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第三章 めざすは運動会!
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「あのっ、蒼太くん」
廊下に出て声をかけると、布団を抱えた蒼太くんがゆっくりと振り返る。
「昨日の配信、すっごくドキドキしたけど、元気もらえたよ。ありがとう!」
さっきのことは、きっと寝ぼけて覚えていないだろう。
だからわたしは改めてお礼を言った。
コメント欄からして、きっとブラストのファンのみんなもアオくんがホラーゲームが苦手なことに気が付いただろう。
今後もゾンビゲームの続編があると知って、さらに大盛り上がりだった。
「そっか……。よかった」
「あとあの……蒼太くんって」
「ん?」
「夢の中で、私のこと『ひな』って呼んでくれてたりするのかな……って」
「‼︎」
蒼太くんの手から、布団がバサバサと落ちる。
「……」
「……」
蒼太くんが無言のまま、廊下は静まり返ってしまった。
「ぜ、全然変な意味じゃなくて! 蒼太くんが昔みたいに名前で呼んでくれるのが嬉しいな~って思ったから、その、昔の夢でもみてたのかなって思ったの」
慌てたわたしは早口だ。
蒼太くんはやっぱりさっきのことは全く覚えてないみたい。
なんだろう、なんだか顔が熱くなってきた……⁉︎
言葉にすると、途端に恥ずかしくなってきた。
なんだろう、なんだかそわそわする……!
「ごめん蒼太くん、変なこと言って」
蒼太くんが何も言わない間に、わたしの恥ずかしさが一気に高まってしまった。
一回部屋に戻って、着替えを済ませよう……!
わたしは急いで蒼太くんの横を通り過ぎて、部屋のドアノブに手をかける。
「……ひな!」
「⁉︎」
唐突に名前を呼ばれて振り返る。
キョロキョロと見ても、ここには蒼太くんしかいない。
でもいま確かに、『ひな』って……
「俺もひなって呼ぶ。前みたいに。みんなそう呼んでるし。いいな!」
「う、うん」
「じゃああとで」
それだけ言い残して、蒼太くんは布団ごと部屋に消えていった。
あまりの勢いにわたしもぼうっとしてしまったけど、用事を済ませなくちゃ。
「……!」
ええっ!
えええええっ‼︎
部屋に入って、ドアにそのままもたれかかってズルズルと尻もちをつく。
突然すぎて何が起こったかわからないけど、蒼太くんはこれからまた『ひな』と呼んでくれるらしい。
一度離れていた距離が、昔のように戻る。
すっごく嬉しい。
「わあ~……うれしいな……」
言葉に出してみると、一層嬉しくなった。
学校に行く勇気を、またもらえた気がする。
わたしは着替えを済ませて、ランドセルを用意する。
それからこの前雑に突っ込んだ手紙をもう一度取り出した。
ピンクの手紙は、やっぱり結愛ちゃんにもらったものと全く同じものだ。
でも、その二つをミニテーブルに並べてみると違いははっきりしていた。
「……これ、結愛ちゃんの字じゃない」
わたしへの文句が書かれた手紙は、強い筆跡で文字のトメやハライに癖がある。
意識して違うように書いたのかもしれないけど、結愛ちゃんの柔らかく細い文字とは特徴が異なる。
「う~ん。どうして同じ便箋なんだろう……」
わたしはその二通を見比べながら首を捻る。
結愛ちゃんに、この便箋をどこで買ったか聞いてみる?
