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君の願い事、俺の願い事
異世界最強の魔法使い
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あれから十日経っている。結局ティアラナの話を引き受けちまった俺は、今もこの街にいた。
それだけいれば、いくら人付き合いの苦手な俺でも、気心が知れた仲間ぐらいできてくるってなものでよ。
「ようランディ。それにトッドも。お疲れさん」
「やあビュウくんじゃないか。今日もお使い、お疲れ様。持っている袋の中身はなんだい?」
「ビール。あの野郎、人を使いっぱにしやがって」
「ああペレさんだね。ティアラナさんはああ見えて下戸だし」
「外見だけ見りゃどう見ても下戸なんだが、中身から考えると意外だわな」
「アッハッハ。確かに。でもおかしいね。ギルドフルーレからここまで、ビールを買う場所なんていくらでもあっただろう? まだ地理に詳しくないのかい?」
「別に。単純にイライラすっから、冷ましてから持っていってやろうと思っただけだ」
「なるほど。だけどペレさんなら冷めていようがなんだろうが、普通に飲み干しそうだけどね」
「それがより虚しさをこみ上げさせるんだよ。よいしょっと。ほれお前の分。トッドもほれ」
俺はその場に座り込み、袋から取り出したガラス瓶をランディに。もう一つを、トッドの方にまで放り投げた。
受け取ったトッドは、それを地面に置く。
「今は休憩中じゃない。勤務が終わってからいただくことにする」
ランディと顔を見合わせた。
「固いやつだ」
「当たり前だよ」
「と言いながら平然と蓋を開けるお前のその性格は嫌いじゃないぜ」
「酒だったらさすがに飲まないけどね。とりあえず乾杯といこうか」
二人してガラス瓶をぶつけ合った。ちなみにこの街で取り扱っている携帯飲料の外側は、竹、タル、ガラスの三択である。竹が一番安く、ガラスが一番高い。
今回ガラス瓶を買ったのは、俺の金遣いが荒いってのもあるが、これが人(ペレ)の金だったからである。
どうせ使いっ走りにされてんだ。贅沢せんとな。
「で、どうだい? エルメルリアは。もう慣れたかな」
「あー……まあまあかな」
ガラス瓶から口から離して俺は答えた。
「まあまあか。しっかしさすがだね、ティアラナさんは」
「何だよ、人の字のこと知ってるのか?」
「人の字? 何のことだい?」
「え、ヤバ。やっぱり知らなかったのか」
「あー口止めされてるってことか。いいよいいよ。聞かなかったことにしておくから」
「スマンな。でもそうじゃないなら、どうしてさすがティアラナなんだよ。ここ十日間で、ギルドフルーレに来た依頼を解決しているのは全て俺だ。あいつは家で算盤叩いてるか語学書読んでるかしてるだけだぞ」
「だからさすがだって言ったんだよ」
「は?」
「まだわかっていないのかい? 意外と鈍感だね。君はどうしてこの街に残ることに決めた?」
「いやどうしてって言われても……」
「パミュちゃんと別れるのが辛かったから」
「ブッ」
「というのは理由の一つで、総合すると、この街に未練を持ったから。そうだろう?」
「そうかもしれないな」
「この街に未練を持った理由は、パミュちゃんによる観光案内が原因だ。そうだろ?」
「……」
「つまり君は、ティアラナさんの指示通りに動いたことによって、この街に残ることになった。と言えるんじゃないかな?」
「ハッ」
思わず声に出ていた。
それは言うまい言うまいと、心に決めていた言葉だった。
そんな俺を見て、ランディが豪快に笑った。
「だから言ったろ? 最初はわけがわからくても、結末を聞けばいつもハッとする。ティアラナさんが君たち二人をセットで動かしていたのは、魔術事件解決のためじゃない。パミュちゃんならこの街の良さを誰よりも上手く伝えられると考えて、パミュちゃんなら君に未練を持たせるだけの魅力があると見込んで、二人をセットで動かしていたんだ」
いや違う。
正確には、ため『だけじゃない』という言葉が正鵠を射てる。
魔術というのは何でもできるように見えて、それなりに法則というものがある。ティアラナのとった手法は、いかにも十八の女が考えそうな手法ではあったが、間違ってはいなかった。
ちなみにパミュが書いた文章は、もう大体察しがついている。
