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3章 うれしはずかし新生活
26 自分の気持ちと向き合ってみよう
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◇
間違ってカインズさんの部屋に行ってから、多少の気まずさはあるものの概ねいつも通り過ごしていた。
幸い、ワンコの姿に戻ることはなかったので、カインズさんが狩りやクエストで外出している間、あたしとミムルちゃんで家事をしたり、お茶をしたりお菓子を作ったりして、時々シュリーがそれに混ざるといった感じだった。
あれからカインズさんと二人きりになるという事がほとんどないので、“好きだ”とか“初めてを含めた全部が欲しい”という告白の返事を一切しないまま、時間だけが過ぎている状態だ。
(うぅ……このまま返事しないってのはナシだよね。
でも、カインズさんの事が好きかどうかって言うと、嫌いじゃないけど好きかどうかはわからないし……)
キスやそれ以上の事をされておいて、好きかどうかわからないのもどうかと思うけど、わからないモノはわからない。
でも、嫌いではない。……だから、好きなんだとは思う。
だけど……―――――――――――
「抱かれたいかどうかって言うと、わからないんだよなぁ……というか、アレ以上に恥ずかしい事なんてあたしには無理だよ‥‥」
「恥ずかしい事って、気持ち良い事?」
「うぅ…気持ち、良かったけど…それ以上に恥ずかしい……」
「触れられるのはイヤではないの?」
「うん、イヤではな……―――――――――え?」
「ふふっ、カインズも完全に脈ナシではないみたいね~」
「シュ、シュリーっ??!!いつの間に……」
「ついさっきよ♪クランベのジャムを作ったからおすそ分けに来たの☆
そしたら、ミカヅキが悩んでるみたいだったからつい、ね♪」
「うぅぅぅ……聞かなかったことにしてぇぇぇ」
「それは無理♪むしろ、何か悩んでるならあたしに全部話してスッキリさせちゃいなさい!」
「それもそっか……とりあえず今お茶入れてくるね」
現在ミムルちゃんはリビングにある大きなクッションの上でお昼寝中で、あたしは台所でお菓子を作りつつ晩ご飯をどうしようかなと考えていた。
……考えていたはずなんだけど、だんだん全然別の事を考え始めちゃったんだよね。
だいぶ使い慣れてきた台所で、シュリーのお茶と、作り置きのナッツ入りスコーンを用意した。
名前が少し違うけど、知ってる食材が結構あったのでいろいろ記憶を辿りながらお菓子やご飯を作っているのだ。
砂糖は普通の調味料に比べて少し高いので、お菓子で甘さが欲しいときは蜂蜜を用いることが多く、今日のナッツ入りスコーンも蜂蜜をたっぷりかけている。
「んん~~~~♡ミカヅキの作るお菓子ってホントに美味しくて大好きっ!!!」
「ふふっ、喜んでもらえたみたいで嬉しい」
年齢も近かったシュリーとは打ち解けるのが早かった。
美人で強くて人妻なのに、全然気取ったところがなくサバサバして話しやすい、それがシュリーだ。
「あ、そうだ。今更になっちゃうけど、服とか下着とか、買ってくれてありがとう。どれもサイズピッタリで可愛くて、すごく助かったよ」
「気に入ってもらえたなら良かったわ~。服は私と同じサイズみたいだったから、ミカヅキに似合いそうなモノや着て欲しいモノを買ったの♪でも、下着はカインズに言われたサイズのものを買っただけよ」
「……え?」
「ふふっ、カインズってばある程度触れたら女性の胸のサイズがわかるっていう変な特技を持ってるのよ♪一体どんな状況で触られたのかしら?」
「……え、いやっ、その……」
(なんだその特技っ!!初耳なんですけどっ???!!!
胸に触れられた状況って、もしかしなくても買い物に行ったあの路地裏の時……??)
