリコルノで父の40歳の誕生日と、父と10歳の頃から本当の姉のように慕っている侍女ベルの、1年目の結婚記念日を祝福した次の日のことだった。

 王太子妃の頃の部屋と比べたら当然のこと、これまで過ごしてきた部屋よりもまた一回り小さくなり、レットはもうあまりふかふかではなくなった。

 早朝と夜は冷えるようになった9月半ばに、羽毛布団ピュモーネでない薄手の毛布を掛けて眠っていたら、あっという間に体調を崩した。

 目が覚めたら身体が熱を持っていて、関節が痛く、酷く頭痛がして、レットから起き上がることすら出来ない。

 久々に自身が病弱であることを思い出す。

(ベル、そろそろ出産予定日ね。それに今日は『あんこ鍋の日』。コニッリョの皆が仲間になってくれるまであと少しなんだから、行かなきゃ……)

 無理にでもレットから起き上がろうとしたら、こっちの国の同い年の侍女に「駄目です!」と寝かせられた。

「ちゃんと寝ていてください、殿下! こんなに熱があるのですから!」

「大丈夫よ。お昼過ぎにはカプリコルノから迎えが来るし、着替えて待っていないと」

 そう言っている傍からふらついて、レットに倒れ込む。

「ほら! おとなしく寝ていてくださいまし!」

「ああ…もう……」

 と、ヴァレンティーナが侍女が持って来てくれたピュモーネの中に潜り込んでいく。

「帰って。私の看病はいいから、お家に帰って休んでいて。あなたにまで病気をうつしちゃう」

「わたくしはいいのです!」

「お願いだから……私もう、誰にも迷惑を掛けたくないの。何にも出来ないくせに迷惑ばかり掛けて、私もう、嫌なのよ……!」

 自分自身をとても情けなく思ったヴァレンティーナが泣き出してから少しすると、部屋の扉が叩かれた。

 侍女が「はい」と返事をすると、王太子が顔を覗かせた。

「おい、来たぞ犬と猫が」

 と露骨に嫌な顔をした王太子を見れば、それがテンテンとマサムネの猫4匹の内のどれかだということは分かった。

「カンクロ女王に2人目が生まれるんだそうだ。どうでもいいし、ボクは行かないから君がひとりで行って来い」

 ヴァレンティーナが「行かなきゃ」とレットから起き上がると、王太子が「おい」と迷惑そうに顔を顰めた。

「ボクに寄るなよ? 王太子のボクが病気になんてなったら大変だ」

 と王太子が扉を閉めた後、フンと鼻を鳴らして「なればいいのに」と呟いた侍女。

 着替えようとレットから出ようとしたヴァレンティーナをまた寝かせて、こう言った。

「殿下、やはり本日はカプリコルノ国へご帰国されるのは止めた方がよろしいかと。か弱い赤ちゃんにうつっちゃったら、それこそ大変ですもの」

「そうね、そうだわ……」

 と納得したヴァレンティーナがようやくおとなしくなると、侍女は羽毛布団をその顎のすぐ下まで掛け直した。

「外でお待ちのワンちゃんネコちゃんには、わたくしが説明して来ましょう」

「待って、私のことは何も言わないで。こうして病気になったことも、もう王太子妃じゃないことも。カプリコルノの皆にバレたら、大変なことになり兼ねないから。今日の私はお勉強をしているから行けないって、誤魔化しておいて……お願い」

 侍女は戸惑いを見せた後、「分かりました」と言ってヴァレンティーナの部屋を後にした。

 足早に宮廷の玄関へと向かって行く。

「ごめんなさい、ヴァレンティーナ殿下」

 と呟いたその表情には、決意が表れていた。

(もう黙っていられないわ。カプリコルノ陛下やカンクロ女王陛下にお伝えしないと…! ヴァレンティーナ殿下をお助けしないと……!)

