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446.冒険者ギルド
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「早速お出ましだ」
スクリーンの映像が切り替わり、冒険者ギルドに男が一人入って来る様子が映される。
『ここは何かの店なのか?』
男が周囲を見回す遠景に、いつの間にか元の席に着いているゴーレムが映る。
この時を見計らったようにそのゴーレムが動く。
『お、美人発見!』
ゴーレムの動きに気付かない男はカウンターの向こうに美人を見た。これも勿論ゴーレムだが男が知る由もない。
そして光に集まる蛾のように男はカウンターへと吸い寄せられるのだが、一歩を踏み出そうとしたところで目の前を塞がれた。
『おい、ここはおめぇみてぇなヒョロ助が来る場所じゃねぇぞ?』
『ウザっ』
男は目の前を塞いだ大男には取り合わなかった。目指すはカウンターだ。
ところが胸元を掴まれた。ゴーレムだ。
『お家に帰ってママのおっぱいでもしゃぶってな』
『何だてめぇ……』
男は胸元を掴んで来る手を振り払うように、ゴーレムの胸元を殴りつける。
途端、ゴーレムは宙を飛び、テーブルや椅子を破壊しながらもんどり打って地に落ちた。
全くそんなつもりの無かった男は、目と口を真ん丸にした。
スクリーンの映像が切り替わり、冒険者ギルドに男が一人入って来る様子が映される。
『ここは何かの店なのか?』
男が周囲を見回す遠景に、いつの間にか元の席に着いているゴーレムが映る。
この時を見計らったようにそのゴーレムが動く。
『お、美人発見!』
ゴーレムの動きに気付かない男はカウンターの向こうに美人を見た。これも勿論ゴーレムだが男が知る由もない。
そして光に集まる蛾のように男はカウンターへと吸い寄せられるのだが、一歩を踏み出そうとしたところで目の前を塞がれた。
『おい、ここはおめぇみてぇなヒョロ助が来る場所じゃねぇぞ?』
『ウザっ』
男は目の前を塞いだ大男には取り合わなかった。目指すはカウンターだ。
ところが胸元を掴まれた。ゴーレムだ。
『お家に帰ってママのおっぱいでもしゃぶってな』
『何だてめぇ……』
男は胸元を掴んで来る手を振り払うように、ゴーレムの胸元を殴りつける。
途端、ゴーレムは宙を飛び、テーブルや椅子を破壊しながらもんどり打って地に落ちた。
全くそんなつもりの無かった男は、目と口を真ん丸にした。
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