おそらく、素敵な恋人ができますように。
多分な。自分で言ってて恥ずいところもあるが。
つまりティアラナは、魔術事件を解決するために、俺とパミュを観光させた。
人の字が羨むような、素敵な恋人みたいな関係を作らせるために。
打った一手に、更に『二手』付随させる。
南尾の古語で語るなら――
知恵走る者の一手は凡人の打つ三手に及ぶ……か。
「ティアラナさんがどうしてそんなことをしたのかは、今の君の状況を見れば、わかるよね? 有り体もなく言えば、不労所得を得るためだよ。まあもっとも、君が来る前から、あの人が自分で動くことはそうそうなかったけどね。いつも誰かを使って何かを解決する人だから」
一。魔術事件を解決するために俺とパミュを観光させる。
二。俺にこの街をよく知ってもらい、居残らせる。
三。仕事をする側から、雇う側へとジョブチェンジ。
「あんにゃろー」
バキリ。
ガラス瓶にヒビが入る。
腕力で割ったわけではもちろんない。
土、とりわけガラスは、魔力に反発する性質を持っていて、非常に割れやすい。かつての虹玉がバラバラになって、今の交鳥になったのも、強大な魔力の暴走が原因である。
つっても『今の』俺の魔力量は最下位の一位。ヒビが入ったと言っても、中身が零れるほどではなかった。
表面が少し割れただけだ
「まあでも、よかったんじゃないか?」
「……どこがだよ? 全然よくねえだろうが」
尋ねてから、ガラス瓶に口をつける。
炭酸飲料を、食道から胃に流し込む。
「だって、悪くない気分なんだろ?」
ガラス瓶に口をつけたまま、俺はランディに目を向けた。
ガラス瓶から口を離す。
「……まぁ、確かに?」
「もっとも、その感情もティアラナさんの手の上なんだけどねー」
「台無しじゃねぇか!!」
「アッハッハ」
ランディの笑い声。
実に腹立たしい。
「チッ」
俺は舌打ちして、立ち上がった。
中身のなくなったガラス瓶を、そこら辺にあったゴミ箱へと放る。
「あれ? もういくのかい?」
「おう。気分が悪くなったからよ」
「アッハッハ。ま、期待はしているよ。エルメルリアの――」
おう、存分に期待しとけ。これからの俺様の活躍に。
そう言おうと思ったのだが――
「魔法使いくん」
俺は言葉にのしかかられたかのように、バランスを崩した。
のしかかってきた言葉を振り払いながら、振り返る。
「魔法使いって呼ぶんじゃねえ!! 魔術師と呼べ!!」
「アッハッハ。誰かの願いをいつも叶えて回っている君には、魔術師と言うより、寓話(こっち)の呼び方の方が的確かな、と思ってね」
「そういう問題じゃないんだよ」
「アッハッハ。しかし不思議な男だよ、君は。素人目に見ても君の力はただ事じゃない。それだけの力があって、どうして人の風下にばかり立っているのか。
君ならもっと、横柄に、好きなことをして暮らせそうなものだけどね。
少なくとも僕なら、いや、誰でもそうしてると思うよ。人間なら」
「……」
「そういう不可思議なところに惹かれたのかな? 二人共」
「……フン」
俺は鼻息荒くして、その場を後にした。
最後の最後に、変なフォロー入れやがって、クソ。
怒るに怒れない。
というより、この世界じゃ、魔法使い、と呼ばれて怒る方が不思議なぐらいか。
対価を求めず願いを叶える濁流派魔術師を、寓話の存在に当て変えて、魔法使いと呼ぶ層もいると言えばいる。
ただそれはあまりにも陳腐な呼び方じゃないか。濁流派魔術師は確かに対価を絶対とは思っていないが、ジジィババァがする享楽のように思われると、それはそれでムカッときたりもするのである。
だからこの名はあまり普及していない。しかし俺は別に、ダサい、ダサくないで、怒ったわけじゃなかった。
ただある意味で、奇しくもランディの言う通り、その呼び方の方が的確であったから、怒っただけだ。
南尾ではない。交鳥(いせかい)でもない。俺が八百年前にいた、日本という世界での話になるが――
いや、言うまい。
え? 卑怯? パミュの願い事は当たり前のように書いたのに?
良いんだよ、言わなくたって、俺の恥部はさ。
パミュの願い事は、俺が叶えた。俺の願い事も、俺が叶えた。
つまり俺の願い事は、何一つ叶えて『もらっていない』、ということになる。
だから――
一個ぐらい俺の願い事を叶えてもらったって、罰は当たらねぇのさ。
そうだろ?
