53 / 93
おもしろ小話番外編
1、熱烈ラブレター(前編:エイディー視点)
しおりを挟む
リンドルンの王城で、ローザと共に賓客を迎えたエイドリアンは立ち尽くした。皇帝ギデオンが持ってきた結婚祝いの品とやらに驚いたからだ。
二人の前にあるのは、実物大のローザを横抱きにしたギデオンの金ぴかの金銅像である。金銅像のギデオンが浮かべている満面の笑みは、爽やか笑顔のつもりなのだろうが、どう見ても暑苦……爽やかとは言いがたかった。
え、と……これをどうしろと?
ローザと一緒になってエイドリアンがぽかんと見入っていると、真っ先に反応したのがオーギュストである。
「……持って帰れ」
小気味良いくらいずばっと切って捨ててくれた。
これが出来るのは、国王であるオーギュストくらいなものだろう、エイドリアンはほっと胸をなで下ろす。流石に皇帝陛下の贈り物では断れそうにない。
ギデオンはその一言に目を剥いた。
「何で! ローザちゃんは気に入ってるぞ!」
そう反論するも、オーギュストは意地悪くふっと笑う。
「なら、そうだな。返礼として、私がローザを抱きかかえた銅像を、お前の所へ送りつけてやろうか? お前の部屋にでも飾るといい」
「……持って帰るよ、ちくしょう」
相当嫌だったのか、ギデオンは即答だった。オーギュスト陛下は本当、相手の嫌がるツボを付くのが上手い、エイドリアンはひっそりそう思う。
オーギュストがローザに向き直る。
「ローザ、ギデオン皇帝陛下を客間へ案内して差し上げるんだ」
「分かりましたわ、お父様」
ローザはにっこり笑って引き受けた。金銅像の片付けを指示するオーギュストをその場に残し、ローザはエイドリアンと共にギデオンを客間へと誘導する。
案内した先は賓客をもてなすための豪華絢爛な客間である。ヴィスタニアの近衛兵達は並んで立ち、ソファに腰掛けたギデオンがぐっと身を乗り出す。
「ローザちゃん、どうだ? そろそろヴィスタニア帝国に里帰りしたくなったか?」
「いいえ、エイディーとは熱々の相思相愛ですわ」
ローザが微笑んでそう答えると、エイドリアンはギデオンにぎろりと睨まれる。が、エイドリアンは涼しい顔だ。オーギュストの怒りに始終晒されていると、どうやら妙に肝が据わってしまうらしい。
本当、何でも無い……凄いな、これは。
エイドリアンは内心そう思う。
「そうだ、ローザちゃん、頼まれた物を持ってきたぞ」
思い出したようにギデオンが言い、ローザに分厚い紙の束を差し出した。
頼まれたもの?
エイドリアンが不思議がる中、手紙の束を目にしたローザははしゃいだ。
「あら、本当にあったんですの? ありがとうございます」
「いやいや、何てことはない。ローザちゃんの為なら空でも飛んでみせるからな!」
ギデオンが満面の笑みでそう言い切った。
だが、これが後々本当になるなんて、誰が思うだろう。
いそいそと手渡された手紙らしき束に目を通したローザは、笑顔のまま固まった。
「ローザ?」
エイドリアンが声を掛けると、ローザの肩がびくりと震える。驚いたらしい。
「え? あ、その……。少々、刺激的すぎて……本当にこれを父が書いたんですの?」
陛下が、なんだろう?
エイドリアンは怪訝に思うも、ローザもまた困惑しているようである。筆跡が違う、などとぶつぶつ言っている。対してギデオンはローザの前で自信満々ふんぞり返った。
「そうそう! あいつは昔っから、こんな風にキザったらしい奴なんだ! 女を片っ端から引っかけて回るような奴だからな! そういった歯の浮くような台詞も平気で書いてよこす」
「いえ、あの、キザと言うより、これは……」
ローザが言葉を濁す。本当に困っているようだ。
「……何の手紙なんだ?」
エイドリアンが問うと、オーギュストがブリュンヒルデに当てたラブレターなんだと、ローザが説明した。
「その、以前、エイディーからラブレターをいただいたでしょう? それで、父が母にどんなラブレターを送っていたのか興味が湧いて……。リンドルンには母の私物は残っていないけれど、ヴィスタニアだったらもしかしてと思いましたの。それで、ギデオン皇帝陛下にその話をしたら、持ってきて下さるとおっしゃったのですけれど……」
それが今手にしている手紙らしい。
オーギュスト陛下のラブレター? へえ?
