44 / 54
41 渦巻くもの
しおりを挟む
ティナと手をつなぎ、部屋へ戻ろうと回廊の角を曲がったところで、フィオレッタは思わず足を止めた。
そこにヴェルフリートとクラウスが立っていたのだ。かなり驚いたのに声を出さなかったことを褒めて欲しい。
二人とも、普段とは明らかに違う気配をまとっていて、とくにヴェルフリートは、目の奥に冷たい怒気を宿している。
「……クラウス」
低い、押し殺した声。
クラウスは「はいはい」と額に手を当て、大げさにため息をついた。
「よしティナ様、今度はオレと遊びましょう~! ほら、行きますよ~」
「え、ええ~? でも、おねえちゃま……」
「大丈夫よ。ティナ、後でまた会いましょうね」
フィオレッタがそっと背を押すと、ティナは名残惜しそうに頷き、クラウスに連れられていった。
回廊には、フィオレッタとヴェルフリートの二人きり。
何か話があると察してティナを行かせたのだが、どうしたのだろう。
ヴェルフリートが一歩近づき、その深い色の瞳がフィオレッタの頬に残る涙の跡をとらえた。
「あの者たちは即刻解雇する」
「えっ?」
低い声。鋼が軋むような緊張。
フィオレッタは慌てて首を振ろうとしたが、その動きを待たずにヴェルフリートが彼女を軽々と抱き上げた。
「きゃっ……!? ヴェ、ヴェルフリート様!?」
「ここで立ち話をする気はない」
有無を言わせぬ声でそう告げると、彼はそのままずんずんと歩き出す。
(とても怒っていらっしゃるわ!?)
怒りを内に押し込みながらも、腕の中のフィオレッタは大切そうに抱えられていた。
*
ヴェルフリートの私室に入り、そっと長椅子に降ろされる。どうしたのだろうと思っていると、彼は深く頭を下げた。
「フィオ。オルドフやメイドの件で不快な思いをさせてすまなかった。対応が遅れてしまった」
「聞いていらっしゃったのですか?」
「ああ。オルドフの件を聞いて出てきたのだが、ちょうど聞こえた」
(なるほど、そういうことだったのね)
真剣で、誠実で、言い訳の欠片もない謝罪だ。フィオレッタはふっと微笑む。
「お気になさらないでください。私は大丈夫ですわ。ティナも無事でしたし」
その穏やかな言葉に、ヴェルフリートの肩の強張りがわずかに緩む。だがヴェルフリートはまだどこか沈んだ表情で、俯くように言った。
「しかし、こちらの都合で巻き込んだ君に不快な思いをさせてしまった。俺の監督不足だ」
しょんぼりと落ち込んだような様子は、立派な領主とは思えないほど素直で——フィオレッタは思わず、胸の奥が温かくなる。
(私のことを気にかけてくださるなんて)
けれど、その好意に甘えてばかりではいられない。この家の奥方としてしばらく胸を張れるように、フィオレッタは気持ちを引き締めた。
「大丈夫ですわ。あの方々には、もともと嫌われていましたもの。それに——」
彼女はそっと顔を上げ、まっすぐにヴェルフリートを見る。
その瞳には、揺るぎない意思が宿っていた。
「そんなことより、ヴェルフリート様。私、聞いていただきたいことがあります」
ヴェルフリートがわずかに目を見開く。
「なんだろうか。聞かせてくれ」
「こちらを見てください」
フィオレッタは手に持っていた煤けた帳簿を机の上へ置いた。
ヴェルフリートの視線が、帳簿に吸い寄せられる。
「これは……?」
「先ほど、文官の方と書庫で見つけました。偶然紛れ込んだにしては、あまりに不自然だったので持ち帰ったのです」
数ページ見ただけで分かった。これは正式な帳簿ではないと。フィオレッタは真っ直ぐにヴェルフリートを見る。
「実際の帳簿と数字の食い違いが多すぎます。意図的に隠されたもののように思えました」
静かな声だが、言葉には力がある。
ヴェルフリートは帳簿に触れ、ページをめくりながら眉を寄せる。
「それともうひとつありまして」
「もうひとつ」
「少々お待ちくださいませ。自室に置いていますので」
フィオレッタががそう言った瞬間、ヴェルフリートはハッとしたように顔を上げた。
「フィオ。君の部屋なら、ここの奥から通じている」
「……え?」
言われて気づいて振り返ると、執務室の脇にある古い扉が目に入った。
そこは普段物置のように布が掛けられていたため、まさか通路だとは思わなかった。
「まあ、ヴェルフリート様の私室とつながっていたのですね……!」
「断じて、私的な理由では使っていない。この通路はもともと、領主の動線確保用で……!」
ヴェルフリートは珍しく慌てた声音で手を振った。あの誠実で落ち着いた男が、耳まで赤くして弁解している。
