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817.あれは天然
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「つまり、オリエさんは辛い修行をされたと?」
「したとも言えるが、してないとも言える」
「?」
魔王の説明にヒーラーは首を傾げるばかり。
「戦闘力を上げる修行はした筈だが、食物を魔力に変える修行はしていない。あれは天然だ」
「天然……。意図して食べ物を魔力に変換しているのではないと?」
「うむ」
「では意図的にするにはどうすれば?」
「判らぬ」
「はい? 魔王さんは意図してしているのではないのですか?」
「我も気付けばそうであった」
「ええ……。では辛い修行と言うのは?」
「オリエと肩を並べるほどに強くなれば自ずとそんな体質になるであろう」
「む、無理です……」
ヒーラーには自分がオリエと肩を並べるほどに強くなるビジョンがまるで見えなかった。
「したとも言えるが、してないとも言える」
「?」
魔王の説明にヒーラーは首を傾げるばかり。
「戦闘力を上げる修行はした筈だが、食物を魔力に変える修行はしていない。あれは天然だ」
「天然……。意図して食べ物を魔力に変換しているのではないと?」
「うむ」
「では意図的にするにはどうすれば?」
「判らぬ」
「はい? 魔王さんは意図してしているのではないのですか?」
「我も気付けばそうであった」
「ええ……。では辛い修行と言うのは?」
「オリエと肩を並べるほどに強くなれば自ずとそんな体質になるであろう」
「む、無理です……」
ヒーラーには自分がオリエと肩を並べるほどに強くなるビジョンがまるで見えなかった。
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