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10章 延引された結婚式
待ち望んでいた結婚式
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◇
「まま、おっきなのー」
「ぱぱー、ねーねきてゆのよー」
「・・・ん、レオン・・・サクラ、もう朝・・・?」
双子にゆさゆさと起こされ、身体を起こそうとしたところでぐいっと引っぱられ、またベッドに戻された。
「ぅわっ、エル?!起きようとしただけなのになんで・・・」
「お前、自分がどんな格好してるのかわかっているのか?」
「え?自分の格好って・・・!!!!!」
布団の中を見ると、何も身につけていない状態だった。
あれ?昨日ちゃんとネグリジェ着て寝たはずだよね?!
「レオン、サクラ。マゼンダが来てるんだろう?すぐに行くから先に行っててくれるか?」
「「あいっ」」
両手をピシッと上げて、良い返事をしてから双子達は寝室を出て行った。
「ったく、お前は・・・昨日眠れないと言うから、俺が寝かせてやったと言うのに・・・」
「・・・ソウデシタ。でも、別にあんな寝かしつけ方しなくたって・・・」
「くくっ、方法がどうであれぐっすり眠れた上にしっかり回復してるだろう?」
「うぐっ」
昨夜は緊張やら興奮やらで眠れず、ぐっすり眠れる植物とかあったよなぁと思ってエルに相談したら、違う方法で眠りについた・・・というか気を失い、回復魔法と妖精の粉で今はすっかり回復したあたしです。
「せっかく今日のために準備してきたのだ。さっさと起きて準備を始めるぞ」
「うん、そうだね!」
今日は待ちに待ったあたしとエルの結婚式。
先程双子達が、すでにマゼンダさんが来てる事を教えてくれたから、あたし達は軽く朝食を済ませたらすぐに準備を開始する予定だ。
「おはようございます。マゼンダさん、遅くなってすみません」
「あらおはよう、サーヤちゃん、エリュシオン。朝食はテーブルの上に用意してるから先に食べてね。大丈夫よ、あたしはこれからミナト様のヘアセットさせて貰うから♪」
リビングにいたマゼンダさんは、あたし達が起きるまで他の人達のヘアセットをしていたらしく、今はミナトちゃんのヘアセットをしようとしているようだ。
「いや~ん、ホントに好きにセットして良いんですか?」
「うん!・・・ホントはね、サーヤままとおなじがいいの。でもね、きょうはサーヤまま、とくべつなひだから、サクたんといっしょにすゆの。・・・いい?」
「きゃ~~~~♡♡もちろん良いに決まってるじゃないですかっ!任せて下さい!2人共可愛く仕上げて見せますわ!!」
「ミナたんと、おしょろ~♪」
天使の発言がマジ天使でもう尊過ぎてツライ・・・そしてあたしの語彙力がもうおかしい。
まだ結婚式も始まってないのに、こんなテンションの主役って大丈夫なのか・・・?
サクラもミナトちゃんとお揃いに興奮してぴょんぴょん跳ねて超可愛いし、もう主役は天使達で良いんじゃないかな?