その様子がおかしくて、フィオレッタはつい口元をほころばせた。
「大丈夫ですわ。信頼しております」
「そうか……それはそれで」
ヴェルフリートはまだどこか不穏に落ち着かない。
それを背中に受けつつ、フィオレッタは急いで隣室へと移動する。
ベッドの隣にある鍵付きの棚。フィオレッタはその引き出しを開き、ティナの描いた絵を取り出すとまたヴェルフリートの元へと戻る。
「お待たせいたしました」
フィオレッタは絵を両手で支えながら机の前に立つ。
「それは、ティナの描いた絵か……?」
「はい。気にしすぎかもしれませんが、どうしても気になってしまって。ティナが実物をよく見て描いたという馬車の絵です。きっと、ご両親の出立前の」
「は……」
ヴェルフリートは自然と視線を向け、その表情が徐々に固まっていった。
ティナの描いた馬車の絵。そこに描かれた車輪はどこかおかしい。フィオレッタは指先で絵をそっと示した。
「この車輪、スポークが足りないのです。軸が欠けたまま走れば、当然事故になりますよね?」
絵を見つめるヴェルフリートの瞳が、深く揺れた。胸の奥に沈めてきた痛みが、鮮やかに蘇るような表情。
「……兄上たちの死因は、馬車の事故だった」
低く絞るような声でヴェルフリートは言った。王都までの道のりは長く険しい。最初から欠けた車輪で旅程を全うできるとはとても思えない。
一命を取り留めたとしても、ひどい怪我を負うはずだ。それでもいいと思って細工をした者が屋敷の中にいるとしたら。
フィオレッタは静かに頷き、そっと言葉を重ねる。
「この絵が示す馬車と同じように、夫妻が乗った馬車も、何かの不備があったということはないでしょうか?」
「……馬車の準備はいつもオルドフがしていた」
ヴェルフリートがぽつりとこぼす。その声は悔しさと疑念で濁っていた。
「兄たちはオルドフを信用し、帳簿管理も任せていた。この帳簿の日付の始まりは、ちょうど兄が辺境伯になった時だ」
フィオレッタはそっと帳簿と絵を並べた。
「ヴェルフリート様。これらは偶然なのでしょうか……?」
偶然であればそれでもいい。だが、故意だとしたら。
この帳簿はおそらく辺境伯家の資金を不正に流用したことを隠すための裏帳簿。
実際の帳簿はヴェルフリートの執務室にあり、それらの中で整合性は取れているのだ。
部屋の空気がぴんと張り詰める。
ヴェルフリートは冷たい光を宿した瞳で帳簿を閉じ、深く息を吐いた。
「すでに牢に入れているが、再度オルドフの尋問を行う」
さらりと言われたその一言に、フィオレッタは瞬きを繰り返した。
「えっ……もう、ご存知だったのですか?」
オルドフの異様な態度や数字の齟齬——フィオレッタが今日気づいたことばかりだと思っていた。だが彼はすでに牢に入れられているという。
しかしヴェルフリートは、不思議そうに首を傾げたあと、至極真っ当な声音で言った。
「君に不敬を働いたのだから当然だろう」
「……え?」
「領主家の者に侮辱を向けた。しかも俺の妻にだ。情状酌量の余地はない。あのメイドたちもな」
きっぱりと言い切る声音は、淡々としているのに揺るがない。
「オルドフの件も含め、すべて洗い直す。君が示してくれたものは十分な証左だ」
領地の闇を晴らす気配が、静かに部屋を満たしていった。
そこにヴェルフリートとクラウスが立っていたのだ。かなり驚いたのに声を出さなかったことを褒めて欲しい。
二人とも、普段とは明らかに違う気配をまとっていて、とくにヴェルフリートは、目の奥に冷たい怒気を宿している。
「……クラウス」
低い、押し殺した声。
クラウスは「はいはい」と額に手を当て、大げさにため息をついた。
「よしティナ様、今度はオレと遊びましょう~! ほら、行きますよ~」
「え、ええ~? でも、おねえちゃま……」
「大丈夫よ。ティナ、後でまた会いましょうね」
フィオレッタがそっと背を押すと、ティナは名残惜しそうに頷き、クラウスに連れられていった。
回廊には、フィオレッタとヴェルフリートの二人きり。
何か話があると察してティナを行かせたのだが、どうしたのだろう。
ヴェルフリートが一歩近づき、その深い色の瞳がフィオレッタの頬に残る涙の跡をとらえた。
「あの者たちは即刻解雇する」
「えっ?」
低い声。鋼が軋むような緊張。
フィオレッタは慌てて首を振ろうとしたが、その動きを待たずにヴェルフリートが彼女を軽々と抱き上げた。
「きゃっ……!? ヴェ、ヴェルフリート様!?」
「ここで立ち話をする気はない」
有無を言わせぬ声でそう告げると、彼はそのままずんずんと歩き出す。
(とても怒っていらっしゃるわ!?)
