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第四七話 酷暑の影響
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「クソッ! クソッ! クソッ!」
イジン・ワルノメは頭を抱えていた。
これまでゴッツイ商会を追い落とすのを目標に形振り構わずやってきた。その甲斐も有り、つい最近にはゴッツイ商会の足下くらいは見えるまでになっていたのだ。ところが、今また大きく引き離されつつある。
それもこれも原因は虹の橋雑貨店だ。一月余り前から次々と新しい事をやり始めた。
まずは、出所不明の水の販売だ。その水は完全に無味無臭で、お茶にすればお茶の味がそのまま判ってしまうようなものだった。
次に、店内で不思議なランプを使い出した。ガラスに覆われたランプは外見からでは全く仕組みが判らなかった。
今にして思えば、この時点で探りを入れ始めたのでは一歩遅かったのだ。一人の少年の存在が浮かび上がった時には既に護衛が付いていた。
少年が草原で魔法のものと思われる炎を出していたと言う報告からも、井戸を掘った様子も仕入れている様子も無い事からも、売り出した水が魔法で出したものだろう事は推測できた。だが、どう言った魔法なのかが全く判らない。
魔法だけではない。ゴッツイ商会から売り出されたカレー粉も、元はと言えば虹の橋雑貨店が出どころだ。色や匂いから幾つかの香辛料は直ぐに判るのだが、それらだけを混ぜてもゴッツイ商会のカレー粉に遠く及ばないものしか出来なかった。
そして、今度はゴッツイ商会から照明が発売された。誰が見ても虹の橋雑貨店から情報が流れている。
「何故、ゴッツイ商会ばかり!」
口に出してみたところで答えは判りきっている。ゴッツイ商会と虹の橋雑貨店には昔から個人的な付き合いが有る事など、少し調べれば直ぐに判る。
目の前に転がっている分解された照明を見る。照明が発売される事を聞きつけると、直ぐに買いに行かせたものだ。ガラスを外してみれば中には光を放つコルク板が入っていた。これが魔法の正体である事に違いはない。だが、描かれている図形を模写させてみたが全く光らない。魔力を込めてみても、何処かに抜けていく感じしかしなかった。
だが、その糸口は火打ち石の板に有る筈だ。魔力を込めれば火打ち石の代わりになる板は問題なく使える。だが、この火打ち石の板自体、原理が判らない。調べさせているが成果はまだ無い。
悔しい事はまだ有る。利用できる形で得た唯一の情報でもある火打ち石の板は、コピー品を作ったが全く売れない。誰が売っているのか判らないように偽装はしているが、リスクだけで得るものが何もなかった。今考えれば売れる筈がないのだ。焦りで目が曇っていた事を自覚せざるを得ない。
ゴッツイ商会の動きも気になっているが、それとは関係ない所でも問題が一つ起きている。ここ暫くの酷暑のせいか、ワルノメ商会所有の炭坑で突然死が相次いだ。人の口に戸は立てられず、その事は既に噂にもなっている。これでは欠員の補充もままならない。
ただ、この件についてはゴッツイ商会所有の鉱山でも死者こそ無いものの倒れるものが居たとの報告が有る。そのために生産が滞ってもいると言う。
だからこれは好機でもある。先に問題を解決して、今度こそゴッツイ商会を出し抜くのだ。
◆
「やあ、ルゼ、今日も君は愛らしい」
ケメンがいつものようにポーズを取る。
「今日は何の用だい?」
ケメンの言葉をルゼは全く気にも留めない。僅かな沈黙が流れる。
その様子を近くで見ていたショウは何とも名状しがたい気持ちになった。自分であれば逃げ出してしまいそうな瞬間だ。しかし、ケメンには全く動じる様子がない。その強さには毎度の事ながら憧れずにいられない。
