魔法道具はじめました

浜柔

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第九四話 地滑り

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 ドンドンドン。ドンドンドン。
「ん……、何ですの?」
 昨日の昼頃から降り続く豪雨の音に混じって微かに響く音にニナーレは起こされた。扉を叩く音らしい。ザーザーと叩き付けるような大きな雨の音に掻き消されそうになりながらも、扉を叩く音は妙に神経に障る。ニナーレの部屋は雑貨店の扉からは最も遠いのだが、持って産まれた耳の良さが少々徒になった格好である。
 ドンドンドン。ドンドンドン。
 放置して寝直そうとしてみたが、扉を叩く音は止まず、気になって眠れない。仕方なく起き出してチーナの部屋へと向かった。
「チーナ、起きてくださいの」
「んん……」
 チーナを揺すってみるが眠りが深いのか中々起きない。
「早く起きてくださいの!」
「あ、あ、あ、あ、あ? ニナーレ?」
 力一杯揺することで漸くチーナが目を覚ました。
「誰かが扉を叩いてますの」
「何も聞こえないわよ」
 眠そうに顔を顰めながらチーナは答える。チーナの耳に聞こえるのは雨の音ばかりであった。
「とにかく来てくださいの」
「判ったわよ」

 ぶつぶつ言いながらニナーレに手を引かれるままにチーナが一階まで降りると、チーナの耳にも扉を叩く音が聞こえた。勝手口から出て中通路の扉まで行って覗き窓を開けて中から扉を叩く。これは、ずっと叩かれているのが雑貨店の扉なので、中通路に回っていることを知らせるためだ。
 すると直ぐに扉を叩く音は止み、バシャバシャと水を弾く足音が聞こえた。
「やっと起きたか! 俺っちだ! テンダーだ! ケメンの一大事だ!」
 いきなり覗き窓に弩アップで現れたテンダーの目に仰け反ったチーナだったが、今の不穏な台詞はしっかり耳に入っていた。
「い、今、ケメンさんの一大事って仰いましたか!?」
「そうだ! ケメンが地滑りに巻き込まれて行方不明になったと知らせが入った!」
「ええ!? ちょっ! あっ! ニナーレ! 直ぐに会長と累造君を起こして!」
 チーナが言い終わる頃にはニナーレは走り出していた。
 チーナは混乱しつつも中通路への人用の扉の閂を開けてテンダーを迎え入れる。
「ヘーックショイ!」
 盛大なくしゃみをしたテンダーの身体は寒さで少し震えていた。
「そのままでは風邪を引きますからお風呂で身体を温めてください」
「遠慮しておくぜ。直ぐに戻るからどうせまた濡れちまう」
 びしょ濡れの姿を見るのは忍びないがテンダーの言う通りである。チーナはテンダーを風呂場へ引っ張って行きたい衝動を我慢した。
 知らせがテンダーを経由していたのは、雑貨店の面々と面識の薄い従業員よりテンダーの方が話が通しやすいとの判断だったと言う。
「おっちゃん! ケメンが行方不明って、どう言うことだい!?」
「おう、嬢ちゃん、うおっ、わっ!」
 ルゼがテンダーに駆け寄るなり、テンダーの肩を掴んで力の限り揺さぶったために、テンダーの言葉が途切れたのだ。
「会長、落ち着いてください! そんなに揺さぶったらテンダーさんが話せません!」
 ルゼの腕に抱きついて止めた。
「あ、ああ、すまない、おっちゃん」
「気にすんな」

