魔☆かるちゃ~魔王はこたつで茶をすする~

浜柔

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1053.ダンジョン民政局

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「ら、らめぇぇぇ!」

 剣士のゴーレムがカメラを構える前で、モトバに弄ばれたダンジョン民政局局長は一際大きな声を上げた後、気を失った。
 ここに居るのはモトバと局長とゴーレムだけ。男達は別室で待機している。

「し、しかし……、イジめるってどんな風にイジめるんだろうな?」

 自警団員の一人が興味を殺しきれない様子で恐る恐る口に出した。

「そ、そりゃあ、あのネエちゃんだったら、なあ?」
「お、おう……」

 自警団員達の妄想が捗るが、モトバの行為は彼らの想像を超えているのを彼らは知らない。
 剣士はそんな彼らを見ながら心の中で局長に向けて合掌した。
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