魔☆かるちゃ～魔王はこたつで茶をすする～

７５１．小顔で幼児体型

　槍士もまたゴーレムキャベツを栽培した。
　生まれたのは小顔で幼児体型に近い美少女だった。

「こ、これは……」

　ゴーレムを見る槍士の声と手が震えた。
　思わずと言った風情で槍士がゴーレムに触れると、ゴーレムは目を瞑り口を噤んでピクンと反応した。

「ふあっふ……」

　槍士は奇妙な声を発しながらゴーレムを撫でる。ゴーレムはプルプルと震えた。
　どっくん。
　槍士の心臓が高鳴った。
　何かが芽生えたようだ。