空を見上げて問いかける。
当然のものとして、返答のない空。
それでも俺は、静かに、笑った。
〈君の願い事、俺の願い事 了〉
それだけいれば、いくら人付き合いの苦手な俺でも、気心が知れた仲間ぐらいできてくるってなものでよ。
「ようランディ。それにトッドも。お疲れさん」
「やあビュウくんじゃないか。今日もお使い、お疲れ様。持っている袋の中身はなんだい?」
「ビール。あの野郎、人を使いっぱにしやがって」
「ああペレさんだね。ティアラナさんはああ見えて下戸だし」
「外見だけ見りゃどう見ても下戸なんだが、中身から考えると意外だわな」
「アッハッハ。確かに。でもおかしいね。ギルドフルーレからここまで、ビールを買う場所なんていくらでもあっただろう? まだ地理に詳しくないのかい?」
「別に。単純にイライラすっから、冷ましてから持っていってやろうと思っただけだ」
「なるほど。だけどペレさんなら冷めていようがなんだろうが、普通に飲み干しそうだけどね」
「それがより虚しさをこみ上げさせるんだよ。よいしょっと。ほれお前の分。トッドもほれ」
俺はその場に座り込み、袋から取り出したガラス瓶をランディに。もう一つを、トッドの方にまで放り投げた。
受け取ったトッドは、それを地面に置く。
「今は休憩中じゃない。勤務が終わってからいただくことにする」
ランディと顔を見合わせた。
「固いやつだ」
「当たり前だよ」
「と言いながら平然と蓋を開けるお前のその性格は嫌いじゃないぜ」
「酒だったらさすがに飲まないけどね。とりあえず乾杯といこうか」
二人してガラス瓶をぶつけ合った。ちなみにこの街で取り扱っている携帯飲料の外側は、竹、タル、ガラスの三択である。竹が一番安く、ガラスが一番高い。
今回ガラス瓶を買ったのは、俺の金遣いが荒いってのもあるが、これが人(ペレ)の金だったからである。
どうせ使いっ走りにされてんだ。贅沢せんとな。
「で、どうだい? エルメルリアは。もう慣れたかな」
「あー……まあまあかな」
ガラス瓶から口から離して俺は答えた。
「まあまあか。しっかしさすがだね、ティアラナさんは」
「何だよ、人の字のこと知ってるのか?」
「人の字? 何のことだい?」
「え、ヤバ。やっぱり知らなかったのか」
「あー口止めされてるってことか。いいよいいよ。聞かなかったことにしておくから」
「スマンな。でもそうじゃないなら、どうしてさすがティアラナなんだよ。ここ十日間で、ギルドフルーレに来た依頼を解決しているのは全て俺だ。あいつは家で算盤叩いてるか語学書読んでるかしてるだけだぞ」
「だからさすがだって言ったんだよ」
「は?」
「まだわかっていないのかい? 意外と鈍感だね。君はどうしてこの街に残ることに決めた?」
「いやどうしてって言われても……」
「パミュちゃんと別れるのが辛かったから」
「ブッ」
「というのは理由の一つで、総合すると、この街に未練を持ったから。そうだろう?」
「そうかもしれないな」
「この街に未練を持った理由は、パミュちゃんによる観光案内が原因だ。そうだろ?」
「……」
「つまり君は、ティアラナさんの指示通りに動いたことによって、この街に残ることになった。と言えるんじゃないかな?」
「ハッ」
思わず声に出ていた。
それは言うまい言うまいと、心に決めていた言葉だった。
そんな俺を見て、ランディが豪快に笑った。
「だから言ったろ? 最初はわけがわからくても、結末を聞けばいつもハッとする。ティアラナさんが君たち二人をセットで動かしていたのは、魔術事件解決のためじゃない。パミュちゃんならこの街の良さを誰よりも上手く伝えられると考えて、パミュちゃんなら君に未練を持たせるだけの魅力があると見込んで、二人をセットで動かしていたんだ」
いや違う。
正確には、ため『だけじゃない』という言葉が正鵠を射てる。
魔術というのは何でもできるように見えて、それなりに法則というものがある。ティアラナのとった手法は、いかにも十八の女が考えそうな手法ではあったが、間違ってはいなかった。
ちなみにパミュが書いた文章は、もう大体察しがついている。
おそらく、素敵な恋人ができますように。
多分な。自分で言ってて恥ずいところもあるが。
つまりティアラナは、魔術事件を解決するために、俺とパミュを観光させた。
人の字が羨むような、素敵な恋人みたいな関係を作らせるために。