「サーヤちゃん、エリュシオン、おはよ~♡♡」
「おはようございます。うわぁ・・・皆さんのドレス姿、素敵ですね・・・」
「ふふっ、久しぶりにマゼンダのお店に行ってきたの。ドレスを着るなんていつぶりかしらね」
「いつも動きやすい服ばかりだから、私はちょっと落ち着かないけどね」
マデリーヌさんとノルンさんとフランさんは、マゼンダさんのお店のドレスを色違いのお揃いで着ているようだ。
ドレスの両サイドが瞳と同系色で、中央部分だけホワイトのレースやフリルでシックにまとまったチューブトップのドレスで、マデリーヌさんはロイヤルブルーのAラインワンピース、ノルンさんは深緑色のマーメイドライン、フランさんは琥珀色のストレートラインで、華美なアクセサリーは一切付けていない。
元が凄く美人だから、それだけでとても絵になっている。
セイルとベルナートさんもシャツにトラウザーズという格好で、セイルがモスグリーン、ベルナートさんがワインレッドのロングジャケットを後程羽織るようだ。
「堅苦しいのは好きじゃないけど、今日は特別だよ☆」
「首がちょっと苦しいけど、これ着たらサーヤが喜ぶって言うから・・・」
普段めったに着飾らない2人までもが結婚式に合わせてくれている。
精霊さん達にはもちろん結婚式なんて風習ないから、皆がこうして合わせてくれるだけでもすごく嬉しかった。
「やだもう・・・皆の素敵な恰好見たらもう満足してきた。すでに泣きそう・・・」
「はは☆主役が着飾らないでどうするの♪」
「俺、サーヤのドレス姿すごく楽しみにしてたんだ。黒曜石にしっかり残しておくからね」
「ほら、バカなこと言ってないで俺の準備が終わったら最後はお前の準備だぞ、サーヤ」
いつの間にかミナトちゃん達や双子の準備も終わり、先に食事を終えていたエルが準備のため退室した。
あたしとエルは、別室でセットしてからそのまま本番直前まで待機なので、皆と次に会うのは結婚式が始まってからだ。
ちなみに、レオンとサクラもあたしやエルと一緒に皆の前に出る予定のため、すでにこの場にはいない。
「ふふっ、結婚式はハルバードとパレードもしたけれど、こういう庭でやるのも素敵よねん♡」
「そうね、まさか庭をあんな風に使うなんて思わなかったわ」
「あぁ、精霊も妖精も楽しそうに準備して、仕上がりもとても満足そうだったよ」
「そうなんですか?あたし、まだ会場見てないからわからないんですけど、早く見てみたいです!」
「あれ?サーヤはまだ庭の会場見てないの?」
「うん。アレク兄様に「完成を楽しみにしてて」って、1週間前から庭への出入りを禁止されたの」
「ふふっ、アレクらしいね☆」
結局アレク兄様メインで準備になってから、会場にしても食事にしても、希望を聞かれる事はあっても最終的にどうなったのかを教えられる事はなかったので、結婚式なのにサプライズパーティみたいな状態だ。
来てくれた人に渡すお菓子を用意したものの、それもアレク兄様に預けているので、どのように配られるかも実はわかっていない。
「サーヤちゃん、エリュシオンの準備が終わったからこっちの部屋に来てちょうだい」
「あ、はーい」
リビングにいる皆に見送られてから、エルや双子達の待つ2階の寝室へ行く。
結局この部屋が一番広くて、設備も整ってるし待機に一番向いているのだ。
「ままっ!みてみて~」
「くーもみて~♪」
ウェディングドレス同様に、虹色に染められたスーツとワンピースを着たレオンとサクラ。
サクラはツインテールで、レオンは少し伸びた髪をエルと同じく後ろで結んでいる。
準備を終えたタキシード姿のエルは、いつも無造作な前髪をちょっと垂らして後ろでポニーテールにしていた。
いつもカッコいいし、以前の正装姿もすごくカッコ良かったけど、今回はそれ以上に破壊力が抜群でとても直視できない。
「・・・おい。なぜこっちを見ない」
「ごめんなさい。許して・・・カッコ良すぎて直視できません・・・絶対ムリ」
「・・・」
「ぷっ、はははっ・・・サーヤちゃんってばホントにエリュシオンの事大好きなのね~。ほらほら、サーヤちゃんはこっちへいらっしゃい」
なるべくエルを直視しないよう配慮されながら、鏡台の前に誘導されていよいよメイクから準備開始だ。
普段はナチュラルメイクかすっぴんで過ごす事も多いので、こうしてきちんとメイクしてもらうのは凄くドキドキする。
魔法のようにあっという間にメイクが終わり、ウェディングドレスに着替えたらいよいよ準備完了である。
「エリュシオンから今のところ妊娠の心配はないって聞いてるから、ハイウェストで少し絞ってスッキリ見せましょう♪」
相変わらず恥ずかしい事をサラッと伝えている事にツッコみたいけど、同時に結婚式まで避妊してくれていたんだと嬉しいような残念なような複雑な気持ちになった。
「あぁ、心配せずとも近いうちにサーヤは妊娠す・・・」
「だぁぁぁぁぁぁっ!!!そういう事は声に出して言わないのっ!!!!」
「あらあら、それは楽しみだわね~♪」
「ちょっ、マゼンダさんっ??!!」
マゼンダさんがレオンとサクラに、「あなた達にもそのうち兄弟ができるわね~♪」と言いながらウェディングドレスを用意している間、あたしは一人、今夜からの避妊解禁(?)と魔王様の本気に戦慄していた。
「まま、おっきなのー」
「ぱぱー、ねーねきてゆのよー」
「・・・ん、レオン・・・サクラ、もう朝・・・?」
双子にゆさゆさと起こされ、身体を起こそうとしたところでぐいっと引っぱられ、またベッドに戻された。
「ぅわっ、エル?!起きようとしただけなのになんで・・・」
「お前、自分がどんな格好してるのかわかっているのか?」
「え?自分の格好って・・・!!!!!」
布団の中を見ると、何も身につけていない状態だった。
あれ?昨日ちゃんとネグリジェ着て寝たはずだよね?!