でも、同じものを買った人なんてたくさんいるだろうしなあ……
「……な、ひな!」
「ハッ、ハイ⁉︎」
急に名前を呼ばれたことに驚いて飛び跳ねる。
部屋の扉から蒼太くんがこっちを見ていた。
「やっと気づいたか……。ご飯できたって母さんが。何回も呼んだけど反応なかったから」
「あっ、そうなんだ、ごめんね」
考え事に集中しすぎたせいで、蒼太くんの呼びかけに反応できなかったらしい。
ふう、びっくりした。
片付けしてから、ご飯を食べに行こうかな……って、あれ。
わたしは手紙を開封したままテーブルの上に置きっぱなしにしていたことを思い出した。
まさかと思って蒼太くんの方を見ると、その視線は手紙に注がれている。
「……なに、それ」
蒼太くんの声はいつもよりもずっと低い。
眉毛を寄せて、真剣な顔をしている。
「まさか、昨日俺が羽田から預かった手紙か……?」
「え、えっと、こっちはそうだけど、これは違うよ!」
「じゃあ、こっちは?」
「……一昨日の放課後に靴箱に入ってて……よく、わからない」
結愛ちゃんに疑いがかからないようにと慌てて説明をした結果、蒼太くんに洗いざらい話すことになってしまった。
「ちょっとごめん」と部屋に入ってきた蒼太くんはわたしへの文句が書かれた手紙を手に取ると、無言で何回も読み直している。
「おーい蒼太にひなちゃん。どうかした~? ごはんだよ~」
わたしたちが来るのが遅いせいで、部屋には紫音くんまで来てしまった。
「蒼太、何読んでるの~? ……何これ」
蒼太くんの手元を後ろから覗き込んだ紫音くんは、聞いたことのないような低い声を出した。
二人で揃ってその手紙を無言で見つめている。
まさか二人に見られると思っていなかったわたしは、自然と正座になった。
二人とも、いままで見たことがないくらい険しい顔をしている。
顔を見合わせた蒼太くんと紫音くんは、なにやら頷きあってからわたしの方を見た。
「とりあえず、ごはん食べにいこっか。ひなちゃんもはやく。母さんが待ってるからね」
「いくぞ、ひな」
「あっ、うん……!」
何事も無かったかのように部屋を出る二人にわたしもついて行く。
それから揃って朝ごはんを食べて、歯磨きをした。
あのときの蒼太くんと紫音くんはこわかったけど、今は普通だね……?
出発時間まで、二人はリビングでテレビを見たりしてゆっくり過ごしている。
あれ、そういえば。
あの手紙は蒼太くんが持っていったままだ。
「ひな、そろそろ行こう」
「今日は俺も途中まで一緒にいくね~」
「う、うん……!?」
なんだろう。
紫音くんも一緒って、とっても珍しい。
わたしは不思議に思いつつも下駄箱へいき靴を履く。
「いちや……ひな。あの手紙、俺が預かっておくから」
「えっ、でも……」
「あんなこと書いたヤツ、絶対に見つけ出す」
「同じクラスの子だろうね~。なんかあったら嫌だから、俺も協力するね。ひなちゃん」
「靴箱って、また同じことやりそうだよな?」
「そうだね。ひなちゃんが言い返せない子なのも分かってやってそう。蒼太、気の強い女の子グループとかある?」
「……どうだろ。俺、あんまり女子のことわかんない」
「ええ~……いいよ、じゃあそういうのは千明に聞くから」
玄関で準備をしている短い時間に、蒼太と紫音はテキパキと話を進めている。
スマートフォンでなにやらトトトトと入力している紫音くんは、もしかして千明くんに連絡してたり……!?
「あのっ、えっと……わたしの問題だから……」
なんと言っていいのかわからない。
蒼太くんと千明くんに近づくなと言われているのに、こうして前より親しくしていたら、今度は何をされるかわからなてこわいという気持ちもある。
でも、屈したくない。
ふたつの気持ちがぐるぐると頭の中を巡って、どうしたらいいかわからない。
「俺と千明の名前が出てるんだから、無関係ではないだろ」
「蒼太くん……」
「それに、人が挑戦している所を笑うやつは許せないから。誰がこんなこと言ってるのか、個人的に知りたいだけだから気にすんな」
蒼太くんにしょげた頭をぽんぽんと撫でられる。
「じゃ、行こうね。ひなちゃんには味方がいっぱいいるってとこ、見せつけよう!」
紫音くんの明るくて優しい声が背中を押す。
一緒に登校してくれるのは、そのためなんだ。
「ふたりとも……ありがとう……」
あんなに悩んでいたやり場のない気持ちが、二人のおかげでほどけていく。
前向きに。
わたしもがんばろう……!
