最狂公爵閣下のお気に入り

白乃いちじく

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第五章 コウノトリと受胎告知

閑話 なんちゃって白雪姫

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「鏡よ、鏡、この国で一番美しいのはだあれ?」

 鏡の間にかけられた丸い鏡に向かってそう問うたのは、お妃様に扮したシャーロットだ。身に着けた豪奢な紫のドレスがよく似合っている。魔法の鏡が嬉々として答えた。

「それはお妃様です、シャーロット様がこの国で一番お美しい」

 その返答に、シャーロットはにっこり笑うと、鏡に爪を立て、キキギギギィという耳障りな音を立てた。にっこり笑っていても、目が笑っていない。

「違うでしょぉおおおお? そこはティナ……じゃない、栗色の髪の可愛い白雪姫と言うところでしょう? 今度間違えたら割るわよ?」
「は、はひぃいいいいい! この国で一番美しいのは、白雪姫でございますぅ!」
「そう、それでよろしい」

 満足げにジャーロットは頷くけれど、セレスティナの顔は真っ赤だ。彼女が身に着けているのは青いドレスに白銀のリボンの付いた可愛らしいドレスである。

「あのう、お義母様、それはちょっと違うと思うの」

 話の流れがおかしいと、セレスティナがシャーロットのドレスをくいくい引っ張れば、シャーロットが大いに同意する。

「ええ、そうね、全然駄目よこれは! わたくしはお姉様じゃないと! お義母様は違うと思うの!」
「そうじゃなくて……」
「そもそも配役がおかしいのよ! 白雪姫にはどうしてお姉様がいないのよぅ! 今度はシンデレラにして貰いましょう! シンデレラ! そんでもって仲良し姉妹になるのよ!」

 そう答えて、シャーロットが目をキラキラさせる。誰に直談判するつもりなのか。

「というわけで、狩人! 森にティナと散歩に行っておいで」

 一応、お妃様らしく、シャーロットは顎をつんと上げ、高飛車に言ってのける。

「散歩、ですか?」

 シリウスの護衛である銃騎士のダグラス・ウィットがその命令を聞いて、首を捻った。細身の眼光鋭い男で、一言余計なのが玉に瑕であろうか。白雪姫ってそんな話だったか? と言いたげだが、シャーロットは鬼気迫る顔で命令した。

「そう、散歩よ、散歩。いい? ティナの髪の毛一本でも傷つけたらただじゃおかないんだから。パパ、じゃなくてシリウス王子から折檻喰らうわ」

 ダグラスが素っ頓狂な声を上げる。

「え? 公爵様が王子役?」
「だと思うわ。ティナの相手役を他に譲るとは思えないもの。じゃ、行ってらっしゃい?」
「は、はあ、分かりました。では、姫、参りましょうか?」

 ダグラスが案内する形でセレスティナも動き出す。

「ごめんなさい、なんか、変なことに付き合わせて」
「いえいえ、これも従者のつとめですかね。けど……これって誰が仕組んだんでしょうか? 童話の世界へご案内って……魔道士のイタズラとか?」

 ダグラスが首を捻るも、いえ、作者のイタズラです。とは言わない、言えない。

「分からないわ。取り敢えず最後まで演じないと出られないみたいで……」

 セレスティナがそう言って身を縮めた。
 そうして辿り付いた先が、うっそうとした森である。

「はぁ、どんよりしていますね」
「ここで白雪姫は狩人に殺されそうになるのよね」
「お、俺はそんな真似はしませんよ!」

 セレスティナが笑った。

「ええ、分かってるわ。えっと……ここでお別れしないと駄目ね」
「小人達の家に行くんですよね? そこまでお送りします」
「でも……」
「奥様、じゃない、姫に何かあったら俺が公爵様に殺されますから」