エイドリアンは俄然興味が湧いた。が、ローザが手にしていた手紙を読んで、エイドリアンもまた固まってしまう。女性に対する褒め言葉が、完全なエロだった。純情な貴婦人相手にこれを送れば、破廉恥だと逆に怒りを買いそうである。
手慣れた熟女相手なら喜ばれそうだが……
本当にこれをオーギュスト陛下が? ちょっとイメージが合わなすぎて、首を捻ってしまう。これだと口先三寸で女を丸め込むたらしのようだ。
いや、あの陛下の事だから、やろうと思えば出来てしまうのだろうが……。オーギュスト陛下の場合、わざと相手を怒らせたいとかいう場合でない限り、こういった文章は書かないような気がする。それとも、こういった文章を送れるほど気心が知れていたってことか? 考えられなくはないけれど……
手紙を手にエイドリアンが悶々としていると、作業を終えたオーギュストが客間に姿を見せた。ローザとエイドリアンが急ぎ立ち上がりかけるも、それをオーギュストが手で制す。堅苦しい礼儀など不要というわけだ。
オーギュストがギデオンの隣に腰掛ければ、黒衣の麗人は相変わらずの存在感だ。人をはねつける威圧感を放ちながらも人の視線を惹きつけてやまない。
「酒はいるか?」
「お前は飲まないんだろ? 今はいい」
ギデオンがにやりと笑う。旧知の仲との言葉通り、オーギュストとギデオンのやりとりはやはり親しげだ。エイドリアンはどきどきする自分の胸を押さえる。
いや、ビクビクする必要はないのだけれど……
一体、どんな顔をすれば良いのか分からない。
オーギュストが身につけるのは、こんな風に華美な装飾のない衣装ばかりだ。それが彼の重厚な雰囲気に合っていて、よりいっそう持ち前の美貌を際立たせていた。
そう、重厚なのだ。気品と重みがある。
それが、あのチャラい文章。というより、エロい文章……似合わない、似合わなすぎる。一体どんな顔であれを書いたのか……
エイドリアンが一人悶々としていると、ふとその顔に目をとめたオーギュストは怪訝そうに眉根を寄せた。
「何だ、その間抜け面は……」
オーギュストに指摘され、エイドリアンは飛び上がりそうになった。どうやら、先程目にした手紙のせいで、オーギュストの美麗な顔をまじまじと見過ぎていたらしい。そう、整いすぎた迫力ある美貌を、である。慣れというものは恐ろしい。
エイドリアンはぱっと視線を逸らし、「いえ、何でもありません」とぼそぼそ口にした。じっとりと湿ってしまった手を握ったり開いたりで忙しい。
ローザがそろりと声をかけた。
「お父様は、その……随分と刺激的な恋文を送っていらしたのね?」
「恋文?」
オーギュストがローザの言葉を繰り返す。
「結婚の直前に、お母様と何度か手紙のやりとりをなさったでしょう?」
「結婚直前? ああ、あれの事か……。あの時の手紙は、政務に対する相談事の返事ばかりだったので、恋文とは言えんな」
「相談事の返事?」
ローザが目を丸くする。
「では、あの、これは?」
ローザが差し出した手紙の束をオーギュストが読み、ぴしりと彼の額に青筋が立つ。オーギュストが放つ怒気で、室温が氷点下まで下がったような気がした。
「……誰がこんな下劣な文章をお前に見せた」
響いたオーギュストの声が、とんでもなく恐ろしい。
二人の前にあるのは、実物大のローザを横抱きにしたギデオンの金ぴかの金銅像である。金銅像のギデオンが浮かべている満面の笑みは、爽やか笑顔のつもりなのだろうが、どう見ても暑苦……爽やかとは言いがたかった。
え、と……これをどうしろと?