そう思って、学校に向かって一歩踏み出した。
廊下に出て声をかけると、布団を抱えた蒼太くんがゆっくりと振り返る。
「昨日の配信、すっごくドキドキしたけど、元気もらえたよ。ありがとう!」
さっきのことは、きっと寝ぼけて覚えていないだろう。
だからわたしは改めてお礼を言った。
コメント欄からして、きっとブラストのファンのみんなもアオくんがホラーゲームが苦手なことに気が付いただろう。
今後もゾンビゲームの続編があると知って、さらに大盛り上がりだった。
「そっか……。よかった」
「あとあの……蒼太くんって」
「ん?」
「夢の中で、私のこと『ひな』って呼んでくれてたりするのかな……って」
「‼︎」
蒼太くんの手から、布団がバサバサと落ちる。
「……」
「……」
蒼太くんが無言のまま、廊下は静まり返ってしまった。
「ぜ、全然変な意味じゃなくて! 蒼太くんが昔みたいに名前で呼んでくれるのが嬉しいな~って思ったから、その、昔の夢でもみてたのかなって思ったの」
慌てたわたしは早口だ。
蒼太くんはやっぱりさっきのことは全く覚えてないみたい。
なんだろう、なんだか顔が熱くなってきた……⁉︎
言葉にすると、途端に恥ずかしくなってきた。
なんだろう、なんだかそわそわする……!
「ごめん蒼太くん、変なこと言って」
蒼太くんが何も言わない間に、わたしの恥ずかしさが一気に高まってしまった。
一回部屋に戻って、着替えを済ませよう……!
わたしは急いで蒼太くんの横を通り過ぎて、部屋のドアノブに手をかける。
「……ひな!」
「⁉︎」
唐突に名前を呼ばれて振り返る。
キョロキョロと見ても、ここには蒼太くんしかいない。
でもいま確かに、『ひな』って……
「俺もひなって呼ぶ。前みたいに。みんなそう呼んでるし。いいな!」
「う、うん」
「じゃああとで」
それだけ言い残して、蒼太くんは布団ごと部屋に消えていった。
あまりの勢いにわたしもぼうっとしてしまったけど、用事を済ませなくちゃ。
「……!」
ええっ!
えええええっ‼︎
部屋に入って、ドアにそのままもたれかかってズルズルと尻もちをつく。
突然すぎて何が起こったかわからないけど、蒼太くんはこれからまた『ひな』と呼んでくれるらしい。
一度離れていた距離が、昔のように戻る。
すっごく嬉しい。
「わあ~……うれしいな……」
言葉に出してみると、一層嬉しくなった。
学校に行く勇気を、またもらえた気がする。
わたしは着替えを済ませて、ランドセルを用意する。
それからこの前雑に突っ込んだ手紙をもう一度取り出した。
ピンクの手紙は、やっぱり結愛ちゃんにもらったものと全く同じものだ。
でも、その二つをミニテーブルに並べてみると違いははっきりしていた。
「……これ、結愛ちゃんの字じゃない」
わたしへの文句が書かれた手紙は、強い筆跡で文字のトメやハライに癖がある。
意識して違うように書いたのかもしれないけど、結愛ちゃんの柔らかく細い文字とは特徴が異なる。
「う~ん。どうして同じ便箋なんだろう……」
わたしはその二通を見比べながら首を捻る。
結愛ちゃんに、この便箋をどこで買ったか聞いてみる?