 ダグラスがきっぱり言い切った。
 その後、二人が森の奥で目にしたのは、コロンとした可愛らしい家だ。煙突からは煙が上がっている。セレスティナがノックをすると、勢いよく扉が開き、そこに立っていたのはなんとシリウスだ。片眼鏡をかけた白銀の髪の威風堂々とした体躯の男性で、今は王子らしい煌びやかな衣装に身を包んでいる。
 素敵、とセレスティナが見惚れる間もあらばこそ、両手を広げたシリウスにぎゅうっと抱きしめられてしまう。王子との対面が異様に早い。

「あ、あの、どうしてここに?」
「のんびりティナが毒リンゴを口にするまで待ってられるか。空間を渡って城までティナを迎えに行ったが、既に森へ向かった後だった。それで、急いでこっちへ来たんだ」

 どうやら先回りされたようである。抱きしめられたままセレスティナがちらりと視線を動かせば、なぎ倒された木々が目に付いた。空間を渡るステッキを使い、瞬間移動したのだと分かる。次いで、シリウスの背から顔を出したのは、公爵家の老齢の料理人であるニルス・ブーシェだ。皺を刻んだ柔和な顔が綻ぶ。どうやら彼が一人目の小人らしい。

「ささ、姫、お疲れでしょう。夕食を用意しておきました」
「あ、ありがとう」

 二人目の小人はベテラン侍女のメリーだった。ふくよかな体型の彼女はセレスティナに取っては母親のような存在である。

「その前にお風呂に入りましょうね。まぁ、まぁ、可憐なおみ足が汚れまくって」
「まぁ、森の中を歩いてきましたからねぇ」

 と、銃騎士のダグラスが口にする。

「では、ささ、こちらへどうぞ」

 セレスティナが軽い湯浴みを済ませると、銀色ボディのハロルドが夕食の給仕をしてくれた。彼が三人目の小人である。四人目と五人目の小人はイザークとジャネットだった。二人とも騎士服姿で剣を身に着けた凜々しい姿だ。

「どうやらティナの護衛って事らしいな」

 苦笑交じりにイザークがそう口にする。

「私は友情出演かしら?」

 アンジェラがそう言って笑った。ふくふくとした丸顔は、甘いお菓子の国のお姫様そのものである。目にするだけで癒されること請け合いだ。彼女が六人目の小人である。

「せっかくだから部屋にお花をたくさん飾ってみたわ」

 部屋の中が良い香りでいっぱいなのは、アンジェラのお陰らしい。

「で、セレスティナ様がマスターとキスをすれば、物語は終了ですかね?」

 そう言って笑ったのは妖蛇のペロだ。シリウスの腕に巻き付いている。

「ペロ? もしかして……」
「そうそう、僕が七人目の小人らしいです」

 ペロがそう言って陽気に笑う。
 そこへ、黒いマントを羽織ったシャーロットが、ひょこっと窓から顔を出した。

「ん、ふっ、ふー、ちゃあんとリンゴ飴を用意したわよぉ。はい、どーぞ」

 シャーロットが差し出したリンゴ飴を前に、イザークは怪訝そうに眉をひそめる。何せ異臭が酷い。たとえ落としたとしても、蟻もそっぽを向きそうだ。

「リンゴ飴?」

 シャーロットが得意げにくいっと顎を上げる。

「そそ。魔女らしく、ぐつぐつ煮立った鍋を前に、ひーっひっひっひって、不気味な笑いもおまけしたわ。美味しい美味しいリンゴ飴よ。これを食べたティナが死んだふりをして、パパにキスをしてもらえば、そこで物語は終了になるんじゃないかしら」

 シャーロットが手にしたリンゴ飴の、つんっとした匂いにイザークが顔をしかめた。

「ほんっとーに、リンゴ飴か? 毒リンゴじゃなくて?」
「失礼ね、美味しいリンゴ飴よ。わたくしがティナに毒を盛るわけないでしょう?」
「シャルが調理するとそれだけで毒と同じ……」
「失礼ね! 気になるんなら、お兄様が食べればいいじゃない!」
「もがっ!」