ローザと一緒になってエイドリアンがぽかんと見入っていると、真っ先に反応したのがオーギュストである。
「……持って帰れ」
小気味良いくらいずばっと切って捨ててくれた。
これが出来るのは、国王であるオーギュストくらいなものだろう、エイドリアンはほっと胸をなで下ろす。流石に皇帝陛下の贈り物では断れそうにない。
ギデオンはその一言に目を剥いた。
「何で! ローザちゃんは気に入ってるぞ!」
そう反論するも、オーギュストは意地悪くふっと笑う。
「なら、そうだな。返礼として、私がローザを抱きかかえた銅像を、お前の所へ送りつけてやろうか? お前の部屋にでも飾るといい」
「……持って帰るよ、ちくしょう」
相当嫌だったのか、ギデオンは即答だった。オーギュスト陛下は本当、相手の嫌がるツボを付くのが上手い、エイドリアンはひっそりそう思う。
オーギュストがローザに向き直る。
「ローザ、ギデオン皇帝陛下を客間へ案内して差し上げるんだ」
「分かりましたわ、お父様」
ローザはにっこり笑って引き受けた。金銅像の片付けを指示するオーギュストをその場に残し、ローザはエイドリアンと共にギデオンを客間へと誘導する。
案内した先は賓客をもてなすための豪華絢爛な客間である。ヴィスタニアの近衛兵達は並んで立ち、ソファに腰掛けたギデオンがぐっと身を乗り出す。
「ローザちゃん、どうだ? そろそろヴィスタニア帝国に里帰りしたくなったか?」
「いいえ、エイディーとは熱々の相思相愛ですわ」
ローザが微笑んでそう答えると、エイドリアンはギデオンにぎろりと睨まれる。が、エイドリアンは涼しい顔だ。オーギュストの怒りに始終晒されていると、どうやら妙に肝が据わってしまうらしい。
本当、何でも無い……凄いな、これは。
エイドリアンは内心そう思う。
「そうだ、ローザちゃん、頼まれた物を持ってきたぞ」
思い出したようにギデオンが言い、ローザに分厚い紙の束を差し出した。
頼まれたもの?
エイドリアンが不思議がる中、手紙の束を目にしたローザははしゃいだ。
「あら、本当にあったんですの? ありがとうございます」
「いやいや、何てことはない。ローザちゃんの為なら空でも飛んでみせるからな!」
ギデオンが満面の笑みでそう言い切った。
だが、これが後々本当になるなんて、誰が思うだろう。
いそいそと手渡された手紙らしき束に目を通したローザは、笑顔のまま固まった。
「ローザ?」
エイドリアンが声を掛けると、ローザの肩がびくりと震える。驚いたらしい。
「え? あ、その……。少々、刺激的すぎて……本当にこれを父が書いたんですの?」
陛下が、なんだろう?
エイドリアンは怪訝に思うも、ローザもまた困惑しているようである。筆跡が違う、などとぶつぶつ言っている。対してギデオンはローザの前で自信満々ふんぞり返った。
「そうそう! あいつは昔っから、こんな風にキザったらしい奴なんだ! 女を片っ端から引っかけて回るような奴だからな! そういった歯の浮くような台詞も平気で書いてよこす」
「いえ、あの、キザと言うより、これは……」
ローザが言葉を濁す。本当に困っているようだ。
「……何の手紙なんだ?」
エイドリアンが問うと、オーギュストがブリュンヒルデに当てたラブレターなんだと、ローザが説明した。
「その、以前、エイディーからラブレターをいただいたでしょう? それで、父が母にどんなラブレターを送っていたのか興味が湧いて……。リンドルンには母の私物は残っていないけれど、ヴィスタニアだったらもしかしてと思いましたの。それで、ギデオン皇帝陛下にその話をしたら、持ってきて下さるとおっしゃったのですけれど……」
それが今手にしている手紙らしい。
オーギュスト陛下のラブレター? へえ?