「累造君と約束があってね」
「じゃ、ちょっと待ってな」
ルゼが累造を呼びに行こうとするが、ケメンが呼び止める。
「一緒に奥に行かせて貰うよ」
「ん? あ、そっか」
ルゼは何かを思い出したらしい。約束でも有ったのだろう。
「ショウ、暫く頼むよ」
「へい」
ルゼの後ろ姿を見ながら日々が慌ただしく過ぎているのを感じる。だが、ショウのする事は今も以前と全く変わらない。その事に一時は取り残されている気分にもなったが、今はこれで良いのだと思い直した。何か新しい事を為そうとする当事者の傍には、変わらない生活を送りながらその様子を見守る存在も必要だろう。
そう考えてショウは記録を付け始めている。
「累造君、約束の品だよ」
ケメンは鋳物になったコンロの魔法陣を手渡した。
「ありがとうございます。どうにも仕事の早い人達ばかりで驚かされます」
累造が苦笑いを返す。
「そうかい?」
ケメンにとっては普通の事だった。
「早速、動かしてみてくれないか?」
「はい」
累造が魔法陣の設置に取り掛かる。
まずは魔法陣本体を竈の焚き口に入れる。次にボリュームを起動させて本体の横に置く。そして本体を起動する。
ここで違和感に気付いた。魔法陣本体の起動を、何故、竈に入れてから行ったのかが疑問だ。起動しただけでは炎が出ない筈なので、竈の外で起動すれば変に腕を焚き口に突っ込む必要も無い筈だ。
「累造君、何故、竈に入れてから魔法陣を起動したんだい?」
「あ、これは、ボリュームが横に無いと魔法が止まってしまうからです」
「魔法が止まる?」
「はい。実際に見た方が早いですね」
そう言うと、累造はスイッチを起動してコンロの横に置いた。魔法陣からは炎が噴き出す。そして火かき棒を使ってボリュームをずらしていく。すると、徐々に火が小さくなり、ついには消えてしまった。今度はボリュームを元の位置に戻す。だが、炎は噴き出さない。
「こうなると、もう一回魔法を起動しないと動かないんです」
「そう、なのか」
少し考え込んだ。今のままでは商品にならず、自宅で使うのも躊躇われる。何かにつけて累造を呼び出す訳にもいかないのだ。
「何か気になるのかい?」
首を傾げながら問うルゼに肩を竦めてみせる。
「このままじゃ、商品化ができないからね。その対応を考えていたんだよ」
直ぐにはその理由が分からないのか、ルゼが更に首を傾げた。
「累造君、そのボリュームと言うのが横に無いと火が点かなくなる理由って何だい?」
「これは、何か問題が有れば火が消えてしまった方が火事になる危険が減るかと思いまして」
「なるほど、安全のためなのか」
また少し考え込んだ。考えてみれば、簡単な事で火を噴き出すようなものを店頭に置ける訳がないのだ。商品化の方法はもっと練る必要が有るだろう。ゴッツイ家用に累造に起動して貰って帰ろうと思っていたのも考え直しである。
「ところで、ボリュームが無くても火が消えないようにはできるのかい?」
「それは、できます」
たまたまそう作ってそのままにしていただけで、ボリュームの最低限を零にしなければ良いのだと言う。
「では、こちらでももう少し考えておくから、累造君もボリュームが無くても火が消えないものを考えていてくれないかい?」
「判りました」
「話は変わるんだけどね、累造君は最近炭坑での突然死の事を知っているかい?」
「いいえ」
累造は首を傾げた。話が見えないのだ。
「何でも、労働者が突然ふらふらと倒れた後、高熱を出してそのまま亡くなってしまう事例が何件か有ったと言うんだよ」
ますます話が見えないが、熱射病で死亡したのだろうとの推測はできた。