 リンゴ飴を口に押し込まれ、イザークがふうっと倒れる。

「イザーク!」

 ジャネットが慌て、シャーロットは半眼だ。

「ばっかみたい。お兄様が死んだふりしなくていいのよ?」
「死んだふりじゃなくて、あ、泡吹いてるぞ! ど、どうすれば……」

 ジャネットがオロオロし、セレスティナがそろりと言った。

「ジャネットがイザークお兄様にキスをするといいかも?」
「え!」

 セレスティナの提案に、ジャネットの顔がきゅうっと赤くなる。

「ほ、ほら、白雪姫は王子様のキスで目を覚ますでしょう? だから……」
「い、いや、で、でも、な?」

 慌てまくったが、背に腹は代えられず、ジャネットはそうっと倒れているイザークに唇を重ねた。ちゅっという軽いリップ音がやけに初々しい。すると、ころんとイザークの口から毒リンゴ……じゃない、リンゴ飴の欠片が転がり落ち、無事蘇生した。流石、童話の世界。

「あー、マジで死ぬかと思った。ほんっとシャレにならん」

 げほげほ咳をしつつ、イザークが青ざめた顔で言った。

「取り敢えず、リンゴ飴とやらは無視だ無視。棺桶を用意して、ティナにそこに寝てもらって、父上にキスしてもらえばいいんじゃね?」

 シャーロットがぷうっと頬を膨らます。

「もう、せっかく用意したのに。で、棺桶って?」
「ガラスの棺を小人が作る、だったか?」
「ここにあるわよ?」
「あら、随分用意が良いわね」

 アンジェラが見つけたガラスの棺の回りに皆が集まる。

「じゃ、ティナ、そこに寝て。運ぶのはハロルドにやってもらいましょう」

 マジックドールのハロルドは力持ちだ。軽々ティナを収めたガラスの棺を持ち上げたハロルドが森の小道を歩き、その後をぞろぞろ皆が付き従う。

「なんか……既にパパ、じゃなくて王子様がここにいるのが、すっごい違和感あるわ」

 白銀の髪が揺れる大きな背を見つつ、シャーロットがぼそりと言う。ガラスの棺を運ぶハロルドの背後はシリウスが陣取っていて、誰も近寄らせない。

「白雪姫の棺に意地悪なお妃様がひっついている方が、もの凄くおかしいが……」
「わたくしはティナを虐めてないわよう!」

 イザークの突っ込みに、シャーロットが涙目で抗議する。
 街道沿いにセレスティナを入れた棺を降ろすと、そこに白馬に乗った獣王国の第四王子エルランドがやって来た。浅黒い肌のワイルドな狼獣人で、煌びやかな衣装を着せると実に様になる。さすが腐っても王子。

「おお、なんと美しい姫だ!」

 と芝居がかった仕草でエルランドが口にするも、招かれざる客と言ったところか。誰かの怒りを買うこと請け合いである。けれど、シリウスが城からいきなりいなくなってしまったことが原因で、こうして急遽代役が立てられたわけだから、彼に罪はない。「シリウス王子がいない!」「どこ行ったぁ!」と城内はてんやわんやだった。

 エルランドがさっと馬から降り、ガラスの棺で寝ているセレスティナに近付けば、例の呪いの装身具が威力を発揮する。ビリビリビリッと容赦のない攻撃が走り、「ピギィイイイイイイ!」というエルランドの断末魔(死んでない)が響き渡る。シリウスが淡々と言った。

「ティナに近付くと電撃を喰らうと忠告しておいたはずだが……」
「忘れてたんじゃない? ぜんっぜん懲りないもの、この獣人」

 プスプスプスと黒煙を上げているエルランドを、冷めた目でシャーロットが見下ろす。ちなみに、ガラスの棺に横たわっているシリウスのセレスティナへのキスは、周囲が蕩けそうな程熱々だった。

「……必要以上に濃厚?」
「お兄様もそう思う? わたくしもよ」

 そうイザークとシャーロットがぼそぼそ言い合ったが、シリウスの暴走を止められる者は誰もいない。ただひたすら二人の様子を見守るばかりである。お幸せに?

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