怒りを内に押し込みながらも、腕の中のフィオレッタは大切そうに抱えられていた。
*
ヴェルフリートの私室に入り、そっと長椅子に降ろされる。どうしたのだろうと思っていると、彼は深く頭を下げた。
「フィオ。オルドフやメイドの件で不快な思いをさせてすまなかった。対応が遅れてしまった」
「聞いていらっしゃったのですか?」
「ああ。オルドフの件を聞いて出てきたのだが、ちょうど聞こえた」
(なるほど、そういうことだったのね)
真剣で、誠実で、言い訳の欠片もない謝罪だ。フィオレッタはふっと微笑む。
「お気になさらないでください。私は大丈夫ですわ。ティナも無事でしたし」
その穏やかな言葉に、ヴェルフリートの肩の強張りがわずかに緩む。だがヴェルフリートはまだどこか沈んだ表情で、俯くように言った。
「しかし、こちらの都合で巻き込んだ君に不快な思いをさせてしまった。俺の監督不足だ」
しょんぼりと落ち込んだような様子は、立派な領主とは思えないほど素直で——フィオレッタは思わず、胸の奥が温かくなる。
(私のことを気にかけてくださるなんて)
けれど、その好意に甘えてばかりではいられない。この家の奥方としてしばらく胸を張れるように、フィオレッタは気持ちを引き締めた。
「大丈夫ですわ。あの方々には、もともと嫌われていましたもの。それに——」
彼女はそっと顔を上げ、まっすぐにヴェルフリートを見る。
その瞳には、揺るぎない意思が宿っていた。
「そんなことより、ヴェルフリート様。私、聞いていただきたいことがあります」
ヴェルフリートがわずかに目を見開く。
「なんだろうか。聞かせてくれ」
「こちらを見てください」
フィオレッタは手に持っていた煤けた帳簿を机の上へ置いた。
ヴェルフリートの視線が、帳簿に吸い寄せられる。
「これは……?」
「先ほど、文官の方と書庫で見つけました。偶然紛れ込んだにしては、あまりに不自然だったので持ち帰ったのです」
数ページ見ただけで分かった。これは正式な帳簿ではないと。フィオレッタは真っ直ぐにヴェルフリートを見る。
「実際の帳簿と数字の食い違いが多すぎます。意図的に隠されたもののように思えました」
静かな声だが、言葉には力がある。
ヴェルフリートは帳簿に触れ、ページをめくりながら眉を寄せる。
「それともうひとつありまして」
「もうひとつ」
「少々お待ちくださいませ。自室に置いていますので」
フィオレッタががそう言った瞬間、ヴェルフリートはハッとしたように顔を上げた。
「フィオ。君の部屋なら、ここの奥から通じている」
「……え?」
言われて気づいて振り返ると、執務室の脇にある古い扉が目に入った。
そこは普段物置のように布が掛けられていたため、まさか通路だとは思わなかった。
「まあ、ヴェルフリート様の私室とつながっていたのですね……!」
「断じて、私的な理由では使っていない。この通路はもともと、領主の動線確保用で……!」
ヴェルフリートは珍しく慌てた声音で手を振った。あの誠実で落ち着いた男が、耳まで赤くして弁解している。
その様子がおかしくて、フィオレッタはつい口元をほころばせた。
「大丈夫ですわ。信頼しております」
「そうか……それはそれで」
ヴェルフリートはまだどこか不穏に落ち着かない。
それを背中に受けつつ、フィオレッタは急いで隣室へと移動する。
ベッドの隣にある鍵付きの棚。フィオレッタはその引き出しを開き、ティナの描いた絵を取り出すとまたヴェルフリートの元へと戻る。
「お待たせいたしました」
フィオレッタは絵を両手で支えながら机の前に立つ。
「それは、ティナの描いた絵か……?」
「はい。気にしすぎかもしれませんが、どうしても気になってしまって。ティナが実物をよく見て描いたという馬車の絵です。きっと、ご両親の出立前の」
「は……」