「大雨の後に起きた事なんだけどね、実はゴッツイ商会の鉱山も他人事ではないんだ。水は好きなだけ飲めるようにしているのに、体調を崩す者が後を絶たなくてね。君は何か原因を知らないかい?」
ケメンは累造が不思議な知識を持っているのに気付いていて、その可能性に賭けて尋ねたのだと言う。
「ああ、それはこの間、あたしが死にかけたのと同じなんじゃないのかい?」
「なっ!」
ケメンが一瞬で蒼白になった。そして、ルゼの腕を掴んで揺さぶりつつ、必死の形相で問い詰める。
「ルゼ、死にかけたってどう言う事だい!? 身体は大丈夫なのかい!? 何処か悪い所は無いのかい!?」
「落ち着け! 大丈夫だから今お前の目の前に居るんだろ!」
ケメンがぽかんと目と口を開けて固まる。
「もう、何日も前の話だよ。累造のお陰で助かったんだ」
「そ、そうか……」
放心したように呟いた。
「多分、熱中症です」
ケメンが放心から立ち直るのを見計らって話す。以前チーナに説明したのと同じ話である。
「なるほど、塩か。ありがとう」
二割り増しの爽やかな笑顔だ。
「それにしても、この店みたいに涼しければそんな病気も起きないのだろうけどね」
そう言ったケメンが自分の言葉に驚いたように目を見開いた。この店は涼しすぎるのだ。
「もしかして、この店が涼しいのも累造君の仕業かい?」
五割り増しの爽やかな笑顔である。ここまでくると、笑顔を向けられた方は却って怖い。
「は、はあ……」
少し顔を引き攣らせながら答えた。
ケメンがずずずいっと迫る。
「それは、詳しく話を聞きたいものだね」
結局、ケメンは鉛筆書きの冷房の魔法陣一枚にぽんと一〇〇万ツウカを出し、スキップしそうな勢いで帰っていった。
ケメンを見送った後、累造が呟いた。
「ちょっと怖かったです」
「ああ、今のはちょっとな……」
ルゼ自身、ケメンの知られざる一面を見た思いだった。
◆
そして数日後、鉱山の問題でゴッツイ商会に逆に出し抜かれる形になったイジン・ワルノメは打ち拉がれた。
イジン・ワルノメは頭を抱えていた。
これまでゴッツイ商会を追い落とすのを目標に形振り構わずやってきた。その甲斐も有り、つい最近にはゴッツイ商会の足下くらいは見えるまでになっていたのだ。ところが、今また大きく引き離されつつある。
それもこれも原因は虹の橋雑貨店だ。一月余り前から次々と新しい事をやり始めた。
まずは、出所不明の水の販売だ。その水は完全に無味無臭で、お茶にすればお茶の味がそのまま判ってしまうようなものだった。
次に、店内で不思議なランプを使い出した。ガラスに覆われたランプは外見からでは全く仕組みが判らなかった。
今にして思えば、この時点で探りを入れ始めたのでは一歩遅かったのだ。一人の少年の存在が浮かび上がった時には既に護衛が付いていた。
少年が草原で魔法のものと思われる炎を出していたと言う報告からも、井戸を掘った様子も仕入れている様子も無い事からも、売り出した水が魔法で出したものだろう事は推測できた。だが、どう言った魔法なのかが全く判らない。
魔法だけではない。ゴッツイ商会から売り出されたカレー粉も、元はと言えば虹の橋雑貨店が出どころだ。色や匂いから幾つかの香辛料は直ぐに判るのだが、それらだけを混ぜてもゴッツイ商会のカレー粉に遠く及ばないものしか出来なかった。
そして、今度はゴッツイ商会から照明が発売された。誰が見ても虹の橋雑貨店から情報が流れている。
「何故、ゴッツイ商会ばかり!」
口に出してみたところで答えは判りきっている。ゴッツイ商会と虹の橋雑貨店には昔から個人的な付き合いが有る事など、少し調べれば直ぐに判る。
目の前に転がっている分解された照明を見る。照明が発売される事を聞きつけると、直ぐに買いに行かせたものだ。ガラスを外してみれば中には光を放つコルク板が入っていた。これが魔法の正体である事に違いはない。だが、描かれている図形を模写させてみたが全く光らない。魔力を込めてみても、何処かに抜けていく感じしかしなかった。