エイドリアンは俄然興味が湧いた。が、ローザが手にしていた手紙を読んで、エイドリアンもまた固まってしまう。女性に対する褒め言葉が、完全なエロだった。純情な貴婦人相手にこれを送れば、破廉恥だと逆に怒りを買いそうである。
手慣れた熟女相手なら喜ばれそうだが……
本当にこれをオーギュスト陛下が? ちょっとイメージが合わなすぎて、首を捻ってしまう。これだと口先三寸で女を丸め込むたらしのようだ。
いや、あの陛下の事だから、やろうと思えば出来てしまうのだろうが……。オーギュスト陛下の場合、わざと相手を怒らせたいとかいう場合でない限り、こういった文章は書かないような気がする。それとも、こういった文章を送れるほど気心が知れていたってことか? 考えられなくはないけれど……
手紙を手にエイドリアンが悶々としていると、作業を終えたオーギュストが客間に姿を見せた。ローザとエイドリアンが急ぎ立ち上がりかけるも、それをオーギュストが手で制す。堅苦しい礼儀など不要というわけだ。
オーギュストがギデオンの隣に腰掛ければ、黒衣の麗人は相変わらずの存在感だ。人をはねつける威圧感を放ちながらも人の視線を惹きつけてやまない。
「酒はいるか?」
「お前は飲まないんだろ? 今はいい」
ギデオンがにやりと笑う。旧知の仲との言葉通り、オーギュストとギデオンのやりとりはやはり親しげだ。エイドリアンはどきどきする自分の胸を押さえる。
いや、ビクビクする必要はないのだけれど……
一体、どんな顔をすれば良いのか分からない。
オーギュストが身につけるのは、こんな風に華美な装飾のない衣装ばかりだ。それが彼の重厚な雰囲気に合っていて、よりいっそう持ち前の美貌を際立たせていた。
そう、重厚なのだ。気品と重みがある。
それが、あのチャラい文章。というより、エロい文章……似合わない、似合わなすぎる。一体どんな顔であれを書いたのか……
エイドリアンが一人悶々としていると、ふとその顔に目をとめたオーギュストは怪訝そうに眉根を寄せた。
「何だ、その間抜け面は……」
オーギュストに指摘され、エイドリアンは飛び上がりそうになった。どうやら、先程目にした手紙のせいで、オーギュストの美麗な顔をまじまじと見過ぎていたらしい。そう、整いすぎた迫力ある美貌を、である。慣れというものは恐ろしい。
エイドリアンはぱっと視線を逸らし、「いえ、何でもありません」とぼそぼそ口にした。じっとりと湿ってしまった手を握ったり開いたりで忙しい。
ローザがそろりと声をかけた。
「お父様は、その……随分と刺激的な恋文を送っていらしたのね?」
「恋文?」
オーギュストがローザの言葉を繰り返す。
「結婚の直前に、お母様と何度か手紙のやりとりをなさったでしょう?」
「結婚直前? ああ、あれの事か……。あの時の手紙は、政務に対する相談事の返事ばかりだったので、恋文とは言えんな」
「相談事の返事?」
ローザが目を丸くする。
「では、あの、これは?」
ローザが差し出した手紙の束をオーギュストが読み、ぴしりと彼の額に青筋が立つ。オーギュストが放つ怒気で、室温が氷点下まで下がったような気がした。
「……誰がこんな下劣な文章をお前に見せた」
響いたオーギュストの声が、とんでもなく恐ろしい。
423
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
側妃は捨てられましたので
なか
恋愛
「この国に側妃など要らないのではないか?」
現王、ランドルフが呟いた言葉。
周囲の人間は内心に怒りを抱きつつ、聞き耳を立てる。
ランドルフは、彼のために人生を捧げて王妃となったクリスティーナ妃を側妃に変え。
別の女性を正妃として迎え入れた。
裏切りに近い行為は彼女の心を確かに傷付け、癒えてもいない内に廃妃にすると宣言したのだ。
あまりの横暴、人道を無視した非道な行い。
だが、彼を止める事は誰にも出来ず。
廃妃となった事実を知らされたクリスティーナは、涙で瞳を潤ませながら「分かりました」とだけ答えた。
王妃として教育を受けて、側妃にされ
廃妃となった彼女。
その半生をランドルフのために捧げ、彼のために献身した事実さえも軽んじられる。
実の両親さえ……彼女を慰めてくれずに『捨てられた女性に価値はない』と非難した。
それらの行為に……彼女の心が吹っ切れた。
屋敷を飛び出し、一人で生きていく事を選択した。
ただコソコソと身を隠すつもりはない。
私を軽んじて。
捨てた彼らに自身の価値を示すため。
捨てられたのは、どちらか……。
後悔するのはどちらかを示すために。
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。