打った一手に、更に『二手』付随させる。
南尾の古語で語るなら――
知恵走る者の一手は凡人の打つ三手に及ぶ……か。
「ティアラナさんがどうしてそんなことをしたのかは、今の君の状況を見れば、わかるよね? 有り体もなく言えば、不労所得を得るためだよ。まあもっとも、君が来る前から、あの人が自分で動くことはそうそうなかったけどね。いつも誰かを使って何かを解決する人だから」
一。魔術事件を解決するために俺とパミュを観光させる。
二。俺にこの街をよく知ってもらい、居残らせる。
三。仕事をする側から、雇う側へとジョブチェンジ。
「あんにゃろー」
バキリ。
ガラス瓶にヒビが入る。
腕力で割ったわけではもちろんない。
土、とりわけガラスは、魔力に反発する性質を持っていて、非常に割れやすい。かつての虹玉がバラバラになって、今の交鳥になったのも、強大な魔力の暴走が原因である。
つっても『今の』俺の魔力量は最下位の一位。ヒビが入ったと言っても、中身が零れるほどではなかった。
表面が少し割れただけだ
「まあでも、よかったんじゃないか?」
「……どこがだよ? 全然よくねえだろうが」
尋ねてから、ガラス瓶に口をつける。
炭酸飲料を、食道から胃に流し込む。
「だって、悪くない気分なんだろ?」
ガラス瓶に口をつけたまま、俺はランディに目を向けた。
ガラス瓶から口を離す。
「……まぁ、確かに?」
「もっとも、その感情もティアラナさんの手の上なんだけどねー」
「台無しじゃねぇか!!」
「アッハッハ」
ランディの笑い声。
実に腹立たしい。
「チッ」
俺は舌打ちして、立ち上がった。
中身のなくなったガラス瓶を、そこら辺にあったゴミ箱へと放る。
「あれ? もういくのかい?」
「おう。気分が悪くなったからよ」
「アッハッハ。ま、期待はしているよ。エルメルリアの――」
おう、存分に期待しとけ。これからの俺様の活躍に。
そう言おうと思ったのだが――
「魔法使いくん」
俺は言葉にのしかかられたかのように、バランスを崩した。
のしかかってきた言葉を振り払いながら、振り返る。
「魔法使いって呼ぶんじゃねえ!! 魔術師と呼べ!!」
「アッハッハ。誰かの願いをいつも叶えて回っている君には、魔術師と言うより、寓話(こっち)の呼び方の方が的確かな、と思ってね」
「そういう問題じゃないんだよ」
「アッハッハ。しかし不思議な男だよ、君は。素人目に見ても君の力はただ事じゃない。それだけの力があって、どうして人の風下にばかり立っているのか。
君ならもっと、横柄に、好きなことをして暮らせそうなものだけどね。
少なくとも僕なら、いや、誰でもそうしてると思うよ。人間なら」
「……」
「そういう不可思議なところに惹かれたのかな? 二人共」
「……フン」
俺は鼻息荒くして、その場を後にした。
最後の最後に、変なフォロー入れやがって、クソ。
怒るに怒れない。
というより、この世界じゃ、魔法使い、と呼ばれて怒る方が不思議なぐらいか。
対価を求めず願いを叶える濁流派魔術師を、寓話の存在に当て変えて、魔法使いと呼ぶ層もいると言えばいる。
ただそれはあまりにも陳腐な呼び方じゃないか。濁流派魔術師は確かに対価を絶対とは思っていないが、ジジィババァがする享楽のように思われると、それはそれでムカッときたりもするのである。
だからこの名はあまり普及していない。しかし俺は別に、ダサい、ダサくないで、怒ったわけじゃなかった。
ただある意味で、奇しくもランディの言う通り、その呼び方の方が的確であったから、怒っただけだ。
南尾ではない。交鳥(いせかい)でもない。俺が八百年前にいた、日本という世界での話になるが――
いや、言うまい。
え? 卑怯? パミュの願い事は当たり前のように書いたのに?
良いんだよ、言わなくたって、俺の恥部はさ。
パミュの願い事は、俺が叶えた。俺の願い事も、俺が叶えた。
つまり俺の願い事は、何一つ叶えて『もらっていない』、ということになる。
だから――
一個ぐらい俺の願い事を叶えてもらったって、罰は当たらねぇのさ。
そうだろ?
空を見上げて問いかける。
当然のものとして、返答のない空。
それでも俺は、静かに、笑った。
〈君の願い事、俺の願い事 了〉
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