 そうこうしている間に累造も外に出てきていた。
「テンダーさん、ケメンさんが行方不明と聞きましたが」
「そうだ。昨日鉱山の視察から帰る途中で土砂崩れに巻き込まれて魔動車ごと谷に流されたらしい。先導していた馬車は運良く難を逃れたから、その馬車に乗っていた一人が伝令に走って来て、さっき報告が届いたってことだ」
「谷にですか?」
「おう、崖じゃなくなだらかな坂になっているだけだから、運が良ければ助かってるかも知れねぇ」
「行かなきゃ」
 ルゼが顔を青くしながら扉から出て行こうとするのを、腕を掴んで押し止める。
「ルゼさん、どこに行くつもりなんですか!?」
「ケメンの所に決まってるだろ」
「そのケメンさんがどこに居るのか判ってるんですか?」
「そりゃ、ゴッツイ家に……」
「そこに居ないから、こうしてテンダーさんが来ているんじゃありませんか!」
「え? ケメン居ないの?」
 ルゼは光が消え焦点の定まらない目で累造を見た。
 累造は思う。何て脆い人なんだ。こんな娘を残したのでは死んでも死にきれないの当然だ。
 だが、今はそんなことを考えている場合ではない。
「そうです。だから俺達で捜すんですよ」
「だったら行かなきゃ」
 ルゼが扉を指さして、また出て行こうとする。
「違います。俺達には魔法陣が有るじゃないですか」
 再び累造を見るルゼの目には若干光が戻っていた。
「ルゼさんは先に食堂で待っていてください。チーナさんはルゼさんをお願いします」
 チーナは頷いてルゼを促して食堂へと向かう。
「テンダーさん、大体の場所は判りますか?」
「おう」
「じゃあ、すみませんが地図で教えてください。俺の方も少し準備しますから、その間に風呂で身体を温めて着替えてください。服はとりあえず俺のを着ていてください」
「お、おう」
 累造の勢いに押されてか、一度は断った入浴をテンダーは了承した。
「ニナーレさん、案内を頼みます」
「判りましたの」
 ニナーレとテンダーは風呂場へと行った。
「イナさん、いらっしゃいますか?」
「お呼びですか?」
 間髪を入れずに扉から姿を現したイナ・チョコザである。
「ケメンさんの捜索を手伝って頂けますか?」
「お高いですよ?」
「一〇〇〇万ツウカでどうでしょう?」
「承りました。現地にはルミエを向かわせますね」
「お願いします。イナさんも食堂にいらしてください」
「かしこまりました」
 扉の閂を差し込み、累造とイナは食堂へと向かう。途中、虚空を見詰めながらの「さっさと起きなさい!」と言うイナの怒鳴り声にビクッとしたのは余談である。
 イナを食堂に案内した足で累造は自室へと向かい、遠見の魔法陣二つと通話の魔法陣三組、そして白紙の紙や万年筆などの魔法陣作成用の道具を手にして食堂へと戻る。魔法陣はどちらも現在の手持ち全てである。
 累造が食堂に魔法陣を運んでから間もなくテンダーが食堂へと現れた。お湯のシャワーを浴びただけで済ませたのだ。
「テンダーさん、大体の方角と距離が判るように地図を描いて頂けますか?」
「おう」
 テンダーの地図はお世辞にも上手いと言えるものではなかったが、大まかな方向と距離、そして道順程度は判るものだった。それ以上は道を辿れば良い。
 累造は遠見の魔法陣を起動する。そして目的の場所を探そうとして頭を抱えた。魔法陣には漆黒の闇だけが映る。折しも豪雨の夜、星明かりすらない暗闇の世界が広がるのみだった。
「魔法陣で照らせませんの?」
「それが有りました」
 累造は双方向の通話機能をオンにする。しかしかなり暗い。魔法陣を覗き込むために頭の影が出来て余計に暗いのである。眉間に皺を寄せつつ首をぐるっと回す。すると閃きが有り、自室へと走った。
 持ってきたのは照明の魔法陣。それを遠見の魔法陣に裏返して重ねる。僅かに開けた隙間から覗きつつ操作して、どうにか周りを見る事ができるのは判った。続けて通話機能の無い遠見の魔法陣を起動してもう一つの魔法陣が発する光を探す。若干手間取りつつもそれもどうにか見つかった。
「後はルゼさんとニナーレさんでお願いします」
 二人は了承して作業を始める。ニナーレが照明の方を動かし、ルゼが周りを確認する担当だ。
「チーナさんは夜食をお願いします」
「あ、はい」
「テンダーさん、すみませんがこれをゴッツイ家までお願いします」
 魔法陣を五つテンダーに差し出した。
「これは通話の魔法陣です。書いている番号同士で通話できます」
「そんな便利なものがあったのか」
「出来れば内緒にしておきたかったんですが、流石に出し惜しみできません」
「判った。持って行かせて貰う」
 どうせまた濡れるのだからと元の濡れた服に着替えてテンダーは中通路に出る。閂を掛け直すために累造も一緒だ。
「それにしても、嬢ちゃんがあんなに狼狽えるとは思わなかった」
「どうしてです?」
「前にケメンと風呂のどっちが大切かって尋ねたら冗談だったにしろ風呂って答えやがったからな」
「心境の変化かも知れません。今ならケメンさんと答えるんじゃないでしょうか」
「だったらいいんだがな」
 テンダーは頷いた。
「だけどよ、小僧は随分他人事みたいに話しているが、嬢ちゃんに惚れてたんじゃないのか?」
「あー、んー、そのー、それも心境の変化といいますか……。ルゼさんのことは好きですが、男女の仲としてじゃないんです」
「そうか。俺っちの思い過ごしだったんだな」
 テンダーは頭を掻いた。
 そして嵐の中を走って行った。