ヴェルフリートは自然と視線を向け、その表情が徐々に固まっていった。
ティナの描いた馬車の絵。そこに描かれた車輪はどこかおかしい。フィオレッタは指先で絵をそっと示した。
「この車輪、スポークが足りないのです。軸が欠けたまま走れば、当然事故になりますよね?」
絵を見つめるヴェルフリートの瞳が、深く揺れた。胸の奥に沈めてきた痛みが、鮮やかに蘇るような表情。
「……兄上たちの死因は、馬車の事故だった」
低く絞るような声でヴェルフリートは言った。王都までの道のりは長く険しい。最初から欠けた車輪で旅程を全うできるとはとても思えない。
一命を取り留めたとしても、ひどい怪我を負うはずだ。それでもいいと思って細工をした者が屋敷の中にいるとしたら。
フィオレッタは静かに頷き、そっと言葉を重ねる。
「この絵が示す馬車と同じように、夫妻が乗った馬車も、何かの不備があったということはないでしょうか?」
「……馬車の準備はいつもオルドフがしていた」
ヴェルフリートがぽつりとこぼす。その声は悔しさと疑念で濁っていた。
「兄たちはオルドフを信用し、帳簿管理も任せていた。この帳簿の日付の始まりは、ちょうど兄が辺境伯になった時だ」
フィオレッタはそっと帳簿と絵を並べた。
「ヴェルフリート様。これらは偶然なのでしょうか……?」
偶然であればそれでもいい。だが、故意だとしたら。
この帳簿はおそらく辺境伯家の資金を不正に流用したことを隠すための裏帳簿。
実際の帳簿はヴェルフリートの執務室にあり、それらの中で整合性は取れているのだ。
部屋の空気がぴんと張り詰める。
ヴェルフリートは冷たい光を宿した瞳で帳簿を閉じ、深く息を吐いた。
「すでに牢に入れているが、再度オルドフの尋問を行う」
さらりと言われたその一言に、フィオレッタは瞬きを繰り返した。
「えっ……もう、ご存知だったのですか?」
オルドフの異様な態度や数字の齟齬——フィオレッタが今日気づいたことばかりだと思っていた。だが彼はすでに牢に入れられているという。
しかしヴェルフリートは、不思議そうに首を傾げたあと、至極真っ当な声音で言った。
「君に不敬を働いたのだから当然だろう」
「……え?」
「領主家の者に侮辱を向けた。しかも俺の妻にだ。情状酌量の余地はない。あのメイドたちもな」
きっぱりと言い切る声音は、淡々としているのに揺るがない。
「オルドフの件も含め、すべて洗い直す。君が示してくれたものは十分な証左だ」
領地の闇を晴らす気配が、静かに部屋を満たしていった。
935
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
無自覚人たらしマシュマロ令嬢、王宮で崇拝される ――見た目はぽっちゃり、中身は只者じゃない !
恋せよ恋
ファンタジー
富豪にして美食家、オラニエ侯爵家の長女ステファニー。
もっちり体型から「マシュマロ令嬢」と陰口を叩かれる彼女だが、
本人は今日もご機嫌に美味しいものを食べている。
――ただし、この令嬢、人のオーラが色で見える。
その力をひけらかすこともなく、ただ「気になるから」と忠告した結果、
不正商会が摘発され、運気が上がり、気づけば周囲には信奉者が増えていく。
十五歳で王妃に乞われ、王宮へ『なんでも顧問』として迎えられたステファニー。
美食を愛し、人を疑わず、誰にでも礼を尽くすその姿勢は、
いつの間にか貴族たちの心を掴み、王子たちまで惹きつけていく。
これは、
見た目はぽっちゃり、されど中身は只者ではないマシュマロ令嬢が、
無自覚のまま王宮を掌握していく、もっちり系・人たらし王宮譚。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 エール📣いいね❤️励みになります!