「レオン、サクラ。マゼンダが来てるんだろう?すぐに行くから先に行っててくれるか?」
「「あいっ」」
両手をピシッと上げて、良い返事をしてから双子達は寝室を出て行った。
「ったく、お前は・・・昨日眠れないと言うから、俺が寝かせてやったと言うのに・・・」
「・・・ソウデシタ。でも、別にあんな寝かしつけ方しなくたって・・・」
「くくっ、方法がどうであれぐっすり眠れた上にしっかり回復してるだろう?」
「うぐっ」
昨夜は緊張やら興奮やらで眠れず、ぐっすり眠れる植物とかあったよなぁと思ってエルに相談したら、違う方法で眠りについた・・・というか気を失い、回復魔法と妖精の粉で今はすっかり回復したあたしです。
「せっかく今日のために準備してきたのだ。さっさと起きて準備を始めるぞ」
「うん、そうだね!」
今日は待ちに待ったあたしとエルの結婚式。
先程双子達が、すでにマゼンダさんが来てる事を教えてくれたから、あたし達は軽く朝食を済ませたらすぐに準備を開始する予定だ。
「おはようございます。マゼンダさん、遅くなってすみません」
「あらおはよう、サーヤちゃん、エリュシオン。朝食はテーブルの上に用意してるから先に食べてね。大丈夫よ、あたしはこれからミナト様のヘアセットさせて貰うから♪」
リビングにいたマゼンダさんは、あたし達が起きるまで他の人達のヘアセットをしていたらしく、今はミナトちゃんのヘアセットをしようとしているようだ。
「いや~ん、ホントに好きにセットして良いんですか?」
「うん!・・・ホントはね、サーヤままとおなじがいいの。でもね、きょうはサーヤまま、とくべつなひだから、サクたんといっしょにすゆの。・・・いい?」
「きゃ~~~~♡♡もちろん良いに決まってるじゃないですかっ!任せて下さい!2人共可愛く仕上げて見せますわ!!」
「ミナたんと、おしょろ~♪」
天使の発言がマジ天使でもう尊過ぎてツライ・・・そしてあたしの語彙力がもうおかしい。
まだ結婚式も始まってないのに、こんなテンションの主役って大丈夫なのか・・・?
サクラもミナトちゃんとお揃いに興奮してぴょんぴょん跳ねて超可愛いし、もう主役は天使達で良いんじゃないかな?