 累造が食堂に戻ると、ルゼとニナーレが「右だ」「こっちですの?」などと言い合いながら悪戦苦闘している。それを横目に遠見の魔法陣を追加すべく万年筆を走らせる。数日前から描き始めて明日には完成するだろうと思っていた魔法陣である。頑張れば夜明けまでには描き上がるだろう。今の時間は午前二時を過ぎたばかりである。

 テンダーが雑貨店を出て三〇分近く経った頃、通話の魔法陣の呼び出し音が鳴った。累造は直ぐに繋ぐ。写真立てのような仕組みで立たせている魔法陣にはテンダーとチャコラの姿が見えた。チャコラは少し憔悴して見える。
『小僧、聞こえるか?』
「聞こえます」
『ルゼちゃん、累造君、ケメンのためにごめんなさいね。だけどお願い、手伝って頂戴』
「当たり前じゃないか!」
 累造も頷く。
『ありがとう』
「それよりケメンの様子は判らないのか?」
『今の様子は判らないわ。今し方親方が持って来てくれた魔法陣を持って行かせたから、それが届けば判ると思うのだけど』
「それまではこっちで捜すしかないな」
 ルゼは直ぐに捜索に戻った。しかし未だ現在位置を把握できていないために本格的な捜索には入れていない。

「夜食ができましたよ」
 午前三時を回っているがまだ現在位置が掴めていない。街道は見つかっているのだが、雨で見通しが悪く正しい道かどうかが判らないのだ。そのためにルゼにもニナーレにも少し焦りが生まれているが、根を詰めすぎても駄目だとの累造の言に頷いて夜食に手を伸ばした。チーナが用意したのは手軽に食べられるようサンドイッチである。
「ルミエから連絡が入りました。おかしな光が浮いていて不気味だと言っています」
 イナとルミエは二人の間だけではあるが念話が使え、今は念話で連絡を取り合っている。ルミエは現場への道の半ばに差し掛かっている所だ。
 ルゼは食べかけのサンドイッチを置いて直ぐに魔法陣で確認する。ゆっくり見回すように動かせばルミエの姿が映った。
「ルミエさんに誘導して貰いましょう」
 イナを通じてルミエに伝えて貰い、ルミエの誘導を受けながら一時間余りで現場を確認するに至った。
「これはまた……」
 魔法陣には幅二〇メートル以上に渡って土砂に埋もれる道が映っている。そして土砂が流れ落ちた谷はなだらかであっても深い。
 捜索のために残った護衛三人は馬車の中で寒さと新たな地滑りへの恐怖で震えている。夏至に近いと言っても雨の夜の事、かなり気温が低くなっていた。

 最初の地滑りの後、残った護衛達は馬車を少し離れた場所に移動してから捜索に入ろうとした。しかしその寸前に二度目の地滑りが起きた。一度目の滑り残りのような地滑りだったために規模は小さかったものの、肝を冷やすには十分だった。それでも勇気を出して捜索を始めた。二度も滑ったのだからもう滑らないだろうと話し合って地滑りを起こした部分を下りていく。それは危険な判断だったが、この時ばかりは幸運をもたらした。下り始めて間もなく三度目の地滑りが起きたのである。それは二度の地滑りの直ぐ隣の斜面で起きた。馬車を移動させていなければ巻き込まれていた所である。その二度目とは比べものにならない地滑りを目の当たりにして三人の心は折れた。直ぐさま我が身の安全を図るべく下りた斜面を上り始めるが、今度は思うように上れない。少し足下に力を掛けるだけで滑ってしまうのである。下りる時の何倍もの時間を使ってようやく元の道まで戻った。
 自身の安全が確保されると、また職業意識も戻ってくる。だが、先程と同じようにしたのでは上れなくなる。場合によっては人を担がなければならないのだから絶望的だ。そのために安全な捜索路の確保を試みたが、状況は芳しくないままに日が暮れてしまった。そして、夜になると真っ暗で捜索どころでは無くなったのだ。