だが、その糸口は火打ち石の板に有る筈だ。魔力を込めれば火打ち石の代わりになる板は問題なく使える。だが、この火打ち石の板自体、原理が判らない。調べさせているが成果はまだ無い。
悔しい事はまだ有る。利用できる形で得た唯一の情報でもある火打ち石の板は、コピー品を作ったが全く売れない。誰が売っているのか判らないように偽装はしているが、リスクだけで得るものが何もなかった。今考えれば売れる筈がないのだ。焦りで目が曇っていた事を自覚せざるを得ない。
ゴッツイ商会の動きも気になっているが、それとは関係ない所でも問題が一つ起きている。ここ暫くの酷暑のせいか、ワルノメ商会所有の炭坑で突然死が相次いだ。人の口に戸は立てられず、その事は既に噂にもなっている。これでは欠員の補充もままならない。
ただ、この件についてはゴッツイ商会所有の鉱山でも死者こそ無いものの倒れるものが居たとの報告が有る。そのために生産が滞ってもいると言う。
だからこれは好機でもある。先に問題を解決して、今度こそゴッツイ商会を出し抜くのだ。
◆
「やあ、ルゼ、今日も君は愛らしい」
ケメンがいつものようにポーズを取る。
「今日は何の用だい?」
ケメンの言葉をルゼは全く気にも留めない。僅かな沈黙が流れる。
その様子を近くで見ていたショウは何とも名状しがたい気持ちになった。自分であれば逃げ出してしまいそうな瞬間だ。しかし、ケメンには全く動じる様子がない。その強さには毎度の事ながら憧れずにいられない。
「累造君と約束があってね」
「じゃ、ちょっと待ってな」
ルゼが累造を呼びに行こうとするが、ケメンが呼び止める。
「一緒に奥に行かせて貰うよ」
「ん? あ、そっか」
ルゼは何かを思い出したらしい。約束でも有ったのだろう。
「ショウ、暫く頼むよ」
「へい」
ルゼの後ろ姿を見ながら日々が慌ただしく過ぎているのを感じる。だが、ショウのする事は今も以前と全く変わらない。その事に一時は取り残されている気分にもなったが、今はこれで良いのだと思い直した。何か新しい事を為そうとする当事者の傍には、変わらない生活を送りながらその様子を見守る存在も必要だろう。
そう考えてショウは記録を付け始めている。
「累造君、約束の品だよ」
ケメンは鋳物になったコンロの魔法陣を手渡した。
「ありがとうございます。どうにも仕事の早い人達ばかりで驚かされます」
累造が苦笑いを返す。
「そうかい?」
ケメンにとっては普通の事だった。
「早速、動かしてみてくれないか?」
「はい」
累造が魔法陣の設置に取り掛かる。
まずは魔法陣本体を竈の焚き口に入れる。次にボリュームを起動させて本体の横に置く。そして本体を起動する。
ここで違和感に気付いた。魔法陣本体の起動を、何故、竈に入れてから行ったのかが疑問だ。起動しただけでは炎が出ない筈なので、竈の外で起動すれば変に腕を焚き口に突っ込む必要も無い筈だ。
「累造君、何故、竈に入れてから魔法陣を起動したんだい?」
「あ、これは、ボリュームが横に無いと魔法が止まってしまうからです」
「魔法が止まる?」
「はい。実際に見た方が早いですね」
そう言うと、累造はスイッチを起動してコンロの横に置いた。魔法陣からは炎が噴き出す。そして火かき棒を使ってボリュームをずらしていく。すると、徐々に火が小さくなり、ついには消えてしまった。今度はボリュームを元の位置に戻す。だが、炎は噴き出さない。
「こうなると、もう一回魔法を起動しないと動かないんです」
「そう、なのか」
少し考え込んだ。今のままでは商品にならず、自宅で使うのも躊躇われる。何かにつけて累造を呼び出す訳にもいかないのだ。