でも、同じものを買った人なんてたくさんいるだろうしなあ……
「……な、ひな!」
「ハッ、ハイ⁉︎」
急に名前を呼ばれたことに驚いて飛び跳ねる。
部屋の扉から蒼太くんがこっちを見ていた。
「やっと気づいたか……。ご飯できたって母さんが。何回も呼んだけど反応なかったから」
「あっ、そうなんだ、ごめんね」
考え事に集中しすぎたせいで、蒼太くんの呼びかけに反応できなかったらしい。
ふう、びっくりした。
片付けしてから、ご飯を食べに行こうかな……って、あれ。
わたしは手紙を開封したままテーブルの上に置きっぱなしにしていたことを思い出した。
まさかと思って蒼太くんの方を見ると、その視線は手紙に注がれている。
「……なに、それ」
蒼太くんの声はいつもよりもずっと低い。
眉毛を寄せて、真剣な顔をしている。
「まさか、昨日俺が羽田から預かった手紙か……?」
「え、えっと、こっちはそうだけど、これは違うよ!」
「じゃあ、こっちは?」
「……一昨日の放課後に靴箱に入ってて……よく、わからない」
結愛ちゃんに疑いがかからないようにと慌てて説明をした結果、蒼太くんに洗いざらい話すことになってしまった。
「ちょっとごめん」と部屋に入ってきた蒼太くんはわたしへの文句が書かれた手紙を手に取ると、無言で何回も読み直している。
「おーい蒼太にひなちゃん。どうかした~? ごはんだよ~」
わたしたちが来るのが遅いせいで、部屋には紫音くんまで来てしまった。
「蒼太、何読んでるの~? ……何これ」
蒼太くんの手元を後ろから覗き込んだ紫音くんは、聞いたことのないような低い声を出した。
二人で揃ってその手紙を無言で見つめている。
まさか二人に見られると思っていなかったわたしは、自然と正座になった。
二人とも、いままで見たことがないくらい険しい顔をしている。
顔を見合わせた蒼太くんと紫音くんは、なにやら頷きあってからわたしの方を見た。
「とりあえず、ごはん食べにいこっか。ひなちゃんもはやく。母さんが待ってるからね」
「いくぞ、ひな」
「あっ、うん……!」
何事も無かったかのように部屋を出る二人にわたしもついて行く。
それから揃って朝ごはんを食べて、歯磨きをした。
あのときの蒼太くんと紫音くんはこわかったけど、今は普通だね……?
出発時間まで、二人はリビングでテレビを見たりしてゆっくり過ごしている。
あれ、そういえば。
あの手紙は蒼太くんが持っていったままだ。
「ひな、そろそろ行こう」
「今日は俺も途中まで一緒にいくね~」
「う、うん……!?」
なんだろう。
紫音くんも一緒って、とっても珍しい。
わたしは不思議に思いつつも下駄箱へいき靴を履く。
「いちや……ひな。あの手紙、俺が預かっておくから」
「えっ、でも……」
「あんなこと書いたヤツ、絶対に見つけ出す」
「同じクラスの子だろうね~。なんかあったら嫌だから、俺も協力するね。ひなちゃん」
「靴箱って、また同じことやりそうだよな?」
「そうだね。ひなちゃんが言い返せない子なのも分かってやってそう。蒼太、気の強い女の子グループとかある?」
「……どうだろ。俺、あんまり女子のことわかんない」
「ええ~……いいよ、じゃあそういうのは千明に聞くから」
玄関で準備をしている短い時間に、蒼太と紫音はテキパキと話を進めている。
スマートフォンでなにやらトトトトと入力している紫音くんは、もしかして千明くんに連絡してたり……!?
「あのっ、えっと……わたしの問題だから……」
なんと言っていいのかわからない。
蒼太くんと千明くんに近づくなと言われているのに、こうして前より親しくしていたら、今度は何をされるかわからなてこわいという気持ちもある。
でも、屈したくない。
ふたつの気持ちがぐるぐると頭の中を巡って、どうしたらいいかわからない。
「俺と千明の名前が出てるんだから、無関係ではないだろ」
「蒼太くん……」
「それに、人が挑戦している所を笑うやつは許せないから。誰がこんなこと言ってるのか、個人的に知りたいだけだから気にすんな」
蒼太くんにしょげた頭をぽんぽんと撫でられる。
「じゃ、行こうね。ひなちゃんには味方がいっぱいいるってとこ、見せつけよう!」
紫音くんの明るくて優しい声が背中を押す。
一緒に登校してくれるのは、そのためなんだ。
「ふたりとも……ありがとう……」
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前向きに。
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