 宮廷の玄関から外に出ると、よく見るカプリコルノ国の送迎係テンテンと、何度か見たことがあるレオーネ国王の従者ハナがいた。

「ごきげんよう、カプリコルノ語ならば分かりますわよね? わたくしはヴァレンティーナ殿下の侍女です。ただいまヴァレンティーナ殿下は……」

 と侍女は、すぐ傍に居る門衛が気になって、一度言葉を切った。

「ヴァレンティーナ殿下はお部屋でお茶をしておりまして、よろしければお二方もご一緒にとのことです」

「茶?」

 と鸚鵡返しに問うた2匹の顔に、不審の色が浮かんだ。

 2匹は顔を見合わせた後、侍女の胸中を察した様子で「分かった」と答えた。

「そうだな、たまにはアクアーリオ茶もいいなテンテン」

「そうだね、ハナ。急いでるけど、一杯だけならいいよね」

 侍女が「こちらへ」と2匹を宮廷の中へ案内する。

 連れて行ったのはヴァレンティーナの部屋ではなく庭で、そこに出るなりハナが小声で問うた。

「ティーナに何かあったのか?」

 その問いに侍女が「あの」と答え掛けたそのとき、背後から「君」と声がした。

 振り返るとそこに、アクアーリオ国王が立っている。

「こんなところに居たのか、探したよ。ヴァレンティーナ殿下が今すぐに来て欲しいって、呼んでいたよ?」

 それを聞いた侍女が、ヴァレンティーナに何かあったのではと、急いでその場を後にする。

 その背を見送った後、アクアーリオ国王が「やあ」と2匹に笑顔を向けた。

「ヴァレンティーナ殿下の迎えだね、ご苦労様。でも残念だったね、今日の彼女はこれから楽器の練習があるんだ」

 2匹の眉間にシワが寄ったのを見て、アクアーリオ国王が続ける。

「もうすぐ宮廷で演奏会があってね。そこでヴァレンティーナ殿下が発表することになったんだ。練習は大事だよ? 何せ、王太子妃だからね。間違ったりして恥を掻くわけにはいかないだろう? ああ、カンクロ国の第二王子殿下か第一王女殿下か分からないけど、カンクロ女王陛下にご出産おめでとうって伝えておいてくれとのことだ」

 2匹が顔を見合わせた後、テンテンが「でも」と口を開く。

「今日は『あんこ鍋の日』でもあります。ティーナ殿下にカプリコルノに来てもらわないと」

「そのことだけど、もうコニッリョというモストロは人間を敵視していないんだろう? だったらもう、ヴァレンティーナ殿下の役割は終わったと言ってもいいんじゃないかね? これからはもう、カプリコルノ国の王侯貴族の誕生日に帰国するだけで充分のはずだ」

「そうかもしれないけど……」

 と2匹が困惑していると、アクアーリオ国王の背後を通りかかった貴族らしき男が2匹の姿を見て「うわっ」と驚いた。

 アクアーリオ国王が「さあ」と催促する。

「早くカプリコルノへ帰っておくれ。うちの国はまだまだモストロに馴染みないんだ。いつまでも君たちにいられたら迷惑なんだよ」

 2匹は再び顔を見合わせると、しぶしぶ承知した。

 ハナがテレトラスポルトを唱えようと、テンテンの手首を掴む。

 その直後、優秀な鼻を持つテンテンが「ん?」と宮廷の中の臭いを嗅いだ。

(人間の血の臭い――)

 ハナがテレトラスポルトを唱えた。

 2匹が消えると、アクアーリオ国王が庭からヴァレンティーナの部屋へと向かっていく。

 扉を叩き、返事を待たずに中に入ると、そこにいた王太子が問うた。

「父上、犬と猫は帰りましたか」

「ああ、帰ったよ」

 その返事が合図だった。

 レットの上、兵士に押さえつけらえ、声を出さぬよう口を塞がれていたヴァレンティーナ。

 口から布が外されると、真っ青な顔で泣き叫んで石の床の上に転げ落ちた。

 生ぬるい血だまりの上を四つん這いで歩き、胸を真っ赤に染めて横たわっている侍女の身体を抱き締める。

「ああ、危なかった。女はお喋りでいけないね。危うくカプリコルノ国王たちの恨みを買うところだったよ」

 とアクアーリオ国王が袖で額の汗を拭った。

「女は本当に信用がない生き物だな」

 と吐き捨てるように言った王太子が、ヴァレンティーナに「おい」と言いながら侍女を指差した。

「いいか、その女は君が殺したんだ。大方、君がちゃんと躾けておかなかったか、君がカプリコルノに告げ口を試みたかのどっちかだろう? だからこういうことになったんだ。君がその女を殺したんだ。君ももう信用出来ないから、二度とひとりでカプリコルノに帰ることを禁じる。することが無くて暇ならまた侍女を付けてやってもいいが、今日みたいなことをしようとしたら、また同じことになるからな。また君が誰かを殺すことになるからな――」


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