「何か気になるのかい?」
首を傾げながら問うルゼに肩を竦めてみせる。
「このままじゃ、商品化ができないからね。その対応を考えていたんだよ」
直ぐにはその理由が分からないのか、ルゼが更に首を傾げた。
「累造君、そのボリュームと言うのが横に無いと火が点かなくなる理由って何だい?」
「これは、何か問題が有れば火が消えてしまった方が火事になる危険が減るかと思いまして」
「なるほど、安全のためなのか」
また少し考え込んだ。考えてみれば、簡単な事で火を噴き出すようなものを店頭に置ける訳がないのだ。商品化の方法はもっと練る必要が有るだろう。ゴッツイ家用に累造に起動して貰って帰ろうと思っていたのも考え直しである。
「ところで、ボリュームが無くても火が消えないようにはできるのかい?」
「それは、できます」
たまたまそう作ってそのままにしていただけで、ボリュームの最低限を零にしなければ良いのだと言う。
「では、こちらでももう少し考えておくから、累造君もボリュームが無くても火が消えないものを考えていてくれないかい?」
「判りました」
「話は変わるんだけどね、累造君は最近炭坑での突然死の事を知っているかい?」
「いいえ」
累造は首を傾げた。話が見えないのだ。
「何でも、労働者が突然ふらふらと倒れた後、高熱を出してそのまま亡くなってしまう事例が何件か有ったと言うんだよ」
ますます話が見えないが、熱射病で死亡したのだろうとの推測はできた。
「大雨の後に起きた事なんだけどね、実はゴッツイ商会の鉱山も他人事ではないんだ。水は好きなだけ飲めるようにしているのに、体調を崩す者が後を絶たなくてね。君は何か原因を知らないかい?」
ケメンは累造が不思議な知識を持っているのに気付いていて、その可能性に賭けて尋ねたのだと言う。
「ああ、それはこの間、あたしが死にかけたのと同じなんじゃないのかい?」
「なっ!」
ケメンが一瞬で蒼白になった。そして、ルゼの腕を掴んで揺さぶりつつ、必死の形相で問い詰める。
「ルゼ、死にかけたってどう言う事だい!? 身体は大丈夫なのかい!? 何処か悪い所は無いのかい!?」
「落ち着け! 大丈夫だから今お前の目の前に居るんだろ!」
ケメンがぽかんと目と口を開けて固まる。
「もう、何日も前の話だよ。累造のお陰で助かったんだ」
「そ、そうか……」
放心したように呟いた。
「多分、熱中症です」
ケメンが放心から立ち直るのを見計らって話す。以前チーナに説明したのと同じ話である。
「なるほど、塩か。ありがとう」
二割り増しの爽やかな笑顔だ。
「それにしても、この店みたいに涼しければそんな病気も起きないのだろうけどね」
そう言ったケメンが自分の言葉に驚いたように目を見開いた。この店は涼しすぎるのだ。
「もしかして、この店が涼しいのも累造君の仕業かい?」
五割り増しの爽やかな笑顔である。ここまでくると、笑顔を向けられた方は却って怖い。
「は、はあ……」
少し顔を引き攣らせながら答えた。
ケメンがずずずいっと迫る。
「それは、詳しく話を聞きたいものだね」
結局、ケメンは鉛筆書きの冷房の魔法陣一枚にぽんと一〇〇万ツウカを出し、スキップしそうな勢いで帰っていった。
ケメンを見送った後、累造が呟いた。
「ちょっと怖かったです」
「ああ、今のはちょっとな……」
ルゼ自身、ケメンの知られざる一面を見た思いだった。
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そして数日後、鉱山の問題でゴッツイ商会に逆に出し抜かれる形になったイジン・ワルノメは打ち拉がれた。
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