「サーヤちゃん、エリュシオン、おはよ~♡♡」
「おはようございます。うわぁ・・・皆さんのドレス姿、素敵ですね・・・」
「ふふっ、久しぶりにマゼンダのお店に行ってきたの。ドレスを着るなんていつぶりかしらね」
「いつも動きやすい服ばかりだから、私はちょっと落ち着かないけどね」
マデリーヌさんとノルンさんとフランさんは、マゼンダさんのお店のドレスを色違いのお揃いで着ているようだ。
ドレスの両サイドが瞳と同系色で、中央部分だけホワイトのレースやフリルでシックにまとまったチューブトップのドレスで、マデリーヌさんはロイヤルブルーのAラインワンピース、ノルンさんは深緑色のマーメイドライン、フランさんは琥珀色のストレートラインで、華美なアクセサリーは一切付けていない。
元が凄く美人だから、それだけでとても絵になっている。
セイルとベルナートさんもシャツにトラウザーズという格好で、セイルがモスグリーン、ベルナートさんがワインレッドのロングジャケットを後程羽織るようだ。
「堅苦しいのは好きじゃないけど、今日は特別だよ☆」
「首がちょっと苦しいけど、これ着たらサーヤが喜ぶって言うから・・・」
普段めったに着飾らない2人までもが結婚式に合わせてくれている。
精霊さん達にはもちろん結婚式なんて風習ないから、皆がこうして合わせてくれるだけでもすごく嬉しかった。
「やだもう・・・皆の素敵な恰好見たらもう満足してきた。すでに泣きそう・・・」
「はは☆主役が着飾らないでどうするの♪」
「俺、サーヤのドレス姿すごく楽しみにしてたんだ。黒曜石にしっかり残しておくからね」
「ほら、バカなこと言ってないで俺の準備が終わったら最後はお前の準備だぞ、サーヤ」
いつの間にかミナトちゃん達や双子の準備も終わり、先に食事を終えていたエルが準備のため退室した。
あたしとエルは、別室でセットしてからそのまま本番直前まで待機なので、皆と次に会うのは結婚式が始まってからだ。
ちなみに、レオンとサクラもあたしやエルと一緒に皆の前に出る予定のため、すでにこの場にはいない。
「ふふっ、結婚式はハルバードとパレードもしたけれど、こういう庭でやるのも素敵よねん♡」
「そうね、まさか庭をあんな風に使うなんて思わなかったわ」
「あぁ、精霊も妖精も楽しそうに準備して、仕上がりもとても満足そうだったよ」
「そうなんですか?あたし、まだ会場見てないからわからないんですけど、早く見てみたいです!」
「あれ?サーヤはまだ庭の会場見てないの?」
「うん。アレク兄様に「完成を楽しみにしてて」って、1週間前から庭への出入りを禁止されたの」
「ふふっ、アレクらしいね☆」
結局アレク兄様メインで準備になってから、会場にしても食事にしても、希望を聞かれる事はあっても最終的にどうなったのかを教えられる事はなかったので、結婚式なのにサプライズパーティみたいな状態だ。
来てくれた人に渡すお菓子を用意したものの、それもアレク兄様に預けているので、どのように配られるかも実はわかっていない。
「サーヤちゃん、エリュシオンの準備が終わったからこっちの部屋に来てちょうだい」
「あ、はーい」
リビングにいる皆に見送られてから、エルや双子達の待つ2階の寝室へ行く。
結局この部屋が一番広くて、設備も整ってるし待機に一番向いているのだ。
「ままっ!みてみて~」
「くーもみて~♪」
ウェディングドレス同様に、虹色に染められたスーツとワンピースを着たレオンとサクラ。
サクラはツインテールで、レオンは少し伸びた髪をエルと同じく後ろで結んでいる。
準備を終えたタキシード姿のエルは、いつも無造作な前髪をちょっと垂らして後ろでポニーテールにしていた。
いつもカッコいいし、以前の正装姿もすごくカッコ良かったけど、今回はそれ以上に破壊力が抜群でとても直視できない。
「・・・おい。なぜこっちを見ない」
「ごめんなさい。許して・・・カッコ良すぎて直視できません・・・絶対ムリ」
「・・・」
「ぷっ、はははっ・・・サーヤちゃんってばホントにエリュシオンの事大好きなのね~。ほらほら、サーヤちゃんはこっちへいらっしゃい」
なるべくエルを直視しないよう配慮されながら、鏡台の前に誘導されていよいよメイクから準備開始だ。
普段はナチュラルメイクかすっぴんで過ごす事も多いので、こうしてきちんとメイクしてもらうのは凄くドキドキする。
魔法のようにあっという間にメイクが終わり、ウェディングドレスに着替えたらいよいよ準備完了である。
「エリュシオンから今のところ妊娠の心配はないって聞いてるから、ハイウェストで少し絞ってスッキリ見せましょう♪」
相変わらず恥ずかしい事をサラッと伝えている事にツッコみたいけど、同時に結婚式まで避妊してくれていたんだと嬉しいような残念なような複雑な気持ちになった。
「あぁ、心配せずとも近いうちにサーヤは妊娠す・・・」
「だぁぁぁぁぁぁっ!!!そういう事は声に出して言わないのっ!!!!」
「あらあら、それは楽しみだわね~♪」
「ちょっ、マゼンダさんっ??!!」
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