買い物に出かけた日、ハンスさんのお店を始めとしてあらぬ誤解をされ、恥ずかしくて建物の間の奥まった場所でカインズさんにされたアレコレが一気に思い出されて顔がボンッと赤くなる。
「あらあら、カインズに抱かれた時の事でも思い出しちゃった?」
「違っ……カインズさんがあたしはまだ処女だって……あ…」
「あら、カインズがそう言ったの??どうやってミカヅキが処女だって確認したのかしら?」
「あぅ……えっと、その……」
「ほら、悩みも含めて全部吐き出しちゃいなさい!教えてくれないならカインズに直接聞くわよ?」
「わっ、わかった!全部話すから!!だからカインズさんに聞いたりしないでぇぇぇ!」
シュリーの押しに負けて結局全部洗いざらい話す事にした。
別の世界で…というのを避ければ意外と何を話しても問題ないらしい。
初めての彼氏との経験がトラウマだったけど実は処女のままだった事、寝ぼけてカインズさんのベッドに入っていろいろされた時にわかった事、告白されて処女も欲しいとは言われたものの無理矢理抱くような真似はしなかった事など、生々しい部分を避けてシュリーに話した。
「ふ~ん…カインズってば、本当にミカヅキに惚れてるのね」
「へ?!なっ、何でそんな……」
「だって、ハンスさんからも聞いたんでしょ”昔は大分やんちゃだった”って」
「それは…聞いた……」
「あくまで私の予想だけど、カインズは”恋愛”よりも”快楽”に目覚めちゃって、とにかく女の子を抱きたかったんでしょうね。私やランスと知り合った頃は少し落ち着いたのか、欲求不満になった時だけ娼館に行ったりその町でナンパしてきた女と一夜限りを過ごすくらいだったわ。……ミカヅキはそんなカインズを軽蔑する?」
予想していた通りの話で少しだけチクリとするけど、初めての彼や周りの友人から聞いた話でも、したい人は本当に毎日でもえっちしたいみたいな事を言ってたから、”今のカインズさん”じゃないなら答えは”NO”だ。
「そんな、軽蔑なんて……カインズさんはカッコいいし優しいから、女性にモテるのは当然だもん」
「優しい、ねぇ……私が知ってる限りでは、カインズは欲を満たすためだけの相手に優しくなんてしないわよ。
だって、”後腐れがあるとめんどくさい”って、コトが済んだら宿に戻って来てたし」
「え……」
「だから、ミカヅキに優しく接したり、”抱きたい”って思ってるのに気遣って最後までしなかったりする思いやりを見せるカインズは、ミカヅキの事、本当に好きなんだと思う。……もしかしたら初恋なんじゃないかしら?」
「……初、恋?」
(もし、本当にそうだとしたら嬉しい。
……あれ?”嬉しい”って……どうして嬉しいんだろう??)
「今はミムルが第一みたいだし、欲求不満でも娼館に行ってないみたいよ。そんな時に好きな子が間違えたとはいえ同じベッドに入ってきたら、そりゃ手を出したくもなるでしょ☆」
「!!!」
「カインズは、多少スケベなトコロはあるけど、信用できる良い奴よ。それは私が保証する。
だから、今すぐじゃなくて良いから恥ずかしいって避けたりしないで、ちゃんとカインズと向き合って考えてあげて欲しい」
「シュリー……」
「どんな結論を出しても、私はミカヅキの味方よ。だから、焦らずにじっくりと考えてみて☆」
「うん……ありがと、シュリー……大好き」
「ふふっ、私も大好きよ♡」
(ぎゅう)
「!!……ミムルちゃん!いつの間に??」
「ふふっ、ミムルもミカヅキの味方みたいよ」
「(こくり)」
「ミムルちゃん……うん、ありがとう!あたし、頑張るね!!」
「(ぼそっ)ま、行為を受け入れてる時点でミカヅキも好きなんだろうけど……」
「ん?シュリー、なんか言った?」
「ううん、ミカヅキは今夜はどんなご飯作るのかなぁって」
「ん~…そうだなぁ……」
いつの間にか起きて抱きしめてきたミムルちゃんと、話を聞いてくれたシュリーに励まされ、逃げずにちゃんとカインズさんと向き合って考えようと決心できた。
あたし自身、恋愛についてはわからない事だらけだけど、まずはカインズさんを見てそしてたくさん話して、気持ちを見極めてみようと思います!
間違ってカインズさんの部屋に行ってから、多少の気まずさはあるものの概ねいつも通り過ごしていた。
幸い、ワンコの姿に戻ることはなかったので、カインズさんが狩りやクエストで外出している間、あたしとミムルちゃんで家事をしたり、お茶をしたりお菓子を作ったりして、時々シュリーがそれに混ざるといった感じだった。
あれからカインズさんと二人きりになるという事がほとんどないので、“好きだ”とか“初めてを含めた全部が欲しい”という告白の返事を一切しないまま、時間だけが過ぎている状態だ。
(うぅ……このまま返事しないってのはナシだよね。
でも、カインズさんの事が好きかどうかって言うと、嫌いじゃないけど好きかどうかはわからないし……)
キスやそれ以上の事をされておいて、好きかどうかわからないのもどうかと思うけど、わからないモノはわからない。
でも、嫌いではない。……だから、好きなんだとは思う。
だけど……―――――――――――
「抱かれたいかどうかって言うと、わからないんだよなぁ……というか、アレ以上に恥ずかしい事なんてあたしには無理だよ‥‥」
「恥ずかしい事って、気持ち良い事?」
「うぅ…気持ち、良かったけど…それ以上に恥ずかしい……」
「触れられるのはイヤではないの?」
「うん、イヤではな……―――――――――え?」
「ふふっ、カインズも完全に脈ナシではないみたいね~」
「シュ、シュリーっ??!!いつの間に……」
「ついさっきよ♪クランベのジャムを作ったからおすそ分けに来たの☆
そしたら、ミカヅキが悩んでるみたいだったからつい、ね♪」
「うぅぅぅ……聞かなかったことにしてぇぇぇ」
「それは無理♪むしろ、何か悩んでるならあたしに全部話してスッキリさせちゃいなさい!」
「それもそっか……とりあえず今お茶入れてくるね」
現在ミムルちゃんはリビングにある大きなクッションの上でお昼寝中で、あたしは台所でお菓子を作りつつ晩ご飯をどうしようかなと考えていた。
……考えていたはずなんだけど、だんだん全然別の事を考え始めちゃったんだよね。
だいぶ使い慣れてきた台所で、シュリーのお茶と、作り置きのナッツ入りスコーンを用意した。
名前が少し違うけど、知ってる食材が結構あったのでいろいろ記憶を辿りながらお菓子やご飯を作っているのだ。
砂糖は普通の調味料に比べて少し高いので、お菓子で甘さが欲しいときは蜂蜜を用いることが多く、今日のナッツ入りスコーンも蜂蜜をたっぷりかけている。
「んん~~~~♡ミカヅキの作るお菓子ってホントに美味しくて大好きっ!!!」
「ふふっ、喜んでもらえたみたいで嬉しい」
年齢も近かったシュリーとは打ち解けるのが早かった。
美人で強くて人妻なのに、全然気取ったところがなくサバサバして話しやすい、それがシュリーだ。
「あ、そうだ。今更になっちゃうけど、服とか下着とか、買ってくれてありがとう。どれもサイズピッタリで可愛くて、すごく助かったよ」
「気に入ってもらえたなら良かったわ~。服は私と同じサイズみたいだったから、ミカヅキに似合いそうなモノや着て欲しいモノを買ったの♪でも、下着はカインズに言われたサイズのものを買っただけよ」
「……え?」
「ふふっ、カインズってばある程度触れたら女性の胸のサイズがわかるっていう変な特技を持ってるのよ♪一体どんな状況で触られたのかしら?」
「……え、いやっ、その……」
(なんだその特技っ!!初耳なんですけどっ???!!!
胸に触れられた状況って、もしかしなくても買い物に行ったあの路地裏の時……??)
買い物に出かけた日、ハンスさんのお店を始めとしてあらぬ誤解をされ、恥ずかしくて建物の間の奥まった場所でカインズさんにされたアレコレが一気に思い出されて顔がボンッと赤くなる。
「あらあら、カインズに抱かれた時の事でも思い出しちゃった?」
「違っ……カインズさんがあたしはまだ処女だって……あ…」
「あら、カインズがそう言ったの??どうやってミカヅキが処女だって確認したのかしら?」
「あぅ……えっと、その……」
「ほら、悩みも含めて全部吐き出しちゃいなさい!教えてくれないならカインズに直接聞くわよ?」
「わっ、わかった!全部話すから!!だからカインズさんに聞いたりしないでぇぇぇ!」
シュリーの押しに負けて結局全部洗いざらい話す事にした。
別の世界で…というのを避ければ意外と何を話しても問題ないらしい。
初めての彼氏との経験がトラウマだったけど実は処女のままだった事、寝ぼけてカインズさんのベッドに入っていろいろされた時にわかった事、告白されて処女も欲しいとは言われたものの無理矢理抱くような真似はしなかった事など、生々しい部分を避けてシュリーに話した。
「ふ~ん…カインズってば、本当にミカヅキに惚れてるのね」
「へ?!なっ、何でそんな……」
「だって、ハンスさんからも聞いたんでしょ”昔は大分やんちゃだった”って」
「それは…聞いた……」
「あくまで私の予想だけど、カインズは”恋愛”よりも”快楽”に目覚めちゃって、とにかく女の子を抱きたかったんでしょうね。私やランスと知り合った頃は少し落ち着いたのか、欲求不満になった時だけ娼館に行ったりその町でナンパしてきた女と一夜限りを過ごすくらいだったわ。……ミカヅキはそんなカインズを軽蔑する?」
予想していた通りの話で少しだけチクリとするけど、初めての彼や周りの友人から聞いた話でも、したい人は本当に毎日でもえっちしたいみたいな事を言ってたから、”今のカインズさん”じゃないなら答えは”NO”だ。
「そんな、軽蔑なんて……カインズさんはカッコいいし優しいから、女性にモテるのは当然だもん」
「優しい、ねぇ……私が知ってる限りでは、カインズは欲を満たすためだけの相手に優しくなんてしないわよ。
だって、”後腐れがあるとめんどくさい”って、コトが済んだら宿に戻って来てたし」
「え……」
「だから、ミカヅキに優しく接したり、”抱きたい”って思ってるのに気遣って最後までしなかったりする思いやりを見せるカインズは、ミカヅキの事、本当に好きなんだと思う。……もしかしたら初恋なんじゃないかしら?」
「……初、恋?」
(もし、本当にそうだとしたら嬉しい。
……あれ?”嬉しい”って……どうして嬉しいんだろう??)
「今はミムルが第一みたいだし、欲求不満でも娼館に行ってないみたいよ。そんな時に好きな子が間違えたとはいえ同じベッドに入ってきたら、そりゃ手を出したくもなるでしょ☆」
「!!!」
「カインズは、多少スケベなトコロはあるけど、信用できる良い奴よ。それは私が保証する。
だから、今すぐじゃなくて良いから恥ずかしいって避けたりしないで、ちゃんとカインズと向き合って考えてあげて欲しい」
「シュリー……」
「どんな結論を出しても、私はミカヅキの味方よ。だから、焦らずにじっくりと考えてみて☆」
「うん……ありがと、シュリー……大好き」
「ふふっ、私も大好きよ♡」
(ぎゅう)
「!!……ミムルちゃん!いつの間に??」
「ふふっ、ミムルもミカヅキの味方みたいよ」
「(こくり)」
「ミムルちゃん……うん、ありがとう!あたし、頑張るね!!」
「(ぼそっ)ま、行為を受け入れてる時点でミカヅキも好きなんだろうけど……」
「ん?シュリー、なんか言った?」
「ううん、ミカヅキは今夜はどんなご飯作るのかなぁって」
「ん~…そうだなぁ……」
いつの間にか起きて抱きしめてきたミムルちゃんと、話を聞いてくれたシュリーに励まされ、逃げずにちゃんとカインズさんと向き合って考えようと決心できた。
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