 護衛の話を聞いた後、明るくなるまでは魔法陣だけで捜索することにして、ルミエは待機した。魔法陣から零れる光が有るにしてもルミエとて危険であり、下手に斜面を刺激すると更なる地滑りを起こしかねない。既に夜明けも近い午前四時過ぎなのだから、ここで無理をしても無意味である。そして徐々に離れていく魔法陣からの光を見詰めるルミエの周囲がまた闇に覆われた。
 魔法陣はゆっくりと下っていく。焦って見落としが有っては二度手間になるので慎重だ。地滑りした斜面は果てしなく続くのではないかと思う程に延々と続く。いつしか雨も止み、空も白み始めた。
「荷車だ!」
 ルゼが叫んだ。一同が魔法陣を覗き込むと、間違いなく横倒しになっている魔動車だった。周りには人は居ない。幌の中を調べると、居た。ケメンと秘書二人だ。土砂に半ば埋もれていて安否は判らない。
「ケメン! ケメン!」
 ルゼが叫ぶが反応は無い。
 イナからルミエに魔動車発見の報が届き、ルミエも動き出す。雲はまだ厚くとも日の光はもうある程度通していて薄明るい。ルミエは迷い無く駆け下りた。
 累造はゴッツイ家にケメン発見の報を伝えてその後の連絡をチーナに任せ、描き終えたばかりの遠見の魔法陣で現場を探す。そしてそのまま捜索に入った。まだ魔動車の運転手は見つかっていないのだ。
「ルミエから連絡が有りました。三人とも命に別状は無いようです」
 歓声が上がった。
 ルミエは一旦三人を魔動車の外に運び出すと、魔動車を土砂の中から引っこ抜いて中の土砂を引っ繰り返して外に出す。そして再度三人を魔動車の荷台に寝かせ、魔動車ごと担ぎ上げて谷を下る。地滑りの現場を上るより、下って別の道に出た方が安全だと判断したのだ。そしてそれは正しかった。
 ルミエがケメン達を救出後、ニナーレの魔法陣で上の道に残っている護衛達に現場を離れるように伝え、ゴッツイ家から現場に向かっている人達にはルミエが向かった先に行くようチャコラ経由で伝えた。そして累造は運転手の捜索を再開するのだが、そう間を置かずに断念せざるを得なくなった。
 更に大規模な地滑りが発生したのである。

 捜索活動が終わり、累造とチーナとニナーレは順番に仮眠を取ることにした。ルゼは魔法陣でずっとケメンを見ていて、休めと言っても休みそうにないので好きにさせている。
 最初に仮眠を取るのは累造だ。累造自身は気付いていなかったが、かなり疲れた顔になっている。それをチーナとニナーレに指摘され、大人しく従った。そして何故かチーナに監視されながらベッドに横になった。
「累造君って不思議とこんな時に頼りになりますね」
 チーナが累造のベッドに腰掛けながらそんなことを言う。そして累造の顔を目の前で覗き込み、そのまま口と口を触れ合わせた。更にはチーナの舌が累造の口へと侵入して舌に触れ、そのまま舌同士が絡み合った。
 累造はあまりのことに目を丸くしたまま為されるがままだ。
「今のはおねーさんからのご褒美です」
 少し照れたように笑うと、チーナは「お休みなさい」と累造の部屋を後にした。

 行方不明だった運転手は夕方になって自力で帰還した。全身泥だらけで挫いた足を引き摺っての帰還だった。

  ◆

「ここは……」
「ケメン! 目が覚めたのか!」
「ルゼ? ああ、今日の君も麗しい。だけど、ルゼが僕の枕元に居るなんて、これは夢か天国なんだね」
「夢でも天国でもないよ」
「ルゼは何故泣いてるんだい?」
「馬鹿! ケメンが三日も目を覚まさなかったからじゃないか!」
「そうか。心配を掛けてしまったようだね」
「そうだよ。だからまたあたしの知らない内にケメンが行方不明になったりしないように、ずっと傍で監視させて貰うからな」
「ルゼ?」
 目を丸くして更に何か言おうとするケメンの口をルゼは自らの口で塞いだ。
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