🔶表紙はAI生成画像です🤖
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
なりゆきで妻になった割に大事にされている……と思ったら溺愛されてた
たぬきち25番
恋愛
男爵家の三女イリスに転生した七海は、貴族の夜会で相手を見つけることができずに女官になった。
女官として認められ、夜会を仕切る部署に配属された。
そして今回、既婚者しか入れない夜会の責任者を任せられた。
夜会当日、伯爵家のリカルドがどうしても公爵に会う必要があるので夜会会場に入れてほしいと懇願された。
だが、会場に入るためには結婚をしている必要があり……?
※本当に申し訳ないです、感想の返信できないかもしれません……
※他サイト様にも掲載始めました!
公爵令息様を治療したらいつの間にか溺愛されていました
Karamimi
恋愛
マーケッヒ王国は魔法大国。そんなマーケッヒ王国の伯爵令嬢セリーナは、14歳という若さで、治癒師として働いている。それもこれも莫大な借金を返済し、幼い弟妹に十分な教育を受けさせるためだ。
そんなセリーナの元を訪ねて来たのはなんと、貴族界でも3本の指に入る程の大貴族、ファーレソン公爵だ。話を聞けば、15歳になる息子、ルークがずっと難病に苦しんでおり、どんなに優秀な治癒師に診てもらっても、一向に良くならないらしい。
それどころか、どんどん悪化していくとの事。そんな中、セリーナの評判を聞きつけ、藁をもすがる思いでセリーナの元にやって来たとの事。
必死に頼み込む公爵を見て、出来る事はやってみよう、そう思ったセリーナは、早速公爵家で治療を始めるのだが…
正義感が強く努力家のセリーナと、病気のせいで心が歪んでしまった公爵令息ルークの恋のお話です。
【完結】女嫌いの公爵様に嫁いだら前妻の幼子と家族になりました
香坂 凛音
恋愛
ここはステイプルドン王国。
エッジ男爵家は領民に寄り添う堅実で温かな一族であり、家族仲も良好でした。長女ジャネットは、貴族学園を優秀な成績で卒業し、妹や弟の面倒も見る、評判のよい令嬢です。
一方、アンドレアス・キーリー公爵は、深紅の髪と瞳を持つ美貌の騎士団長。
火属性の魔法を自在に操り、かつて四万の敵をひとりで蹴散らした伝説の英雄です。
しかし、女性に心を閉ざしており、一度は結婚したものの離婚した過去を持ちます。
そんな彼が、翌年に控える隣国マルケイヒー帝国の皇帝夫妻の公式訪問に備え、「形式だけでいいから再婚せよ」と王に命じられました。
選ばれたのは、令嬢ジャネット。ジャネットは初夜に冷たい言葉を突きつけられます。
「君を妻として愛するつもりはない」
「跡継ぎなら、すでにいる。……だから子供も必要ない」
これは、そんなお飾りの妻として迎えられたジャネットが、前妻の子を真心から愛し、公爵とも次第に心を通わせていく、波乱と愛の物語です。
前妻による陰湿な嫌がらせ、職人養成学校の設立、魔導圧縮バッグの開発など、ジャネットの有能さが光る場面も見どころ。
さらに、伝説の子竜の登場や、聖女を利用した愚王の陰謀など、ファンタジー要素も盛りだくさん。前向きな有能令嬢の恋の物語です。最後には心あたたまるハッピーエンドが待っています。
※こちらの作品は、カクヨム・小説家になろうでは「青空一夏」名義で投稿しております。
アルファポリスでは作風を分けるため、別アカウントを使用しています。
本作は「ほのぼの中心+きつすぎないざまぁ」で構成されています。
スカッとする場面だけでなく、読み終わったあとに幸福感が残る物語です。
ちょっぴり痛快、でも優しい読後感を大切にしています。
※カクヨム恋愛ランキング11位(6/24時点)
全54話、完結保証つき。
毎日4話更新:朝7:00/昼12:00/夕17:00/夜20:00→3回更新に変えました。
どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる